「日々のできごと」その29

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平成11年10月4日(月) くもり(・・・っていつも書いてるけど、こういうときは単に天気を覚えてないだけ。)

さて、今日から3日間の旅である。
結局昨夜はネットに繋いでから一睡もしなかった。
まぁそのおかげで、寝過ごすことはなかったがかなり眠い。

4:45に家を出て、歩いて駅に向かう。
5時ちょうどに待ち合わせした駅のホームへ。
しかし、まだM氏は来てない様子。
仕方ないのでタバコを吸っていると、吸い終わったあとで電話が鳴る。
ホームの中ほどを見ると、携帯を持って向こうを向いているM氏の姿。
なんと彼は半袖であった・・・。
しかも外は冬かと思うほどの寒さであった。

5:21発の電車に乗り東を目指す。
途中、相生で熱い缶コーヒーを買ったのだが、ずっと握っていると飲むころにはかなりぬるくなっていた・・・。
なんせ熱い缶コーヒーを握っているだけでしあわせな気分になれるくらいの寒さである。
10月初めってこんなに寒かったのか・・・。
10時前に米原到着。
ホームで電車を待っているときにタバコを吸っていると、年の頃25〜6のおねーさんが「ちょっと火を貸してもらえますか?」と声を掛けてきたので、火をつけてあげた。
スーツを着てけっこうきれいなおねーさんであったが、こんな時間に鈍行でどこに行くのだろうか・・・。
少し話でもすればよかったかなとちょっと後悔。
でも、ちょっとしあわせな気分のまま、次の電車に乗りこんだ。

豊橋で20分ほどあったので、駅舎内のうどん屋できしめんを食べる。
味が薄かったので唐辛子を入れたら、ちょっと入れすぎたのか当分口の中が辛かった・・・。
次に乗った電車の車内で浜名湖を通り過ぎようとしていたとき、3回生のI君から電話。
なんでも、わたしと同回生のEが研究室に来ているらしい。
帰りがけにEの実家である京都に寄って襲撃してやろうかとも話していただけに、なんとも間の悪いことである。
電話を換わってもらって、Eと数分間話をする。
どうやらこれから九州に向かい、来週の初めにまた研究室に寄るかもということであった。

そうこうしているうちに、18:05に品川に到着。
あたりはすっかり暗くなっていた。
ここでうどんを食ったあと、2人は別行動へと・・・。
M氏は渋谷へ、そしてわたしはネットの知り合いの某Y氏と横浜で7時に待ち合わせ。
23区初上陸のM氏を不安げに見送りつつ、わたしは横須賀行き車中の人となる。
都心とはいえ、横須賀線の車中は意外とすいていた。
東海道線だとけっこう混んでいるので、ここが猿知恵の見せ所である。
途中、Y氏から電話がある。
その時点で7時に横浜駅に着くのは無理であったので、少々遅れる旨伝えておく。

で、10分ほど遅れて待ち合わせ場所である横浜駅西口の高島屋前に着く。
・・・がY氏の姿が見えない。
タバコ2本吸い終わったあとで、わかりやすいようにサングラスを掛けてみると、それらしき人物がこっちに来た。
(実はそれ以前にそれらしき人物がいたのは知っていたが、なんとなく声は掛けなかった。。。)
軽くあいさつを交わしたあと、例の(ここには書けぬが)CD−ROMを頂く。
それから、さっそく某○(書けぬ)氏が○○(これも書けぬ)したと伝えられる場所に案内してもらう。
こんなところで○○するなんて・・・・・・。
それから某総会が挙行された場所などをいろいろ案内してもらった。
そこで、某支部長のことを思い出し電話してみる。
今日、ひょっとしたら会うかも知れなかったからだ。
しかし、彼はすっかりそのことを忘れており、すでに飲みの約束が入っているとのこと。

