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平成22年1月31日

 

 第141号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 141号 目次

     寒さの和らいだ日に

     「坂井先生 保護者対象 連続講座」 感想

     おやじの会活動報告

     赤磐ぐんぐんだより

     AAO活動 ・ キッズルーム お知らせ

     母の想いを語る会 ・ 18歳の春親子療育クラブ ・ OHAの会 案内

     教師・保育士対象 即実践講座 報告とご案内

     サッカークラブ ・ 水泳教室 お知らせ

     私のお薦め本コーナー
         『 ほめて伸ばそうアスペルガーの子

     近隣の講演会等のご案内

     お母さんコラム
         「 公表 ・ 告知、娘は中学生になりました 」

     事務局だより

木枯らしが吹いたかと思うと急に暖かい日があるという具合で、寒さの厳しい日と和らぐ日が交互にやってくる、そんな毎日ですが、いかがおすごしでしょうか?
11月の終わりに亡くなった母の四十九日の法要も無事にすみ、日常生活が普段通り戻ってきました。
それまでは、和室の床の間に祭壇を設え、その前で哲平と一緒に手を合わせ、お経を詠んでいた毎日でしたが、今はお仏壇の中に小さなお位牌になった母が、父や祖父母のお位牌のそばに並んでいます。仏壇の中で賑やかに、またありし日の家族皆が一緒になって、私たちを見守ってくれているのでかもしれないな・・・と思ったりします。
母が亡くなってからが、目まぐるしくて、なんだか自分自身の気持ちもついていかず、ふわふわと日常が過ぎていくばかりでした。
法要も終わり、本当に母が亡くなってしまったのだという実感が、最近になって感じられるようになりました。
お仏壇の母のお位牌、折々掛かっていた母からの電話がもうないこと、そして、何より、明かりのついていない母の家。それが母が亡くなってしまったことを示しています。
夜、母の家の前を通るたびごとに、明かりのない家を目にします。
「やっぱり母はもういない」
そう思うと、寂しさが冬の冷たさと相まって、私の心を切なく満たします。
いくら思っても、母はもう亡くなってしまったのです。
残念ですが、しかたありません。
親孝行はもうできない私です。
できないから余計、もっとしておけば良かったと思うのでしょうね。

さて、新しい年がはじまりました。
一年が早いですね。育てる会も今年は、12年目を迎えました。様々な節目がありましたが、今年は再び大きな節目を迎える年となります。
会員の方々には、ご案内をしておりますが、NPO法人岡山県自閉症児を育てる会は、来年度から、就労継続支援B型の事業所を併設いたします。事務局の1階で運営していた太陽の家作業所が「ワークセンター太陽の家」に改名するとともに、育てる会の組織の中に入ることになりました。
1月14日に臨時総会を行い、了承されましたことをご報告させていただきます。
詳しいことは正会員の方には資料を同封いたしましたので、ご覧ください。
もちろん今後も育てる会としての活動は変わることはありません。
自閉症の子どもたちへの余暇活動としての、サッカークラブ・水泳教室・女の子たちの会であるクローバーの会・ボランティアさんと一緒の体験の場としてのAAO・ボランティアさんと身体を動かして遊ぶキッズルーム、18歳の春を目指す親子療育クラブ・高機能の子どもを持つ保護者のための勉強会OHAの会、心配ごとのある人のお話を聞く母の想いを語る会など、たくさんの正会員のための活動は今まで通りです。
また一般の方対象の、年に5回〜6回の自閉症講演会・支援者のための即実践講座も継続して行っていく予定です。
これからも、育てる会は岡山県内の自閉症の子どもを持つ親の会として、子どもたちを支え、保護者を支援するための活動を続けていきますので、どうかよろしくお願いします。
「ワークセンター太陽の家」の活動については、別コーナーで順次報告させていただきます。
これからもどうぞ、育てる会をご支援いただきますようお願いいたします。

