sorry,Japanese only
平成25年6月30日
第182号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
182号 目次
雨などふるもをかし
即実践講座のお知らせ
18歳の春を目指す親子療育クラブ
『俺ノート』の会・クローバーの会 お知らせ
キッズルーム・母の想いを語る会 案内
サッカークラブ・水泳教室・OHAの会 お知らせ
岡山ひともの探訪
「第10回 イライラした時に 」
お母さんの子育て体験談
私のお薦め本コーナー
『ぼくらの中の発達障害』
ぐんぐんだより
赤磐ぐんぐん・ぐんぐんキッズ・「ぐんぐんキッズ座談会」報告
支援センター NEWS
新聞記事のご紹介
梅雨時は、草も木も鮮やかな葉を生き生きと茂らせています。
知人に頂いた ふうせん蔓が、梅雨の雨おかげで、一段と緑のカーテンづくりに励んでいるように見えます。早く涼しい影を作ってもらいたいものです。
今年の梅雨は、どうしたことか雨もふらず、照りつける太陽が、まぶしいばかりだったのに、ここへきて、雨ばかり・・・、もう雨はたくさんという気持ちにさせられています。
人とは勝手なものです。降れば降ったで、文句を言い、降らねば降らぬで文句を言う…
とかく自分も含めて、この世の人々は、文句ばかり言いながら暮らしている困った人たちみたいですね。
「いいとこさがし」をしながら暮らす心のゆとりが欲しいものです。
枕草子の中の「雨など降るもをかし」のくだりいいですね。
夏は夜。
月の頃はさらなり。
闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。
雨など降るもをかし。
蛍の飛び交う小川の溝掃除が、今年は早く行われたこともあって、蛍が去年までと比べるとぐんと少なくて、来られた方に申し訳ない気持ちでおります。
でも、枕草子の子の、どんなことも、「おかし」と、喜んでその情景を楽しむ平安人の心の余裕・・・、学びたいものです。
蛍多いのもいいが、少ないのもいい。雨もまたおかしですね。
会報181号で蛍の事を紹介したせいで、わざわざ水島から会員の方が、ご家族で訪れてくださいました。
その日は、地域の溝掃除が終わった直後だったので、蛍の数も少しになっていました。
溝掃除前なら、たくさんの蛍に出会っていただけたろうにと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それでも、捕まえた蛍をじっとのぞきこんで、生まれて初めての蛍との対面をしたお子さんたちは、たった一匹の蛍に「わ〜、光っとる!」と興味深げでした。
生まれて初めての蛍との出会いに、私も立ち会えたことが嬉しい時間でした。
お子さんの為に、こんな遠くまで車を走らせて来られるご両親の熱心さに、私も感動しました。きっと、いろんな経験をさせてやりたいと思われての、遠出だったことでしょう。こんなご両親の元で大きくなるお子さんは、幸せですね。
皆さんお元気ですか?
毎月一回の会報の発送日が、すぐやってくるように感じますが、巻頭文を書いていると、自ずと季節の移り変わりを感じることができます。
一か月しか経っていないのに、季節の移り変わりを感じるのです。
何の気なしに暮らしていたら、花が咲いてやがて散っていくことにも気づかないでいるのではないかと思うのです。
清少納言とまではいかないまでも、少しは会報のおかげで私も雨や風に気持ちを通わせたりするようになったのではないでしょうか?ありがたいことです。
ところで、変化といえば、季節の移ろいだけでなく、我が子の変化や不思議な行動も注意深く見るようになってきます。面白そうな出来事があると、これ会報に書こうと思ったりもします。
書いていると、はじめ気づかなかった行動の意味が解ってきたり、子どものしんどさに気付かされたりします。
後々読み返してみて思うのは、自分の至らなさや、子どもの成長です。『ああ〜、あんなことあったな』と、書いているからこそ覚えているのでしょう。
我が家の育児日記のような感じの会報になっている号もあって、読み返すのも楽しみです。
皆様にまで、お付き合いさせて申し訳ないことです。
さて、ふと思い出したことを書きたくなったので、書きます。
先の水島からいらっしゃったご家族もそうですが、小さいうちは、いろんな所へ出かけて経験することが大切だと考えます。子どもに無理のない範囲で(感覚過敏で、大勢の人混みが苦痛などある方は、よく考えてください)出掛けるのは、大事なことと思います。我が家の場合は、超多動の哲平との外出は、ずいぶん大変でした。でも、頑張って遊園地、水族館、キャンプもアチコチ行ったものでした。
同じ場所に何年も経って出掛けて行った時、哲平は迷うことなくトイレの場所を覚えているような子でした。驚きました。彼は、見たものを記憶してこころの奥深く留めているのではないでしょうか。
また、小さい頃から、車の中でも電車の中でも決してよそ見をせず、じーっと窓の外を見ていたものでした。どうしてほかのきょうだいたちのように、疲れていても寝ないのか不思議に思っていたものでした。
そして、後年その理由を知りました。彼は、道順や景色を心に刻んでいるらしいのです。そして、私が間違いそうになると教えてくれます。「右、右です。」哲平が正確に覚えている事が、不思議でした。この重度の子のどこにそんな能力があるというのでしょう。
彼には、地図なんか見ても判らないから、見て覚えるしかないから、一所懸命目を凝らして、道を記憶しているのではないでしょうか。そして、帰り道を覚えているのかもしれません。そう思うと、いとおしさがこみ上げてきます。
最近は、昔通った道が、変わってしまって、どんどん新しい道が出来ています。後ろの席で、ドキドキしながら新しい道を記憶の中で書き換えているのかもしれない哲平です。
「大変だね、哲平君。」
私は、文章を書いていると、次々思いだしてきて、はじめ書くつもりだったことからどんどん離れて行ってしまいます。これは、歳をとったせいでしょうか?
