愚痴あり。反省あり。意見あり…独り世間にもの申す。

 「還愚痴」と言う語録がある。真意を理解しているわけではないが、直訳「愚痴に還る」をもっておおいに愚痴ることとした。しかし、本意は自らの無知を還り見、北星の付録・法然上人御遺訓「一枚起請文」の一節にあるがごとく「智者のふるまいをせずして、ただ一向に念仏すべし」ということであるらしい。
 あなたの愚痴も「天声人語」。おおいに愚痴ろう。


【環境美化】
  '98.10オーストラリアを訪問した。第一印象は町にごみや空き缶が散乱していないことと、看板が少ないことだった。美しいシドニー、アデレードから帰国して、愕然とした。写真はトレンズ川のほとりであるが、緑に包まれた街だった。
【喫煙問題】 のべつくまなくタバコを吸うな。「吸うなら吐くな、吐くなら吸うな」                

【容器包装】
 ごみ処理担当という仕事柄でもあるが、過剰ともいえる商品の包装には腹が立つ。「ダイオキシンだ」、「環境ホルモンだ」と騒々しい。末端行政へツケを回す前に、製造過程、流通過程で規制はできぬか。消費者も「ごみは買わない」毅然とした態度が肝要だ。

【地球温暖化】
 地球を暖め過ぎると恐竜の卵がふ化するぞ!金冷法で元気な地球を取り戻そう。

【我が人生】
 石原裕次郎の「我が人生に悔いなし」はカッコいい。「我が人生に悔いばかり」はカッコ悪い。みんな私が悪いのか?

【おおちゃくな妻】
 「さ」は裁縫、「し」は躾、「す」は炊事、「せ」は洗濯、「そ」は掃除を意味する「さしすせそ」は、良妻賢母の代名詞とされてきた。現代の世の中では陳腐かもしれないが、我が妻にはそのかけらすらない。

【二人の息子】
 自主性がどこまであるのか。あまりにも勝手気ままな独身貴族。人生設計と言うほど大げさでなくとも、正確な羅針盤による航海をして欲しい。人生の後悔はするな。