さて、1月21日、4回にわたる坂井聡先生(香川大学教育学部 准教授)の保護者のための基礎講座が盛況のうちに終わりました。
先生は毎回この講座の為に瀬戸大橋を渡って、学生さんたちと一緒に、私たち保護者の為の講座にお越しくださいました。感想が、8ページにありますように、すばらしい学びの場になりました。そこでの最終回での話を私も書かせていただきたいと思います。
最終日の講座は、高機能のお子さんの進学についての丁寧なお話をいただきました。
私たちの会には、知的障害を伴わないお子さんを育てておられる保護者の方も多くいらっしゃいます。発達障害への支援は、まだ始まったばかりで、まだ高機能のお子さんにとっては公的な年金も支援制度もない状態です。就労するにしても手帳ももらえない現在では、彼らの将来はとても不安と言わざるを得ません。
公的支援のまだ整備されていない、そんなお子さんの将来について、何とかならないものかと、思っていた矢先、今回の講座では、希望の光をいただけたように思いました。
アメリカには、発達障害を持つ大学生が200万人も在学しているというお話には驚きました。しかも、支援を受けながら大学で勉学ができている、その方法をお聞きすることができました。今回坂井先生に紹介いただいたアン・パーマーさんの書かれた本の中でも、その支援の方法の一端が紹介されています。
 「発達障害と大学進学」 アン・パーマー:著 服巻 智子:訳・解説 クリエイツかもがわ  より
彼(エリック)の場合、時折講義のどこが重要点でノートをとるべきかわかりにくいこともあります。彼は大学においては必要に応じて筆記者またはノートテーカー(同じ授業を受ける学生の仲でノートをとるボランティアをしてくれる人)を利用する便宜を受けました。
大半の授業では、指導教官が一回目の授業の際に、ノートテーカーが必要なことを伝え、ボランティアを募集しました。ボランティア筆記の学生はDSS(障害学生サービス)のウェブサイトから、そのノートの整理統合の仕方、どのような情報を含めておくか、そして自分がその学生のノートテーカーとして重要な責任を担っているということの指導を受けることになっています。このサービスをボランティアとして提供する学生は、書いた文字が複写できる特別なノートを受け取ります。
このようなノートテーカーがついていただけるような形でサポートしてもらえるなら、自閉症の学生でも、無理なく勉学が続けられると思えました。
ただ、このような支援を小学生のうちから受けることができないのでしょうか?むしろ小さい子にこそ必要な支援ではないでしょうか。
また、先生は、センター試験の時に医者の診断書があれば、別室での落ち着ける部屋での受験もできることや、試験時間を延長することも可能であるといわれました。
何ということでしょう。日本の大学の試験が、すでにこんなに進んでいたことを、私たちは知りませんでした。親の立場の私たち皆が、希望が持てるお話でした。
支援ツールとして、iPhone活用についても詳しくお話いただきました。
坂井ゼミの学生の山本さんは、私と偶然にも同郷で、しかも小学校中学校が同じということでびっくりしました。(もちろん年齢は35歳も違いますけれど・・・)
彼が使い方からアプリの説明など懇切丁寧に教えてくださったので、私も買い替えをしようかと、真剣に今考えております。
全4回にわたる講座は、お母さんたちになお一層、子どもたちへの支援の工夫やツールの必要性を考えさせた時間となりました。皆さんの感想をぜひご覧ください。
もっともっと、お話を聞いていきたいとおもいました。あっという間に終わってしまった4回の講座でした。
育てる会のお母さんたちは熱心な方が多いと、これまでお呼びした先生方が言っていただけます。
私たちは、知識がなければ、子どもたちによりよい支援ができないことを、よく知っています。自閉症の子どもたちは、専門家の先生方ですら不可解で、支援方法が解らないとよく言われているように、どうやって育てればいいのか分かりづらい障害です。
でも、近年こうすればうまくいくという方法が開発されたり、各地で実践されたりしているのです。
最新の知識を知りたい・・・そして、それを身につけてわが子に生かしていきたい・・・。
それが、私たちの会ならできていく。
みんなで集まっているからこそ、多くの情報が入ってくる・・・。そんな風に思います。
親たちが集っているからこそ、お聴きしたい話が聞けます。
どうか来年度も多くの皆さんの参加をいただいて、日本中から多くの先生に岡山に来ていただきたいと思います。
坂井先生には来年度も、ぜひ保護者のための連続講座を続けていただきたいと願っています。
そして、3月6日(土)の服巻先生のセミナーの申し込みもとても好調です。
今回は中学高校大学から成人期にわたるお話ということで、範囲も広くどんなお話になるのか、ドキドキしますね。年長のお子さんだけでなく、まだ小さいお子さんの親の方々にも、将来への道をしっかり見通すためにも聴いておいていただきたいお話になると思います。
早めに申し込んでいただかないと、締切日前に定員に達してしまうかもしれませんよ。
皆さん、どうぞ、お急ぎください。
また、今後のセミナー予定をわかる分を下記に書きましたから、予定表に書き入れておいてくださいね。
4月29日 吉田友子先生講演会(岡山ふれあいホール)
6月26日 新澤伸子先生講演会(岡山ふれあいホール)
8月(日時未定) 支援ツールの展示交流会 講師調整中
10月16日 服巻智子先生講演会
1月15日(予定)  門眞一郎先生講演会

ところで、「ぼくはうみをみたくなりました」の映画の上映が12月13日に赤磐市の中央公民館で行われました。当日は、原作者で脚本制作担当の山下久仁明さんの講演会もありました。
原作も読後感のいい小説でしたが、映画は原作のイメージどおりの、おしゃれな映画に仕上がっていました。
原作通りに進んでいく映画のストーリーと、結果をよく知った上での映画ですのに、感動と涙が止まらないのはどうしてでしょう。
実は、この映画を山下さんに作らせた原動力の息子さんは、私たちの子どもと同じ自閉症でした。
映画製作がまだ、制作費を集める段階の途中、今から4年前の3月、山下さんの息子さんは、鉄道事故で亡くなりました。
そんなことがあったので、山下さんは余計情熱をこの映画に傾けてこられたともいえます。
それをよく知っているからこそ、私たち親にはこの映画が、胸に突き刺さるように感じられるのでしょう。
子どもを亡くしてしまうということは、自分の中の中心の一番芯の部分をなくしてしまうというようなものではなかったでしょうか?
そんな山下さんは、映画を作るということで、悲しみに暮れる自分自身を鼓舞し、立て直していかれたのかもしれません。
素晴らしい映画でした。
その映画が、再び岡山で見られることになりました。
2月28日(日)13:30〜、三木記念ホール(岡山市中区古京町1-1-10)で行われます。
主催は岡山市と岡山市教育委員会、育てる会は協力という形で、参加させていただきます。
詳しいことは、チラシを同封しておりますので、ご覧ください。
多くの皆様方のご参加をお待ちしております。