まとまりない文章になるのですが、思い出すと書きたくなるので、一気に書いてしまいますね。
休日には、買い物にスーパーマーケットや、デパートにもいきました。一瞬でも目を離すといなくなる哲平に、油断は禁物でした。
何度も何度も行方不明になりました。どんな時にいなくなるかというと、何人かで一緒に出掛けた時が一番危ないときです。
私は、主人が見てくれていると思い、主人は、私が見ていると思う・・・。そんな時が危ないのです。一人で見ているときには、めったにいなくなるという事はありません。こちらに油断がないからです。
ともあれ、一瞬で消えてしまう哲平でした。ちょっと、商品に目が行ったりする瞬間、5秒くらいでいなくなりました。
背が低いので、ダッシュで走ると、ショウケースの影ですぐに見えなくなります。呼んでも全く帰ってはきませんから、どんなに呼んでも無駄です。
とにかく、みんなで必死で捜します。
4〜6歳ごろがピークでした。
兵庫県西脇市の実家の近くのショッピングセンターでいなくなった時には、本当にゾッとしました。
当時バスが大好きで、バスを見ると乗りたがった哲平が、すぐそばのバスセンターからバスに乗っていたとしたら、神戸に行ったかもしれないし、明石に行ったかもしれません。
また、路線が色々あるので、どんな田舎に行ってしまうかもしれない状況でした。
バスセンターは、各地へ向けての始発駅です。運転手さんに聴くと、さっき神戸三宮行が、出たばかりで運転手と連絡が取れるのは、1時間半後でわからないということでした。もしそのバスに乗っていて、途中で降りたら捜しようもないというような状態でした。
途方に暮れて捜すこと3時間余り・・・。駐車場でガードマンさんに保護されたという連絡がありました。
思わずへなへなと崩れ落ちそうになったのを覚えております。
哲平は、つなぎのズボンにどこでくっつけたのか「ひっつきむし」をいっぱいくっつけて、靴は田んぼの中を歩いたような泥だらけの状態で、長い間親と離れていたのに、にこにこ元気いっぱいでした。
どこか草原をどんどこ歩いて来たのでしょうか、近くには、そんな場所は見えないので遠出をしてきたのでしょう・・・。
「あんたいったいどこ行ってたん」家族中でスーパー中を隅から隅まで捜し歩いて、バス会社にも連絡アチコチ頼んで、どこもかしこも捜しつくしたのに・・・・。
ショッピングセンターの中にはいなかったのね。でも、もう一度ショッピングセンターまでとにかく帰って来てくれたことが、奇跡のようでした。
知らない所で、大きなショッピングセンターの中で、途方に暮れたあの日の気持ちと、ひっつきむしだらけの癖に元気そうな生き生きした表情の哲平の顔を思い出します。
今では、笑い話ですが、本当にもう帰ってこないのではないかと、心配したあの日を、里帰りにそこを通るたびに思い出します。
色んな事がありました。でも、経験から学ぶと言われる自閉症の子です。私が想像する以上に、いろんな経験を身につけて、今の哲平が出来てきたのかもしれないとも思うのです。人生に無駄なことは、一つもないと思うのです。ひやひやドキドキしたけれど、それも哲平にとっては、必要な事だったと思えば、何にも問題ではないですよね。
色んなところへ連れて行って、時には迷子になって、(本人はそう思っていないと思いますが・・・・)、自分でどうにか考えて、道を切り開いて行ったとも考えられる訳です。
いいことだったと思いたいです。とにかくそのままどこかへ行ったのではないことが、すごいことでした。あれは、小学一年生くらいの事だったような・・・・、記憶もあいまいですが、そんな気がします。
今、大変な子育て真っ最中の方、そんなにしんどい時期は長くないはずです。頑張ってくださいね。哲平は、超多動でしたが、小学校4年で落ち着き始め、小学5年ですっかり落ち着きました。それからは、指示も入るようになって、今では、ほんの少しですが、税金も払っている働く大人になりました(かっこいい!!)。
さて、夏が近づき、草がどんどん生えて、事務局前の花壇も大変です。
もし、お暇な方がいらしたら、草を取りに時々いらっしゃっていただけないでしょうか?
クローバーの会の子どもたちが、時々ボランティアで草取りやお花の入れ替えには来てくれて、とてもありがたいのですが、夏に向かいそれだけではなかなか追いつきません。時々でいいので、ボランティアさん募集します。
草取りボランティア・お掃除ボランティア 募集
年齢不問。男女不問。自分の好きな草を抜く道具を持って、いつでも結構ですからお願いします。定期的に来て下さる方は大歓迎です。
また、お掃除ボランティアも募集しています。事務局スタッフは、忙しくて、お掃除になかなか手が回りません。誰か助けてください!
