問9. 自然数の割り算(等分除)の定義 とは?

『 [ 総量 ] ÷ [ 個数 ] = [ 当量 ] 』が正解。

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例題5. 水が袋に12L入っています。4人で等しく分配すると、一人当り何L になりますか?

この例題は、[ 当量 ] が不明で [ 個数 ] が4人で [ 総量 ] が12Lであるので

□×4=12

3+3+3+3=12 より、 3×4=12 答え 3L

この問題も 12-4-4-4=0 答え 3L と求めることもできますが、

この計算の方法は 1Lずつ4人に配ると、何回配れますか?という問題の解法であり、
1回当りの配る量4Lが [ 当量 ] であり、配る回数が [ 個数 ] で不明、という問題の解法です。

つまり、4×□=12 を求めていますので、[ 当量 ] が不明な場合の問題(等分除)として扱っていません。

例題6. 水が袋に6L入っています。4人で等しく分配すると、一人当り何L になりますか?

この問題は 水が袋に60dL入っています。4人で等しく分配すると、一人当り何dL になりますか?

という様に単位変換によって自然数の割り切れる割り算の問題に変換して解くとこが出来るようになります。

15+15+15+15=60 より、15×4=60 答え 15dL

基本的に等分除には 『余り』 という概念がありません。

□×[個数]=[総量] を満たす[当量] □を求めることを [総量]÷[個数]=□で表す。

これが 等分除 の定義として適当と思われます。

包含除と等分除を同じ記号÷で表すことが出来る様になるのは
乗法の可換性が証明されてからの話なのですが・・・
ここでは、証明は省略して、乗法の可換性を認めて話を進めます。

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問題です。
問10. (正の)分数の定義 とは?

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