我々は某支部長滅殺(?)を諦め、近くの白木屋に向かった。
そこでは、いろいろな会話がなされたが、内容は敢えて割愛する。
ちと酔いが回ってきた8時20分頃、一応10時頃大宮に行かねばならなかったので席を立つことにする。
わたしは生中2杯、Y氏はカクテルのようなものを2杯飲んだのだが、支払いが少し高い・・・。
別に頼んだポテトフライとカルビ雑炊を入れて考えても高い。
で、会計のあとでレシートを見てみると、なんと「オトオシ 2 400」「セキリョウ 2 180」と書いてある。
何!? お通し代と席料を取るのか!?!?
はっきり言って、我が地ではこんなものに金を払った記憶がない。
まぁ、わたしが知らぬだけかもしれぬが・・・。
そういやお通しがきたときY氏がそんなことを言っていたような気が。
なんだか「やられた!」という感じであった・・・。
少々納得の行かぬ気分のまま白木屋をあとにした我々は、改札前でしばし立ち話のあと別れる。

電車の乗る前にM氏に電話してみる。
なんとM氏は渋谷周辺で道に迷って遅れそうだとのこと・・・。
とにかくわたしも急いで9時過ぎの電車で品川をあとにした。
東京・上野で乗り換え、高崎線で大宮に着いたのが22:18。
浦和を出た直後、M氏から無事大宮に着いたとの電話が入る。
まぁ、なんとか2人とも同じくらいの時間に大宮に着くことができて一安心であった・・・。

で、なぜ大宮かというと、研究室の1つ後輩のS氏がこちらで勤めているからである。
最初はカプホも考えたが、どうせならと2人で御厄介になろうということになったのだ。
10時半過ぎにS氏が駅に現れた。
研究室在籍時とまったく変わってなかったのでちょっと安心。
彼は駅から10分ほど歩いたところに住んでいた。
着いてから、しばし話をしていたが、彼は明日出勤なので12時前頃皆寝た。



平成11年10月5日(火) くもり

さて、朝は早く7時には起床である。
疲れもあってか、6時間は意識もなく完全に寝ていた。
30分くらい掛けて出支度をし、7時半に全員S氏宅を出る。
改札付近で我々はS氏と別れ、都心へ向かう電車に乗った。
わたしは何度も来てるのでとくに行きたいところはないが、M氏は初めてなので適当に連れて回ることにする。

9時頃、まず浅草へ。
アサヒビールの「あれ」を見たあと、腹が減ったのでマクドに寄る。
そこのマクドは朝メニューがなかったので、しかたなくハンバーガーセット。
M氏がチーズバーガーセットにしていたのを見て、値段が同じなのでそれにすればよかったと後悔。
食いながら、昨日の飲みの不可解な勘定の話や、なぜか電気屋の話をする。
その後浅草寺へと行こうとしたが、入口のところで年配婦人から道を尋ねられる。
無論わたしは現地人ではないが、行き先が同じなのでなぜか道案内。
なんとまぁ朝も早くからなぜこんなに観光客がいるんだろうかと思うほど人がたくさん。
ちと入る筋を間違え、裏筋を通っていった。
境内の前で、M氏が件のご婦人から写真撮影の依頼を受ける。
寺に入りM氏が遊びでおみくじを引いたところ、「吉」というなんとも中途半端なのが出た。
で、去り際、さきほどと同じ所で再びM氏が写真撮影を頼まれた。
なんとも「人気者」のM氏である。
さて、これからどうしようということになり、柴又に行くことになる。
地下鉄ばかりでもつまらないので金町まで都バスで行く。
しかし、バス停を探してるうちに金町行きが出てしまい、次のバスまで15分ほど待つことに・・・。
バス停で待っている間、じいさんにバスについて尋ねられる。
じいさんは、なぜか先頭に並んでるわたしの前に並んだ・・・。
暇なのでそのじいさんと話をする。
そのじいさんは89歳で、普段はあまりバスに乗らないことや、昔は中国に住んでいて人力車がよく走っていた話などを聞かせてくれた。
予想外の会話に、割り込みを注意しようと思った気もすっかり失せていた。
11時10分ごろ、ほぼ定刻にバスがやってきた。

