■ Weathercockのどたばたパソコン拡張記(その5) ■ |
昨年から始まった「羊の皮をかぶったオオカミ」作戦も半年間の作戦の結果、見違えるようにオオカミになりました(爆)。しかしその向こうになにが残ったのかは、拡張を行ったσ(^^;)にもよくわかりません(核爆)。ここではCPUの交換などについて書いていきたいと思います。
16.K6−III CPUアクセラレーターの購入(1999年8月)
今までのグラフィックアクセラレーターボードやハードディスクドライブの交換などで、普通に使うのでは初期搭載のPentium133MHzでも十分に快適だったのですが、いろいろと拡張していった結果、重い処理を行った場合にCPUがボトルネックになって、パソコンが止まったりすることが多くなってきました。(例えば、Netscape Communicatorを7つ(!)ぐらい立ち上げて同時にインターネットにつなぐと一般保護エラー等がでてNetscape Communicatorが落ちる)
そこで、CPUの交換を以前から考えていたのですが、なかなかσ(^^;)の希望に添う商品が現れませんでした。現在(99年8月)σ(^^;)のパソコンに取り付けることのできる最高性能のCPUはAMD(Advanced Micro Devices)のK6−IIIなのですが、このCPUをσ(^^;)のパソコンにそのままつけると、UIDE−98との問題でパソコンが動かなくなってしまう問題があったのです。この問題はセカンドキャッシュメモリーを取り外すことによって解決できます。しかし、それではせっかく後から購入した512KBのセカンドキャッシュがもったいないです。(セカンドキャッシュを改造することによっても動かすことはできるのですが、σ(^^;)にはそこまでの技術はないです。)
※ なお、後に聞いた話ではセロテープで特定のピンを隠せば問題なくいくみたいです。これなら簡単ですね。(^^;(ただ、セロテープをつけるのがちょっと大変そうですが・・・)
現在のところCPUアクセラレーターで有名なのはメルコのHK6シリーズなのですが、UIDE−98がI・Oデーターの製品のためメルコの製品では対策をとってもらえないと思いますので、σ(^^;)としてはI・Oデーターの製品が発表されるまでは我慢するしかなかったのです。ところがI・Oデーターの方でもこの問題については気づいていたみたいで、I・OデーターのK6−IIICPUアクセラレーター(PK−K6HX400/98)ではXv13/Wは対応機種外でした。そこで、I・Oデーターの次の製品(対応策組み込み済み)がでてくるのを今か今かと楽しみにしていたのでした。
※ ちなみにメルコのHK6−MS400−N2でUIDE−98とセカンドキャッシュとの組み合わせで問題なく動いたという報告もあります。実際のところHK6−MS400−N2に問題はあったのでしょうかねえ。
さて、7月の終わりについにI・OデーターからDOS/VとPC−98両対応のCPUアクセラレーター(PK−K6HX400)が販売されました。今度の製品ではUIDE−98を装着していた時の問題も解決されているみたいで同じマザーボードであるXv20/Wも対応機種に入ってました。ところがXv13/Wは今回も対応機種外だったんですね。←なじぇ〜(^^;
※ 最初カタログを見た時Xv20/Wが対応機種に入っているのにどうして同じマザーボードであるXv13/Wが対応機種に入っていないのか不思議でしたが、まあ、CPU以外はほとんど同じパソコンですからまず間違いなく動くであろうということで購入に踏み切ることにしました。しかしまあ、現在のI・Oデーターがところ動作チェックをしていないだけかもしれませんので、これからXv13/Wが対応機種に入ることを期待してます。(笑)
以上の理由を持って購入に踏み切ったのですが、購入をしようと思ってもなかなか地方在住のσ(^^;)の所には品物が入ってこないのですよね。(笑)インターネットの掲示板ではお盆の前に手に入ったという報告があったのですが、地方在住の悲しみかσ(^^;)の手元に入ってきたのはお盆をすぎてからでした。(お仕事の休みの関係でお盆前に入ってほしかった(T_T))