  【訃報です】

コミック「光とともに・・・」(秋田書店)の原作者である戸部けいこさんが、1月28日に亡くなられました。
お知らせを明石洋子さんと秋田書店からの両方からいただきました。
お会いしたのは、「光とともに・・・」が発売されたばかりの頃でした。
多くの母親たちが、執筆に協力をしました。我が家の哲平も何度かエピソードの一つとして登場しました。
執筆に困られるとメーリングリストにSOSが出て、それに応えて「我が家はこんな風に解決していった」というようなことを送らせていただいたものでした。
また、光とともに11巻には、巻末に娘の鳥羽(現:松田)紗代が、「兄弟としての想い」を書かせていただくという場を与えていただけたこともありがたいことでした。
光くんが、働く大人になるその時を楽しみにしていましたのに、こんなに早く逝ってしまわれるなんて・・・。
戸部さんの作品にて、勇気や元気をもらった自閉症児を持つ親も多かったのではないでしょうか。
享年52歳。残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。

140号をお送りしてまだ一カ月しかたちませんが、多くの出来事がありました。
私ごとですが、大阪の義理の姉が亡くなりました。
姉は私と一つ違いの58歳でした。10年ほど前から病気で自宅療養と近年は入院しておりました。この自宅療養を支えるために義母は、大阪の兄宅に同居をしておりました。そんな義母の死から2カ月、母に呼ばれたかのような義姉の死でした。
共に鳥羽家に嫁ぎ、縁あって姉妹として、励まし合いつつ子どもを育て、大阪へ兄が転勤してからも連絡を取り合っておりましたから、同志がいなくなったような、残念な気持ちでなりません。
明るく元気いっぱい活発な義姉でしたから、病気が信じられない想いでした。
私とは歳も近く、母を失った時とは違った悲しみの中におります。
葬儀が昨日でした。
目まぐるしく日が過ぎていくので、気持ちがついていかないような日々です。
気持ちを切り替えて、元気出さなくちゃ〜というかんじですね。
頑張りましょう!!
142号では、元気になった鳥羽さんで会いたいです。それでは、皆さんお元気で。
鳥羽 美千子

「坂井先生 保護者対象 連続講座」感想

香川大学の坂井聡先生から、コミュニケーションについて保護者が学ぶ連続講座全4回が、1月22日に終了しました。
参加された保護者の方から感想をいただきましたのでご紹介します。


