医学関連図書の評論
今の医学関連図書の内容はまさに玉石混淆の状態で、
読めば読むほど頭の中が混乱するばかりです。
いちおう、医者である小生が、読んだ本についてのコメントを書くことにしました。
なるべく主観を排除したつもりでありますが、評論のプロではありませんので、
表現が不十分だと思います。その点はご容赦願いいたします。
なお、この評論についての反論、ご意見等ございましたら、遠慮なさらずに、
メールしていただければ幸甚に存じます。
評価 ☆☆☆☆☆ 読まない方がよい
★☆☆☆☆ あまり読む価値がない
★★☆☆☆ 少しは役にたつかも
★★★☆☆ 普通
★★★★☆ お薦め
★★★★★ 絶対読むべし
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★★★★☆
題目を見て、途中まで読むと、「塩」は悪者どころか体に良いと理解できる。
したがって、減塩は百害あって一利なしという事が客観的な根拠に基づき説明されている。
しかし、途中から、一部の人には塩分の採り過ぎは良くないと付けたしのように書かれている。その点がわかりづらく少し残念。
「全ての人に減塩を」というのが間違いである事は紛れもない事実であるのが、よくわかる本である。減塩することによって、食事がつまらくなったりして、それが健康に良いならば価値があるが、
かえって体に良くない事ばかりとなれば「減塩のすすめ」は多くの人にとって2重悪ということになる。 |
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