パルボウイスルが原因で起こる伝染性の胃腸炎で、感染力が非常に強く、死亡率が高い病気。
血液中の白血球が極端に少なくなってしまう為、細菌や他のウイルスに対する抵抗力が弱くなってしまい、合併症を起こしやすくなります。 |
【感 染】 |
- 感染猫との接触や、感染猫の便・尿や吐物で汚染されたものとの接触でも感染する。
また、ウイルスは猫の体の外に出ても長時間生きる(乾燥状態にあっても、1年以上も生存する程抵抗性が強い)ので、人間の服や靴などの間接感染もあるので、完全室内飼いの場合も感染の可能性がある。
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感染したらどうなる? |
- 特に体力のない子猫や若い猫、ワクチンの接種を受けていない猫がかかりやすく、感染すると、急激に症状が悪化し、成猫は早期治療すれば死亡率は少ないが、子猫は、わずか1日で死んでしまう事もある死亡率が高い恐ろしい病気。
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【症 状】 |
- 最初は、食欲・元気がなくなり、じっとうずくまり動かなくなります。
激しい嘔吐や下痢の症状が起こり、39度以上の高熱がみられます。血液検査で、白血球数の極端な減少(3000以下や500以下にもなる)がみられます。
嘔吐や下痢が、ひどくなると出血したような血便になり、脱水症状で衰弱してきます。
妊娠中の母猫が感染した場合には、死産や流産が多く、もし出産できても子猫に先天的な異常が残ってしまう事がある。
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【治 療】 |
- ウイルス自体を殺す事はできないので、症状を軽減さる対処法が治療の基本。
インターフェロンや抗生物質または点滴などの治療。
感染したと思ったら、早く病院に連れて行き適切な処置をしてもらう事が大切。
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【予 防】 |
- ワクチンの接種により予防できる。
- 多頭飼いの場合、病気を移さないようにワクチン接種するか、厳重に隔離する。
- 環境中でチリやホコリに混じりウイルスが長期存在するので、便等の取扱いに注意。
- 強いウイルスなので、塩素系の消毒薬で感染猫が使った食器、便器等を消毒する。
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