■ Weathercockのどたばたパソコン拡張記(その7) ■ |
ついに21世紀を現役で迎えることができたσ(^^;)のPC−9821ですが、その陰には毎年S○TECの安物パソコンが買えるぐらいの資金の投入があります。(爆)さて、PC−9821に限らず、下手にパソコンをパワーアップさせるぐらいならば、一式新しいのを購入した方が安いという時代ではありますが、未だにいろいろとパーツを増設していっています。ところがさすがにPC−9821用拡張機器も新規にでることがほとんどなくなった今、このページも最終を迎えているのではないかと思います。(←といいつつがんばってますけどね(笑))2001年7月についに満5年を迎えようとしているσ(^^;)のパソコンの拡張について書いていきたいと思います。
22.最終兵器(HK6−MS600P−NV4)の導入
20世紀も終わろうとしていた2000年の12月、PC−9821ユーザーに電撃情報が舞い込んできました。MELCOが再び新しいCPUアクセラレーターを販売したというのです。どたばたパソコン拡張記第18話でHK6−MS466−N4を購入した後、MELCOはノート用に販売されたK6−II+を利用したCPUアクセラレーターを販売していました。ところが、このK6−II+を利用をCPUアクセラレーターは動作クロックは高いものの、実際の使用においてはCPU内蔵のセカンドキャッシュ搭載量が少ないためあまり性能的にはよい物ではなかったのでした。
さて、今回販売された新しいCPUアクセラレーターはK6−IIIE+の550MHzという、HK6−MS466−N4に使用しているK6−III 450MHzの後続商品を利用しています。この550MHzのCPUをMELCOの方で600MHzのオーバークロックにして販売しているのです。ところが、MELCOのホームページにもこの製品が発売されるという情報は一切なく、これは東京等大都市のみの限定販売らしいのです。販売価格は34,800円(税抜き)のためそう売れることはないようでですが、これだけを買うために東京まで出ていくわけにもいかず(行き帰りの交通費だけで同じくらいのお金がかかる。)、また通販があんまり好きではないσ(^^;)ですし、さらに現在K6−III 466MHzで困ってないので特に買うつもりも最初の頃はなかったのでした。(K6−IIIはクロックによる動作の違いが少ないとも言うし・・・。←セカンドキャッシュの影響が大きい。)
ところが、ふとしたことで東京に出張にいけることになってしまいました。(爆)これは「天が我に味方した」ということではないですか。ここまで膳を上げていただけたのなら末膳までいかなくては・・・(核爆)ということで、秋葉原で狩ってきましたよ。ええ、最終兵器を(超新星爆)
さんさんと輝くHK6−MS600P−NV4と(大幅に軽くなった財布の中身(大汗))
※ どたばたパソコン拡張記第18話でCPUのアップグレードはこれで最後といっておきながら何ということでしょう(笑)
出張から帰ってきた後、早速σ(^^;)のXv13に搭載です。HK6−MS600P−NV4をHK6−MS466−N4の時と同じ設定にして(位相部分)早速スイッチオン(ぽちっ)
ぴょっ
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「ちりちりちり〜〜〜」(?)
