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2002.9.21〜9.29
おなかは弱い、お金はない

2001年9月11日、アメリカで飛行機による自爆テロがありました。今回の旅先はなんとアメリカなのですが、どうなるでしょうか。出入国審査はテロの影響により少し厳しいようでした。アメリカへ行くならフランク・ロイド・ライト、そして好きなルイス・カーンの建物を訪ねるため、フォートワース、シカゴを中心に旅しました。アメリカは広く、国内移動も飛行機ですね、国内に時差まであるし。関空からデトロイト経由でダラス空港へ、かなり疲れました。
いざ、フォートワースの街へ出ようとするとおなかが痛くなり、ズボンが汚くなりました。(食事中の方、ごめんなさい)シャワー、洗濯、アイロンをしてからの街歩きとなりました。それに加えて、日本円はあるものの、駅などでは両替ができません。ヨーロッパと同じ感覚できたのに・・・。どうも、両替できるところは空港だけのようです。ピンチ!夕食抜きです。
Light is the theme

キンベル美術館に隣接して、安藤忠雄さんのフォートワース現代美術館があります。自分が訪れたときはまだ工事中であり、写真を撮っていると関係者から出て行くように注意されました。兵庫県立美術館と同じく大きな庇で、コンクリートの箱をガラスのカーテンウォールで覆っています。
念願のキンベル美術館ですが、その外観はコンクリート打放しと大理石により仕上げられ、コンクリート面は出目地と入目地により強弱がつけられています。建物は6ヶのボイドで構成されており、入口へはその1ヶの通り抜けのボイドからアプローチします。入口附近には木がたくさんあり、玄関側から見ると隣の芝庭に繋がっていて、何か、建築空間から都市空間への広がりを感じました。内部はというと、トップライトからの光を屈折させて、光の方向を調整しています。建物を南北に配置し、東西方向からの光を自由に操っているのです。Light is the theme、まさにルイス・カーンの言葉のとおりです。
ダラスはケネディ大統領が暗殺された街で有名ですが、その中心部にI.M.ペイのダラス市庁舎があります。外観は上へいくにつれて形が大きくなっており、逆三角形となっています。敷地内の木にリスを発見、初めて見ました。ビルが多いのに・・・?
(アクセス)
キンベル美術館
ダラス空港からフォートワースの街へは、自分の場合、行きは夜遅かったのでタクシーを利用しました。帰りはアムトラックでフォートワースの駅から空港駅まで行き、その後、シャトルバスで空港南駐車場を経由して空港へ行きました。キンベル美術館があるカルチャーディストリクへは、市販のガイドブックによればバスで行けるようですが、バスがわかりませんでした。そのため、中心街から4km程度なので歩きました。普通は交通手段を使われた方がよいかと思います。
参考資料:「GRAND TOUR 2010」ブログ
自分が行くころ、このブログがあったらよかったのに・・・と思います。 |