いつもきれいな、おひさまハウス&のびのびサロンを目指しています。
よろしくよろしくお願いします。
募集:子どもの療育スタッフ
「ぐんぐんぴっぴ」のスタッフを募集しています。
育てる会では、自閉症の超早期療育に取り組んでいます。
早く発見してお母さんに、子育てのノウハウを伝授するのが、この「ぐんぐんぴっぴ」の役割です。(巻末に紹介の新聞記事を載せています)
自閉症に興味があって、自閉症の小さい子と関わった経験のある方が望ましいです。
明るく前向きで、研究熱心、新しい事に挑戦する人、柔軟な発想の出来る人。そんな方に来ていただきたいです。お知り合いにそんな方がおられたら、教えてください。
勤務時間:8:30〜11:00 (月曜日〜金曜日 日曜・祝日はお休み)
時給:経験等によって、違います。
さて、そろそろ恒例のキャンプ募集の時期が来ました。
参加者とボランティアの両方を募集します。
正会員の中で、小学3年生以上の方、どうぞご参加ください。
育てる会の総力を挙げて開催させていただきます。
同時に、ボランティアさんも募集しておりますので、よろしくお願いいたします。
詳しいことは、正会員の方へ同封のチラシをご覧ください。
母の想いを語る会は、今月は、倉敷の「このゆびと〜まれ!」代表の藤井明子さんをお招きして、お話伺います。
藤井さんは、二人の男の子のお母さんです。高機能の自閉症と知的障害をお持ちの自閉症のお子さんです。現在は、高校生のお二人を、どんな風に育ててこられたのか、そして、今後はどんな風に考えられているのか、いろんなお話が聴けると思います。
皆さんの悩み事も、藤井さんを交えて、お話聞いていただきましょう。
今年度は、いろんな先輩お母さんに来ていただいて、お話聞きたいと思っています。できるだけ多くの方に参加していただきたいので、早めにMLを使って、メールも流しました。
今月は会報180号に写真入りで紹介した、倉敷と中庄のJRの駅に、子どもが電車を待つ位置を決める為、ホームに四角い枠を描いてもらった、あの藤井さんです。
元気の出る話を聞かせていただけると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
日 時:7月9日(火) 10:00〜
定 員:10名
参加費:500円
場 所:おひさまハウス のびのびサロン(赤磐市和田194‐1)岡山駅前から12km 17分で着きますよ。
また今月は賛助会員の中で、保護者やご家族として登録されている方に、岡山県発達障害児・者の親の会連携協議会(DDネット)主催のアンケートを同封しています。
できるだけ多くの方のご意見をお聴きして、子ども達のために生かしたいと思いますので、ご協力をお願いします。
「保護者なのに入っていないワ」と思われた方は、こちらの登録が保護者ではなくて、会社員や主婦となっているためだと思われます。
アンケートにご協力いただけるようでしたら、ご一報ください。あらためてお送りさせていただきます。
正会員のみなさまには、先月お送りさせていただきましたが、現在3分の1ほどの回収率です。締切は7月末となっていますが、「目指せ 回収100%」で頑張っていますので、よろしくお願いします。
なにしろ、子ども達みんなの明日のため・・・・ですので。
こんな風に会報に、好きなことを、好きなように書かせていただいています。
「やっちもねェもん、書いて」(ばかばかしいものを書いてとか、埒もないものを書いてという意味の岡山弁です)皆さんにご迷惑かけているかもしれませんが、どうぞ、ご勘弁ください。
一カ月に一度、こんな風に何でも書いていいというコーナーをいただける私は、なんて幸せな人でしょう。今月もお付き合いいただきありがとうございました。
来月号は、夏休み真っ只中になりますね。また、来月号で会いましょうね。
(育てる会 代表 鳥羽 美千子)
教師・保育士対象 即実践講座 お知らせ
☆第3回☆ 「評価に基づく支援の実施:課題分析」
日 時 : 平成25年7月26日(金)19:00〜20:55
場 所 : 岡山県生涯学習センター 大研修室
対 象 : 教職員・保育士やそれを志す方、施設・福祉関係職員の方 対象。
(申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)
講 師 : 重松 孝治 先生(川崎医療福祉大学 講師)
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円(賛助会費含む)
★途中からでも参加OKです(それまでの講義のDVDはお貸しします)★
申込先 : 育てる会事務局(086-955-6758)
18歳の春を目指す 親子療育クラブ
6月7日、香川大学の武藏博文先生をお迎えして、「支援ツールを使ってみよう、支援ツールを活用しよう」と、支援ツールの基本から支援ツールを使って社会自立を果たすまでを子どもの成長を追ってお話いただきました。
貴重な映像を交えてのお話は、とてもわかりやすかったと、大好評でした。
感想が届いておりますので、ご覧下さい。
18歳の春に初めて参加させていただきました。支援ツールについての武藏先生のお話を、大変興味深く、また自分の日々の生活と照らし合わせながら、楽しい雰囲気とともに、聞かせていただきました。娘と同じ支援学校の子どもさんの様子をビデオで拝見して、実際の現場での様子、支援ツールの活用法や支援の方法がよく分かりました。普段、スケジュールや手順を示す支援ツールを、活用していますが、今後、急な変更時等のパニックを軽減させることに使える支援ツールを作成したいと思いました。
また、お話の中で、社会に出て行く中で、打ち勝っていく厳しい「タフさ」よりも、くじけず乗り越えていく「しなやかさ」を持つことが大切という先生のお言葉に、感銘を覚えました。