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唸りを上げる電源(大汗)
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それでも何とか無事起動(ほっ)
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べんちま〜く試験敢行(GO〜GO〜GO〜)
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HDbench(2Dべんちま〜く)終了。
3DMARK2000(3Dべんちま〜く)敢行
(GO〜GO〜GO〜GO〜)
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ハングアップ(核爆)
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CPUの位相設定が悪いのかな〜?設定をいじってみよう。
セットオン。再起動・・・
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すべての設定でもだめ〜(大汗)
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完全に電源容量不足だということが判明(大汗)。
しかもCPUの位相設定の過程でWindows破損(核爆)。
以前から時々電源から「ちりちりちり」と音を立てていたのですが(要するに電源の容量不足(爆))、今回600MHzのCPUに変更したことでさらに電源の容量不足が激しくなったみたいです。実際HK6−MS600P−NV4の取扱説明書にも「PC−9821 VALUESTERシリーズ,Xa7e,Xb10等の機種では、パソコン本体の電源容量が不足することにより、パソコンの動作が不安定になることがあります。」と書いてあります。しかし、PC−9821の中でも最大級の電源容量を誇るXvでもまともに動かないところをみると他の機種でもだめな人がかなり多いのではと思ってしまいます。(この製品を導入するような人はCPUだけではなく他の機器もかなり増設しているため、すでに電源にあまり余裕がない。)
※ この辺がMELCOのホームページで販売開始を告知しない理由なのではないかと思います。
さらに600MHzでの起動はCPUに対するオーバークロックがやはりひどいらしく、CPUの上にあるヒートシンクがかなり発熱します。さすがにこれではCPUに対して悪影響だと思ったので533MHzにダウンクロックを行いました。533MHzにダウンクロックした結果、どうにか2D,3D共に使用できるようになったのですが、このクロックだと466MHzの時と比較しても大きな変化を感じることができませんでした。
※ K6−III 450MHzの方がK6−IIIE+ 550MHzよりメモリアクセスが多少優れている点があるのも差がなくなる原因です。
ということで、結局今回の導入品より安定している以前からのHK6−MS466−N4を今までどおり再利用することにして今回のHK6−MS600P−NV4はお蔵入りとなってしまいました。(爆)後に残ったのはWindowsが破壊された(!)30GBの内蔵HDDの修復作業(再インストール)という大きな仕事が残ってしまったのが一番の残念でした。(T_T)
このときの導入できなかった品(^^;)
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23.電源交換
前話で電源容量の不足によりCPUの交換を断念したのですが、どうも前回高負荷実験を行ったからかどうかはよくわからないのですが、K6−III466MHzで運用していても以前より電源からの唸りが大きくなったような気がします。以前はそれでも我慢していたのですがさすがに我慢ができなくなったので(動作がかなり不安定&固まりやすい。)新しい電源を購入することにしました。
※ σ(^^;)はいったい何をしているのでしょう?(汗)
さて、PC−9821の後期型(Xa**/WとかV***等)の比較的新しい機種の電源は一般のDos/Vで使用されているATX電源を使用しています。ということで、基本的には現在販売されているどこのメーカーの製品でも取り付けることができます。ところが電源の形状(特に背面のファンの取り付け方)などからPC−9821で問題なく交換することのできる電源はLITEON製かDELTA製の2種類です。(現在Xv13についている電源はLITEON製です。)それだけの情報は以前から得ていたので、いつものショップでLITEONかDELTA製の電源がないかな〜と思ってみると・・・。あるではないですか。DELTA製の電源(300W)が。(笑)
PC−9821で使用するのならば250W電源でも問題ないという話なのですが、それでも一応お店の人に聞いたところ「総SCSIのRAIDシステムでもばりばり組んでない限りこの電源で電源不足になることはないでしょう。」と言われたのでまあ安心して購入してきました。
早速Xv13のふたを開けて標準搭載電源と交換です。最初Cバスのケースを外さないと電源交換ができないかと思って外していたのですが、実際電源を外してみると電源の後ろにある2つのねじを外すだけで、簡単に電源がはずれるということに気づき唖然としたのは(結局Cバス部分は全くいじらなくてOK)ここだけの秘密です。(^^;)早速Xv13に標準搭載の電源と新規に購入した電源を交換して動作実験です。
スイッチON〜(ポチッとな)
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・・・うんともすんとも言いません。(汗)(起動せず)
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ピポれ〜〜〜(大汗)
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ひょっとしてこれでは動かない?
