問7
大数[たいすう] を どの様に扱っていたのか?

たくさん で 済ませる。
なんとか 工夫して 表現する。

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万の10倍を表す 数字(数詞)も存在しましたが、
一般人が そんな大きな数量(個数) を 数えることは皆無でしょうから 普及しませんでした。

千 や 万 を たくさん の意味で使用する 熟語がいろいろ残っている点から推測するに
たくさん で 済ませていた 時期が長かったと思われます。
それでも、 もっと 大きな数 大数[たいすう] を表現する必要は出てきます。

日本語の場合、十万から が 大数[たいすう]に当ります。

工夫ですが、ルールを拡張します。
先に 数字(数詞) 直後に それより大きい位(桁)を表す数字(数詞) が出てきた場合 積
それ以外の場合 和を表す。
このルールは 万まで のルールから 自然に拡張されたもので
万から 万倍ごとに 新しい 位(桁)を表す 数字(数詞) が現れます。億・兆・京・・・
つまり、万進法ですね。
二百万 は 2×百万 ではなく 200×万 です。

英語(アメリカ)の場合、千から千倍ごとに 新しい 位(桁)を表す 数字(数詞) が現れます。
つまり、千進法です。
万から が 大数[たいすう]に当ります。

これで かなり 大きな数値まで 表現することが出来る様になります。
が、それでも限界があります。

一方、「アラビア数字」 いわゆる 「算用数字」
というか 完全十進法 では
理論的には 無制限に 大きな数値まで 表現することが出来ます。
呼ぶことは出来ませんが、書き表すことは出来ます。

これも、アラビア数字 が 算用数字 として 一般化した理由の一つであると考えられます。
そして (算用)数字の 数値の呼び方 が 世界各地で バラバラなのも 当然ですね。

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次 結論です。

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