さて、購入の後の取り付けですが、これがまた簡単です。CPUと冷却用のファンが一体となっている(くっついている)ために今まであったCPUをはずしてつけるだけです。(笑)ところで今回の増設にあたり、PK−K6HX400の電力消費量が大きいということが言われていましたので、今までいろいろと拡張をしてきたσ(^^;)としては電源容量の問題が気になってましたので、パソコンの蓋をあけたこともあってあまり使っていない機器を全てはずしました。(初期搭載CD−ROM,HDD)それでも以前より電源ユニットからでてくる空気の温度が以前より上昇している気がします。(^^;
交換後、電源スイッチをON!。起動音も以前と変わり(ピヨ→ピョ)メモリーカウント後、エラーメッセージがでるかとドキドキしていたのですが、(以前の製品(PK−K6HX400/98)ではここでエラーがでる)何事もなかったかのように問題なく起動しました。
※ (実はこのときSCSIのターミネーター(SCSIの端につける部品)を付け忘れていたためパソコンが安定せず、なぜに安定しないのか悩んでいたのは秘密です。(爆))
交換後の感想ですが、確かにCPUが速くなったことは感じられました。ただ、σ(^^;)が思っていたほどは速くならなかったんですね。特にσ(^^;)のパソコンはCPU以外については、かなり拡張してましたので(前話参照)爆速になると期待して増設したのですが、アプリケーションの起動速度など普通の作業による体感はほとんど変わりませんでした。もちろん、重たいアプリケーションを動かしたときなどの体感は大きく変わりました。例えば、いままでCD−Rの8倍書き込みオンザフライ(ハードディスクを使わずにCD−Rをつくるやり方)ができなかったのですが今回の増設でできるようになりましたし、G.Crew(MET’S)の動作速度も上がりました。それでもあんまり満足していないのはアプリケーションの起動速度が上がらなかったからだとσ(^^;)は思っています。
※ 具体的に説明すると車のアクセルをいっぱい踏んだときの加速度が全然変わらなくて、ただ出すことのできる最高速度が前より上がったかなあということです。
しかし前のメモリー増設の時もそうでしたが、増設した当初はあんまり気にしなくても、だんだんと拡張のありがたみを感じてきてますので、CPUの件についてもこれから拡張のありがたみを感じてくると思っています。
このときの購入品
機種 | 内容 |
PK−K6HX400 | K6−III CPUアクセラレーター |
17.マウス購入(2000年1月)
インターネットやワープロ作業、そしてマインスイーパ、フリーセル(爆)などパソコンライフでマウスは欠かせない入力装置になっています。特にマウスの左ボタンは決定ボタンのため(右利きユーザーの場合)使用頻度が高く、壊れやすいです。σ(^^;)のマウスもパソコン購入時より3年が経過し、使用頻度が高い左ボタンが1回クリックしたはずが、ダブルクリックとして認識されるようになってしまいました。(フリーセルでカードを選択したはずが、いつの間にか左上のカードホルダーの位置にある。(笑))
そのようなわけで、マウスを交換する必要が出てきたのですが、現在予備のマウスはありません。以前から某Shopの「ウルトラジャンク市」でマウスを確保しようとがんばっているのですが、確保できなかったのです。確かに前話(8話)でホイールマウスを購入しており、それを使えば問題なく動かせるんですけど・・・アレはどうも使い勝手が悪いんですよ。(σ(^^;)の手には大きすぎる。さらに言うならSafeモードの時に使えない。)とまあ、仕方がないので新しいマウスを購入することにしましたが、前回ホイールマウスで失敗しましたので、今回は現在使用しているマウスと同じ物(NEC純正)を購入することにしました。
さて、マウスはNECのパソコンでも結構壊れやすい物らしく、補修部品として購入すれば安く(2,100円)で購入することができます。(この価格ならサプライメーカーのマウスより安い。)ところが、1つ大問題があり、田舎のためNECサービスステーションが地元にないのです。(爆)もちろん県庁所在地(車で片道約1時間)にはあるのですが、社会人のためサービスステーションがあいている時間に注文にもいけませんし、取りに行くこともできません。間違っても2000円程度の商品に宅配料を払ってまで、(1,000円ぐらいするのかな?)購入するのもなんですので、とりあえずだめもとで地元のお店に注文してみることにしました。・・・(交渉中)・・・成功!!!
