■Weathercockのおまけのパソコン拡張記(その1) ■ |
どたばたパソコン拡張記&懲りないパソコン拡張記も一段落つき、パソコンのネタもなくなってしまったσ(^^;)ですが、このページを訪れていただける方にとってσ(^^;)に対する希望というのはただ1つ。「資金の投入をパソコンに行って〜。レビュ〜して〜。」ということだと思います。ところが2回の拡張記を執筆した結果、パソコン拡張というものはどのパソコンで行っても基本的に拡張の仕方は変わらないということがわかりました。したがってここで再度PC−9821の拡張記を執筆しても結局は同じパターンになるだろうということであまり今回拡張記を執筆する気力はありませんでした。が、PC−9821がたたき売りされている状態で結構お買い得感が出てきたので今までの拡張記で余った在庫の一掃でもう一回拡張記を執筆しようかということになりました。1.パソコン購入
ただ、実はこの話もインターネット上ではよくある話で、探すと中古の安いパソコンを買ってきて〜という話はそこら中に転がってます。そういう観点からいうと二番煎じのような気も結構しますが、そこら辺の拡張記とは多少味付けの異なった拡張記を書けたらなあ〜。ということで、始めたいと思います。では、σ(^^;)のおまけのパソコン拡張記スタート〜
2001年になり、さすがに5年前の規格であるSocket5やSocket7を使用したパソコン(Xv13やXt13)の新規のアップグレード用CPUはなくなってしまいました。従って、後はゆっくりと余生を味わっているのが最近の状況です。
※ といっても最近でも少しずつ拡張を行っていますが・・・(笑)
しかし、PC−9821にはSocket5,7しかないわけではありません。主に企業ユーザーを対象にSocket8というPentium Proを搭載したPC−9821が存在するのです。
※ さらに言うと企業ユーザー向けにはSlot1(PentiumII)のPC−9821も存在する。
ただし、主に企業ユーザーを対象に販売された商品であるため、地方の中古市場に流れてくることは少なく、σ(^^;)の地元では一度もお目にかかったことはありません。(Slot1の商品はひょんなことから一度見たことはありますが・・・。)個人的に一度Socket8のパソコンを手に入れてみたいという希望があり、せっかく中古市場の発達した東京に来たのだから一つ購入してみようという気になっていました。
さて、Pentium Proと言う言葉は聞いたことがあっても、どういうものかを理解している方ばかりではないと思いますので簡単に説明をしたいと思います。Pentium ProはCPUの中に256KB〜1MBのセカンドキャッシュを内蔵した初めてのCPUです。そのため同じPentium200MHzと比較して高速であると最初は言われていました。ところが後に、Pentium Proは32ビットコードのプログラムで動かすことを最初中心に考えて作られていたので、16ビットコードのプログラムが遅いということがでてきたのです。
※ Windows NTは16ビットコードのプログラムを使用しないのでPentium Proでも全く問題はないが、Windows95,98,Meは16ビットコードのプログラムを多数使用しているため、本来のCPUスピードに比べ多少速度低下を受けるということです。
そのため一般的にはPentium ProはWindows95やWindows98で使用する場合には同クロックのPentiumよりも遅いということが言われていました。その後この欠点を克服し、拡張命令(MMX等)を付けていったのがPentiumII,IIIなのです。従って、基本的なところはPentium ProもPentium II,IIIも同じなのです。(ちなみにPentium IV は全くの別物です。)
さて、CPUにPentium Proを使用したPC−9821というと、MATE−Rシリーズが該当します。この製品は元々企業向けに販売された商品であったため(一応はMATE−X(Xv,Xt)も企業向けだったが、こちらの方はまだそれでも一般にも販売された。)一般市場に流れてくることはほとんどありませんでした。しかし、MATE−Rシリーズが販売されてから約5年が過ぎ、企業の方でもパソコンの入れ替えを行っているのでしょうか?秋葉原では結構中古市場に流れてきていました。そこで秋葉原を散策してみると、怪しいお店で(ほんとに怪しい)Ra20が7,980円で販売されていました。動作しない可能性もありましたが、(お店でいっさい保証なし)外見も結構きれいでしたし、最低でもCPUとメモリーとHDDとFDDぐらいは回収できるかと言うことで、購入しました。
このときの購入品
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2.パソコンのお持ち帰り
さて、怪しいお店でしたが、袋がけはしていただいたので(あのプチプチで梱包してくれた。)そこまで怪しいお店ではないのかな〜と思いつつ購入したパソコンを我が家に持って帰りました。家に帰ってまず外側からじっくり眺めることにしました。一応お店で確認したとはいえ、家でゆっくり見るといろいろなことがわかってきます。
