「日々のできごと」その3

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平成10年3月20日

久しぶりに書く。
今日新聞を読んでいたら、警官から銃を奪おうとして捕まった少年の裁判(?)があったという記事が載っていた。
裁判官曰く、「少年は格闘アニメに影響されて・・・(略)・・・」。
わたしは北斗の拳が好きで毎週欠かさず見ておったが、「だれかを傷つけよう」なんか思っても実行は絶対しなかった。
まぁ、北斗の拳ほど強すぎたら真似しようにもできんか・・・。ラオウなんか、身長3メートルくらいありそうだし。


平成10年3月24日

今日はひさびさに、ひやひやもんの一日であった。
それは、すでにきのう23日から始まっていたのだ・・・。
きのう、ふと学内の院生用の掲示板の前を通りすぎると、目に入る一枚の掲示。
「学生証の更新期間:3月1日(?)〜3月20日」
え!? 20日って言ったら先週の金曜日ではないか・・・。
そう、それを見た日は23日の月曜日夕暮れどき。
「留年・休学の者も更新手続きをすること」
その一文を見て、さらに恐怖は増した。
そうである。わたしは来年度(平成10年度)は前期を休学にするつもりであったのだ。
しかも、その休学の申請もまだ終えてはいなかった・・・。
すでに窓口が閉まっていたため、その日は必要事項をメモして、とりあえず帰宅した。
さて、今日起きるとすでに時計は午後2時を指していた。
あわてて飛び起きて、とりあえず、学生証の写真を撮りに写真屋に行った。
さぁ、いよいよ恐怖の窓口へと歩を進める。
今までの経験によると、履修届を期限を過ぎて出しに行った日には、かならずと言っていいほど文句・小言を言われる。
まず、休学を申請する「教務第1係」という窓口へ向かう。
その横には、あとで学生証の更新をする「教務第2係」の窓口があるのだが、
そちらをふと見ると、窓口のそとにまだ学生証の台紙(仮学生証で、自分で記入し、写真を貼る)が置いてあるではないか。
これで、学生証の更新のほうは安心だ。
とりあえず、その窓口の前を去り、「教務第1係」に向かう。
そこで休学のことについてたずね、いまから休学の申請ができるか聞いてみた。
「今年度の後期の授業料はもう払われてるんですよねぇ・・・。」
ほえ? 後期の授業料を払ってたら、休学の申請はできないの???
「まぁ、とりあえずこの書類を急いで書いて、教官にハンコもらって持ってきてください。」
わたしは研究室に行き、書類を書いて某教官にハンコをもらい、学生証の件を済ませてから、書類を出しに行った。
「もう教官会議が終わってて、ほんとは受け付けれないんですけど、事後承認という形で受理します。」
こういうものは教官会議に諮らねばならなかったらしい・・・。
ま、ともあれ休学は認められたわけだ。
再び研究室にもどり、ほかの某教官に、その報告をした。
しかし、まだ悲劇は残っていた。
「前期(4月1日〜9月30日)休学だったら、卒論の題目提出や、履修届ができんのじゃないか?」
あぁ、なんてことだ・・・。
とりあえず、その教官に窓口まで一緒に来ていただいて、窓口の人に話をしてもらった。
最終的には、前期である7月最初に「復学届」を提出して、
履修届等を出せる時期である9月1日から復学できるようにせよ、とのお沙汰が下った。
9月の1ヶ月分の授業料3万円ほどを払わねばならなくなったが、履修が出せないのでは元も子もない。
2人目の教官に報告に行かなかったら、半年後には、泣きを見ていたであろう・・・。
まったく、心臓に悪い一日であった。


平成10年3月26日

きのうは卒業式だった。
昼食会があったが、昼飯ごときに四ケタも使ってられるか、とおもい欠席。
案の定、3,000円の懐石だったらしく、魚介類を嫌うわたしは、行かなくてよかった、とおもった。
しかし、その昼食会にて、同回生の某H氏が、ある理由にて爆発!
内容と理由は諸般の事情により伏せるが、うちの回生の代弁者となってくれた某H氏は、すごい人物である。
その夜は、飲み会なのでとりあえず出席。
集まりは、さほど芳しくなかった。
その飲み会の会場となった某「○銭蒸△」は、変わった店であった。
午後5時に行ったのだが、まず酒類がほとんどない。
メニューに書いてあるうち、出せるのは数種類だけだった。
まだある。
わたしが2杯目の生中を頼んだところ、30分待っても出てこない。
もうすでに場は、次の注文を頼む雰囲気ではなかった。
ふとほかのグループに目をやれば、なんとじゃんじゃん注文の品が来てるではないか・・・。
わたしはかなりのいらちなので、かなり落ち着きを失っていた。
あまりに遅いので、幹事が来てない分の勘定をオーダーから削除するように言いに行ったそのあと。
やってきた。生中が・・・。
アホか!!!
しかも、そのあとに、おなじくかなり前に注文したたこ焼が来やがるの・・・。
あきれてものも言えなかった。
飲み物は注文から5分以内に持ってくるのが飲み屋の鉄則である!
飲む気が失せたときに飲む酒ほどまずいものはない。
そうこうしているうちにお開き。
8時半頃来るらしかった某教官と、元某九大院生氏は来ずじまい・・・。
ひとり3,000円であった。
2次会も行ったのだが、来ていたOBの社会人の方々に出していただいた。
つくづく弱くなったなぁと実感してしまった今日一日であった。


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