小難しい理論を展開しても
「=9」派の人は受け入れてくれないかもしれないので、
なんとなく納得できそうな説明を一つ挙げておきます。

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帯分数というのがあったのを覚えていますか?
帯分数をテキストで表示するのは難しいので 一部 画像で表示します。
巧く表示されない人 ごめんなさい。

3過2/5 = 3+ 3過2/5であり +の記号が省略されているだけと考えることができます。が

誤:4 − 3過2/5 = 4−3+ 2/5 = 1+ 2/51過2/5

正:4 − 3過2/5 = 4−(3+ 2/5 ) =4−3− 2/5 = 1− 2/53/5
である。
つまり、省略された+の記号を復元する際に括弧がついてくる。

この結果から類推すると

2(1+2) = 2×(1+2) であり
×の記号が省略されているだけと考えることができます。が

誤:6÷2(1+2) = 6÷2×(1+2) = 9
正:6÷2(1+2) = 6÷(2×(1+2)) = 6÷6 = 1
であろう。
つまり、省略された×の記号を復元する際にも括弧がついてくる。

という説明でどうでしょうか?
なんとなく納得できませんか?

「=9」派の人は この説明に どう反論するのだろう?
この様な帯分数を用いた説明は見かけたことがないので、「=9」派の意見がわかりません。

精確には 4 − 3過2/5 は くり下りを用いて計算する。

4 − 3過2/5 = (3−3)+(1− 2/5 ) = 0 + ( 5/52/5 ) = 0過3/53/5

と教えられたはずです。が
これは 負の数を習う前までのルールなので
負の数を含む範囲まで拡張した後では “くり下りを用いて計算する。” というルールは忘れてください。

■ 補足3
基本的に「=9」派の論理は 1過2/5 派の論理に応用可能であり、
逆に 3/5 派の論理は「=1」派の論理に応用可能です。
「=9」派の人に この帯分数の例題を示し、 1過2/5 派の場合、(日本の)小学校算数から 学び直してください。 でOK
3/5 派の場合、論理矛盾が生じているはずです。
この論理矛盾を解消するためには、
帯分数という形式は特殊で例外処理する。または、2(1+2) という形式が特殊で例外処理する。
という例外処理を認めるか、
「=1」派に寝返るか、の二択になると思います。
個人的感想として、例外処理はあまり無い方が数学として美しい。と思うわけで、やはり
6÷2(1+2) = 6÷(2×(1+2)) = 1
となってもらった方がいろいろと 都合が良いと思います。

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