『 子どもとの接し方 １０章 』
ＶＩＳＵＡＬ ＯＮＥ-ＣＯＩＮ 2
篁 一誠：著 社会福祉法人 横浜やまびこの里 定価：500円（ONE-COIN）
ワンコイン（500円玉）シリーズ第２弾です。
今まで私が関わってきた自閉症の方々から教わったことを、皆様に伝えておきたいと思っています。
あくまで経験からでてきたものであり、科学的な根拠は不十分かもしれません。日常生活のなかで自閉症の方々との関わり合いに、少しでも参考にしていただけたら嬉しく思います。そう著者の篁（たかむら）先生のメッセージにあるように、この本は系統だった理論的な療法という立場ではなく、あくまで自閉症児との「関わり合い」の中から生まれ、これからの「接し方」のために書かれた本です。
自閉症の特性に配慮しながら、目の前の「この子」と関わっていくには・・・
そのヒントのつまった１０章です。
目次をみておわかりのように、その全ては自閉症児だけでなく、一般の子育てにとっても大事なものばかりです。ただ、自閉症児にとっては、その一つひとつに、より心を配って、自閉症児のもつ弱さを意識して接していただきたい１０章です。ワンコインで買える60ページあまりの冊子で、バッグの中に入れておいてもジャマにならないと思います。
ちょっと空いた時間などに、気軽に繰り返し読んでいただきたい１冊です。（2004. 2）
目次
はじめに
第１章 「目を合わせてからかかわる」
第２章 「言葉かけを工夫する」
第３章 「反応がでてくるまで待つ」
第４章 「同じという概念を育てる」
第５章 「目と手を一緒に使う」
第６章 「覚えるまで練習する」
第７章 「必ずほめる」
第８章 「自分の意志で行動する」
第９章 「人から教わる態度を身につける」
第10章 「身辺自律から生活の自律へ」