■Weathercockのどたばたパソコン拡張記(その1) ■ |
先ほどσ(^^;)がパソコンを買うまでを読んでいただいたと思いますが、ここではその後どのように拡張をしていったかについて述べていこうと思います。途中からどのようにまっとうな道を外れていったかがよくわかるとおもいますよ。(^^;1.パソコン購入(1996年7月)
まずパソコンを拡張するためには基本となる本体が必要です。どんなパソコンを購入したかは先程(どたばたパソコン購入記)でも述べていますが、一応ここから読み始めた方のためにもう一度書きます。パソコンはPC−9821Xv13/W16を購入したのですが、このとき一緒にいろいろな拡張機器を一緒に購入する予定でした。しかし、在庫がないとのことでこのときはパソコン本体とディスプレイだけを購入するにとどまりました。
本当は全部の部品がそろうまで待ってもよかったのですが、パソコンを買うのにあまりにも長い時間をかけすぎたので、授業の課題が満足にできないおそれがあり(本当にやばかった)とりあえずパソコン本体とディスプレイがあればパソコンは動くだろうということでそれですましたということです。
ところでパソコン本体を買うまでのいきさつは先程述べたとおりですが、ディスプレイもなにも考えずに購入したたのではなく、もちろん考えて購入しています。最初はNECのパソコンを購入するのでNECのディスプレイを購入しようかと思っていたのですが、友人からNECのディスプレイはやめた方がいいという意見をもらったのでやめました。それでいろいろカタログをあさって最終候補に残ったのは三菱電機とSONYと飯山電気(現イーヤマ販売)になったわけです。このとき本当はSONYのがほしかったのですが、価格差(このときで約3万)のために泣く泣く飯山電気にしたのですが結果的には良かったのかもしれません。
機種 | 内容 |
PC−9821 Xv13/W16 | パソコン本体 |
飯山電気 MT−8617E | ダイヤモンドトロンディスプレイ |
2.サウンドボード&グラフィックメモリー&増設フロッピィドライブの拡張(1996年8月)
パソコン購入時に在庫がなかったため注文していた部品の第一次拡張です。サウンドボードにはNECのPC−9801−118音源ボードにPC−9821C3−B02のMIDI音源サブボードをつけました。げーまーなら86音源なのですが、なぜ118音源にしたかというと新しい物の方が性能がいいだろうという点と雑誌などでWindowsでは86音源より118音源の方が適しているという評価だったからです。(しかし、最終的にはDOSゲームをするのには118音源はほとんど使い物にはなりませんでした。)あとMIDI音源の件ですが、これは一番大きな理由は「WinDepth」をする、これだけです。(爆)実際にはそれだけではなかったですが、大きな理由はこれでした。今でもこのMIDI音源サブボードはサブボードとしては性能が良いらしいので、個人的には良い買い物だったと思っています。
次にグラフィックメモリーの拡張ですがこれは1024×768をフルカラーで出したかったからです。17インチのディスプレイにとって一番使いやすい解像度は1024×768なのですが、VRAMが4MBないと32ビットフルカラーで表示できないのでつけました。NECが昔販売していたパソコンの中には1024×768で16ビットハイカラーを出せないパソコンがありますが、個人的には1024×768でフルカラーが出せれば問題はいっさいないと思っています。(さすがに現在ではデスクトップで1024×768のフルカラーが出せないパソコンは存在しませんが…このころは1024×768のフルカラーが出せるパソコンは少なかったんですよ。)
最後に増設3.5インチフロッピィディスクドライブですが、これはDOSの資産(ほとんどゲームだけど)を生かそうとしたときにフロッピィディスクドライブが2つ必要なゲームがほとんどだったため買いました。ただ、σ(^^;)のパソコンは「リセットボタンのない機種&DOSゲームの音がほとんどでなかった(118音源ボードを買ってしまったため(笑))」だったので実際のところはほとんど使用していません。(σ(^^;)も増設していたのを忘れるぐらい実際のところほとんど使っていません。)ただし、DISKCOPYの時は2ドライブあって良かったなあとその時だけは感謝しています。
