○ 生の瞬間は
・ 母親の体内から外界に出た時(日本的な意見)
→受精後体内に存在する細胞群は生命としての何かしらの存在。
・ 受精の瞬間(カトリック、受精時を持って人間)
→受精後活動を始めた時が人間のはじまり。母親の体内から出る事は成長の一過程
・ 子宮への着床時
・ 脳の原型ができる受精後2週間
・ 8週までは胚、9週に入ると胎児。
・ 日本、法律的に出生を持って人間(例外として胎児にも権利義務認める)
・ 健康保険法 妊娠4ヶ月からは死産、人工中絶でも、出産とみなし、手当金が支給。死産証明もなされる
○死の瞬間は
・ 意識がなく、意識が戻る可能性がない場合
・ 脳死の瞬間(脳波の停止) cf体内に存在している時、無脳児と判定された時点
・ いわゆる呼吸停止、心臓停止、瞳孔散大の3徴候が見られる場合
・ 人間としてのすべての機能が停止した時
・ 第三者の認識による
・ 社会的に死んだ場合 存在感がなくなった場合
○まとめ
・ 科学技術の発展により生死の境界は再検討されてきた。今後も発展は続くであろうし、その都度同じ内容議論が繰り返されるだろう。
・ 普遍的境界線は存在せず、つまりは境界線を探すのではなく、どこに決めるかという事が問題なのである。法律的境界線をどこに引くかという観点で議論すべき。
・ 境界線引きは共同体の多数が納得する形で行う事が有効であり現実的である。その場合、文化や宗教への配慮も大切である。