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猫の病気|  

肛門のう炎
 お尻を気にして、よくなめたり、床や地面にこすりすけるようになる。

猫には、肛門のすぐ側に肛門嚢(こうもんのう)という器官があります。
これは肛門の両側から分泌物を出して、便にその猫特有の臭いを付ける為のものと考えられています。
この肛門嚢の分泌口がふさがって化膿し、痛みと炎症が起こり、腫れる病気です。
発見が遅れると肛門のすぐ側の穴が閉塞してしまう事があるので注意しましょう。
 【原因】
分泌口が詰まったり、分泌物が溜まっている所へ細菌が入って化膿する事により起こります。
また、ケンカの傷が原因となる事もあります。
 【症状】
お尻を気にするようになり、しきりにお尻をなめたり、痛がったり、シッポを追いかけたりもします。
お尻を床や地面にこすりつけるような動作をするようになります。
肛門の横から膿が出たり、出血したり、排便時に痛みがみられることもあります。
また、ケンカでシッポをかまれたのを気にして、同様の症状が現れることもあります。
 【治療】
肛門嚢内容の排泄、抗生物質の投与などが行われます。
頻繁に再発する場合は、外科手術で肛門嚢を切除する事もあります。
 【予防】
肛門のまわりをきれいに保ち病院などで定期的に肛門嚢をしぼってもらうことです。
家でする場合は、「肛門腺のチェックとしぼり方」を参照ください。
お尻のまわりは、不衛生になりやすいため治療に時間がかかることがあります。
日ごろから清潔にするように心がけましょう。

(20065年11月18日掲載)

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