このときに追加したもの
機種 | 内容 |
PC−9801−118 | サウンドボード |
PC−9821C3−B02 | MIDI音源サブボード |
PC−9821X−B03−01 | 増設VRAM(2MB) |
PC−FD321DH | 増設3.5インチフロッピィドライブ |
3.プリンター&メモリーの追加(1996年9月)
パソコン購入時に在庫がなかったため注文していた部品の第ニ次拡張です。ここでやっと本体の増設メモリー及びプリンターが届き、最初に頼んでいた部品がすべてそろったのです。メモリーはさすがにNEC純正は高すぎるので素直にI・O DATAのメモリーにしました。このころはまだメモリーは32MB積んでいたら大容量の時代だったのですが、σ(^^;)はメモリーの量がウィンドウズの快適さを左右するのを知っていましたので、ここで大きく64MBのメモリーを購入して、元からの16Mのメモリーと合わして80MBで使うことにしました。ちなみにこの時でもメモリーの価格は多少下がっていましたが、それでも64MBのメモリーが購入価格で64,000円しましたので、今からいうとかなり高価だったということがわかると思います。
プリンターについてですがσ(^^;)はCANONのLBP−310を買いました。型番からでもわかるかもしれませんが、これはレーザープリンターです。96年頃はまだインクジェットプリンターの印刷画質は悪く、またσ(^^;)はお絵描きさんでもなかったので自分で絵を描いて印刷することもありません。従って単純に印刷性能の一番いい商品という点で選びました。(お絵描きさんでもないのに何でそこまで印刷性能にこだわるんでしょう?(^^;)ちなみにこのプリンターは最高2400dpi×600dpiの印刷性能を誇り(ディザリング使用)このころの印刷性能としてはトップクラスでした。(今でも一般向けとしてはいい線行ってると思います。)
※ ちなみにカラープリンターの性能が飛躍的に上がったのは97年夏からです。それまでは結構しょぼかったんですよ。
このときに追加したもの
機種 | 内容 |
I・O DATA NE−ECC−32M×2 | 増設RAMサブボード(64M) |
Canon LBP−310 | A4モノクロレーザープリンター |
ここまでが私が最初の段階で買った本体&周辺機器です。ここの段階まではこのホームページをみている方ならばほとんどの方がやられていることだと思います。「パソコンを使ってる」と人の前でいうためにはこのくらいの拡張はしてほしいと個人的には思ってます。ちなみにここまでの代金は定価で700,000円(!)実際の代金で520,000円かかってます。まだまだこの時代はパソコンというものは高級品だったのですねえ。(よく考えると半分は周辺機器代なんですねえ。)
最後にこの段階でのパソコンのスペックについて書いておきます。
My パソコン(1996年10月)
本体名称 PC−9821 Xv13/W16 本体仕様 CPU Intel Pentium133MHz (P54C) メモリー ECC EDO−RAM 80MB
(標準搭載 16MB + I・O DATA 64MB)セカンドキャッシュメモリー 256KB (標準搭載) 内蔵HDD 1.6GB (標準搭載) グラフィック Millennium (VRAM4M) (標準搭載 2MB+拡張 2MB) サウンド PC−9801−118 + PC−9821C3−B02
(サウンドボード + MIDI音源サブボード)周辺機器 飯山電気 MT−8617E ダイヤモンドトロンディスプレイ PC−FD321DH 増設3.5インチフロッピィドライブ Canon LBP−310 A4モノクロレーザープリンター
※ 現在(1999年5月)新品でこの性能のパソコンを作ろうと思ったら20万ぐらいでできると思います。もっと安くできると思う方もいると思うのですが意外とレーザープリンターとMIDI音源は安くならないんですよ。)