ニューヨーク港    
〜タイタニックが目指した港〜   

撮影 1995年7月

   



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この1枚(+1枚)を使って,まずはニューヨーク港内の位置関係について・・・

中央遠方に見える吊り橋が,ニューヨーク港入り口に掛かるヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ(中央支間長1,298m)です。
この橋のずっと沖合いの地点が,ブルーリボン記録の計測地点となっていました。 ただしブルーリボンが競われていた時代には,まだこの橋はなかったのですが。 
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(エンパイア・ステート・ビル86階展望台から見たマンハッタン南部。 ご存知のようにこの景観は,この後大きく変わってしまいました。)

 
     
     

 

 
   
映画 「タイタニック」 で,最後にローズがニューヨークに着いたときの自由の女神像が感慨深かったので,載せました。

サークルライン遊覧船 (約3時間かけてマンハッタン島を一周する遊覧船) から写した自由の女神。
   
         
         

 


エンパイア・ステート・ビル86階の展望台から見たハドソン川。マンハッタン島の岸に沿って,櫛(くし)の歯のように桟橋がずらっと並んでいるのがニューヨーク港の特徴。
今見えるあたりが,外洋大型客船の桟橋です。
このとき桟橋にQE2が停泊しているのを見つけました。


現在は,今見えるあたりの桟橋だけが外洋客船桟橋として使われているようですが,かつては汽船会社各社がそれぞれ自社専用桟橋を持っていました。 そして各社の客船が大きさと美しさを競い合うように,多数横並びに並んだ姿は壮観でした。(私は写真で見ただけですが。)
QE2が泊まっているのは90番桟橋(Pier 90)で, かつてキュナード・ラインの定期船桟橋でした。その左はフレンチ・ラインの88番桟橋,さらにその左はユナイテッド・ステーツ・ラインズの桟橋といった具合でした。

 


     

     

 



ニューヨーク港の桟橋を離れ,
出港しようとしているQE2。

タグボートが船尾を横から押して方向を調整しながら,静かに後進で出て行きます。



 




ニューヨークのこうした櫛形の桟橋で見ると,QE2が少し小さく見えたのが印象的でした。

かつて北大西洋航路の西の大ターミナルとして,ヨーロッパ各地から多数の客船を受け入れてきたニューヨークならではの港の形態でしょう。



この水面は,かつてあの伝説の豪華客船ノルマンディー号が第2次大戦中の1942年,軍隊輸送船に改装工事中に火災で横転して最期を遂げた場所です。(左の88番桟橋に係留されていました。)
また1940年に8万トンライナー3隻が1度だけ並んだ姿は有名ですが,それもこの場所です。 左の桟橋にノルマンディー号(83,423総トン)が,右の桟橋に
クイーン・メリー号(80,774総トン)が,そして右の桟橋の向こう側にクイーン・エリザベス号(83,673総トン)が停泊しました。
 
 
 

 

     



隣の桟橋(Pier 88)に停泊していたオイローパ号(33,819総トン) の後ろを出港していくQE2。


 
     

 

 




アメリカ海軍のタイコンデロガ級イージス巡洋艦
アンツィオ。

この桟橋もかつては客船用桟橋であったのだろうと想像できます。




 

 




空母イントレピッド。
もと第二次大戦時のエセックス級空母で,博物館となっています。



 

 

 


     
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