問5.
数字(数詞)が 10までしか 無かった 当時
11〜19を ”和(足し算)単純並列” で表現していた場合
20より大きい数量(個数) は どの様に扱っていたのか?
たくさん で 済ませる。
なんとか 工夫して 表現する。
方法 その1
新しく 特別な名前を付けていく。
例として、和語の
20 はたち 21 はたち・あまり・ひとつ ・・・ 29 はたち・あまり・ここのつ
30 みそじ 31 みそじ・あまり・ひとつ ・・・
・・・
の様に 新しい名前を使って、”和(足し算)単純並列” で表していきます。
11〜 の場合と同様に、
全く新しい名前を付けていく(覚える)のは 面倒ですので
2〜9 の名前を規則的に変化させているものが多い。
そして だいたい 100くらいまで です。
20 廿 30 卅 といった漢数字も これに当ります。
方法 その2
あくまで ”和(足し算)単純並列” で押し切る。
例として、ローマ数字の
20 XX 21 XXI ・・・
といった感じです。
これは もともと ローマ数字が 画線法 の記号 であったことに由来します。
方法 その3
積(掛け算)を導入する。
例として、漢語の
20 二十 21 二十一 ・・・ 29 二十九
30 三十 31 三十一 ・・・
・・・
といった感じです。
積和混合で表しますので、注意(ルール)が必要になります。
つまり 十二 と 二十 を明確に区別する必要があります。
先に 1〜9を表す数字(数詞) その後に 10を表す数字(数詞) が出てきた場合 積(掛け算)を意味する。
先に 10を表す数字(数詞) その後に 1〜9を表す数字(数詞) が出てきた場合 和(足し算)を意味する。
このルールの言語が多いようです。
これは10の塊が幾つ と バラ が幾つ と考えられますので、
大きい塊の数量(個数) から 表現する方が 自然であるためです。
ここまで来て やっと 位(桁)の概念の基が垣間見えてきます。
上記のルールでは 99 までしか 数量(個数) を 表現できません。
100以上の数量(個数) は どの様に扱っていたのでしょう?
問6
数字(数詞)が 10までしか 無く
11〜99を
先に 1〜9を表す数字(数詞) その後に 10を表す数字(数詞) が出てきた場合 積
先に 10を表す数字(数詞) その後に 1〜9を表す数字(数詞) が出てきた場合 和
というルールの ”積和混合”で表現していた 場合
100以上の数量(個数) は どの様に扱っていたのか?