誰でも出来る採択運動

来年度から使用される教科書の採択は、現在各市町村教育委員会でも作業が進 められています。私たちがこれまで取り組んで来た、中学校歴史教科書の採択に ついて、次のような取り組みをしていただき、よりよい歴史教科書をぜひ採択し てもらいたいものです。まず、特別な知識がなくても、誰でも出来る運動のしか たを二点、例として掲げます。


一 皆さんがお住まいの市町村教育委員会事務局に、一住民として電話をかけるなり、出向くなりして次のことを尋ねて下さい。教科書採択の担当課は通常「学校指導課」ですが、場合によっては名称が異なることがあります。その時は、「教科書採択の担当課をお願いします」と言って下さい。その際、ご自分の氏名・住所はきちんと告げて下さい。

「教料書の展示会があるそうですが、○○市(町・村)ではいつ、どこで、どのくらいの期間展示されますか?」
《まだ日程は決まっていません》という回答なら、
「いつ頃決まりますか? 展示の場所も期間も、従来よりは多く、長くなりますか?」
と重ねて聞いて下さい。
《日程・場所はこれこれです》と教えていただいたら、
「この日程は、従来より展示期間が長くなっていますか? 場所も従来より多くなっているのでしょうか?」
と尋ねてみて下さい。さらにまた、
「歴史教科書の採択理由・採択地区協議会委員の氏名については、いつ頃公開されますか?」
と質問して下さい。

この応対については、「○○市(町・村)教育委員会事務局、担当課名、担当者氏名」と一緒に、当岡山県支部宛てお知らせ賜れば幸甚に存じます。また、所によっては無愛想な応対をとる事務局もあるかも知れませんが、十分な回答を得られなくても気になさることはありません。最後は笑顔で、「ありがとうございました」と別れましょう。

(各市町村教育委員会の所在地はこちら)
岡山管内
倉敷管内
高梁管内
津山管内
*すでに教科書展示会が始まっています。開催期間と場所はお知らせページにて掲載しております。


二 教科書の展示会には、知人を誘って必ず見に行って下さい。中学校歴史教科書は全部で八社あります。全部を見比べるのは大変でしょうが、ポイントは文部省学習指導要領の目標に掲げる、「我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる」という部分にあります。
すべてを「支配−被支配」の関係で捉え、支配者が被支配者を搾取したというのが、共産主義・社会主義史観の在り方です。
・江戸時代では百姓一揆や打ち壊しが必要以上に強調されていないか。
・新しい近代国家を作り上げていった明治維新後の時代に、「国民は苦しんだ」ことばかりが強調されていないか。
・写真の人物が自分が過去習ったことのある人物かどうか。(田代栄助、全ホウ準など)
そういう書き方が、「我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる」という目標に沿ったものであるかどうかをご判断下さい。

* アンケート用紙に記入して下さい。
岡山県教育委員会は、「展示会場にアンケート用紙を置くなど、教員や保護者、県民の意見がよりよく反映されるよう工夫すること」を、各市町村教育委員会に通知しています。アンケート用紙があれば、皆さんのご意見を必ず記入して出して下さい。

*一番良いと思う教科書を、アピールして下さい。
皆さんが展示会で御覧になった教科書の中で、一番良いと思う教科書を、「○○社の中学枚歴史教科書を是非採択して下さい」という意志表示で、それぞれの教育委員会に対してアピールして下さい。一住民が、自分が住む市町村で使われる中学校歴史教科書について「これが一番良い」と意志表示することは、当然の権利で全く違法性はありません。

従来教科書採択については、一般の良識ある住民は全く無関心でした。教育委員会は、日教組その他イデオロギー色の強い団体などから圧力を受け続け、それに押されて事勿れ主義で流された結果、歴史教科書は極端に自虐的内容の強いものとなってしまいました。これを是正するためには、良識ある一般住民の声をできるだけ多く教育委員会に届けるしかありません。
それにより我々の運動が広く支持されていることを教育委員会に知らせ、より良い教科書が採択される後押しとなるのです。


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