反論4.
6÷2(x+2) には÷の記号が残っているので多項式ではない!

回答4.
多項式と考えることも可能である。

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多項式の定義の問題ですね。

実数全体の集合を R
実数係数の多項式全体の集合を R(x) と表す。

このとき、
1) R(x) は R を含む集合である。
2) R(x) は +,−,×,÷,代入 という演算に対して閉じている。
が成立するか?

代数学では これが成立することになっていることが多いと思います。

もう少し正確に表現すると
(日本の)中学校以降で扱う数の範囲の変化(拡張)は
実数全体 R から R上の有理函数体 R(x) への変化(拡張)であり、
R(x) の元を(広広義)の多項式と考えるってことですが。

つまり、
6 も R(x)に含まれる。つまり、多項式の一つである。
2(x+2) も R(x) に含まれる。つまり、多項式の一つである。
そして、6÷2(x+2) も R(x) に含まれる。つまり、多項式の一つである。
と考えます。

(日本の)中学校の教科書での 多項式の定義では
単項式は多項式ではない。(狭狭義の多項式)
とか、定数は多項式ではない。(狭義の多項式)
等と定義されているケースもあるかもしれませんが、
それは中学校での範囲内での狭い意味での定義であり、
広義の多項式の定義においては
6÷2(x+2) も多項式として扱うことが可能です。

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反論5.
文字を含む式(多項式)の計算では

正:6÷2(x+2) = [ 6 ]/[ 2(x+2) ] = [ 3 ]/[ x+2 ]
誤:6÷2(x+2) = 6÷2×(x+2) = 3×(x+2) = 3(x+2)

ではなく

正:6÷2(x+2) = 6÷2×(x+2) = 3×(x+2) = 3(x+2)
誤:6÷2(x+2) = [ 6 ]/[ 2(x+2) ] = [ 3 ]/[ x+2 ]

だろ!

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