熱い?冷たい?

第6STEP「二人で・・・ね?」

by 弾丸X


素肌にエプロン・・・

それがシンジの興奮をより高めていることにアスカは気が付かなかった。

「ね・・・アスカ、お願い・・・僕・・・もう・・・」

想い人の懇願に、すぐにでも駆け寄りたい・・・
彼の手を拘束する鎖を外して、彼に抱きしめて貰いたい・・・。

その衝動を必死で抑え、搾り出すような声でアスカは言った。

「・・・ちゃんとアタシの言う通りにするなら・・・後で・・・ね?」

「・・・どうすれば、いいの?」

アスカはイスに座ったシンジに近づいて真正面からシンジを見つめた。

「シンジ・・・アタシの事・・・好き?」

「もちろん!大好きだよ!」

「ありがと・・・アタシもシンジのこと・・・大好き・・・」

アスカはシンジの視線を避けるように、俯いた。

「でも・・・でもね、一つだけ・・・一つだけ・・・不満があるの。」

「え!?」

「ごめんね、シンジ。アタシ・・・我儘だから・・・」

「そんな・・・アスカの我儘なんか・・全然迷惑じゃないよ!」

「本当?」

「うん・・・不満があるなら・・・言って欲しい。」

「・・・あのね・・・その・・・シンジ、早いの・・・」

「えっ?!、何?」

「だから・・・あの・・・シンジ、ちょっと・・・あれが・・・早いかなって・・・。」

シンジは思い当たるだけに、ショックが大きかった。

『やっぱ・・・僕って・・・早いんだ・・・

勢いよくテントを張っていた股間も急速に力を失っていった。

「あ!・・・あのっ、別に満足してない訳じゃないのよ!!」

シンジのあまりの落ち込みように、アスカは慌てていった。

「いつも・・・何回もしてくれるから!ちゃんと、イケてるから!!」

何回もしてるんかい・・・シンジ君(爆)

「でも・・・そんなの僕ばっかりで・・・アスカは・・・」

「だから、今から特訓するの!!ね?、がんばろう?」

「特訓?」

「そう・・・がんばろうよ、シンジ!二人で・・・ね?」

「二人で?」

「うん・・・だって、アタシ達二人の事だもん・・・」

「アスカ・・・」

見つめあう瞳。

「解った・・・頑張るよ。頑張って克服するよ!」

「うん!今夜は・・・アタシに任せて!」

そういうとアスカはシンジのジーンズに手をかけた。

じ・・・・・。

シンジは顔を赤くしながらも、腰を浮かせてアスカをアシストする。

「じゃ・・・これも・・・」

トランクスもゆっくりとアスカの手ではぎ取られていく。

「あ・・・」

アスカの眼前に、シンジのものがさらされる。

さきほど萎えていたそれは、また徐々に力を取り戻しつつあった。

「アスカ・・・そんなに見ないで・・・」

「あ・・・ああ・・・」

アスカはシンジの言葉も耳に入らない様子で、
熱っぽい視線をそこに注いでいた。

「こんな風におっきくなるだ・・・」

アスカこんな明る所で見るのはもちろん初めての事で、
しかもいつもシンジは準備万端だったので、その光景に目を奪われていた。

シンジはその視線を避けたかったが、両手は後ろに括られたままで、
どうする事もできなかった。

しかも、アスカの熱っぽくそれを見つめる視線がさらにシンジを昂ぶらせていた。

「凄い・・・」

アスカの眼前でシンジのそれは、勢いよく天を衝いていた。

誘われるように、おそるおそるアスカの手が伸びる。

「元気になったね・・・あはっ」

「だって・・・アスカが可愛いから・・・」

「本当に?」

「うん・・・アスカに見られてたら・・・なんか興奮しちゃった・・・」

「・・・嬉しい」

シンジのそれがアスカの手でそっと包まれる。

「熱い・・・熱いよ・・・シンジ」

「アスカの手・・・温かい・・・」

アスカはそれを愛しそうに見つめながら、ゆっくりと唇を近づけていく。

『あ・・・アスカが・・・僕に・・・』

シンジの胸の」鼓動が次第に早くなっていく。

あと数センチ・・・。

そこでアスカの顔がぴたりと止まった。

「え?」

「・・・忘れてた」

アスカは照れ臭そうに顔をあげた。

「やっぱり・・・嫌?」

「ううん・・・そうじゃなくて・・・」

シンジの頭を抱えるようにアスカがゆっくりと近づき、

ちゅ・・・

唇と唇が優しく触れ合った。

「こっちが先・・・ふふっ」

「そうだね・・・ふふっ」

アスカの顔がもう一度ゆっくりと近づき、
二人の唇が重なった。

「ううん・・・」

「は・・・はぁ・・・アスカ・・・」

ちゅぽん。

小気味よい音とともに熱いキスが終り、二人は暫し見つめあった。

「じゃ・・・してあげるね・・・」

「うん・・・」

  

  

(続く)


今回はここまで(笑)
どこまでひっぱろうかな〜?
あ・・・石を投げないで下さい(爆)



SAS来の覇王、弾丸Xさんから第六話が届きました(^w^)/

さらに暴走する二人を止められるモノは、既に存在しない(笑)
シンジ君。何度もって、若いね……
それにしても、弾ちゃん、相変らずのじらし上手やね(ニヤリ)

謎が謎呼ぶ、アスカのシンジへの特訓(笑)
さあ、あなたも漢の浪漫を極めんとする弾丸Xさんに
『……早いの?』
と激励のめーる(?)をおくってあげませう(爆)
長期連載決定!!(笑)


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