オリンピック ホワイト・スター・ライン (英国)
   
  就航 1911年
            
    45324 総トン
             
   全長 268.8m
             
   全幅 28.2m
            
   エンジン
    3段膨張機関2組
    +直結タービン1基
      56000 馬力
             
   推進器 
     スクリュー3軸
             
   速力 22 ノット
            
   乗客定員  2764
    1等    1054
    2等    510
    3等    1200

 

    第1次大戦後,客船たちは戦時業務から解放されたとき,商業運航への復帰のために修理に送り込まれた。と言っても戦争が終わったとき多くの船は,まだ兵員輸送任務に従事していたので,すぐにそうした修理に着手できた訳ではない。多くの場合,商業運航に復帰したのは,1920年代の初めになってからである。旅客設備の修復が重要事項だったのは勿論であるが,ほとんどの船では油炊きへの転換も優先事項となった。 

  オリンピック号はベルファストの造船所へ戻った。そして大西洋航路の運航を再開したのは,やっと1920年6月になってであるが,この時この船は重油をボイラーで燃やして北大西洋を横断した最初の大型客船となった。タイタニック号の喪失を教訓として取り付けられた二重船殻構造が,都合よく燃料タンクとして使えたので,重油の貯蔵設備については何ら問題はなかった。結局,以前の石炭庫はそのうちのいくつかを燃料油用に使うだけで済み,その結果,貨物の積載容量を増やせている。燃料油タンクの容量は 5,500 トンに達したが,これは1往復の航海を完遂するのに十分な量だった。そしてこの量をポンプで積載するのに掛かった時間は,わずか6時間であり,石炭の積込みに比べて時間の短縮は明らかだった。

                   

                                    (「豪華客船スピード競争の物語」より抜粋)

 
     
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