以前、支援者セミナーで紹介してくださったコミュニケーションの評価をぜひ取ってみたいと思っていました。今回参加し、実際に我が子の記録を取りました。記録を取ってみると、日常の中で子ども達がどのように要求や注意喚起、拒否をしているのか、意識して接したり、様子を見るきっかけになったように思います。子どもたちが名前を呼ぶ、手を振る、目線をあわすなど、色んな注意喚起の取り方をしていることに記録を取っていて気がつきました。改めて子の成長、そして課題を見つける機会となりました。
「これができるようになったら、子どもが楽になれるよね」と坂井先生が言われた感情表現について、私自身もその通りだと実感していました。幼児期から自分の感情に気づき、感情の表現やその程度を学んでいくことが、自己の感情コントロールやソーシャルスキルにつながっていくように感じました。
記録を坂井先生に見ていただいて、記録を取った場面では要求・注意喚起・拒否に加えて感情表現の表出も子どもはしっかりできていた結果だったので、これまでの関わり方に自信を持てました。ありがとうございます。これからも、定期的に色々な場面で記録を取ってみたいと思います。 (Tママ)
前回の講座にも参加させていただき、とても楽しく勉強させていただいたので、今回も迷わずすぐに申し込みました。子どもも大きくなって少し落ち着いてきたこともあって、しばらく勉強会に参加していなかったのですが、分かっていたつもりのことでも、改めてお話を聞いて反省することも多かったです。
特に「コミュニケーションは楽しいもの」ということを忘れていたような気がします。言葉が増えてきて少しだけですが言葉でコミュニケーションをとれていたつもりになっていたのですが、子どもは好きなことを話しているだけで、こちらは聞きたい情報を聞き出しているような状況になっていたのではないかと思いました。子どもが好きなテレビの話をしている時に適当に返事をすることも多かったのですが、意識して「それで?」とか「誰が?」と聞き返してみると、最初は困っていましたが、考えて返事をするようになってきました。トンチンカンなことも多いですが、とても楽しそうに話しています。
4回の講座はあっという間でした。またぜひお話をお聞きしたいと思います。本当にありがとうございました。   (Mママ)
坂井先生の講演を初めて聞いたのは息子がまだ小学部の4年生でした。そのとき、「発語がなくても、みんなに分かるように意思を伝えることは可能なのだ」ということを教えていただき、目からウロコ・・・。
そして、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ったのがトークアシストでした。今では、彼にとってないことが考えられない必需品となり、自分の気持ちを伝えたり、余暇として音楽を聴いたり、彼の体の一部となっています。
今回、5年前と同じコミュニケーションサンプルを取ることで、「要求」することから始まった彼とのやり取りが高等部1年となった今、会話を楽しんだり、自分の気持ちを伝えるものに変わっていることを知り、彼の成長を実感しました。時代はどんどん変わり、こういうVOCAなどを駆使して生活ができるのが当たり前の世の中に早くなってほしいものです。  (Sママ)
参加させていただいて本当によかったです。講座の中で、自閉症の子どもが抱えている困難さ・辛さを疑似体験することもでき、親として、自分の子供がこういう辛さを抱えている(もしくはこれから経験するかもしれない)ことを、教えていただいたのはとても良かったと思います。 また、自分が自閉症という障害をより深く理解することができたのもよかったのですが、先生や友達などの周囲の人々に自閉症の事、そして自閉症の方が抱える困難さとはこういうことなんだよと説明するときのヒントも得ることができたと思っています。また、個々の質問に対しても丁寧にご回答くださり、ありがたかったです。
大学での発達障害の方への支援のお話をいただいて、子供の将来へ明るい希望が持てたように感じました。少しずつかもしれませんが障害を持つ方々が、より社会参加しやすいような社会になっていくように感じました。そのためには、私たち親も、小さなところからコツコツと子どもの居場所を作っていく努力をしていかなくてはいけないと強く感じました。そうして、大きな社会の流れと小さな私たちの努力が実を結んで、障害のある人もない人も、全ての人が暮らしやすい世の中を作っていけたらと思います。障害を持っていても、自己決定に基づいて自らの生活を選び取ることが当たり前にできるような社会になってくれることを期待します。
我が子には、自尊心をしっかり植え付けてあげて、毎日の生活を少しでも主体的にすごせるよう、環境を整えてあげたいと思いました。そして将来自立した生活が送れるよう、今から親として教えてあげられることやしてあげられることを、やっていきたいと思います。ありがとうございました。  (Sママ)
坂井先生の勉強会では、特に「コミュニケーションサンプルをとってみる」そして「分析する」ということが初めてであり、とても新鮮でした。
私には定型の娘と自閉症の息子がいますが、勉強会の直前に娘から「ママは○くん(弟)のことばっかり」と言われたことが、とても気になっていました。また、息子がなかなか父になつかないため、夫と息子の関係がギクシャクしている感じも、とても気になっていました。
案の定、サンプルをとってみると、息子の相手は私ばかりで、娘が言っていることがよく分かりました。また、坂井先生からご指導いただいたとき、そういったことは何も言っていなかったのに「これは娘さんが寂しい思いをしているのではないですか?」と言われ、「見えているの?超能力者みたい!」ととても驚きました。私たち家族の問題が一気にクリアになった感じがしました。そして、おそらくスペクトラム系の夫に、得意なゲームで子どもの間に入ってもらい、役割を分担していく、という計画を立てました。(こちらはまだあまりうまくいってはいませんが)夫にも協力を依頼した結果、今まで自分のことが中心だった夫が、子どもと時間を共有しようとする努力が見られてきたことに、「言ってみるものだな」と思ったのと同時に「やっぱりデータを見せた方が分かりやすくて納得しやすいのか」と、また違う発見もできました。
とてもお忙しい先生の勉強会に参加させてもらえて、とてもありがたく思っています。やっぱりこんな貴重な経験をさせてもらえるのは、育てる会・鳥羽代表だからと思います。改めて感謝しています。 (Sママ)

おやじの会活動報告

ちょうど一年前の会報でおやじの会発足の記事を掲載していただき
ましたが、今年も昨年に引き続きおやじの会新年会を執り行いましたのでご報告いたします。
1月22日(金)、岡山駅前の焼鳥屋さんにて、今年は7名のお父さん方にご参加いただきました。みんな生ビールで乾杯後、つきだしのキャベツの千切りを肴に、昨年ご参加いただいたお父さんは近況報告を、今年初めてご参加いただいたお父さんには自己紹介をしていただきました。家や学校・職場でのお子さんの様子や、父子間の最近のマイブーム、はたまたお父さん方のお仕事や趣味等々、話に花が咲き盛り上がりました。
注文した焼き鳥も焼きあがり、串を片手に焼き鳥を頬張りながら、今度はサッカークラブや水泳教室での活動についても話をしました。特にサッカークラブは、今回ご参加いただいた多くのお父さん方が中心に活動されているということで、お父さん方の思い入れも強く、クラブの将来像まで語っていただきました。仕事をしているお父さん方にとって時間的に制約がある中で、子どもたちが楽しんで、将来の余暇活動にも繋がり、そしてお父さん自身のリフレッシュにもなるという点では、スポーツは最適だということでした。そしてスポーツやレジャーを通じてお父さん同士が顔見知りになり、このおやじの会などへもどんどん参加していただいて、おやじたちの輪を拡げたいですねという話でした。
水炊きにも箸をすすめ、ビールのおかわりもすすみ、熱燗も卓に並ぶようになる頃には、良い具合に酔いが回り、すっかりと昔からの馴染同士のような和んだ空気が出来上がりました。とにかく皆さん明るく生きているんだなあと思える瞬間でした。やはり自閉症の子供を育てるには、父親自身が強く、前向きに、明るくないといけないのかもしれません。岡山には、まだまだ元気なお父さんが大勢いらっしゃると思います。みなさん、興味のある方はおやじの会に参加しませんか?
「次はお花見ですかね〜」最後にそんな意見も出たところで、新年会はお開きとなりました。短い時間でしたが、ざっくばらんでとっても楽しいひと時でした。
(りょう君のパパより)

赤磐ぐんぐんだより

育てる会で行っている「児童デイサービスセンター赤磐ぐんぐん」からお知らせが届きましたのでご紹介します。同封しておりますぐんぐんの紹介チラシもご覧いただきながら読んでいただければと思います。


