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10年くらい前に本屋にふらっと立ち寄ったら「日本の名医200人」(だったかな?)という本が眼に入りました。パラパラと立ち読みして、その内容の愚かさに腰が抜けそうになりました。名医=全国の医学部の教授&大病院の診療科部長だったのです。名医であることの根拠はどこにも記載がありませんでした。
たしかに、医学部の教授で人格的にも尊敬できる方は、たくさんいらっしゃいます。しかし病気を診断し、治療するという技術の優劣は、教授選に勝ち抜くのと関係がないんです。おそらく教授ということで「名医」に祭り上げられた方は迷惑に思っていることと思います。
では「いったいどうやって名医を捜せばいいのだぁ」と思われますよね。実は、医者である僕でさえも、同じ病院で働いている他科の医者が、実際のトコどれくらいの実力があるのか、なんてなかなかわからないものなんですよ。まして、他の医療機関の他科の医者の腕はもっとわからない。
僕の考え:試しに何度か診察を受けられてみて「検査をする理由」「治療をする理由」について納得のいく話が聞けて、さらに「他に選択肢はないのか?」を訊いてみて、その返答も納得できれば、そのままその医者を信じてもいいと思います。 |
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