■Weathercockのおまけのパソコン拡張記(その5) ■

 拡張を繰り返し、ほとんど拡張をするところがなくなったRa20。しかし、拡張への要求は以前にも増して高まってきています。(←ホントか?(^^;))相変わらずの拡張話ですが、それでも過去の資産を有効活用するという観点から拡張を続けていきます。

※ よけいゴミを集めているのではないのかというつっこみが来そうですが。(笑)
13.グラフィックボードの導入(その3)
 さて、現在Ra20はVoodoo Rush搭載グラフィックボード(GA−RUSH6/PCI)で快適に動作をしており、このままグラフィックボードを交換することはないだろうと思っていたのですが、思わぬ所から拡張話が進んでいきます。(笑)

 以前「おまけのパソコン拡張記」の第12話で購入の選択肢にあげていたGA−SV408/PCIが格安(購入価格3,000円(新品))で手に入ったため、以前から中古で購入していたV166に搭載することにしました。
 購入してみて思い出したのですが、GA−SV408/PCI(GA−SV432/PCI)のドライバには、バスマスタードライバとノンバスマスタードライバの2種類がありまして、普通ならばバスマスタードライバのほうが高速に動作するのですが、PC−9821での使用に関しては、ノンバスマスタードライバを利用するように推奨されています。(というか、バスマスタードライバでは動作しない機種が多い。)

※ PC/AT互換機ではバスマスタードライバを利用するように推奨されています。

 以前からインターネットの掲示板でGA−SV408/PCI(GA−SV432/PCI)の9821におけるバスマスタードライバの稼働確率はかなり悪いとのことだったのですが、実際にV166に搭載し、
バスマスタードライバを使用してみたところ・・・やっぱり固まりました。(核爆)ノンバスマスタードライバを利用すれば、一応動作をするのですが、(ベンチマークでは少し(約1割程度)スコアが落ちるの程度です)やはり気分的にスペックを落として利用するのは気分が良くありません。

 ところが、Raシリーズではバスマスタードライバでも問題なく動作するとの書き込みが掲示板であり、それならばということで、σ(^^;)が所有する唯一のRaシリーズ(Ra20)で動作させてみることにしました。早速現在Ra20に搭載されているグラフィックボードをはずし、GA−SV408/PCIを搭載後、バスマスタードライバをインストールしてベンチマーク等の動作実験を行ってみました。その結果、全く問題ありませんでした。(笑)

 ということで動作に関しては全く問題はなかったのですが、一方、取り付けた画質については・・・あまり気に入りません。なんかノイズが乗っているような画質で、そこまできれいとは思えませんでした。(色合いはまあまあなのですが、色合いからいえばGA−S2K32/PCIの方がσ(^^;)的には良かったです。一方、画質の綺麗さはGA−RUSH6/PCIの方が綺麗です。)

 最後にお約束のベンチマークです。

このときの結果

HDBENCH Ver 2.610
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 PC-9821 Ra20/N30 (GA−SV408/PCI搭載)
Processor PentiumPro 198.9MHz [GenuineIntel family 6 model 1 step 9]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display [X]スタンダード ディスプレイ アダプタ (9821 シリーズ)
Display [X]PC-9821 TGUI968x,Cyber938x,Providia9685 (Trident)
Display PC-9821: GA-SV4 Series Bus Master Driver
Memory 130,424Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)

SCSI = NEC PC-9821X-B09/AIC-7860 PCI Ultra-SCSI

AB = MELCO DSC-G Rev 1.00
C = IBM DCAS-32160 Rev S65A
D = GENERIC NEC FLOPPY DISK
Q = TEAC CD-ROM CD-532S Rev 3.0A

ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
10462 8908 10909 32334 5730 12799 111 18 6431 6480 6794 A:10MB
 GA−RUSH6/PCIよりは、少し早いみたいです。(やはり製品が新しい分だけ早いです。)しかし、実際の動作に関しては全く差がわかりません。むしろ画質が今一歩な方が問題です。まあ、1024×768の解像度で利用する分にはそこまで気にならなかったのと、他のパソコンでGA−RUSH6/PCIを利用することにしたため、このまま利用することにしました。

このときの搭載品

機種 内容
I・O DATA GA−SV408/PCI Savage4 Pro+ 搭載グラフィックボード

14.MO、CD−Rの導入(その2)

 東京から帰ってきて、はや1年。地元では秋葉原のような中古商品を大量に扱っている商店もなく、(あるのは地元にある「暴利ください。」(HARD ○FF)(笑)のお店ぐらいのもの。)新品を買おうにも○プライドのようなぼったくりショップぐらいしか存在しないという、寂しい状況下で生活を続けています。さて、今年の4月からペーパードライバーだったσ(^^;)も車通勤をしないと勤務先に行けない状態になってしまい、否応ながら車に乗るようになりました。その結果、以前より多少行動範囲が広がりまして(笑)近所のHARD ○FFにも行くことが多くなりました。

※ というか、そこぐらいしか行くところがない。(涙)(彼女がいればねえ〜。(血涙))

 さて、いつもはぼったくり商品しかおいてないHARD ○FFですし、目的はPC−9821の拡張ですから、当然向かう先はジャンクコーナーとなります。とは言っても、田舎のHARD ○FFですから、めぼしいものもなく、ほとんど「ジャンク」と言って過言ではない商品しかおいてないのですが・・・。

※ 定義上は「ジャンクコーナー」ですから、間違いではないのですが、使用価値があるからジャンクコーナーでも売れるのであって、本当のジャンクならばジャンクコーナーでも売るべきではないと思いますが・・・。