12月から1月にかけて、赤磐ぐんぐんでは個人面談が行われました。
6ヶ月前に立てた個別支援計画をお母さんとスタッフとで評価していきます。
お母さんからおうちや園での様子をお聞きし、赤磐ぐんぐんでの様子も色々お話しながら、この半年を振り返り、成長していることがあれば一緒に喜びます。時には、6ヶ月前に予想したような変化が見られないこともあります。赤磐ぐんぐんではそんな時こそ、お子さんについて改めて考えたり、お子さんに対する理解を深めたりできるいい機会だと捉えています。以前立てた目標が当時のお子さんの育ちのタイミングにあっていたのか、どう教えたらよかったのか等を、お母さんとスタッフとが一緒に考えます。こうやってお母さんとお話ししながらお子さんのことを見つめなおす作業をしていると、お母さん自身が「この時(6ヶ月前)私、焦っていましたね」と照れ笑いされることもあります。こういう場面に立ち会える時、お子さんたちだけでなく、お母さんたちにとってもぐんぐんがお役に立てているのかな、とうれしく思います。

  <お知らせ>

2月1日から赤磐ぐんぐんの携帯メールアドレスを変更することになりました。ぐんぐん卒業生のお母さん方で、ぐんぐんの新しいメールアドレスをお知りになりたい方はぐんぐん携帯にお電話ください。こちらからメールで新アドレスをお知らせします。
(利守 愛子)

 赤磐ぐんぐん見学会のお知らせ

4月から新規で利用を考えておられる、小学校未満のお子さんをお持ちの保護者対象に赤磐ぐんぐん見学会を開催します。療育の方針や支援内容などを丁寧にご説明します。
予約制ですのでお気軽にお電話(086−955−6758)ください。
平成22年2月5日(金)・17日(水)10:30〜11:30
       3月5日(金)・10日(水)10:30〜11:30

「AAO活動」

次回で今年度最後の活動になります。どうぞよろしくお願い致します。

【2月ありがとう集会 活動内容】

日 時 : 2月14日(日)13時〜15時ごろ(終了時間はだいたいの予定です)
場 所 : きらめきプラザ 2階 研修室1

13:00 受付          

名前が書かれたガムテープを服に貼ります。

13:15 開会のあいさつ   

世話人より簡単なあいさつがあります。

13:20 工作の説明を聞きます

写真立てに飾り付けをして、オリジナルの写真立てを作ります。作った物を担当ボランティアさんと交換するため、子どもは2個、ボランティアさんは二人で1個作ります。
(ボランティアさんは早く作り終わると思うので、子どもの分を一緒に作ってもらってください)

  工作をします

ビーズやラメなどを接着剤で写真立ての枠に付けて、飾り付けをします。途中、担当がみんなの写真を撮りにいきます。ボランティアさんと一緒の写真を撮ります。(子ども・ボランティアさん・親で)
※早く作り終えたり、参加できなかったりする時に過ごせるグッズなど必要あれば各自で用意してください。

  できあがり

接着剤が乾くまで、台に置いて飾っておきます。(写真立ての裏側にマジックで名前を書いておいてください)

14:00ごろ おやつ

各自で持ち寄ったおやつを取って、みんなで食べます。

 ボランティアさんへの手紙を読みます

用意してきた手紙を子どもか親が読みます。座っている席の場で立って読みます。
※おやつを食べながら、順番が来たら立って読みます。

 ボランティアさんからの感想

ボランティアさんに前に出てきてもらって、AAO活動の参加についての感想を言ってもらいます。
※おやつを食べながら聴きます。

  写真立てを交換

写真立てに写真を入れて、子どもとボランティアさんとで交換する。

15:00ごろ おわりのあいさつ

世話人より、終わりのあいさつがあります。

  解散

お疲れ様でした!

 各自で用意するもの

○みんなで食べるおやつ
   お子さんの好みのものを持って来てください。持ち寄ったおやつを皆で分けます。
   ボランティアさんの分も考えて多めに持って来て下さい。
○ジュース
   こちらもおやつと同様に持って来てください。
○おやつを載せる皿や籠のようなもの
   見栄えの良い感じにおやつを載せるため
○ボランティアさんへの手紙
   自分で書けないお子さんには、親御さんが書いてあげてください。
   同じ内容でも構いませんので、2通書いてきてください。
○交通費請求書
   当日、会費からお支払いしますので、必ず持って来て下さい。

※場所、時間がいつもと違いますので、お間違えのないようによろしくお願いいたします。
  ボランティアさんへは、各々で場所の説明・活動内容を伝えてください。

※活動の振替ができていない方(10月〜1月の4回)は、この日の午前中を利用して、活動をしてください。

出欠の連絡と参加者(ボランティアさんも含めて)の連絡を担当までお願いします。

◇ 1月の活動が終わりましたら、交通費請求書を担当までFAXしてください。
  2月のありがとう集会の日に、2月の分と合わせてお支払い致します。

(AAO活動担当:K)

「キッズルーム」

自閉症児とその兄弟児が思いっきり楽しく遊べるキッズルーム。
「一年に数回でなく、毎月でも企画してほしいわ」なんてお母さんたちにも大変好評をいただいております。
岡大児童文化部の皆さんにご協力いただき、広い体育館がいつも子どもたちの笑い声でいっぱいです。
初めての方も、ぜひお気軽においでください。

