里山の四季物語
【こしあぶら(山菜)】 《'99.4.23》
山菜の王様? あの香味。
山菜の天ぷらの中で 一番おいしい。
と、板前さんの間では 知られていたとか。
でも、あまり知られていません。 売って
いないのと、少し高い山に行かないと・・・。
タラの芽と違い トゲがありません。 新芽は
ウルシに似て見分けにくいですが、ウコギ科
なので、小葉が五枚の葉と 香りが特徴です。
【わさびの白い花】 《'99.4.23》
渓流沿いに わさびの白い花が咲きます。
沢わさび とか 葉わさび とも言いますが
もとは同じものです。山ウドとウドのように。
日陰の畑でも育ちます。
野生ですから、根は大きくありません。
山菜としては、花が咲くこの時期が旬です。
ぬるめのお湯に通してから、小さく刻んで
密閉しておくと、わさびのあの辛さに。
【かたくりの自生地】 《'99.4.23》
近くに かたくりの自生地が守られています。
民家の裏山の ゴロゴロとした小石の斜面に
群生しています。 側には小川が流れ、
栗や柿の老木。 昔は必ずあった
たき物(薪)小屋が 建っていたりして、
まわりに里山の景観が よく残っています。
花としては、一株だけ咲いているのも
清楚で 良いのかも。
【こぶしの花】 《'99.4.17》
山の色合いが一気に増すこの時期、
こぶしの白い花が咲きます。 農作業を
告げる花と言われますが、遅霜にやられて
茶色になる年も多く、以外に短い命です。
似た花で タムシバの木があるようですが、
遠くからでは 見分けがつきません。
けっこう、こぶしの花と思って タムシバ
の花を見ている?
【ししうど(山菜)と たらの木】 《'99.3.13》
木株がたらの木、山菜のたらの芽の木です。
上にある山菜がししうど、葉うど とも呼びます
たらの木の肌には 幼木時のトゲ跡が残って
います。芽を全部摘まれたりして枯れなければ
こんな大木に育ちます。ひら茸の原木にします。
ししうどは 名前はうどですが セリ科です。
あまり売っていませんが 香りのよい山菜で
お浸しで。 山菜の女王?
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