「日々のできごと」その5

前を読む 「日々のできごと」もくじ 次を読む


平成10年5月16日

そうこうするうちに、某S岡県某I東駅までたどり着いた。
そこでもう一度電話を入れてみる。
そのまえの、某S岡県某M島駅でかけたときはいなかったが、こんどはやっと連絡が取れた。
どうやら、事情により家を空けていたそうで、きょう夜9時に某E団某U安駅にて待ち合わせと相成った。
東京にたどり着いたのが夕方4時であった。
5時間も空いてしまったので、何となく某S玉県某所におもむく。
ちょうど高校の授業が終わったのだろうか、女子高生の50人くらいの集団が目の前にあらわれる。
うしろから見ていると、全員同じに見える。
不気味な光景であった。
駅にもどり、PHSの留守電をチェックすると、某S部長からの伝言。
実は今回、某チャットを介して知った3人と飲もうということになっていたのである。
その連絡であった。
とりあえず、某T京駅前の某Y重洲ブックセンターにて、時刻表を買い求め、ちょうど1年ぶりの某E団某U安駅に向かう。
先方は、とくに変わった様子はなく、あいかわらずの性格だった。
去年きたときは、泊り先がPHSの圏外であったのが、アンテナ表示が3本立つので驚いた。
ただ先輩某N氏は、その日の夜9時半から、バスケットの作戦会議があるとかで、わたしを家に残して去っていった。
所在がないので、その夜はビールのロング缶を1本飲んで寝た。
某N氏が帰宅したのは結局、わたしが寝た午前1時であった。


平成10年5月17日

この日は、某博物館の図書室に行くのがメインの予定であったが、気分的にキャンセル。
もう一つ、高校時代の同級生(現・某T京大学薬学部3回生)に会うために午後1時半の都内某O駅におりたつ。
待ち合わせ時間は午後2時だったので、ちょっと暇をもてあました。
とりあえず、駅前の広場に適当にこしかけて、4時間ほど話し込む。
そこから帰る途中、PHSが鳴ったので出てみると、先輩の某I氏が、泊り先の某N氏の家にきているという。
急いで帰ってみると、バイクで来ているので飲めないとのこと。
多少残念である。
かわりにわたしがビールを1リットル空けた。