日 時  平成22年2月21日(日)13:00〜15:00
場 所  岡山大学津島キャンパス
対 象  育てる会正会員のお子さん 本人・兄弟
参加費  本人 500円、兄弟児 400円(保険代・お土産代など)
持ち物  体育館シューズ(保護者はスリッパなどをご持参ください)
       タオル・お茶・防寒着
申込先  2月10日までに、育てる会事務局(086-955-6758)へお申込みください。
       定員に余裕がある場合は、締切を過ぎても受け入れができる場合もあります。

「母の想いを語る会」

日 時  平成22年2月15日(月)9:30〜12:00
場 所  育てる会事務局
対 象  育てる会正会員の保護者(母親限定)
参加費  300円(当日集金します)
内 容  鳥羽代表と一緒に悩みや相談、ちょっと嬉しかったお話などをしませんか?
      アットホームにのんびり行っています。お気軽にどうぞ。
申込先  2月10日(水)までに育てる会事務局へ

「18歳の春親子療育クラブ」

2月の予定

○親子料理教室(参加申し込み者のみ)
   日時  平成22年2月7日(日)9:30〜17:00
   場所  京山公民館
○親子料理教室の振り返りの会(参加申し込み者のみ)
   日時  平成22年2月9日(火)10:00〜12:00
   場所  きらめきプラザ 小会議室1

3月の予定

○22年度に向けての話し合いと茶話会
   日時  平成22年3月5日(金)10:00〜13:00(受付9:45〜)
   場所  きらめきプラザ2階 研修室
○1年分の発表会・武藏先生からの助言
   日時 平成22年3月12日(金)10:00〜13:00(受付9:45〜)
   場所 きらめきプラザ2階 研修室
   持参物 @支援ツールの承諾書 
         A支援ツールのまとめシート (今から、まとめていてくださいね。)
         B自分が発表する支援ツール

☆平成22年3月12日(金)の18歳の春は、本年度一年間、我が子のために、作ったり支援したりしてきたものを、武蔵先生のご助言をいただきながら、一人ひとりの方に、ご紹介していっていただこうと思っています。
スケジュールの途中段階を、武蔵先生に、見ていただいて意見をいただき、その後どうなったのか。作り直した方もいれば、やはり、うまくいかずに、そのまま悩んでいるという方もおられることと思います。サポートブックやソーシャルも、その後、どうでしょうか?我が子に取り組んでみたものやその結果を、お話してくださることで、他の方の参考に、とてもなりますので、遠慮なく、どんどん発表していただけたら、とてもうれしいです。
また、まだまだ、子どもにも試せてなくて、作っている段階というものでも、悩んでいるというものを、武蔵先生に、ご相談されたらいいと思います。
皆で、出しあって、情報交換をしましょう。
※18歳の春に入ったばかりで、発表するものがないという方や、今年は、忙しくて、なかなか作れなかったという方も、遠慮なくご参加くださいね。他の方のものを見せていただいたり、武藏先生の助言をお聞きしたりするだけでも、とても勉強になりますので、参加して、しっかりみなさんのアイディアをもらってください。

「OHAの会」

OHAの会は高機能自閉症・アスペルガー症候群の子どもを持つお母さんのための会です。
知的障害がないからこその悩みや将来への想いなど、同じ立場のお母さん同士で想いを語り合いましょう。利守先生が毎回暖かなアドバイスもしてくださいます。
初めての方の参加も大歓迎です。皆で子どもたちのことを考え合いましょう。
日 時  平成22年2月19日(金)10:00〜12:30
場 所  きらめきプラザ2階 研修室(岡山市北区南方2-13-1)
対 象  知的障害を伴わない自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)を持つ子どものお母さん(育てる会正会員限定)
参加費  500円(当日集金)
持ち物  副読本「アスペルガー症候群の子育て200のヒント」
         ブレンダ・ボイド著、東京書籍、2100円
         (とても良い本なのでぜひご購入してください。一般書店で購入可能です)
内 容  皆で困っていることや心配なことを相談しあって、仲間作りをする。
アドバイザー ぐんぐんスタッフ・臨床心理士:利守愛子先生
申込み  2月17日締切 事務局まで 
※設営の関係上、毎回必ずお申し込みをお願いします。
   ☆今後の日程☆  3月19日(金)きらめきプラザにて行います