さて、困りました。元々後期型PC−9821ではATX電源を使っているため問題なく交換できると言われていますが、今回実際取り付けてみると動かないのです。元々この電源はDos/V用に製造されているので、まさかショップに持っていって「動きません」というわけにもいきません。(動作保証外機種ですし。(笑))そこで早速元の電源に交換し(これだと問題なく動作します。)インターネットでPC−9821の電源交換を行っているページを探します。そのホームページで調べると、ATX電源のあるところの線を切ってDos/V用の電源をPC−9821で使用していました。(本体標準電源では、そのピンの部分は使用していない。)そこで、早速私が今回購入した電源もその部分の線を切って動作させてみました。
早速線を切りスイッチON(ポチっと)
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ピポれ〜〜〜(ぶちきれモード)
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動作せず。(大汗)
ということで、PC−9821関連の掲示板で聞いてみたのですが、どうも話を聞いていると初期不良の可能性が高いという結論になりました。さらにDos/V用の電源をPC−9821で使用する場合に電源の線を切る必要は全くないという話です。(オイ)ということで、初期不良だと思われたのですが、すでに電源の線を切ってしまった電源ですからすでにお店に交換に行くわけにもいきません。(不法改造)
仕方がないのでもう一個同じ電源を買ってきましたよ。(涙)
早速この電源を取り付けスイッチON(今回は電源の線を切ってません。)
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ピョッ。
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Windows起動\\(^^:)(:^^)//\(^_^)/
結局電源の線を切らずとも問題なく起動しました。(最初に購入した電源は初期不良。)
※ 後日談ですが、2002年の秋にパソコン動作中にいきなり電源が切断されるという現象が数回発生しました。やはり9821で使用していない電源ラインは切っておくべきではないかと思います。ただし、素直に電源の電源ラインを切ってしまうと2度とPC/AT互換機では使えなくなってしまうので、Justy等で販売されている電源延長コードを購入してこの電源ラインを切断すれば、今後PC/AT互換機への流用を考えたときに良いのではないかと思います。(まあ、現在(2003.3)では300W電源では電源容量が少なくなりつつありますが・・・。)
ということで、ついにXv13で最近のATX電源を動作させることに成功しました。さて、今回購入した電源の性能を他の商品と比較してみましょう。以下にXv13標準搭載の電源と今回購入した電源、さらにPC−9821で標準的に使用されている電源と大阪のお兄ちゃんのパソコンの電源の能力を一覧にしてみました。Xv13に標準搭載の電源は今となってはそう大きな能力を持った電源ではないのですが、それでも5年前の標準電源といえばXa16ぐらいの能力の電源だったので、それを思うとXv13標準搭載の電源はかなり大きな部類の電源だったということがわかると思います。
電源の比較
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一方、Athlon800MHzを動作させている大阪のお兄ちゃんの電源が3.3V+5Vで165Wしかないのに(これで問題なく動作するというのも結構σ(^^;)的には不思議な物を感じているのですが・・・)σ(^^;)のパソコンの電源に220Wの電源を付けるというのは結構本末転倒に近い物を感じております。(でも126Wの電源で完全に唸りを上げているのですから最低でも50%増ぐらいの能力を持った電源を付けないといけないと思うのはσ(^^;)だけでしょうか?)
※ でもマザーボードその他が大阪のお兄ちゃんのパソコンと比較してσ(^^;)のパソコンの方が遙かに古いので、全体の電力消費量はσ(^^;)の方が多いかもしれない。
DELTA製の電源のいいところは+3.3Vと+5VのMAXが他社の300W電源と比較してかなり大きいですね。現在300W電源と称して販売されている電源でも+3.3Vと+5VのMAXが200Wを越えている電源は私が見た限りではそうないです。(それが結局2個目の電源もDELTA製を買った理由です。←普通なら一個失敗すると別のメーカーのを購入するんですけどね。)
※ なおその後最初に購入した初期不良の電源ですが、115Vと230Vの電源変換スイッチをいじっていると何とか動作するようになりました。(結局115Vと230Vの変換スイッチの接触不良。(爆)一度動作してしまうと後はすこぶる快適に動いています。(線を切っていることは動作には全く問題なし。←PC−9821ではその部分の電源を使用していない。)ただ、それを見つけるまで電源を分解していろいろしてみたので、安定動作を要求されるXv13で使用するのはちょっと怖いです。ということで、別のパソコンでも手に入れた時(!)にでも使用したいと思っています。(笑)