座談会を通して、実際の支援方法を学ぶこともできました。ありがとうございました。
香川からはるばる、武藏先生と学生さん3名にお越しいただいてのお話に少し緊張しましたが、ビギナーの私にはとても分かりやすく支援ツールの基本を学ぶことができました。
先生よりコツを教えていただけて、つまずいていた点に気付きをもらえました。
また、「今、子どもがやっていることの習熟度をあげることにより、他にチャレンジできるものが出てくる。」との言葉も印象的でした。出来たからいいのではなく、できることを伸ばす、できそうなことを定着させることが、素早く正確に、習熟度が上がって意味のある行動になる、と教えていただきました。日々の生活のなかで、習熟度の向上という意味で、できていることをもう一度点検していくことから始めようと思います。
幼児期から成人までの支援ツールを使った支援のお話ということで、とても楽しみにしていました。小学部と高等部での支援を、VTRを見ながら、ひとつずつ丁寧にお話して下さったので、とても解りやすかったです。
先生のお話の中で、印象的だったことが三つありました。我が子に身につけさせたい。今すぐ取り掛からないといけない!重要な課題です。
一つ目は、習熟度の向上の話の中で、「すばやく正確に出来るレベルに持っていくこと」目から鱗でした。「一人で、いつでもどこでも出来る」ようになることで満足してはいけないんだなぁと、気づかされました。社会で要求されるレベルを“自分で意識すること’先ずは、お手伝いで、時間を意識する!丁寧にすること!から始めてみようと思います。
二つ目は、「報告・相談するスキル」です。物事を自分で解決する力をつけるために、身につけないといけないスキルです。とても重要なスキルですが我が子には難題です。毎日の繰り返しで経験を積ませなければいけないと思いました。
三つ目は、「メモを取ること」です。文字を書くのが苦手なので、かなり手強そうな課題です。先ずは、単語や数字からはじめてみようと思います。
どれも無理のないように、ゲーム感覚の要素を取り入れてツールを考えてみようと思います。又、しばらくお休みしていたチャレンジ日記も復活できたらと思います。初心に返り子供に向き合って、いろいろとツールを作ってみようと思いました。
武藏先生の最後のお言葉にもあったように、「厳しい状況にも、くじけずに立ち直り、乗り越えることのできる人に」させたい!なってほしい!と強く思いました。
お話だけでなく、ツール見学では、ひとつひとつ手に取って説明して頂いたり、相談会では、個人的な質問にも丁寧に助言して下さり、とても勉強になりました。ありがとうございました。
次回の勉強会では、長い夏休みを迎える前に、支援のアイデアを練りましょう。そして、買い物にチャレンジすることを例に、ツールを考えてみたいと思っています。
日 時:平成25年7月12日(金) 10:00〜13:00(受付9:50〜)
場 所:東山公民館 第1、2講座室
岡山市中区平井4丁目13-33
TEL 086-276-6202 (ナビ用)
正会員の新規加入者をお待ちしています。
なお、こちらの見学は、正会員限定で無料です。
【今後の予定】
9月13日(金) 成年後見人制度について「後見制度は我が家に必要か?」
(司法書士 牧 沙緒里さんのお話)
11月8日(金) 性教育について
(講師の先生のお話)
を予定しています。DVD撮影はありませんので、みなさん予定をあけておいてくださいね。
なお、上記2回においては、プライベートな相談もありますので、見学はご遠慮ください
(新規に18歳の春に加入された方は参加OKです)。
『俺ノート』 の会 報告と案内
日時 : 平成25年7月14日(日)10:00〜12:00
場所 : おひさまハウス(赤磐市和田194‐1)
持ち物: のり、はさみ、ノートや画用紙、切抜き用雑誌など、おやつ、飲み物
小学校4年生以上の男子! 対象の『俺ノート』の会です。
自分専用の『俺ノート』を作りながら、仲間作りも一緒にできたら・・ぐらいのノリで気軽に参加してください。
申込みは事務局(Tel.086‐955‐6758)まで。(正会員限定)
クローバーの会活動報告
6/9午前中に草抜き、土作り、ひまわりの苗を植え付けました。
それぞれに自分の出来ることを、汗を流して活動しました!
頑張りすぎるぐらい働く女の子たちです。暑い中での活動で熱中症に注意しつつ、疲れたな〜と感じた時、素直に「休憩したい」と伝えてくれるのがうれしいです。
ひまわりの花が咲くのを楽しみですね!
参加された方の感想はこちらです。
今回1時間だけの参加でしたが、我が子の感想は作業も楽しかったし、クローバーのメンバーに会えて嬉しかったそうです。
次はいつ?と帰るときに聞かれました。
親の感想は、次回は最後まで参加して、我が子が他のメンバーとコミュニケーションをとる機会を増やしてあげたいなぁと思いました。 (S)
暑い中、子どもなりに休憩をとりながら参加しました。途中、参加が難しい場面がありましたが、代わりの作業を用意してもらえたことで、選択して、活動を終えられたことが良かったです。 (O)
(クローバーの会担当:T)
キッズルームのご案内
キッズルームでは、岡山大学児童文化部のお兄さん、お姉さんが子ども一人ひとりについて一緒に遊んでくれます。もちろんお父さん、お母さんや兄弟と一緒に遊ぶこともできます!いろんなおもちゃで遊んだり、人形劇(影絵劇の場合もあります)を見たりして楽しい時間を過ごすことができます♪
小さいお子さんでも参加しやすいイベントですよ!
メーリングリストではお知らせいたしましたが、以下の期日で行うことにいたしました。
場所の方もご確認よろしくお願いいたします。
暑くなると思いますので、暑さ対策をお忘れなく!