ということで、「相変わらずジャンクだな〜。」とか思いながら店内を回っていたのですが(^^;)、ふとその時MOとCD−R(共に外付け)が売られているではないですか。しかもお値段3,000円。これは注目です。ということで、早速品定めです。

CD−R
・TEACのCD−Rですねえ〜。(お客さん。TEACですよ、TEAC。)
・なになに、8倍速書き込み対応。(ということはバッファー4MBですね。)
・SCSIケーブル、添付ソフト付き(ケーブルだけでも500円ぐらいすぐします。しかもピンタイプのコネクタだし。)
・なんと言っても外付けというのが大きいです。(ケースだけでも1,000円ぐらいすぐします。しかもあんまり使ってなさそうだし。)

ということで、買いですね買い。(爆)

MO
・LogitecのMOですねえ〜。(外付けです。)
・640MB対応です。(これが大きい。)
・SCSIケーブル、アクティブターミネーター付き(5〜600円はするでしょう。)

ということで、これも買いですね買い。(核爆)

ということで、両方を購入して帰ってきたσ(^^;)なのですが、まずはCD−Rの確認です。本当はCD−Rは外付けでも現在1万程度で新品が購入できるのでそこまで安いというわけでもないのですが、TEACブランドと純SCSIドライブという点で購入してきました。さて、早速接続し、電源を入れてみます。型番はCD−R8240SAでドライブのファームウエアは1.0Hでした。(現在の最新版は1.0P)(←これだけでもほとんど使用されていないことがわかる。)

早速、TEACのホームページで最新版のファームウエアをダウンロードして、アップデートを行ったのですが、取り立てて変わったと思うところはありません。(笑)ちなみにファームウエアをダウンロードするついでに、製品情報も調べたのですが、調べてみてびっくり。(笑)販売は99年4月でメーカー希望小売価格は76,800円でした。時期的にはσ(^^;)が大金を出して購入したプレクスターのPX−R820Teとほぼ同時期ですので実は結構高級品だったのです。(笑)

※ ある程度は知ってて購入したんでしょ。と言うつっこみはお約束と言うことで、言わないでください。(笑)

次に、購入したMOですが、こちらは型番はLMO−640Eですので、σ(^^;)が以前購入したLMO−640Fとほとんど同じ商品と言っても過言ではありません。ただし、フロントマスクが、LMO−640Fは3.5インチモデルをそのまま箱に入れたような形なのですが、LMO−640Eは独自の形になっています。

※ とは言っても正確にはばらしてみないと内部の状態はわからないのですが・・・(笑)

今回の購入の目的としては、こちらがまともに使えれば問題なかったので、こちらの動作確認の方を一生懸命行ったのですが、(どうもMOは中古でも値が張る。)問題なく動作しています。ちょっとメディアの出し入れが、しにくいという筐体の形上の問題点はあるのですが・・・。(^^;)

ということで、どちらの商品も問題なく動作しました。
これ以降、2匹目のドジョウを求めて(笑)結構HARD ○FFへ行っているのですが、それ以降ま〜ったくと行っていいほど、戦果はありません。(涙)
今回はベンチマークには全く関係のない部分なので、ベンチマークの結果はなしとさせていただきます。

このときの搭載品

機種 内容
TEAC CD−R8240SA 8倍速書き込み対応(読み込み24倍速)CD−Rドライブ
Logitec LMO−640F 640MB対応(3600回転) MOドライブ

− 最後に −

 最初の予定では、もう少し拡張記を更新していく予定だったのですが、東京生活から地元に帰ってきたことにより、拡張パーツが大幅に手に入りにくくなったことと、もともとCPUがPentiumPROというキワモノ系のCPU(本来の能力は高いはずなのですが、キワモノ扱いをされてしまいました。)のため、CPUのアップグレードが普通ではできないため、今回で終了とさせて頂きます。実際、結構地元のゴミあさりショップに行っていますが、PentiumPROの9821に会ったのは4年間で2回だけですし、(結局その2回ともσ(^^;)が購入しています。(笑))CPU拡張用のゲタにも遭遇したことは一度もありません。(←田舎ですね。)

 あと、もう一つの問題としてPCIバスが2つしかないというのも結構問題です。9821の問題点を解決するためにはグラフィックボードの増設とストレージ系の増設は避けて通れないのですが、この増設を行ったときにPCIバスの空きが完全になくなってしまうという問題があります。Xv13の時はPCIバスが3つあったので、まだ拡張はできましたし、問題のXt13では、さらに追加として遅いなりにもSCSIをオンボードで搭載していたので拡張はいろいろできたのです。そのようなことを検討していくと、結構Ra20の能力は高いのですが、拡張面における限界は割と低いところにあるというのをわかって頂ければと思います。

※ 実際運良くですがRv20を購入してしまうと、Ra20の存在価値は完全に否定されてしまいましたので・・・。

ですが、お手軽に9821ライフを満喫するためのパソコンとしてはなかなか良いパソコンではなかったかと思います。OSにWindows2000を入れてしまえば、16Bitコードの問題は完全に解決してしまいますし、メモリーの転送速度も9821の中ではかなり高速な種類なので、そこそこ動作してくれます。ただ、一つ気になったのが、PentiumPROであるが故に昔のDOSのプログラム(特にゲーム)については、思ったほど動作してくれないゲームが多かったように感じました。(Windows95が発売された付近のゲームなら動くのですが、もう少し古いゲーム(1991年頃)のゲームについてはPentiumより動かないゲームが多かったように感じました。)

※ このあたりがなければもう少し使い道があったのですが・・・。

ということで、第14話まで続いたおまけのパソコン拡張記ですが、今話をもって終了とさせていただきます。
 長い間のご静聴ありがとうございました。

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