まず表面ですが・・・きれいに見えましたが、実は結構傷が入っていました。錆びてはいないのですが、お店で売るまでの間の扱いが結構雑であったらしく表面は結構キズキズです。(涙)でも、会社で使用されていたときはかなりきれいに使っているorほとんど使っていないものと思われ、電源ファン及びFDDもとってもきれいです。次に裏面ですが・・・全く錆びてません。(きれいです。)
とまあ、なかなか満足のいくパソコンだったのですが、実際どのようなパソコンであるかをよく知らない読者もた〜くさんいると思いますので(というかスペックをはっきり説明できる人はかなりのパソコン通だと思う。)ここでこのパソコンのもとのスペックについてまとめてみようと思います。みなさんも自分のパソコンとどのくらい違っているかを考えてみましょう。(^^;
※ ちなみに本体定価は販売された当初で398,000円だったと思います。
さらに特徴のある点としてはこのパソコンは初期販売状態でWindowsNT(4.0)を添付して販売していました。今回の購入したパソコンにはバックアップCDは付いていませんでしたが、購入時にはHDDの中にWindowsNTがインストールしてあると思っていました。
※データー漏洩防止のために基本的にはOSの再インストールなどの作業を行ってあることが多い。
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さて、このパソコンのスペックを評価するとWindowsで動かすのならばメモリーが32Mしかないところがちょっと痛い&グラフィックアクセラレーターが・・・(汗)です。しかしPentium ProなのでCPUは結構それなりに高速だと思われます。その辺の体感がどのように変化しているのか及びメモリーが購入時にどのくらい増設してあるのかが、今回の購入が成功に終わったのか、それとも大失敗に終わっているかの分かれ目でしょう。
3.電源ON
まず最初に前回説明をしていなかった拡張機器について書いてみようと思います。後ろから拡張機器を見たところ・・・全くなし(爆)まあ、企業用ですからおそらく専用機みたいな使用をされていたのでしょう。それならば、拡張などするわけはありませんのでこの結果も納得行くところです。(でもメモリーは増設しておいてほしいなあ。(^^;))
さて、手早くコネクターにケーブルを差し込み電源ON。メモリーカウントが動き始めます。ベースメモリーの640KBがカウントされ、拡張メモリーがカウントされていきます。・・・・・・・・・(数秒後)・・・・・・・・・ディスプレイ上の表示は「MEMORY 640KB+30720KB OK」を示しています。
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増設メモリー全くなし(核爆)
とまあ、あらかじめ覚悟はしていたのですが、やっぱり増設メモリーはありませんでした。(笑)
さて、σ(^^;)がそんなことを思っている間も、パソコンはそんなことは一切お構いなしに起動しています。ところが9821特有のメモリーカウント画面から起動画面に変わった瞬間
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Windows98(汗)
WindowsNT 4.0が起動するとばっかり思っていたσ(^^;)がいきなりWindows98が立ち上がるとは思っていなかったので、これにはかなりびっくりしました。そんなわけで、Windows98が立ち上がりましたので早速現在のアプリケーションの状況を確認しました。
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クリーンインストール状態でした。(笑)
まあ、企業で利用されていたパソコンだと思われるので、データー漏洩防止の作業として手短にあったWindows98でもインストールしたのでしょう。インストールの仕方も結構特殊でHDDのドライブにWindows98のCD−ROMの内容をすべて移しておいてインストールしていました。(まあ、こっちの方が早いのですけどね。)
※ ちなみにこのWindows98は残念ながらSEではありませんでしたが、早急にMOにバックアップしておきました。(笑)
立ち上がったついでに前回のXt13では全くだめだったCD−ROMもチェックしてみましたが、今度は全く問題ありません。σ(^^;)は中古パソコンのパーツで一番悪い(弱い)のはσ(^^;)はCD−ROMドライブだと思っているのですが、今回は運良く問題ありませんでした。よかったよかった。
※ もし悪かったらまたCD−ROMドライブを購入しなくてはならないところでした。(笑)
多少さわってみた感想ですが、結構思ったよりは早いです。今までいろいろなパソコンをさわってきましたが、標準状態では後期VALUESTERのMMXPentium(P55C)166MHzのパソコンよりも体感では早いと思いました。Windows98での使用ではどう考えてもPentium(P54C)200MHzのパソコン(Ex.Xa20)よりは早いです。いったい16Bitコードが遅いというあの話は何だったのかと思うほどです。
※ このころに販売されていたWindows95よりもWindows98の方がよりプログラムの32Bit化が進んでいるからかもしれませんが・・・
次話ではこのあたりの確認とパソコンの拡張などについて書いていこうと思ってます。