電源交換の結果ですが、Windowsのスタートメニューなどの動作が以前より明らかに速くなりました。(爆)また、いろいろアプリケーションを立ち上げているときの不安定さが全くなくなりました。要するに完全に電気が足らなかったんですね。(爆)ということで、σ(^^;)の場合にはすでに電力が足らなくなってしまっていたのですね。
※ しかしAthlonシステムより電気を食うシステムって・・・(汗)
ちなみに後からわかったことなのですが単体で売っている電源(投げ売り商品を除く)って今は結構高いのですね(能力的にはかなり良いけど・・・。)今回購入した電源はだいたい1個7,000円くらいしているのですが、これだけのお金があれば安物のATXケース(電源付き)が買えますね。(しかも今回は×2ですから(汗)かなり良い電源付きケースが買えたとも言うのですよね。(T_T))
今回の導入品
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24.そして伝説へ・・・。(ECC366−64M×2の導入)
さて、ほとんど拡張する所のなくなったXv13ですが、96年7月にXv13が発表されたときのカタログスペックの中で唯一達成していなかったのがメモリーでした。それでもどたばたパソコン拡張第11話でNE−ECC64M×2を導入し192MBで利用していまして、98ユーザーの中では結構大容量のメモリーを搭載していました。ところが、世の中には上には上がいるものでしてインターネットで巡回してみるとPC−9821に256MB以上のメモリーを搭載している人はかなりいます。そこで、σ(^^;)もメモリーを256MBにしたいなあ・・・と長いこと思っていたのですが、以前から書いているとおり普通にこの128MBのECC−EDO DRAMを購入しようとすると定価ベースで64,000円もします。さすがに1枚128MBのSDRAMが3,000円を切るほどの時代に、旧型のパソコンのメモリーに5万円程度(定価×0.8)も掛けるのは無理です。ですが、ここまで拡張した以上「毒を食らわば皿まで」の精神でメモリーの増設を行いたいとの気持ちはありました。実際新品では購入は無理ですが、中古市場ではこの128MBのECC−EDO DRAMが13,000円程度で販売されていることもあります。このくらいの価格であれば、SDRAMより高いとはいえ購入をしてもいいかな・・・。という気持ちにはなるのですが・・・。(爆)一番の問題はその13,000円程度のECC−EDO DRAMが中古で販売されていても、秋葉原で巡回されている人々によって購入されてしまい、実際σ(^^;)が買おうと思ったときにはすでに売り切れという状態なのです。
※ 人のことは言えないが、このハイエナ連中に何度涙をのんだか・・・。(T_T)
(基本的には社会人でこの目玉争奪戦に参戦は無理(涙))
ということで、日々悶々とした気持ちで(笑)生活していたのですが、その日は突然やってきました。お昼休みにいつものようにインターネットでPC−9821系の掲示板で秋葉原の安売り情報を調べていると・・・(買えないとわかっていても一応それでも努力はしてます。)なんとECC366(NE−ECC64M×2と同等品)が19,800円で販売されているではないですか。しかも新品(!)だそうです。思わず
ほしい〜。(爆)
いつもなら、仕事が忙しくいくらほしいと言っても週末まで秋葉原まで購入しに行くことはできません。(週末に行っても確実にハイエナ(爆)に荒らされた後ですが・・・(^^;))ところがその日はたまたま仕事がなく(汗)終業時刻すぐに出社できる体制でした。
さて、安全のためもありσ(^^;)は日頃通帳を持ち歩いてはいません。(泥棒に取られる可能性より落とす可能性の方が遙かに高いため。(汗))さっそく財布の中身は・・・
21,000円ちょっと。(爆)
秋葉原まで行っておうちに帰るまでの金額(交通費)を考慮すると・・・。何とかOK(爆)
秋葉原進軍決定〜。
さて、仕事も早々に終わらせ秋葉原に進軍です。(すでに売り切れになってるかも・・・と思いつつも。)
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早速目的のお店に行ってみると・・・ありました。(T_T)←(感激の涙)ところが・・・
うろ
うろ
うろ
うろ
うろ
目的まで行きながらなかなか購入に踏み切れません。(汗)(←10万円でDos/Vが組めることを悩んでいる。)
ですが、せっかくここまで来たのだしということで、購入しました。(この商品を購入したためほかの商品はいっさい買えなくなってしまったので、ほかのお店には全くよらず一目散に自宅に帰ることとなりました。(笑))
何とか自宅まで帰り(自宅に帰ったとき財布の中身は本当に1,000円以下(汗))さあ、64MbitDRAMに拝めると思ってメモリーの箱を開けたところ・・・。
16Mbitの2層基板(汗)
最初これを見たときにはバッタものをつかまされた気分でしたが、まあ19,800円で新品ですから仕方ありません。(涙)←(逆を言うとそのくらい64MBのECC EDODRAMの価格が高いと言うことです。)さて、16Mbitの2層基板と言っても何のことかさっぱりわからない人もいると思いますので、(実際σ(^^;)も自分で購入するまでどういうものかわかっていなかったので)下の図で説明しようと思います。