【1月の会に参加した方からの感想を紹介します。】

読み合わせをしている本の中には、子どもに使えそうなアイディアがあり参考になります。利守先生が分かりやすく解説してくださるので、自分で読むだけより勉強になります。
今回は年末年始を振り返り、各自どのように過ごしたかを発表しました。皆さんの話に対する利守先生のコメントからも色々と学ばせてもらえてありがたいです。
和やかな雰囲気の中、皆さんの話が聞けたり、自分の悩みも話せたりして、毎回すっきりした気持ちで帰っています。ありがとうございました。
今日は「大人の言うことを聞くようにするために」を読み合わせしました。家でも「これだけは聞いてほしい」ということがありますが、なかなかマイペースぶりを発揮して困っていたので、とてもヒントになりました。なんとなくそんな風にやっているけれど、理由づけをして書いてあるので、とても分かりやすかったです。早速家で実践したい内容もたくさんあり、ゲーム感覚でやれるヒントも出ていたので、やってみたいなぁと思いました。
そのあとの交流の時間をいつも楽しみにしていて、困ったことなどを話すと利守先生からアドバイスがもらえるので「ホッ」として変えることができるのが嬉しいです。他の人の話やそれに対する先生のコメントも皆のためになるので、とても良い会だと思っています。これからもずっと続けてくださいね。
本の内容が「やっぱり理想すぎるわ・・・」と思えることも、先生のアドバイスですごく気が楽になります。やはり読むだけより解説がもらえる方が分かりやすくて良かったです。
年末年始のことは、皆それぞれで何を聞いても参考になって良かったです。コメントが聞けるのもとても勉強になりました。フリートークでは聞きたいことが聞けてありがたかったです。これからのこと、不安でいっぱいなので、色々とお話が聞けるこの会は本当にありがたく思っています。引き続きよろしくお願いします。
今日皆で読んだページで印象に残ったのは、にこにこマークなどで褒めるとき、淡々と言う。しょんぼりマークの時も同じようにあっさり言うなどのところです。今までは子どものテンションをあげなくてはと思って、オーバーに褒めまくっていたので、ここはこれから注意しなくてはと感じました。また、子どもが思うように動いてくれなかった時、私も怒りモードでいっぱいになってしまう時が時にありますが、その時私が「どうして」と考えるようにしないといけないと反省しました。私がまず「どうしてなのかな」の習慣をつけようと思います。皆さん冬休みを楽しく過ごされたみたいで、その話を聞くのもすごく楽しかったです。
OHAの会に参加して、本当に良かったと思います。多くの仲間の皆さんのお話を色々聞くことができて、学ばせてもらえました。利守先生のアドバイスもたくさん聞くことができました。自分にとって得るものが本当にたくさんありました。帰るとき、いつも前向きな気分になれて、毎回「次も必ず参加しなくては!」と思っていました。来年度ももちろん開催してくださいますよね!?よろしくお願いします。

教師・保育士対象 即実践講座

1月8日(金)に、第8回の川崎医療福祉大学:重松孝治先生による「即実践講座」が行われ、「余暇支援」についてのお話をしていただきました。
余暇活動とは、その人の日常生活にあって、その人の興味関心に基づき、その人が自由に趣味を楽しんだり、社会参加を行ったりする活動とその場面のことです。そのためには、本人への適切な評価・個別化・自立を目指した取り組み・工夫された指導方法などをバランスよく行っていく必要があります。
自閉症の人が好みやすい余暇活動の要素としては、理解しやすい・結果が明確で即時的・予期しやすい活動・反復的な活動・単純または統一された手順やルールで行う・快適なもの・アクティブなもの・視覚的に整理されたもの・興味関心を生かしたものなどがあります。
講座では、余暇が自分たちに与える影響(ストレス発散や自己実現・興味関心)から、自閉症の人たちにとっても、余暇がいかに人生の中で大切なものであるかを再確認し、どのようなものが提案できるかを熱心に議論する姿が見られました。
重松先生、ありがとうございました。

【参加者からのアンケート】

余暇活動は、子どもにとっても成長してからも、とても大切なものだと考えて、自分なりに支援しています。休憩時間が充実していると、学習活動中の子どもの様子が違ってくるのも実感しています。(養護学校教師)
余暇活動の設定をするための各個人レベルでの評価の仕方、評価におけるレベルの設定が学べたことが良かったです。本人のレベルに合わせて目標設定の仕方を変えていくこと。またそれに合わせた支援をしていくことを教えていただきました。(小学校教師)
余暇活動も評価に基づいて、計画・立案・実施するということ。実施しながら評価し、微調整や再構造化するということの大切さを学びました。また、「トラブルに対処するのが特別支援教育ではない」という言葉が印象的でした。例えば順番交代がトラブルにならないような支援の方法がうまくいったとしても、本人が順番を理解している訳ではない場合、そこを理解できるよう、本人の成長を助けることも大切、というお話に、改めて支援は誰のために、何のためにするのかを常に問い直すことが大切と感じました。毎回、とても整理されていて、スッキリストンと腑に落ちる講義をありがとうございます。(幼稚園教諭)
余暇の評価、アセスメントなどが大切だなと思いました。特にこちらの思いこみで「これは好きだろう」と考えたものばかりで誘っているなぁと気付きました。もちろんそれも大切ですが、思わぬ発見につながることもあると考えて、色々誘っていく価値はあると改めて思いました。選択肢や環境調整で、好きかもから楽しめることへと結び付けられるように考えたいと思います。(養護学校教師)
余暇活動については、普段学級でも休憩時間の過ごし方がワンパターンになりがちなので、良い方法や工夫はないかと思っていたので、とても良かったです。やりたいこととできることにギャップがあることや、資源の乏しさにめげず、本人が楽しんでできることをたくさん見つけたいと思います。社会性のレベルの評価や具体的な計画立案のお話をもとに、色々試してみようと思いました。(小学校教師)

☆第九回☆ 平成22年2月26日(金)19:00〜20:45
           岡山県生涯学習センター 大研修室(情報創作棟2階)
             
☆最終回☆ 平成22年3月12日(金)19:00〜20:45
           岡山南ふれあいセンター ふれあいホール
              ※いつもと会場が違います!!ご注意ください。

対 象 : 教職員・保育士やそれを志す人対象。ただし施設・福祉関係職員も可。
         (申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円
          途中からの参加も可能です。欠席回のDVDは貸出します。
申込先 : 育てる会事務局(086-955-6758)

