<天理・大本・キリストの神典研究>
 鳥インフルエンザに備える健康法

 大本の出口王仁三郎聖師教示の健康法をまとめた大本本部青年部発行の「愛善健康法」の中に次のような記述がある。
 
   毒ガスと菜食
 ……昔から、正月七日の行事には七草粥(ななくさかゆ)というのがあって「なずな七草、唐土の鳥が、日本の国へ渡らぬさきに……」と、はやしながら七草をたたいて、それをもって粥を作り、一家が食する習慣があるが、これは一方、食物の用意をせよとの神意であるけれど、また一方には、菜食の必要を説かれたもので、唐土の鳥が渡らぬさき、すなわち外国の飛行機の襲来に備えるため、菜食して身体的の抵抗力をつくっておけ、ということなのである。こうした非常時に際して、平常から菜食している人のより強さを十分知ることができるであろう。
 
   毒ガスの予防
 毒ガスよけには、ラッキョウと梅干、松葉を噛むこと、大根やネギをなまで食べるとよい。
 
   なずな七草
 昔から「なずな七草唐土の鳥が渡らぬさきに云々」という歌がある。これは唐土の鳥、すなわち外国の飛行機から毒ガスを投下するその時に、なずな七草を食べておれば毒ガスにあたらぬ、という予言警告である。なずなというのは、冬青々としたもので、松葉でもネギでもみな薬となるものである。七草は七種(くさ)の意である。
(大本青年部「愛善健康法」21頁)
 これらは大東亞戦争における空襲の予言警告とされるが、鳥インフルエンザ大流行が懸念されている現在、これらを「唐土の鳥」=鳥インフルエンザに対する予言警告とも解釈できると考え、鳥インフルエンザ大流行に備えるための参考として紹介する。なお、流行性感冒については次のような記述もある。
 
   流行性感冒の療法
 流行性感冒を治療するには、ネギの白根一寸(3.3センチ 筆者注)ばかりのもの3本と、クチナシ(アカネ科の常緑低木、果実を食品の染色に用いる。庭にも植えられる。 筆者注)の実5個とを小さく刻み、それに少しの水とウドン粉を適度に混ぜて、すり鉢で摺ると、黄色のよい薬ができる。それを日本紙にならべて左右の乳の下・鳩尾(みぞおち)の両側へ貼るとよい。熱が高いとすぐ乾くから、乾くとたびたび貼りかえるとよい。この療法をおこなえば、風邪で死ぬということは決してない。
 
   感 冒
 感冒にかかったら、味噌仕立ての熱いお粥をこしらえ、それにたくさんネギを刻みこんで食し、暖かにして寝る時は、きっと感冒がぬけるものである。もし一度でぬけぬならば、何度もぬけるまでやったがよい。
 
   かぜの予防薬
 本みかん(改良しないみかん)を食べると風邪をひかぬ。
                        (大本本部青年部「愛善健康法」27頁)
                              (2005.11.25 小田朝章) 

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