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猫の体と習性

毛玉を吐く
 猫がケホッケホッといって、毛のかたまりを吐くことがありまませんか?

●毛玉(ヘアボール)て、なに?
猫は毛づくろいをするという習性があり、ざらざらした舌で舐めて体をキレイにしています。
しかし、この時に舌に引っかかった抜け毛は飲み込んでしまっています。
通常は吐き出されるか便と一緒に出してしまいますが、上手に吐き出せなかったりすると、その毛は胃の中に残りかたまりになります。このかたまりが毛玉(ヘアボール)です。
毛玉といってもブラッシングをさぼって表面の毛がからまっている方のではないですよ。
●毛玉になりやすい猫の条件
・毛づくろいをしすぎる猫(キレイ好きの猫)
・毛の長い猫(ペルシャ、チンチラといった長毛種)
・春、秋の換毛期(春の方がより多量に毛が抜ける)
・高齢の猫(換毛期が若い時よりも長引き抜け続ける)
・皮膚、被毛の健康状態がよくない
・ストレスが多い猫
・授乳期の母猫が子猫をよくなめる
・飼い主がブラッシングを怠っている
●毛玉を吐くのは正常
猫は、溜まった毛玉を吐くことによって、体の外に出そうとします。
ウクッウクッケホッ!と毛玉を吐き出します。
1回で吐き出す猫もいれば、何回も何回も吐こうとして頑張って2〜3日後にやっと吐き出す猫もいます。
また、必ず毛玉を吐くわけではなく、便に排出して、吐かない猫も多くいます。
毛玉を吐くことは、猫によくみられる正常な反応で、特に心配する必要はありません。
はじめて見た時は、「え?ウンチを吐いたの?」と思う形と色にびっくりするかも。(茶色と黒系の毛色)
●毛玉は、吐かなくても正常
毛玉を吐く猫は長毛種の猫がほとんどで、日本猫のような短毛種の猫はそれほど吐きません。
吐く吐かないは猫によって個体差があり、1週間に1回は吐く猫と、1年に1回しか吐かない猫もいます。
吐かなくてもそれ以外の症状がなく元気にしていれば、2〜3日様子を見ても大丈夫でしょう。

長年猫を飼っていますが、今まで毛玉を吐いたのは1度しか見たことありません。
●毛玉を吐けないのは病気(毛球症
毛玉を吐けないでいると、大きくなってしまい、吐き出すことができなくなります。
食欲がなくなり、おう吐を繰り返したり、便秘をするようになります。
よく吐いていたのに吐かなくなった場合、吐く動作はするのに出ない場合、嘔吐以外の症状(元気がない、食欲がない)がある場合、便が出ない場合には、すぐに動物病院へ行ってください。
●猫は草を食べて毛玉を吐く
猫は時々草を食べています。草の種類は、イネ科の植物で先がとがったもの。胃がむかつく時に食べると、食べた草が胃壁を刺激して毛玉を吐くといわれています。
猫草をまったく食べない猫も中にはいますが、食べないからといって特に支障はありません。

(2005年8月23日掲載)

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