A 代理母を認めるか認めないか

▽ 肯定意見

・法によって特定の倫理観を固定化させようとすることは、公権力による価値観の強制であり、価値観は自由な競争の末に選択されるべき(自由主義社会の原理)

・不妊カップルの生殖の自由・権利

・代理母となる女性の生殖に関する自己決定権

▽ 否定意見  −イギリス、ウォーノック委員会勧告(1984)

・他者の体を自己の目的達成手段として用いる

・代理母=人間の道具化、手段化 生まれてくる子=人間の商品化

・自己の肉体を道具として提供する自由は何人も有していない

→倫理的に正当化できない 法的制裁を科すべき

 @代理母契約の斡旋機関は営利性の有無に関わらず、刑事罰を科すべき

 A故意に代理母契約を援助するものにも刑事罰を科すべき

 B私的な代理母契約は刑事責任は科さないが、違法・無効とすべき

▽ 中間的意見  −ウォーノック少数意見

・全面禁止はこの契約をかえって闇に潜行させる危険

→ 一定の法的規制の下で認めるべき

 @有償代理母契約の斡旋は刑事罰

 A目的には依頼人の単なる都合にとどまらない目的の純粋性、真摯性が必要


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