サッカークラブのお知らせ

日 時 : 平成22年2月28日(日)10:00〜12:00(9:45集合)
場 所 : 旧・岡山中央南小学校体育館(岡山市中山下)
持ち物 : マイボール、ゼッケン(ボラさんの分も)、ハチマキと名札
       お茶(ボラさんの分も)、個人ノート、出席カード
       親リーダーはグループノート、ゴミ袋

*雨天時または前日に雨が降った場合は、体育館シューズを持ってきてください。
  保護者の方も忘れずにお持ちください。
*欠席の方はサッカークラブ担当までご連絡ください。
(サッカークラブ担当:T)

水泳教室のお知らせ

   日 時 : 平成22年2月21日(日)15:30〜17:30
   場 所 : OSKスポーツクラブ岡山 3階ロビー(岡山市絵図町1-50)
          ※プールは育てる会水泳教室 貸切で行っています。
   連絡先 : 育てる会事務局

★新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
  体験は1回2000円(保険代込み)です。
★欠席される方、ボランティアさんが必要な方は、必ず2月15日(月)までに事務局に連絡してください。
★当日の急なキャンセルなどは 水泳教室担当に直接連絡ください。
★今年度の活動予定日
  3/21(毎月第三日曜)
(水泳担当:M & I)

お母さんコラム

このコーナーでは、自閉症の子の保護者からの日々の暮らしの様子をお届けしています。
どうぞ皆様、お子様とのエピソードがありましたら、育てる会へお寄せください。

公表・告知、娘は中学生になりました

5年生の娘〜
情緒クラスの新設が決まり、学校にやっと安心できる場所ができました。娘自身は「学年のクラスが遠くなって少し寂しいけど、楽になった」と言ってくれました。
情緒クラスには1年生の友達が、国語・算数の授業に来るのみで、担任の先生も3年生の時からサポートとして支援していただいた先生、そして交流の先生との出会いが一番の変化となり、6年間の小学校生活の中で充実した一年間だったと思います。
新学期前に交流のクラスの先生との面談をさせてもらい、娘の興味のある漫画やアニメの話にできる範囲で受け入れてもらったのが良かったのか、会話が弾み、娘の胸に響いたようで、一気に距離が縮まった感じでした。
クラス作りや、行事への参加も、交流クラスの友達がどんな支援をすれば良いか、情緒クラスの先生や保護者の意見に耳を貸してもらいました。誰とどこで何をするかを項目に合わせて検討してもらい、娘の活動しやすい友達やメンバーを選出し、できそうなことを中心に進めてもらい、運動会のダンスの練習や生活発表会の劇の練習も、個別のクラスに友達が数人集まってくれて一緒に練習してもらえたことで、自信がつき、本番も最後まで参加ができました。辛いことの多い行事に少しでも楽しく参加できるように対応してもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。
日常生活の中でも、給食の時間に逆交流し、友達の意思で情緒クラスに来てもらいました。少しでも学年とのつながりを持ち、娘の良い部分や好きなことを理解してもらうチャンスになったと思います。
また、この頃から娘は、漫画・アニメから韓国・歴史・伝記と興味が少しずつ広がり、好きなものへのこだわりが、特に歴史に関しては中学校での授業に役立ち、勉強を楽しむきっかけになったようです。
ただ、好きなことと嫌いなことが両極端なため、好きなことを中心に小学校生活を送っていたため、嫌いなことへの取り組みを置き去りにしてきた部分が多かったと反省します。
5年生の11月から日中一時支援を受けられるようになり、放課後介護ヘルパーの方に迎えに来てもらい、施設で1〜2時間過ごすことになりました。週に1〜3回、娘には負担でしたが、仕事をする母親にとって、学校から一人で帰る許可が出ない以上、仕方がありませんでした。家族の生活と娘との間で優先順位を考えながらその時のベストを尽くすという思いでした。 
  ・・・つづく・・
(チェリーママ)

事務局だより

今年は暖冬だそうで、朝は寒いですが、昼間・夜は案外乗りきれそうな日が多いですね。
そういえばこの冬は、まだ事務局付近では雪が積もっていません。
先日、京都に「TEACCHコラボレーションセミナー」へ参加してきました。
豊かな青年期を過ごすために必要な10の項目というタイトルで、自閉症当事者側・そして支援者側へそれぞれトップ10のお話をしていただきました。また全国各地での成人支援の実践報告も大変面白く興味深いお話ばかりでした。
その中で佐々木正美先生がおっしゃられた言葉がとても印象に残りましたのでご紹介します。
「豊かな青年期を送っておられる自閉症者の人は、IQや障害の軽重は関係ないようです。
  @幼児期からその人なりの家庭内でのお手伝い・役割を持っていること。
  Aその人なりに一人で楽しめる余暇を持っていること。
この2つがそろっている場合、青年期が豊かに過ごせているようです」
メモしたものですので、ハッキリ正確ではないかもしれませんが、ともすれば学童期の支援で勉強メインになりがちな高機能自閉症のお子さんにこそ、お手伝い・余暇支援をしっかり力を入れて指導していかなくてはと感じました。やっぱりセミナーで新しい知識を入れることって大切ですよね。頑張る元気が湧いてきたようです。
今年も一年、よろしくお願いします。
(松田 紗代)
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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