C 代理母を認めるとすればどのような法的規制の下で認めるか

(中間的意見、イギリスをモデルにした案)

・国が代理母契約のため特別の機関を設置する。医学、法学などの専門家により構成。

・この特別機関を通しての代理母契約を認める。 私的な代理母契約は違法とする。

・代理母を求める人(依頼人)、代理母になることを欲する人は特別機関に申し込むことを必要とし、特別機関は彼らを慎重に選別する。

・選別された人、またその関係者には十分な説明、カウンセリングを行い、同意を得る。

→代理母になる人を子の譲り渡し約束を守りそうなタイプ、身体的、精神的に健全な人に限定できる。

→依頼人を不妊カップル、女性にとって妊娠することが危険であるカップルに限定できる。

・契約への署名や料金の支払いはすべて特別機関を通じて行う。

・代理母には子を引き渡した後、機関から報酬が支払われる 報酬(料金)は特別機関によって全関係者に妥当な額に設定される。

→依頼人と代理母の間にクッション的な機関が入ることによって、契約の安全性を高めることができる 代理母は確実に報酬を得ることができる 代理母から依頼人への脅迫の心配も少なくなる。

・生まれた子は特別機関、または裁判所によって嫡出子と認定される。

→嫡出子と認定されることで戸籍に関する問題はなくなる。

→子の出自を知る権利も機関の存在により保障される。


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