「・・・どう?あったかいでしょ?」

「うん・・・凄く・・・あったかかった」


熱い?
冷たい?

第9STEP「」

by 弾丸X


「う・・・んむ」

時折、切なそうな声をシンジが上げるたびに、アスカは少し心配そうな表情で彼の顔を見上げた。

その間、彼女のお口はお留守になってしまうので、シンジはその度に一抹の羞恥を感じながら
『大丈夫』の意味を込めて、彼女に微笑みかける。

アスカはその表情に勇気づけられて、またゆっくりと舌を動かし始める。

『こんな感じで良いのかなぁ・・・』

初めて本格的な口唇新愛撫をしているとは思えない程の大胆さで舌を這わせる彼女だったが、
シンジには未だ掃除させない、部屋の片隅に隠されたファッション雑誌等のセックス特集と、
彼がばれていないと思って秘蔵しているHビデオで得た知識程度のものをフル活用しているだけで、
実際の所、不安で一杯だった。

『しかし・・・・凄いことしちゃってるなぁ・・・』

そう思いながらも、彼の感じているさまを見ていると、今更途中で止めるとも言えない。

『言い出しっぺはアタシなんだし・・・』

シンジの方は、初めて受ける本格的な愛撫と、いつもとは違う明るい場所での行為に、
もはや我慢も限界に近づいていた。

目を開けると、自分のモノを含んだアスカの姿がよりいっそう昂ぶらせ、
目を閉じれば、よりはっきり受ける刺激に集中してしまう。

「あ・・・アスカ・・・・駄目・・・はぅ!!」

シンジが限界に近づくと、タイミングよくアスカがソフトクリームを押し当てる。

少し収まると、塗り付けられたクリームを舐めとるようにして、またアスカの唇が攻撃を開始する。

その繰り返しがしばらく続いたが、流石にシンジにも限界が近づいてきており、
限界までの時間が一回ごとに短くなっていくのが、アスカにも手に取るように解った。

「あ・・・すか、もう駄目・・・変になっちゃうよぉ」

息も絶え絶えといったシンジの様子に、アスカは頷いた。

「そうね・・・良く頑張ったわね、シンジ」

アスカは改めてシンジを握り直すと、先端にちゅっ、と口付けた。
その刺激だけで、シンジはぴくん、と敏感に反応する。

「・・・・もう我慢しないでいいよ。」

彼を見上げて妖艶な笑みを浮かべたその貌(かお)は、
シンジの最後の我慢を決壊させるのに十分な威力を秘めていた。

「あ・・・あう・・・あ・・・あす・・・かぁ!」

ドクンッ!

「ひゃう!」

びくびくとひくつきながら、勢い良く吹き上げる情熱は
もろに彼女の顔面を打ち付け、何度も何度もしゃくり上げた。
彼女はいきなりの事に彼を握りしめたまま、
呆然とその光景に魅入られていた。

「あ・・・は・・・う・・」

シンジが安堵の息をゆっくりと漏らすと、
ようやく彼女は我に返って、未だぴくぴくと震える彼のモノから手を放し、
その美貌を汚した粘液を指で掬い取ってまじまじと眺めた。

「・・・・こんなに」

「はぁ・・・はぁ・・・ああ!」

ようやく身体を荒れ狂っていた快感が収まった彼は、
自らの行為のあまりに衝撃的な結果に狼狽え、彼女の表情を窺った。

「あ・・・アスカ、ゴメン。汚しちゃった・・・」

未だじっと指先の粘液を興味深そうに見つめていた彼女ははっと顔をあげて、
すまなそうに見つめる目に優しく微笑みかける。

「いいよ。わざとじゃないんだし、ね」

そう言って立ち上がると、とっとっと軽い足取りでキャビネットの上のティッシュの箱を手取った。

「凄いいっぱいでたね〜」

笑いながら自らが放ったものをティッシュでふき取っている彼女の姿に
シンジは顔を真っ赤に染めて俯くしかなかった。

「・・・・ホントにゴメン」

顔中の白濁液を綺麗にふき取った彼女はそんな彼の様子にくすくすと笑いながら、
アスカはまたイスの上に座った(と言っても手錠をはめられた)ままの彼の前に跪いた。

「・・・綺麗にしたげるね」

力を失ってだらんと垂れた彼にそっと手を添えて、
彼自身の精液と彼女の唾液とクリームの残滓に塗れたそれを、ティッシュで丁寧に拭っていく。

ムクムクムク。

「あ・・・・」

「あう・・・・膨張しちゃった」

目の前でどんどん元気になるそれに、互いに顔を赤面しつつ、暫し無言の時が流れていった。

(続く・・・のね(^^;)




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