医者ちゅうもんは

医者とはどんな人種か?患者さんからは見えにくい部分に
スポットを当てて話をアップしていきたいと思っております。

医者は何でも知っている?
 ある病気について詳しく調べてみると、知り得た知識より疑問の方が増えていきます。つまり、まだ解明されていない事がいっぱいある、という事がわかってしまうんです。わからない事がたくさんあるってことは、何でも知ってる完璧な医者は存在しないということです。
 
 話はやや変わりますが、どんなに記憶力が良くても、使ってる薬の副作用、相互作用、禁忌などを頭にしまっておくのは絶対ムリです。要するにどんなに優れた医者でも、現在解明されていないことはわからないし、薬の効能書きを全て暗記できないんです。
 
 ところが、患者さんは「何でも知っている医者」「何でもできる医者」を求めているんですよね。医者の本能としても、知らない事があるって、なるべくなら患者さんに悟られたくない。でも、そこで医者っていうのは大きく2つに分かれると思うんですよね。わからない事をわかったようなフリをするのと、正直に「わからないんです」という医者と。要するに「自分は医者だから、何でも知ってるぞう」っていわんばかりの医者と、医者は神様ではないから、知らないことがいっぱいあることを謙虚に受け止めている医者。
 僕は、後者でありたいと思っているから、患者さんに薬の事を訊かれた時には、昔は薬の大きな本を患者さんの前で広げて調べてましたし、今では、パソコンの中の薬のソフトを開いています。「いちいち調べないとわからないのかぁ、この医者は!」と感じる患者さんもおられるでしょうね。でも、間違った事を言ってしまって、後で恥かくよりましです。
 と、偉そうな事をいっておきながら、衝動的に知ったフリをして、嘘を言ってしまった事が僕にもいくつかあります。すみませんでしたm(__)m



トップへ
戻る
前へ