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1998.9.26〜10.3
旅はトラブル

建築をしているなら、一度はガウディの建物が見たいとの思いで、バルセロナへ旅立つことにしました。関空に着くと、搭乗予定のオランダ航空はフライトキャンセルでした。しかし、今回はバルセロナのフリープランだったので、旅行会社で代わりのロンドン乗り換えの便を手配してもらい、助かりました。ロンドンは小雨、やはり霧の都ロンドン。ロンドンの夜景はきれいでしたが、バルセロナに近づくと港附近で花火が上がっており、それ以上にきれいでした。ここまではよかったのですが・・・。寝ている間に入国カードが配られていたり、迷ったあげくに荷物の受け取り場所へ着くと荷物がなかったり、あせりました。ほっとしたのは、荷物をもって迎えてくれた現地送迎の人を見つけた時でした。バルセロナは治安がかなり悪いようです。これからどうなるやら?
アントニオ・ガウディ

サクラダ・ファミリア教会へ近づいていくと、塔の頭の部分の色など、写真で見たイメージと違いました。受難の門は現代ぽいぞ、何かがおかしい??教会の中に入り、工事現場を見て、通り抜けて振り返ると、イメージ通りの4本の塔があるではないですか。塔は8本あるのです。建設が始まって100年経過、まだ完成していません。本当に出来るのでしょうか?また、工事中の建物は107mというのに、鉄骨が入っていません。日本とは違いますよね。
グエル公園の正面には、階段を上る途中にシンボルのトカゲの噴水があり、さらに階段を上っていくと、岩の列柱で構成された回廊があります。回廊の中には、岩が落ちてきてもおかしくないような場所もあります。広場には曲線のモザイクタイル張りのベンチがあり、多くの人が腰を掛けています。頂上まで歩いて行くと、バルセロナの市街が一望でき、ここからもサクラダ・ファミリア教会が見えるのですが、なぜかガウディって奇抜なのに違和感がないのです。時代を超えた建築、街を創るのが、自分たちの仕事かもしれません。 |