平成10年5月18日

きょうは平日の月曜日なので、社会人である某N氏は出勤。
わたしも、朝7時半に追い出されるように外に出る。
きょうのメインの用事は2つあった。
ひとつは、卒論の調べごとであり、もう一つは某チャットの飲み会。
朝が早く、調べごとをする資料室も開いてないので、なんとなく都内某HOJへ向かう。
その後、都心にもどり、つつがなく調べごとをすませ、集合場所である都内某T町駅に向かう。
帰宅ラッシュの真っ最中だったのと、たばこが吸いたいのとで駅の外で待つことにした。
最初に現れたのは某K(元Y)氏。
そのうち、某S部長が現れる。
しかし、集合時刻が迫っているのにもう一人がなかなかこない。
今年3月に執り行われた某H会第1回総会で、遅刻魔としてその名を知らしめた某R氏(RR会永世会長)である。
集合時刻間近になって、わたしのPHSに電話が入る。
なんと、都内某S谷にいるという。
さすが遅刻魔・・・。
しかも、なぜS谷???
それからしばらくして、某R氏が現れた。
しかも、なぜかピースサイン・・・。
ロード・スティーブン・リーガルじゃあるまいし・・・。
とりあえず、駅から歩いて数分のビル3階にある某「Mさ来」へ移動。
席はなぜか某R氏のトイメンにほかの3人(左から、わたし・某K氏・某S部長)が並んで壁際に。
最初のうちはつつがなく飲みも進行した。
会話の内容はだいたい覚えているが、めんどくさいのと、ここには書けないこともあるので割愛する。
あえて言うなら、某H会の第1回総会の話とか、大学の話とか・・・。
これ以上は言えぬな・・・。
まず最初に某K氏がダウン。
顔もかなり赤くなっているし、うつむいて寝ているようでもあった。
そのうち、某S部長と某R氏が、わたしがワインを頼みだす。
わたしは、旅疲れと、連夜飲んでいたこともあってすでにその時点でだめモードに入っていた。
もはや、そのときのわたしにとってワインはうまいものでもなんでもなかった。
わたしが1杯目を飲んで、用足しに行って帰ってくると、空けたはずのグラスになみなみと・・・。
某S部長はともかく、某R氏のほうは、やばげなモードに突入しつつあったんではなかろうか。
試しに背後から、お約束のスリーパーホールドを狙ってみる。
すると、わたしの腕をつかみ、「あまいな・・・」と言ってやおら立ち上がった。
なにをするかと思えば、そのままタイル張りの床にすとんと座って、「あごくだき〜(^^)」とのたまう始末。
これで某R氏が、もはやこの世に心あらずモードに入っていることが証明された。
だって、普通、飲み屋でチンクラッシャーなんかやらんでしょう・・・。
しかも、座敷でならともかく、いす席の地べたでやるとは・・・。
その後も、某S部長と某R氏は、「流れを止めるなぁ〜」とか言ってわたしに飲ませようとする。
当の某R氏はというと、「おれが飲むから飲め〜」とおっしゃってワインを一気飲み。
しまいには、わたしのグラスを手にとってこちらにおしつけてきなさる。
そこでワイン(赤!)が、わたしのズボンの上にばしゃっとこぼれて、スボンが朱に染まった。
わたしが困惑しているのをよそに、「あはは〜」と陽気に飲んでらっしゃった。
その間、某S部長は自分のペースで飲んでいたことだろう。
わたしは某K氏に助けを求めたが、某K氏まで、赤ら顔で「飲め〜」とのたまう。
そのようなやり取りがしばらく続き、たまたま某S部長と某R氏が用足しに行った。
ちゃ〜んす!!!
そう判断したわたしはふらふらと立ち上がって、見知らぬ町なかへと姿をくらますことに成功。
とりあえず、アスファルトの上に横たわるのもいやだし、適地を求めてさまよった。
したたか酔っていたので、某「Mさ来」と同じ区画で適地を、気分悪いながらも探しまわった。
すると、歯医者のきれいそうな階段があったので、とりあえずそこに横たわる。
10分するかしないかのうちに、PHSが鳴る。
なんとか出てみると、某R氏が便所を占拠しているとの某S部長からの知らせ。
わたしになんとかもどってきてほしいとのことだったが、すぐには無理だった。
そこでとりあえず、わたしが横たわっている場所を、つたない日本語で説明した。
わたしもちょっとくらいなら歩けるようになったのでとりあえずふらりふらりと歩いた。
すると、区画の角に某S部長がいた。
とりあえず、某「Mさ来」のエレベーターの外までなんとか歩いた。
しかし、わたしはそこでまたもややばくなり、結局そこに寝ることにした。
こういう状態のときは、わたしの場合、感覚系統はイカレてても思考能力はけっこうまともなほうである。
だから、人の出入りが激しいとこに横たわるのはけっこうはずかしいことであった。
しかし、いまはそんなことは言ってられない。
しばらくして、某K氏がわたしのもとへとやってきた。
某K氏は、「やばい・・・」という言葉を残して夜の闇に消えた。
数分してもどってきたその表情は、いくぶんか楽そうになっていた。
再び某S部長から、なんとかあがってきてくれとの電話が入る。
しばらくして、某S部長が下までおりてきて、とりあえずいっしょにいす席までもどった。
わたしは、そこでも横になっていたので某R氏がどういう状態で便所にいたのかは見てない。
ただ、便所の前に人の列ができていて、某S部長が店員の催促の対応に追われていたのは見えた。
その数分後、迷惑がられながら全員で店をでた。
ちなみに、残ったワインはすべて某S部長が飲み干したそうだ。
おそるべし某S部長・・・。
わたしは依然、デンジャラスな状態だったので、さっきと同じ、入口に横たわった。
見知らぬおじさんたちに「大丈夫か?」と親切に声をかけてもらう。
わたしも、「寝てれば大丈夫ですから」と、つとめてにこやかに応対。
そうやってわたしが横になってるところへ、ぐでんぐでんの某R氏がふらふらとやってきた。
すると、とつぜん横たわるわたしの上に座った。
「いすじゃね〜(^^;」とおもいながら、起き上がって頭をたたいてみてもあまり反応がない。
そのあと、某S部長に飲み代を払い、ちょっと楽になってきたので起き上がってみると某R氏の姿がない。
ふと視線を前に向けると、そこには1台のタクシーが呼びとめられているのが見えた。
そのタクシーを呼びとめていたのはなんと、さっきまでわたしの上に座っていた某R氏であったのだ。
声をかけようとすると、やおら1人でタクシーに乗り込むではないか。
ドアが閉まり、発進寸前でまたもや窓越しにピースサイン・・・。
それがなにを意味するかは、もはや人智を超えていて、わたしのごとき凡人にはわからなかった。
取り残され、呆然と立ち尽くすわれら3人をしり目に、タクシーは酔っ払い1人を乗せ走り去っていった。
時はすでに夜11時にならんとしていた。
われら3人は、とぼとぼと某T町駅まで歩いた。
わたしとほかの2人は、某Y手線の内回りと外回りに別れ、そこで解散と相成った。
ほんとうに、このときは某S部長にはたいへんご迷惑をおかけしたとともに、お世話になりました。
わたしはその後、某T京駅で某Y手線を降り、某O手町までふらふら蛇行しながら歩き、
自分でも、よく某U安までたどりつけたなと感心する・・・。
もどってみるとすでに某N氏は寝ていたので、わたしもそそくさと寝る。


☆某S部長の飲み会記録はこちら


平成10年5月19日

きのう帰り着いたのが、深夜1時前で、けさ起きたのが7時。
もはやきょうは何もする気力がない。
かといって、かえりはすでに22時50分発のバスを取っている。
ひまなので、某K奈川県の某所に行った。
なにをするわけでもなく重い荷物を持ってふらふらと歩く。
すぐ折り返し、某T葉県某M戸で夕方5時に知り会いと会う。
マクドを食ったのち、某N山の知り合いの家に行き、1時間ほど話し込む。
夜9時を過ぎたので車で某S松戸駅まで送ってもらう。
バス乗り場に着いたのは発車8分前・・・。
かなりやばかった。


平成10年5月20日

そうこうするうちになんとか我がテリトリーまでもどってきた。
この「日々のできごと」も、忘れないうちに書いとかないといけない。
いったん家に戻り、大学の研究室にきて計算してみると、旅費以外で2万円も使っていた。
いつものことだけど・・・。
疲れた・・・。


前を読む 「日々のできごと」もくじ 次を読む