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猫の季節別健康管理
 猫に行うとよいといわれる季節ごとの病気対策や管理について

■春(3月〜5月頃)
  • 夏毛に生え変わる時期なので、皮膚病予防や抜け毛対策と毎日ブラッシングする。特に長毛種は、抜け毛を飲み込む量も増えるため毛玉(毛球症)に注意。
  • 春は一番大きな発情の季節。猫が鳴きだす事が多く、家出猫が増えることもある。
    出産を望まない場合は、避妊・去勢などをする。
  • 他の猫との接触が多いため、ケガと伝染病等の感染に注意する。
    オス猫はケンカが多くなるので、外傷がないかチェックする。ケンカでできた傷は表面は軽くても、化膿していることもあるので注意が必要。
  • ノミやダニが多くなる季節なので、毎日ノミやダニをチェックする。
  • 春〜夏は腸内寄生虫が活発になる時期なので、まめに検便を受ける。

■夏(6月〜8月頃)
  • 春〜夏は腸内寄生虫が活発になる時期なので、まめに検便を受ける。
  • ノミやダニが多くなる季節なので、毎日ノミやダニをチェックする。
    ノミによって感染する条虫症や、アレルギーや皮膚病が悪化する季節でもあるので、ノミ等の駆除をこまめに行う。
    長毛種はお腹と背中の毛を刈る事も良いといわれてる。
  • 食中毒になりやすい季節なので、食べ残しは早めに片付け、食器はきれいに洗う。
  • 室内飼いの猫は、閉めきった部屋や風通しの悪い場合は、熱射病等になることがあるので注意する。
  • 3種混合ワクチンや猫白血病ウィルス感染症の予防注射を接種しておくとよい。

■秋(9月〜11月頃)
  • 冬毛に生え変わる時期なので、皮膚病予防や抜け毛対策と毎日ブラッシングする。
    特に長毛種は、抜け毛を飲み込む量も増えるため毛玉(毛球症)に注意。
  • 発情の季節。出産を望まない場合は、避妊・去勢などをする。
  • 他の猫との接触が多いため、ケガと伝染病等の感染に注意する。
    オス猫はケンカが多くなるので、外傷がないかチェックする。ケンカでできた傷は表面は軽くても、化膿していることもあるので注意が必要。
  • 猫も夏バテしている場合があるので、特に子猫や老猫は、よく体調をチェックし消化の良い バランスの摂れた食事を与え、与えすぎないように注意する。
  • 猫の体調(食事量・便・尿など)をよくチェックする。風邪などに注意する。
  • 3種混合ワクチンや猫白血病ウィルス感染症のワクチン接種をしておくとよい。

■冬(12月〜2月頃)
  • 毎日丁寧にブラッシングしてあげる。
    この季節は毛の量が増えているので、特に長毛種は毛玉(毛球症)に注意。
  • 空気の乾燥により、呼吸器系の病気やウイルス感染症が増加する。
    1匹が風邪をひくと他にも感染するので注意する。(子猫・老猫は特に注意)
  • 短毛種・子猫・老猫は寒さに弱いため、保温に気をつける。
    日光浴を十分にさせる。窓ガラスをあけて、紫外線を入れよう。
  • こたつ等の暖房器具による低温やけどや、ストーブ等のやけどに気をつける。
    電気カーペットなどによる感電に気をつける。
  • 運動不足により肥満にもなりやすい。
  • 膀胱炎・FUS腎不全(になりやすいので、新鮮な水をいつでも飲めるようする。
    トイレの場所も暖かくしておいて、トイレの掃除はこまめにする。
  • 3種混合ワクチンや猫白血病ウィルス感染症の予防注射を接種しておくとよい。

(2006年5月26日掲載)


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