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普通のSIMM基板に載せることのできるSIMMチップは最大18個(パリティありの場合)でして、16MbitのDRAMを利用した場合には1枚32MBが最大容量となります。(16個(パリティを除く)×16Mbit/8(ビットとバイトの変換)=32MB)従って2個セットで増設する場合16MbitDRAMで普通に作ることのできるメモリーは64MBになるわけです。従って、16MbitDRAMで1枚64MBのSIMMを製作しようするとする場合は、基板を縦方向に伸ばしてSIMMを製作するしかないのですが、基板を大きくすることはSIMMの配線の長さが増加してしまい動作が不安定になってしまいます。(実際の所はそれでも何とか動くのですけどね。)
そこで、薄型のDRAMを立体的に2枚重ねにすることによって配線の長さの問題をクリアしつつ、大容量&低価格で製作したのが今回購入したSIMMなのです。(本来、64MbitEDODRAMが低価格になれば、こんなことにはならなかったのですが、64MbitEDODRAMが販売された頃に現在のSDRAMへのシフトが始まったため、64MbitEDODRAMが広く普及することはありませんでした。
※ 要するに1枚で64MBのECC−EDODRAMを作るためには64MbitDRAMならば9個でいいのですが、16MbitDRAMならば36個必要なのです。SIMMを見たことがある人ならわかるのですが、普通のサイズのSIMM基板であれば36個のICは乗りません。そこで親亀小亀の様にして載せているのです。
バッタものをつかまされた気分でちょっと心が痛みつつも早速取り付けです。といってもメモリーはただ挿すだけです。(汗)取り付けも終わり・・・。スイッチオン(ぽちっと)。
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640KB+261120KB OK\\(^^:)(:^^)//\(^_^)/
感動です。エベレストの頂上へ上ったようなすがすがしさを感じます。
(今までの拡張記の最後を飾るべきすばらしいパワーアップです。)
さて、実際問題256MBにする必要性は?と言われると、・・・(汗)といわざるを得ません。しかし今まで何かパーツが欠けていたのがついに全部そろったような感覚に見舞われます。逆にこれをそろえるためにかなりの散財をしてきたなあ〜という意識の方が強いです。(早い段階で256MBに増設しておけば、ここまで引っ張ることもなかったカモ?といまでは思っています。)今回は無駄金のようで実はσ(^^;)にとって一番心の満足が得られた拡張記ではなかったかと思います。
※ ただし、SIMCITY 3000ではメモリー増設の効果は出てきました。(特に大きなマップにおいて)
なお、今回のメモリー増設と同時に、ついでということで以前動作しなかったCPUアクセラレーターも今回導入してみました。(さすがに600MHzは発熱が大きそうなので533MHzで動作させています。)前回の拡張記では電源容量不足で動かないのではという結論でしたが、今回電源を交換して搭載してみた結果、全く問題なく動作しています。やっぱり電源容量不足だったのね。(^^;)
今回の拡張で、一般的に拡張できる拡張はすべて行いました。これ以上の拡張ははんだごてを利用したベースクロックアップや、ちょっと怪しい1枚128MBのECC−EDODRAMを利用した(2枚で256MB)メモリー増設、それとHDDを超高速SCSIドライブで組むことによる高速化、そしてWindows2000を利用したDos/v用グラフィックボードの導入ぐらいです。ただ、これ以上お金を掛けても各部品がマザーボードの限界を超えている状態では全体として大幅なパワーアップができません。(以前の拡張の時はそれでも多少は性能の上昇を感じることができたのですが、最近の拡張は性能の向上という点ではほとんど体感できていません。)しかも5年前と異なり1台のパソコンが10万円以下でできる状況下でこれ以上拡張しても仕方がないので、この辺でこの拡張記を終わらせようと思います。(ちょうど購入から5年だし・・・。)
今回の導入品
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さて、なんだかんだで24話のどたばたパソコン拡張記でしたが、いかがでしたでしょうか?5年前に購入したパソコンでも、適切なパワーアップ(?)を施せば何とか5年間は生き抜くことができるということがわかりました。どたばたパソコン拡張記は、Dos/Vユーザーではまず考えられない「1枚のマザーボードをどこまでしゃぶり尽くすか」という戦いの結果生み出されたページのような気がします。
今後、このパソコンをいじることもあるかもしれませんが、おそらく「今まで使用していたパーツが壊れたから」という理由での交換しかないと思いますので、(一つだけあげるとすればCHANPON2がありますが、あれも購入するかはわからないので・・・)どたばたパソコン拡張記で取り上げるほどのネタではありません。そこで、今回の第24回を持ってどたばたパソコン拡張記を終了させていただきます。
長い間のご静聴ありがとうございました。
最後に現在のパソコンのスペックについて書こうと思います。
My パソコン(2001年7月)
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