医学関連図書の評論

今の医学関連図書の内容はまさに玉石混淆の状態で、
読めば読むほど頭の中が混乱するばかりです。

いちおう、医者である小生が、読んだ本についてのコメントを書くことにしました。
なるべく主観を排除したつもりでありますが、評論のプロではありませんので、
表現が不十分だと思います。その点はご容赦願いいたします。

なお、この評論についての反論、ご意見等ございましたら、遠慮なさらずに、
メールしていただければ幸甚に存じます。

           評価  ☆☆☆☆☆ 読まない方がよい
                ★☆☆☆☆ あまり読む価値がない
                ★★☆☆☆ 少しは役にたつかも
                ★★★☆☆ 普通
                ★★★★☆ お薦め
                ★★★★★ 絶対読むべし


健康神話にだまされるな 高田明和著 角川oneテーマ21
★★★☆☆

ある特殊な栄養素、サプリメントを多く摂取しても無意味であるし、
コレステロールが低いと脳に対して器質的・機能的障害が起こりやすいというのは、やはりそうかぁと思わせる。
また、砂糖や塩分、脂肪を厳しく制限しても良くないことだらけというのも納得できる。
ただ、第3章「牛乳は体に悪くない」の中で、牛乳は悪くないと主張するごく少数の医師に対して熱く反論しているが
空回りの如く思える。この章は不要ではなかろうか。また、ストレス解消法=座禅 はいかがなものか?



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