日 時:7月7日(日)13時〜15時
場 所:岡山大学 清水体育館
持ち物 :うわぐつ、お茶、汗を拭くタオルなど
申込締切:大至急!今すぐ申し込んでください!少し空きがあります(正会員限定)
(メーリングリストでは6月30日までとしていました)
プロフィールを出していない方は提出してください。
質問等ありましたら、育てる会事務局(086−955−6758)まで。
母の想いを語る会のお知らせ
日時 : 平成25年7月9日(火)10:00〜12:00
場所 : おひさまハウス(赤磐市和田194‐1)
ゲスト: 藤井 明子 さん(「このゆび とーまれ!」 代表)
代表の巻頭文でも紹介のあった、倉敷の「このゆび とーまれ!」代表の藤井明子さんをゲストにお招きしての、「先輩のお母さんのお話を聞く会」です。
特に、若いお母さんにとって、子育てのヒントや元気のでるお話がいっぱい聞けて、相談にも親身にのっていただけると思います。
申込みは事務局(Tel.086-955-6758、Fax.086-955-6748)まで。(正会員限定)
サッカークラブのお知らせ
日時 : 平成25年7月28日(日) 10:00〜12:00(9:45集合)
場所 : 岡山市内グラウンド
持ち物: マイボール、ゼッケン、ハチマキ、お茶(ボラさんの分も)、個人ノート、出席カード、親リーダーはグループノート
体験、見学の申し込み、お問い合わせは、サッカークラブ担当までご連絡ください。(正会員限定)
水泳教室のお知らせ
日 時 : 平成25年7月21日(日)15:30〜17:30
場 所 : OSKスポーツクラブ岡山 3階ロビー(岡山市北区絵図町1-50)
※プールは育てる会水泳教室 貸切で行っています。
連絡先 : 育てる会事務局
★新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。(正会員限定)
体験は1回2000円(保険代込み)です。
★欠席される方は、必ず7月16日(火)までに事務局に連絡してください。
★当日の急なキャンセルなどは 水泳教室担当に直接連絡ください。
(水泳担当:S & H)
OHAの会のお知らせ
OHAの会は高機能自閉症・アスペルガー症候群の子どもを持つお母さんのための会です。
知的障害がないからこその悩みや将来への想いなど、同じ立場のお母さん同士で想いを語り合いましょう。
〈7月度 OHAの会 案内 〉
日 時:平成25年7月8日(月) 10:00〜12:00
場 所:西ふれあいセンター (岡山市南区妹尾880-1)
アドバイザー:利守 愛子 先生(臨床心理士)
参加費: 800円
持ち物:『「その子らしさ」を生かす子育て 改訂版』(吉田 友子:著)お持ちの方
申 込:育てる会 事務局(Tel.086-955-6758) (正会員限定)
岡山ひともの探訪 |
川崎医療福祉大学 重松孝治
第10回 イライラした時に
皆さんはイライラすること、怒りを感じることはありますか?
毎日するという方、時々という方、めったにないという方とそれぞれでしょう。
では「イライラしない」という方はいますか?
まず、そういう人はいないですよね。
そんな時、みなさんはどうやってその気持ちに対処していますか?
例えば、私の場合は・・・・・
● 大きな声を出す:迷惑なので運転中の車の中で時々・・・。歌っていることも多し。
● 一人カラオケに行く:好きな歌を存分に。落ち込むので採点はなしです!
● 泳ぐ:水の中って周りの音が聞こえなくなって、一人きりになれます。
● ヒーリングミュージック:大学時代に、水泳部で練習した方法。メンタルトレーニング。
● 好きな音楽を聴く:曲(音)に集中すると没頭できて、切り替えにGood!
● ゆっくり、腹式呼吸:これも大学時代に練習した方法。(ダイエット法ではありせん!)
● 音楽を聴きながら歩く:夜がいいですよ。
● お香をたく:家族に嫌がられるので、仕事部屋だけでひっそりと
● 愚痴る:いつも聞いてもらっている皆様。本当にありがとうございます
● 仕事場所が変わる:これは自分独自かも。毎日場所が違うので、引きずる暇がない?!
● 子どもと遊ぶ:毎朝早起きのわが娘が今一番の癒し。いつ悩みの種になるやら・・・。
● バッティングスタジアムに行く:ジャストミートできればですが・・・。
● 好きなアプリを見る:野球選手の成績の数字ばかりを見てうっとり(怪しい?!)
● 自分に言い聞かせるいくつかの言葉:発想を変えます
* 「自分ばかりが支援者じゃない」:別のいい支援者と巡り合えることを願って
* 「誰もが100点はとれない」;次頑張ろう
* 「過去を振り返ってももどれないから、今度は頑張ろう!」:ポジティブに
* 「これでまた賢くなれたらOK!」:次に生かせるように
● マッサージを受ける:時間の余裕がある時に
● 髪を切る:頭が軽くなると、心なしか気持ちも
思いつくまま書いてみたら、意外に多い。これは自分がとってもストレスを感じやすい、貯めやすいのか?それとも、吐き出し方が上手なのか?
でも一つだけできないことがあります。
それは・・・
「怒らないこと」
ただ我慢を求められても、どうしようもありません。
それはあり得ないことだからです。
でも自分にはこんなにたくさん、スッキリできるための方法があります。
だから、いま、その瞬間には我慢ができます。
だから、あまり引きずらずに仕事や家庭生活を送ることができています。
だから、大きな失敗をせずにいられます。
でも、もちろん、イライラすることはあります。
子どもたちにもすこしずつこの引き出しが増えていってほしいと思います。
またそれを1つずつ教えることが自分の仕事でもあると考えています。
感情に対する支援とは、「怒ったらダメ」だけを教えるものではなく、こうした方法を1つずつ子どもが身に付けていくお手伝いをすることではないでしょうか?
自分たちの仕事は、その提案や、整理や、協力なのではないでしょうか?
みなさんには、どんな方法(引き出し)がありますか?
