岡山県医連ニュース 第20号 平成12年3月10日発行 より全文を引用
平成12年2月26日(土)午後4時から岡山衛生会館5階中ホールにおいて、同日2 時からの都市地区医師会長協議会に引き続き開催された。 協議の主題は、政治資金規制法の改正に伴う連盟会費の徴収方法変更の件で、永山 委員長から以下のとおり提案と説明がなされた。
連盟会費を個人寄付へ変更従来から岡医連の会費は、岡山県医師会(本会)の定額会費(A会員年額6万円, B会員1.5万円)として賦課徴収したなかから、A会員3万円,B会員3千円に相当 する額を一括岡医連へ寄付する形をとってきた。 こうして得られた収入の中から日本医師連盟の負担金、医政関連の組織活動や岡山 県医連ニュースの発行その他対外広報、与野党国会議員の活動支援、医系候補への援 助等に支出してきたところである。 ところがこのたび政治資金規制法が改正され、本会のような一般団体から政治団体 である岡医運への寄付が禁止されることになったため、従来からの方法を改めて、本 会の定額会費は金額を下げて徴収し、連盟の会費は別途に個人からの寄付という形で 集めることとした。 つまり今後は、本会会費は従来どおり念書に基づいて診療報酬から引き去る方法を 続け、医師連盟については全会員に振り込み用紙を配布して、個々に振り込んでいた だくという、煩瑣ではあるがこの方法に拠らざるを得ないのではないかと考えてい る。
医師連盟の組織率の低下を来さないために従来の方式では,全医師会員が即医師連盟の会員として、揃って医政活動に参加す る形であった。今回のような方式に変えた場合に懸念されるのは,組織率が低下する のではないか、寄付が従来通り集まるだろうか、結果として従来どおり活発な医政活 動ができるだろうかという点である。 対策としては、会員各位が医政活動の重要性を自覚し、ポケットマネーの中から個 人献金を出すことで、医療制度の改革のために、また医療経営の安定改善のために医 政活動をわが事として協力し合い努力し合うという意識を高めていただくほかないも のと考える。そのためにも小選挙区ごとに設けられた連盟支部の活性を高め、また地 区医師会におかれても会員がもれなく参加するよう勧誘していただくことが肝要とな ろう。
改定は平成11年度からこの改定は平成11年度に遡及して実施される。11年度には、日本医師連盟への寄付 ほかの事業の経費は、連盟が留保してきた前年度繰越金で賄う。そして、本会から連 盟への操出しは行わないことがこの日の郡市地区医師会長協議会で認められた。
正式施行は新執行部による手続きを経て永山委員長から以上の執行部案が説明され、協議の結果了承された。この本会およ び連盟に関する一連の改定と処理は、この日の2つの会議で了承はされたが、正式に は次期執行部の発足後改めて手続きを経て決定、施行されることになろう。