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1999.10.30〜11.5
再びパリへ

久しぶりに、建築士会の海外視察研修旅行に参加しました。参加の動機はというと、パリのフリープランであり、格安であったためです。総勢37人、いざパリへ。ホテルの同室者は、同じ職場のN先輩です。初日は朝3時に目が覚めました。時差ぼけでしょうか?N先輩もなぜか起きていたのですが、それはいびきがひどかったからのようでした。
まず、ノートルダム寺院へ観光バスで行ってみると、まだ工事中でしたが、壁が以前よりきれになっていました。公園側から見るノートルダム寺院は入口側と全然違い、前回見ていなかった部分を、また発見することができました。フライング・バットレスが象徴的ですが、ゴシック建築って、きれいですね。パリの街は前回かなり歩き廻ったので、少しだけN先輩を案内しました。ルーヴル美術館の中庭のカフェでビールを一杯、おっと、おごりのようなので、もう一杯・・・。屋外でくつろげる空間を創るには、どうしたらいいのでしょうか?
建築的散策路

みなさんと別れて、パリ・リヨン駅からTGVでリヨン駅へ行くと、リヨンの街は、なんとハロウィン、お祭りでした。ラ・トゥーレットの修道院は、そのリヨンから少し離れたところにあります。
外部から見ると、大きなコンクリートの塊に囲われて中庭があります。内部は中庭に面して回廊があり、修道士が瞑想に耽ることのできる空間となっています。リズミカルなガラス、光の取り入れ方などから、ここでも多くの人が影響を受けているように感じました。写真ではわからなかったことの一つとして、礼拝堂の左右の空間がその地下の通路で繋がっていることがあります。また、今から思えば、ル・トロネ修道院と同じく高低差がうまく利用されていることなど、現地に行くと建築的散策路が体感できると思います。
(アクセス)
ラ・トゥーレットの修道院
往路はLyon Perracheから地下鉄+徒歩でSt−Paulまで行きました。休日のため列車の本数が少なく、また駅員さんがいなかったため、通りがかりの人に教えてもらい、自動販売機で乗車券を買いました。St−PaulからL’Arbresleまで列車で行き、そこからかなり上り道を歩き、牧場を過ぎて並木道を通っていくと、建物が見えてきます。当時は1日2回のガイドツアーがありましたが、1時間ぐらいなので物足りなさを感じました。宿泊が可能なので、連絡して泊まるのがよいかもしれません。ちなみに自分の場合、旅行日程が短いので行くかどうか迷っていたため、現地でガイドさんに電話連絡してもらったところ、留守番電話でアポがとれませんでした。復路はL’ArbresleからLyon Perracheまで直通の列車があることがわかり、その経路で帰りました。 |