金町には40分ほどして到着。
そこから京成に乗り換え柴又に。
金町駅で電車を待っている間、M氏はかなり眠いのかベンチに座ったままであった。
ここもわたしは今回でたしか3回目である。
帰りの参道で、草だんご(1本100円)とせんべい(ざらめ5枚入り200円)を買って食べた。
金町に1時過ぎに戻ってきて、昼飯を食べるところを探す。
和食屋があって、日替わりランチが600円弱であったのだが、何が出るかわからないので、わたしはそこで食べるというM氏と別れて駅前のマクドへ・・・。
で、わたしはマクドで安息の食事を取れるかと思っていたら、後ろの席にクソ女子高生2人組が・・・。
ただでさえ「ここらへんの言葉」聞かされるのが鬱陶しいのに、変な用語まで繰り出すもんだからイライラ。
(注:「ここらへんの言葉」とは、関東中心部において話される、方言でも何でもないよく分からぬ言語を指す。)
1時間弱でM氏と合流。
マクドのあとで見た駅前の眼鏡屋でサングラスを290円で売っていたことを話すと、M氏は少々物色したのち、比較的まともなのを購入。
さっそく電車内で掛けていた。

金町をあとにした我々は、ある意味M氏のテリトリーである電気屋がある秋葉原へ。
ここでのM氏は職業柄もあって、気のせいかそれまでより眼が輝いていた・・・。
しばらくうろうろして、あるディスカウントショップへと入る。
少し見てわたしは店を出て一服していたのだが、あとから出てきたM氏、なにか物欲しげ・・・。
聞くと、ターボライター1,500円(元値5,000円)を買おうかどうか迷ってるらしい。
わたしももう一度店に入り、現物を見たら龍の彫り物がしてある金色のライターであった。
わたしが例のごとく購入を勧めていると、M氏も決心して購入。
その後、我々はある電気屋のオーディオコーナーへ。
M氏はさっそく価格事情をチェック。
品物を見ては「高い」を連発していた・・・(気がする)。
おまけに値引きの仕組みまで見破って、これにはわたしもさすがと脱帽するしかなかった。

さて、もはや日も暮れ、これから帰りの乗車地である横浜に向かってもよかったのだが、それだと結局時間を潰す場所が移動するだけなのでせっかくだから国会でも見せにと永田町へ。
まぁ、この近辺もわたしは何度か所用で来ているのでとくに珍しいこともない。
で、そこからどうやって帰ろうかという話になり、せっかくだから歩いて東京駅まで行くことを提案。
結局1時間くらい歩いただろうか・・・。
もちろん地図なしで適当に歩を進め、東京駅丸の内口に着いたのは6時半頃。

まだ時間が余っているので、時間潰しに新宿へ移動。
駅を出て、カレー屋を見つけたのであとで食おうということで一旦ビルの谷間の広場で一服。
さて、もどってカレー屋を探すがいくら探してもない・・・。
30分くらいして結局、別のカレー屋を見つけてそこに入る。
ここは、入口のレジで注文して代金を払ったあと席についたら、すぐにカレーが出てくるシステムで、新大阪駅改札内2階の立ち食いうどんと似ていた。
京王モールの3個所で食事したら500円の食事券になるというのをやっていたが、さすがにそこまで腹は減ってなかったので挑戦(?)はせずに、丸いスタンプ券はお持ち帰りとなった。

さぁ、食べ終わっていざ横浜に向かおうとしたとき、M氏にトラブル発生。
都区内フリーきっぷを紛失したというのである。
おそらく新宿に着いて自動改札を通ったあと取り忘れたのであろう・・・。
自動改札に慣れているはずのM氏らしくない失態であった。
結局、わたしが京急のカードを持っていたのでそれを使って品川から京急で移動することに。
横浜から地下鉄で新横浜に移動、ラーメン博物館にたどりついたら10時すぎですでに入館できず・・・。
新宿のカレー屋捜索がもろ響いてしまった・・・。
仕方ないので、川べりのベンチで休んだあと、こんどはJRで横浜に戻る。

横浜に着いたのは、11時40分頃であった。
明日朝のために買物をしようとコンビニを探すが、見つからず断念。
そこで、閉まりかけていた駅のサンドイッチコーナーでサンドイッチ2つを購入。
さらに改札を入ってから、キオスクで缶チューハイを買って下り「ムーンライトながら」車中の人となった。



平成11年10月6日(水) くもり

朝、名古屋で一旦降り、関西線で奈良へ、そこから北上し京都に出て、そこからはそのまま岡山へ。
わたしだけは大阪近辺をうろついてから夜にでも帰ろうかと思っていたが、余りの疲労に断念。
帰って家で1時間ほど休んでから、研究室に上がってみる。
しかし長居はせず、帰ってからほどなく泥のように眠った・・・。


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