■Weathercockの懲りないパソコン拡張記(その1) ■


 
 どたばたパソコン拡張記も一段落つき、パソコンのネタもなくなって悶々としていたσ(^^;)ですが、ついにやってはならない一線を越えてしまいました。自分の身を切り売りして商売をしているような気も多分に(いやほとんど)してますが、これでみなさんはきっと喜んでいただけるはずです。では、σ(^^;)の懲りないパソコン拡張記スタート〜
1.パソコン購入
 どたばたパソコン拡張記でがんがん拡張したσ(^^;)のパソコン(PC−9821Xv13/W16)ですが、既に拡張のしすぎで新規の拡張はできない(ほとんど意味を持たない)状態になってました。DOS/Vパソコンは21世紀に購入しようと思ってますし、現在のパソコンで普通の作業ならばほとんどストレスを感じることなく動作させることができます。ただ、いくら高速なパソコンとはいえ、たくさんの処理をいっぺんに行うと大幅に動作速度がダウンしてしまいます。(インターネットに接続しながらMP3を再生したりすると・・・)さらに拡張のしすぎでDOSのソフトの一部に動作しないものが出てきましたので、もう一台サブパソコンがほしかったのでした。
 さて、CD−Rディスク購入のためいつものパソコンショップに買い物に出かけたのですが、ついでに中古パソコンのコーナーに何かいい商品がないかとふらっと立ち寄ったのが間違いの始まりです。(←なら行くなよ(笑))基本的にここのお店の中古パソコンは性能の割に値段は高めで(もとはただみたいな価格で仕入れているのに・・・)これだけのお金をかけて中古パソコンを買うくらいなら新品のパーツを買ってきて
新しいDOS/Vを組み立てた方が費用対効果の点でかなりいいです。が、しかしこの日は違ってました。久しぶりに新しい中古パソコンが入荷していたらしく、ふんふんふんと見て回っていたのですがその中にPC−9821Xt13が含まれていたのです。ここで、Xt13を知らない読者のために説明をいたしますと、NECが95年11月に発売したパソコンで定価は620,000円(!)(パソコン本体のみでディスプレイはつかない)当時のハイエンドパソコンなのです。しかもお値段29,800円。少し高いかなあと思いつつもここからσ(^^;)の頭脳コンピューターが激しく高速回転を始めます。(ォ)

 
やっぱり98のタワー型はかっこいいなあ(爆)
 グラフィックボードがあの
millenniumの4MBだなあ。
 (画像メモリーが4MBあれば1024×768のフルカラーが表示できる。個人的にMATROXのグラフィックボードがお気に入り(爆))
 オンボード(マザーボードに実装)でSCSIボードが載ってるなあ。
 でもこれのせいでUIDE−98(98には必須アイテム)が載らないんだよなあ。
 でもPCIバスも2つあるしなあ・・・・。
 CD−ROMも4倍速だけど今うちにある6倍速が使えるなあ。
 メモリーも16Mと少ないけど、多分拡張してるだろうし(48Mぐらいには)
 それに今うちに転がってる16MBのメモリーが使えるなあ。(←ここ重要)
 HDDも1.2GBだけど今余ってる1.6GBが使えるなあ。
 よし、価格計算だ。
 ケースが6,000円。マザーボードが8,000円。グラフィックボードが5,000円(地方在住のため)。キーボードが1,000円。
 マウスが500円。メモリーが500円。HDDが1,000円。CD−ROMが500円。とWin95(いくらなんでしょう?)
 計22,500円+αということでまあお買い得かなあ・・・。

パソコンの前で悩むこと30分(爆)。このころになると店員が側にべったりくっつきます(爆)←かなりうっとうしいですけど・・・。しかしまあ、地方のお店としてはまあまあの値段でしたし、どうも業務用で使われた形跡もなかったので購入することにしました。ただし、ただでは転ばず店員にどうせ元々ただみたいな価格で仕入れたんでしょ?てなかんじですこ〜しまけさしましたが・・・(笑)(27,800円)

※ 業務用に使用されたパソコンは、たいていの場合過酷な作業をしていることが多い(24時間連続運転や一日8時間労働など)ため、きれいに見えても内部はぼろぼろの可能性が高い。ただし時々全く使ってないようなパソコンにも出会える。一方個人が使っているパソコンは表面は汚いことが多いが、内部はきれいなことが多い。(特に高級機種。)まあ、当たりはずれがあるので中古の購入には細心の注意が必要であることは事実です。