お母さんの子育て体験談
今回はいよいよ昨年の総会でお話ししていただいたお母さんたちの体験談、最終話です。
180号に載せさせていただいた、Kママさんの子育ての後半、小学校選びから、中学校選びの現在まで、まさにリアルタイムのお話しです。
小学校選びにはとても悩みました。
先を考えると、地元の小学校へ通い、地域の保護者、子ども達と顔見知りになることは本人にとっても私にとってもいいかなと思っていました。
もちろん情緒学級希望でした。
しかし、地元の小学校の情緒学級は6年生が卒業するので、いったんなくなるということ、そして希望者1人では作れないということでした。
息子は多動ですし、@対@くらいでないとなかなか指示が入らない、子供が大勢いるところが苦手など…普通クラスでやっていけるとはとても思えませんでした。
市の教育委員会に電話や手紙で息子の現状を訴え、なんとか支情緒学級を作ってほしいと頼みました。鳥羽代表も、特に息子の場合は普通クラスではとても無理だと、市の教育委員会まで一緒に直接頼みに行って下さいました。
一方で、他の学区の情緒学級に入る可能性も考え、お母さん友達と情報交換をしながら5校ほど見学に行きました。いいなと思うところもありました。
でも、ある療育の先生が、小学校6年間を自分で歩いて行くのと、送迎されて登校するのとは全然違う、自分の足で登校することが自立への第1歩だと言われたことが強く心に残っていました。また、2歳下の弟が小学校に通い始めると、父親の出勤時刻が早いこともあり、弟1人を置いて送迎に行くことは難しいと感じました。
考えた結果、情緒学級ができてもできなくても地元の小学校に通わせることを決めました。
(あくまでうちの親子のケースです。それぞれ事情は異なるので、これからの方はよ〜く考えて決めてくださいね!)来年度、少なくとも情緒学級希望の子が少なくともあと2人は入ってくることは分かっていたので、来年度は情緒学級ができるだろうと予想できていたのも理由の1つです。
一時期、他の学区の子がうちの小学校に来るからクラスができる可能性が高いと言われていたのですが、2月になってやっぱり自分の学区の普通級に通うということで、結局できませんでした。普通クラスでの1年間がスタートすることになりました。
小学校の校長先生には入学前から何回も相談させていただいて、卒園式では息子の様子をしっかり見ていただいていました。
息子の状態も理解してくださって、当分の間、支援員の先生を息子につけてくれるよう配慮してくださいました。入学式前日に体育館や教室を見せてもらって、入学式の練習もできました。担任の先生もすごく考えてくださる先生で、息子がクラスから浮かないように常に話し方、内容を意識してくださったり、授業の見通しが持てるように簡単なスケジュールを伝えてくださったりと様々な配慮をしてくださいました。
それでもたびたび耐えられなくなって教室を飛び出して行ってしまう事がありました。室内がざわざわするのも苦手ですし、算数以外は何をするのかよく分からない…。校内放送でTV画面が一瞬砂嵐になるのも大の苦手。配り係では一人じゃないのでどれだけ配ったらいいのか分からない。教室など学校内を一方通行にしたいのに人の動きはばらばら…
混乱していたことも多かったのでしょうが、それでもがんばって登校していました。
6月を過ぎた頃から、当時スケジュール用に使っていたホワイトボードになにやらカウントダウンを始めました。そして、カウントダウンが0になった7月1日、「僕はもうがんばったから今日から夏休みにする」と言いました。そこから登校を渋る日々が始まりました。無理はさせたくないけど、全く行かない生活にしてしまうと元に戻るのが難しくなるような気がして、休む日もありましたが、時間割りを見ながら本人と話し合い、短い時間でもいいのでできるだけ登校させるようにしました。
登校しても、教室には入れないことが多く、保健室もいつ誰が入ってくるか分からないのがしんどくて、結局、空き教室に机を用意して支援員の先生と過ごすことが増えました。
通級にも通っていて、本人も楽しみにしていましたが、1ヶ月に2回と回数が少ないのが残念でした。3学期はほぼ空き教室で過ごしました。
2年生になって念願の情緒学級ができました。
驚くことに、いきなり8人からのスタートでした。
息子には、情緒学級についてなど、ソーシャルストーリーのようなもので伝え、学校でも始業式前に顔合わせの会を開いてくれました。大きな混乱なくスタートできました。
ありがたかったのは、息子に合わせて、得意な算数は交流クラスで受けさせてもらって、理科や社会は息子の様子や学習内容によって情緒学級で受けさせてくれるなど、柔軟に対応してくださったところです。息子には事前に1週間分の時間割りを渡してもらい、情緒級で勉強する時間、交流に行く時間も分かりやすく提示されていました。
ただ、しんどくても「交流の時間は行かなくてはならない」と思ってしまってがんばり続けた結果、参観日の後に大パニックを起こしてしまったこともありました。「しんどくなったら情緒に帰る」のようなコントロールは出来ないし、算数は交流で頑張りたいというところは譲らなかったので、「○分になったら情緒級に帰って計算ドリル」という対応で乗り越えました。交流級での混乱だけでなく、情緒級内にも苦手な子がいるなど落ち着かないこともあって、2年生の時も登校を渋ることが多かったです。
何か起こるたびに先生方と協力して対応して乗り越えて(本当は事前に防ぐ方がいいのですがなかなかできませんでした。
乗り越え切れていないことも多かったと思います。
本人のしんどさをどれだけ軽くできたのかは正直、分かりません。交流の先生とは連携が難しいことが多く気持ちがすれ違うこともありました。。。)いくうちに、本人も少しずつ成長し、学校という環境に慣れ、苦手だと言っていたその子自身も成長しました。また、交流クラスの子ども達も優しい子たちが多く、いろいろな事件(?)を見て、経験するうちに、息子はこういうタイプの子なんだと何となく理解してきています。ですので、登校を渋ることが少しずつ減って、4年生後半から、朝から登校できることがかなり増え、5年生くらいから登校班で登下校できることが増えました。
現在は情緒級が増え、今でも何かあると登校を渋ることもありますが、本人のペースでがんばっています。学校での出来事や困ったことも以前よりは話せるようになり、私も対応しやすくなりました。
中学校のことも考えていく時期になりました。またまた学区の中学校に情緒学級がありません。普通クラスではとてもやっていけないでしょう。小学校と中学校では違うところも多いので、直面するたびに混乱することが増えることも間違いありません。学区外も考えましたが、周囲の子も本人も思春期を迎える段階で、誰も知らない学校へ通うのはいろいろ大変なことが多いと先輩お母さんにききました。希望者は2人。人数的に厳しいことは十分承知ですが、情緒級新設をあきらめる気はさらさらありません!新設に向けていろいろと準備中です。かけがえのない1年間です。なんとか情緒学級をたちあげてほしいと思っています。その一方で、息子が少しずつ中学校に慣れていけるように、先日は運動会を見に行きました。中学校の話も少しずつしています。「そんなことあるはずない!」と、話を聞くだけで混乱している息子です…。先が思いやられます…
息子の場合、支援学校には入るのは難しいようなので、高校やその先についても今から悩んでいます。でも、悩んでいてもしょーがないので、身辺自立やコミュニケーションに関することなど、少しでも自立に近づけるようちょっとずつ頑張ります!でも今までがちょっとずつすぎたので、最近あせっています。もうちょっとペースをあげようと思います…
これまでのええかげんな文章を読んでくださった方々、ありがとうございました!