※ 最初4,000円ぐらいするのではといわれてびっくり(^^;
手数料も取られることなく、2,100円+消費税で補修部品として購入することができました。ところで、お店で一応PC−9821専用インターフェイスマウスがあるか探してみたのですが、もうお店にはないですね。ということで、これからはPC−9821用マウスを購入するのは補修部品として購入するのが吉ではないかと思います。
このときの購入品
機種 | 内容 |
951−9F−1003 | 9821専用インターフェイス用バスマウス |
18.K6−III CPUアクセラレーターの購入(2000年2月)(※時期的にはちょっと過去の話になってしまいました。(2000年5月))
CPUのソケットがsocket 5,7と言われるPC−9821ユーザー(MATE X シリーズ,ValueStar Vシリーズ)には必須のCPUアップグレードアイテムだったK6−IIIが発売されてほぼ1年になりますが、このころ(2000年1月)にK6−IIIの生産を終了したという話が、インターネット上の掲示板で飛び交ってました。で、話をよく聞いているとsocket 7の新製品を出すための生産終了ではなく、socket 7からの撤退を意味するものでした。σ(^^;)は去年の8月にK6−IIIのCPUアクセラレーターを購入したばかりなのですが、(16話)K6−IIIの生産が終了されるということは、これ以上のCPUのアップグレードは望めないということです。(以前はノート用のCPU(TCP)であるK6−III(K6−III+)を販売するだろうという話だったが、このころにはK6−III+も生産中止になるという話だった。)ここは最強のPC−9821を作るにあたって買っておく必要があるかな・・・(核爆)ということで最後のCPUアップグレード(最後って言葉をσ(^^;)は結構使っているような気がしますが(笑)CPUのアップグレードに関しては確実にこれが最後でしょう。(←まだ続きがあるのかい!(汗))
※この文章を読んでいると何となくほしいから購入した(汗)という風に読めるかもしれませんが、実際のところはそうではありません。以下にその詳しい理由を書いていこうと思います。
1.今回購入しようと思い立ったMELCOのHK6−MS466−N4はベースクロックが66MHzのパソコンをCPUの下駄で133MHzに変換して、その上で×3.5倍にすることによりCPUを466MHzで動作させるという画期的な商品です。(ベースクロックが66MHzのパソコンは、CPUの倍率設定だけでは×6倍の400MHzが最高)これと同じ様な商品(原理的に)が以前よりK6−2 350MHzを使用したHK6−MD350−N3という名前で販売されてはいたのです。が、しかしこの商品はK6−2でCPUの性能が低いし、なによりσ(^^;)のパソコンであるXv13/wでは安定動作が見込めないという話でした(動作保証機種ではない。)ところが今回のHK6−MS466−N4はちゃんとXv13/wにも対応しています。
2.K6−IIIの最高クロックである450MHzのCPUを使用。さらにCPUの動作電圧が2.2Vでパソコンにも優しい。(PK−K6HX400のCPU動作電圧は2.4V)
3.AMDがCPU(K6−III)の生産を終了したため、店頭に並ぶのはよく見ても1〜2ヶ月であろう。(売り逃げ)
※2000年5月現在でσ(^^;)の地元ではHK6−MS466−N4は影も形も見あたりません(笑)
4.懲りない拡張記のXt13でPK−K6HX400が動作するみたいだったので、新しいCPUを購入しても古いCPUを生かすことができる。(←やっぱりどつぼにはまってます(爆))
※後にAMDはノート用のK6−III+を販売しました。(←AMDのうそつき〜(涙))まあ、これを使用したデスクトップ用CPUアクセラレーターはおそらく販売されないと思います。(技術的には可能でもコスト的になりたたない。(他の一般のパソコンのCPUのクロックもあがってるし・・・(10万円パソコンのCPUが600MHzを越える時代に最高でも550MHzのデスクトップ用CPUアクセラレーターは売れないと思う。しかも1万〜2万の話ではないし・・・たとえ出荷されても確実に販売価格は30,000円を超えるでしょう。))
ということで、メーカー希望小売価格44,800円というコストパフォーマンスわるわるの商品を買いにお店に行ったのですが、(σ(^^;)を突き動かす原動力はプレミアのみ(核爆))さすがにお店で購入するときは多少躊躇しました。隣でどっかのお兄ちゃん(本当に全くの他人です。)がP−III(Pentium III)の550MHzを約28,000円で購入して帰っている横で35,800円の最大クロックが466MHzにしかならないCPUアクセラレーターを購入して帰りました。(このときはさすがにこれでよかったのだろうかと一瞬悩みました。(まあ、趣味というものはお金をかけないといけないですから・・・。(爆)))
※このとき200台(!)限定でHK6−MS500−N4が販売されましたが、(定価49,800円,初期平均的販売価格39,800円)結局最後までσ(^^;)の地元では発見することができませんでした。(もしあったらこの際だから買おうかと思っていた。(爆))
というわけで、(笑)とにかく466MHzのCPUアクセラレーターを購入してきました。早速Xv13に取り付け、スイッチON〜(ポチッとな。)
ピョ!(正常な起動です。)
・・・(メモリーカウント中)・・・ 640KB+195584KB OK
カリカリカリ・・・・・・(HDDの起動する音)
バコ〜ン(えっえっ???)
