by 弾丸X
「トレーニング・・・?」
このシチュエーションに似付かわしくないアスカのセリフにシンジは戸惑った。
そして・・・アスカのあの表情。
時々、怖くなるくらい引きつけられる悪戯っぽい瞳の輝き。
「な・・・なにする気?」
「大丈夫。痛くないから。」
『・・・痛くないって。』
手錠で後ろ手にされたままのシンジは気が気ではなかった。
『まさか・・・アスカ、そんな趣味があったのぉ?!』
普段、シンジを苛めているとしか思えないアスカの態度。
それでも、ベッドの上で自分にだけみせる『甘えたアスカ』
それがあればこそ、シンジはアスカの普段のわがままにも付きあってこられたのだ。
すでに、盛り上がっていた股間を萎えさせ真っ青なシンジ。
アスカもさすがに、シンジの勘違いに気が付いた。
「ちょ・・・ちょっと、アタシ変な趣味は無いわよ!」
じゃら・・・
「でも、説得力ないよね・・・」
そう、手錠をされたままでは(笑)
「もう・・・だって、シンジが・・・その・・・」
視線を逸らし、もじもじ。
「その?」
「いつも・・・いっつもアタシのばっかりして・・・ずるいんだもん。」
「あ・・・や・・・その・・・」
アスカは真っ赤な顔のまま、シンジをきっと見据えると宣言した。
「今日は・・・アタシがする番なの!!」
「あ・・・あの・・・無理しなくていい・・・よ?」
しかし、アスカはシンジから目線を逸らすと、後ろをむいてスカートに手をかけた。
・・・ごくん。
アスカは動きを止めると、シンジを振り返った。
「あんまり、見ないでね・・・」
する・・・すとん。
スカートが見事な脚線美を滑り、床にふわりと落ちた。
さきほど見せつけられたレースの下着が露になる。
アスカの見事に張り出した日本人では到底かなわない見事なヒップライン。
次にアスカの手はブラウスのボタンに伸び、ひとつ、ひとつとはずしていく。
ふぁさ・・・。
「・・・は・・ぁ・・・」
シンジの視線が痛いほどに、アスカの背中に突き刺さる。
『自分で脱ぐのがこんなに恥ずかしいなんて・・・』
ぷちっ。
背を反らすようにして後ろに回った白い指先が、小さな金具をいとも簡単に外す。
柔らかな双丘を守る最後の枷を。
そして、秘めやかな草萌える丘を包む最後の1枚が取り払われた。
「あ・・・アス・・・か・・・」
愛しい相手の眩しい裸体を目の前にして、シンジの口から懇願の呟きが漏れる。
『シンジが、アタシを求めてる・・・』
その想いの嬉しさに震える反面、羞恥の鎖が振り向く事をためらわせる。
『・・・恥ずかしい』
暗い寝室のベッドの上ならともかく、蛍光灯に照らされた明るいキッチンでは
自分の恥ずかしい姿を全て見られてしまう。
それに、あまりシンジを昂ぶらせ過ぎても、『トレーニング』には支障がでる。
彷徨わせたアスカの視線の先に、先程外したエプロンが目に入った。
『そうだ・・・コレ!』
素肌の上から、エプロンを身に付ける。
『これなら・・・』
シンジの昂ぶりを少しは押さえられる・・・。
「シンジ・・・おまたせ・・・ええ?!」
アスカの意に反して、シンジから注がれる視線は、
ぎらつく獣の光をやどしていた。
力を失っていた股間も、先程より強くジーンズを押し上げている?
「あすかぁ・・・あすかぁ・・・」
『ど・・・どうして?!なんかいつもより燃えてる?!」
まだアスカは、知らない事が多すぎた。
『裸エプロン』は男のロマン(爆)
だってことも。
ようやく・・・始めるかと思ったんだけどなぁ(爆)
リクエストにお答えして、『裸エプロン』やってみました。
しかし、プライベートでやってる人っているのかなぁ・・・(^^;
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