このときの購入品

機種 内容
NEC PC−9821 Xt13 パーソナルコンピューター

2.パソコンのお持ち帰り

 さて、何とかなけなしのお金(たまたまこのとき30,000円ぐらいしか持ってなかった。実は値引きをしなかったら買えなかったかも・・・(核爆))で購入したパソコンを我が家に持って帰り、まず外側からじっくり眺めることにしました。一応お店で確認したとはいえ、家でゆっくり見るといろいろなことがわかってきます。
 まず表面ですが・・・問題ないです。かなりきれいに使っているorほとんど使っていないものと思われます。次に裏面ですが・・・多少錆びてる〜(!)。手垢などほとんど付いておらず、もとの持ち主はあまり使用していないことはわかるのですが、変なところにおいていたのでしょうか、コネクター部分が多少錆びてます。特に気になるのはSCSIコネクターの部分でSCSI機器を増設していなかったのが一目でわかります。さらに電源の排出ファンについてですが・・・きれいです。しかもとお〜っても。(^^;ほとんど使っていなかったんでしょう。定価620,000円のパソコンをほとんど使ってないとは・・・贅沢もの〜。まあ、この辺がきれいだったから購入する気にもなったんですけど・・・。これがよく使ってるパソコンは電源ファンなどにほこりが山ほどついてますからねえ。(σ(^^;)のXv13/w16なんかひどいもんです。)

 さて、定価が620,000円ということばかりが強調されてますが、実際どのようなパソコンであるかをよく知らない読者もた〜くさんいると思いますので(というかスペックをはっきり説明できる人はかなりのパソコン通だと思う。)ここでこのパソコンのもとのスペックについてまとめてみようと思います。みなさんも自分のパソコンとどのくらい違っているかを考えてみましょう。(^^;
項 目 発売時の仕様
本体名称 NEC PC−9821 Xt13/K12 (1995年11月〜1996年1月まで販売)
本体仕様 CPU Pentium (P54C) 133MHz
メモリ 16MB (最大256MB)
セカンドキャッシュメモリ 256KB (最大512KB)
内蔵ハードディスク 1.2GB (ATAPI接続)
グラフィックアクセラレーター Matrox Graphics Millennium
MGA−2064W 4MB
CD−ROM 4倍速ドライブ
サウンド MATE−X PCM (PCM音源)
内蔵SCSIインターフェース Adaptec AHA−2940相当(SCSI−2)
拡張スロット GA専用(PCIもどき(笑))×1,PCI×2,Cバス×5
 さて、このパソコンのスペックを評価するとDOSで動かすのならばバッチリ。Windowsで動かすのならばメモリーが16Mしかないところがかなり痛いです。その辺がどのように変化しているのか(購入時にどのくらい増設してあるのか)が、今回の購入が成功に終わったのか、それとも大失敗に終わっているかの分かれ目でしょう。

※ CPUはPentium133MHzもあれば普通のWordやExcelの作業ならば全く問題ありません。(Millenniumの影響も大きいですが・・・)ただし、ハードディスクについてはNECの98インターフェイスに問題があるのでこの辺がネックになりそうです。まあ、その辺はまた後ほど・・・。

3.電源ON

 まず最初に前回説明をしていなかった拡張機器について書いてみようと思います。後ろから拡張機器を見たところ・・・全くなし(爆)ということで、いかに前の持ち主が使っていなかったかが、よくわかります。(普通の使い方をしている人ならなんか拡張しているんですけどねえ・・・)
 さて、手早くコネクターにケーブルを差し込み電源ON。メモリーカウントが動き始めます。ベースメモリーの640KBがカウントされ、拡張メモリーがカウントされていきます。・・・・・・・・・(数秒後)・・・・・・・・・ディスプレイ上の表示は「MEMORY 640KB+14336KB OK」を示しています。









増設メモリー全くなし(核爆)

ま、まさかここまで拡張していなかったとは・・・・おそるべし、中古パソコン。(笑)
 さて、σ(^^;)が失意のどん底にたたき落とされた気分になっている間も、パソコンはそんなことは一切お構いなしに起動しています。σ(^^;)が奈落の底から立ち直ったとき(短いなあ)にはパソコンは既に立ち上がっていましたので、現在のアプリケーションの状況を確認する事にしました。

 OS Windows 95 (4.00.950)(驚)
 Windows95のサービスパック1(インターネット上で無償配布)(バージョンアップをすると4.00.950になる)も入ってない〜

 メモリー 16MBのRAM(泣)
 上に書いてあるとおりです。

 インストールアプリケーション
 Word98(←何でこれだけ新しいんでしょう?)
 あと2つ3つのアプリケーションの入っていた後があるだけで一切なし(爆)

 内部追加ハードetc・・・一切なし

 前の持ち主のパソコンのレベル(ユーザー名の所に前の所有者の物と思われる名前があったため、お店の方で再インストールした物ではないようです。)がよくわかるパソコン状態です。σ(^^;)の感想としてはいろいろ言いたいことは山ほどあるのですが、(ここまで使ってないのかい。)一番納得できないのはDirect Xが全く入っていない事です。Xt13に標準搭載のMillenniumはDirect X 5.0以降で初めてその能力を発揮するのですが、これでは宝の持ち腐れです。さらに標準搭載のCD−ROMドライブですが、はっきり言ってがたがたです。とても使い物にはなりません。(トレイを出したり入れたりするのにものすごく時間がかかる。)まあ、これは最初から交換するつもりでしたのでほとんど気にはしてませんでしたが・・・。

※ 前の持ち主はインターネットはしていなかったのではないかと思われます。設定の後が全くなかったし・・・

次話ではこのパソコンの拡張などについて書いていこうと思ってます。こうご期待。

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