避けた方がいい医者

       名医を見つけだすのは難しいですけど、ちょっとした知識があれば
       ダメ医者を見破ることができる事ができますよ。

コンタクトレンズ関連で受診したら
 コンタクトレンズは角膜と接触します。角膜の状態を正確に把握するのが、視力検査とともに診察の最重要項目です。角膜の診察をする器機は細隙灯といいます。角膜に縦長の光を当てて、表面の細かい様子を観察する道具です。
  
 他にも似た器械がありますが、違いは観察者が必ず医者自身であること。また、多くの場合暗室で行います。必要な検査ではありますが、医者にとっては、手間がかかるし、保険点数も比較的安い(つまり、やってもあまり儲からない)。
 
 そういった理由?で、コンタクト関連で眼科を受診しても、なんと細隙灯検査をしない医者がいるんです。酷いケースとしては、何も説明なしに、コンタクトとは関係ない高価な検査をスタッフにいっぱいやらせて、がっぽりお金をとったりする悪徳医もいますよ。

結論:コンタクトレンズ関連の診察で、細隙灯検査をしない眼科医なら二度と行かないように
                   
          細隙灯検査しているところ:左が眼科医、右は患者さんです。

眼科以外の点眼薬処方
 眼科医以外の医者は、たとえいくら勉強したとしても、専用の診療器機がないのなら、眼科の病気を診断したり治療したりするのは、あまり良いことではありません。

 しかし、患者さんの立場からみると、診断がほぼ確実で、副作用の心配がなければ、眼科以外に受診したついでに処方してもらった方がいい場面にしばしば遭遇します。
 例えば、花粉症の時期には眼の痒みに対して「ここでは、目薬は出してもらえないんですか?」と言われたりした時どうするか・・・・?

 アレルギー性結膜炎に対する点眼薬は大きく分けて2種類です。
     ・抗アレルギー薬:効果は弱いが安全
     ・副腎皮質ホルモン(ステロイド):効果は強いけど副作用に留意が必
                    →(角膜真菌症などの重篤な眼の副作用がある)
   当然、眼科医以外に眼科的副作用がおきているかどうかなど
   確かめようもありません。

 抗アレルギー薬点眼薬があまり効かない患者さんに、眼科医でもないのにステロイド点眼薬を処方するのは良くないことです。
 眼科医からも「それだけはするな!」といわれております。

結論:眼科医以外なのに、ステロイドの点眼薬を処方する医者は避けましょう。

  注:代表的なステロイド点眼商品名はリンデロン、オルガドロン、フルメトロンなど



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