(K母)
ぐんぐん だより |
赤磐ぐんぐん
暑い日が続いていますが、皆さん、体調を崩されたりしていませんか?夏本番を前にこの暑さ・・・
体温調節が難しいお子さんたちにとっては睡眠のリズムが崩れやすい時期でもあると思います。暑くて寝苦しい夜には、室温を調節することも重要ですが、寝るまでの時間の過ごし方にも注意してみてください。
お母さんたちから、「子どもが寝る時間にお父さんが帰ってくるので目がさえてしまって寝るのが遅くなってしまうんです・・。」というお話をお聞きすることがあります。寝る前の過ごし方として、興奮しすぎないように、寝る時間に向けて徐々にクールダウンしていくように流れを持っていくことも大切です。寝る前に落ち着いて過ごせるように、お布団に入ってから本を1冊読んでから寝る、と決めている家庭もあるようです。お子さんが寝る時間に帰ってくるお父さん。疲れて帰ってきて、ビールを飲みながら一息つきたい!と思うでしょうが、その前にもうひと仕事、してみませんか?お布団に入ってこれから寝るお子さんとゆっくり絵本を読む時間。その時のポイントは、ささやくような小さな声で読んであげる方が気持ちが落ち着くでしょう。電気も少し薄暗い方がいいかもしれませんね。絵本を読んでもらいながら、お話をしてくる子どももいるかもしれません。お子さんとのコミュニケーションをとる大切な時間になるかもしれません。
★こんな、流れはいかがですか?★
夜のスケジュールの流れ
ごはん
↓
好きな遊び
↓
片付け
↓
お風呂
↓
歯磨き
↓
トイレ
↓
お布団に入る
↓
絵本を1冊読む
↓
寝る
(これは、ぐんぐんに通ってきているお子さんの家庭でのスケジュールです。
お母さんと相談しながら、ぐんぐんで使っているスタイルとほぼ同じスタイルのスケジュールを家庭でも導入しました。)
お風呂の後に時間があって子どもが好きな遊びをする時間があるのなら、その時間に遊んでもいい遊びはある程度絞っておいた方がいいかもしれませんね。
例えば、戦隊物のおもちゃで遊んでしまうと興奮してしまうかもしれないし、ゲームだと勝ち負けから興奮してしまうかもしれないですよね。
徐々にクールダウンできるように流れを持って行って、お布団に入るところからの流れをお父さんがバトンタッチ。お子さんの睡眠のリズムを整えるためにも、お父さんも一緒に取り組んでみてください。
赤磐ぐんぐんでは、お父さんからのご相談もお待ちしていますよ。
子育てに積極的に参加するお父さんのことを、イクメン(育メン)っていいますよね。
‘イクメン‘を、インターネットで調べてみました。「イクメンとは、育児を積極的に率先して行う男性、育児を楽しんで行う男性、子育てを通して、自分自身も成長する男性」と書いてありました。カッコいいですね!自閉症スペクトラムの特性に合った支援を考えることができる、イクメンを目指したいお父さん、いつもお母さんたちが書いてくださっている『赤磐ぐんぐん連絡帳』へのコメント、お待ちしています。お子さんに合った支援、必要な支援を考えていきましょう。次回の会報で、「お父さんたちからこんなコメントが届きましたよ!」と紹介できたらいいな、と思っています。
(赤磐ぐんぐん スタッフ 河野友紀)
ぐんぐんキッズ
暑いあつ〜い 夏がやってきました。
皆さん、夏バテしていませんか?