とまあ、Windowsの起動途中でなぜか電源がシャットダウンしてしまいました。再度Windowsを立ち上げ直しても同じです。このときはかなり焦りましたが、いろいろと調べた結果、CPU下駄のディップスイッチを変更することで何とか無事に動作させることができました。(ほっ)
さて、実際の使用感ですが・・・確かに以前のPK−K6HX400よりは早いです。使っていると体感でこの早さを感じることができます。が、35,800円を出してまで拡張するほどのものかというと、決してそうではないと思います。σ(^^;)はこの余ったCPUアクセラレーターの再利用先がありましたので、そこまで気にはなりませんでしたが、もし再利用先のないままこの製品を購入していたら、後でかなり後悔していたと思います。とまあ、性能的には満足しましたが、コストパフォーマンスがかなり悪い製品を購入したという点では多少後味の悪い今回の拡張話でした。
※と言っても、以前からコストパフォーマンスの悪い拡張を繰り返していましたので(128MBメモリーや8倍速CD−R)大したことはありませんが・・・(しかも独身貴族(貴族中の貴族)(注1)だし〜(超新星爆)(注1:もちろん単に彼女がいないだけとも言う。))
※なお、この購入の2週間後、MELCOは2000台限定ながらHK6−MS333−N2という商品を定価13,800円(確かこのくらい。販売価格は11,000円ぐらい)で販売しました。←MELCOのばかぁ〜(笑)(知ってたら間違いなくXt13用にこっちを購入して今回の購入はなかったでしょう。)
このときの購入品
機種 | 内容 |
HK6−MS466−N4 | K6−III CPUアクセラレーター |
最後に現在のパソコンのスペックについて書いておこうと思います。
My パソコン(2000年6月)
本体名称 | PC−9821 Xv13/W16 | |
本体仕様 | CPU | AMD K6−III 466MHz (MELCO HK6−MS466−N4) |
メモリー | ECC EDO−RAM 192MB (I・O DATA 64MB + 128MB) |
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セカンドキャッシュメモリー | 512KB (I・O DATA NE−XAV512K) |
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内蔵HDD | 14GB (標準内蔵IDE → I・O DATA UIDE−98接続) |
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グラフィック | Voodoo Banshee搭載 VRAM16MB (I・O DATA GA−VDB16/PCI) |
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サウンド | PC−9801−118 + PC−9821C3−B02 (サウンドボード + MIDI音源サブボード) |
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周辺機器 | 飯山電気 MT−8617E | ダイヤモンドトロンディスプレイ(BNC接続) |
PC−FD321DH | 増設3.5インチフロッピィドライブ | |
TEAC CD−532SK/B | 32倍速SCSI内蔵CD−ROMドライブ | |
Canon LBP−310 | A4モノクロレーザープリンター(内蔵メモリー4M) | |
Adaptec AHA−2940AU | SCSI−2 インターフェースボード | |
Logitec LMO−640F | 640MB MOドライブ(3600回転) | |
NTT INSメイトV−8DSU | DSU内蔵ターミナルアダプタ | |
ONKYO GX−70A(B) | デスクトップスピーカー | |
Microsoft IntelliMouse | ホイール機能付きマウス | |
Plextor PX−R820Te | 8倍速書き込み可能CD−R |