スタミナをつけて、元気に夏を楽しみながらのりきりたいですね。
毎年 流行語というものが生まれます。お笑い芸人のギャグだったり、立派な作家の先生の言葉だったりと、その年によってまちまちの様ですが、今年はきっときっとアレかな?と勝手に予想しています(^◇^)
皆さん ご存知ですか? 某予備校のCMでお馴染みの 「いつやるの? 今でしょ!」
なんだかやる気の出るお言葉ですよね〜。
先日 6月18日に、ぐんぐんキッズはじめての座談会がありました。
今回のテーマはスケジュールでした。参加者15人(スタッフ含む)で本を読み、なぜスケジュールが必要なのかを学習し、実際に家庭で困っていることを発表し合い、一緒に考えたり、我が家ではこんな風に取り組んでいます!と素敵なアイデアを教えてもらったりと、とっても有意義な時間となりました。お母さんたちが家庭で取り組んでいるスケジュールやツールはアイデア満載で、わが子のことをいっぱい考えて作ったんだろうなぁ〜と愛情を感じるものばかりでした。
座談会後の保護者の方から、他の保護者の話を聞く中で、そういうことも今後取り組んでいかなくちゃ!と気づけたり、もっと肩の力を抜いてやってみよう!と気持ちが軽くなり、前向きになった・・・など嬉しい感想が聞かれました。
子供の「今」を見つめて、「今」やっておくべきことは何かを、考えることができた2時間だったのではないでしょうか。
保護者の方たちの 「いつやるの?今でしょ!」という思いがひしひしと伝わってきました。
療育に携わっていると、支援がうまくいく日もあれば、そうでもない日があります。うまくいった日は、なんだか嬉しくって満足感だけで終わってしまいがちです。逆に、うまくいかなっかた日は、やはり落ち込みますが、考えるきっかけ、やらなくっちゃ!!て思えるきっかけになってくれるので、うまくいかなかった時が逆にチャンス!!と最近思うようになりました。支援の仕方は人それぞれ違います。一生懸命考えた支援がうまく伝わらなくて、また考え直しのことも多々あります。でも何回目かで、支援がパツンと合った時、何とも言えないハッピーな気持ちになります。
学校や家庭でもうまくいく日とそうでない日があると思います。キッズに通っているお子さんの中にも、小学校でこんなことがあって、パニックになってしまったんです〜という相談があったりします。そういう時はチャンスです。原因を考えて、どんな支援があったら、うまくいくか安心できるかを考えるきっかけになります。私たちスタッフも、そのお子さんのキッズで行っている支援からこうしてみたらとアドバイスができます。
安定して生活できている時は、支援がしっかりと合っているからこそだと思うので、どのような支援があれば安定して過ごせるのかが見えてきます。また、いろんなことにチャレンジするグッドタイミングなのかもしれません。 「いつやるの?今でしょ!」ですよ〜!(^^)! それぞれの「今」を見つめ、「今」を大切にしていきたいですね。
私も 今、会報原稿の締め切りに追われながら 「いつやるの?今でしょ!」の言葉に背中を押されてパソコンの前にいます(*^_^*)
(ぐんぐんキッズ療育スタッフ:三上尚子)
「 ぐんぐんキッズ座談会」 報告
6月18日(火)おひさまハウスにて、「ぐんぐんキッズ座談会」を開催しました。
初めての試みにも関わらず、スタッフ含め15名の参加があり、大いに盛り上がった2時間でした。
今回は自己紹介のあと、「スケジュールについて」をテーマに、本を全員で読み、スケジュールがなぜ子どもたちに必要なのか・どういった点に気をつけて取り組むといいのか・どんなスケジュールがあるのか等を学んだ後、キッズでのスケジュールを紹介したり、各家庭や学校でのスケジュールを見せ合ったり、悩んでいたり困っていたりすることを参加者同士で話しあったりしました。
今後も不定期ではありますが、ぐんぐんキッズでの療育と各家庭での日々の生活がつながるような学び合い・相談しあいの場として座談会を開催していきたいと考えています。次回もたくさんの方に参加していただけるよう、スタッフ一同心待ちにしています。
参加してくださった方からたくさんの嬉しい感想が寄せられましたので一部ご紹介します。
「『こんな会があればなぁ』と思っていた矢先、座談会があると聞いて大変楽しみに参加させていただきました。新一年生の息子の母として、何もかもが勉強になります。本読みの後の近くに座られていたお母さん方の話も『高学年になるにつれ、こんなことをしていけばいいのか』と躓きやすい問題・低学年から始めておいた方がいいことなど、大変勉強になりました。代表の話もとても勉強になり、もっともっと聞きたいなぁと思いました。またぜひ参加させていただきたいです。本当にありがとうございました。」
「座談会お世話になりました。人前で話すのは得意ではないので緊張しましたが、参加して良かったです。キッズになってからお母さん達と話す機会がないので、今回色々聞いたり話したり初めてサロンに入ったりと、良い座談会でした。また機会があれば参加させてもらいます。ありがとうございました」
「4月に入学してから学校生活で困っていること、疑問に思っていたことをご質問できて良かったです。ありがとうございました。特に今回のテーマは「スケジュール」だったので、他のお母さんたちのスケジュールを見せていただけて、とても参考になりました。また、スケジュール提示はすぐに結果を出そうとせず、3週間ぐらいは子どもに定着するのも時間がかかるので、すぐに諦めずに使ってみること・使っていきながら変更・改良していくものという話も、とても参考になりました。今後もよろしくお願いします。」
「今日はありがとうございました。松田先生の元気な顔が見られて良かったです。とってもいい座談会でした。普段、療育の先生や周りのお母さんたちとゆっくり話すことがなかったので、一人でスケジュールを試してもうまく行かなくて…(泣)というのを、他のお母さん方や先生方とお話できて、気分がスッキリしました。またやってみようとも思い、早速100均で材料を調達してきました!また失敗談など聞いてもらえると嬉しいです。うちの子よりも少し上の学年のお子さんの話も聞けて、今後のことも考えて、今できることを、とも思いました。次回も参加したいです。よろしくお願いします。」
「座談会お世話になりました。参加して良かったです!本を読み合わせという形で紹介してもらえるのは良いですね。次回も期待しています。近くの人とお話する時間も、ぐんぐんキッズになってから母親同士で話す機会が減ったので、良かったと思います。途中から先生も入ってくださったのも良かったです。毎回、色々な人・色々な先生と話せるといいかもしれませんね。うちではスケジュールがなかなか続かないのが悩みどころでした。今日、いくつか見せていただいたり、グループで色々話しているうちに、家で続けられるのはマグネット式がいいのかなーと思いました。私にとっては楽につづけやすいのが一番です。これでトライしてみようと思います。」
支援センターNEWS☆
梅雨の晴れ間、グリーンカーテンにと植えた我が家のゴーヤはぐんぐん伸びています。
今年の夏も猛暑だとか、みなさん暑さ対策はばっちりでしょうか?
あかいわ発達障害支援センターは、先月5月29日に「サポートブック作成会その後の座談会」を開催しました。
仕事の都合などで参加できなかった方もありましたが、久しぶりに顔を合わせた方たちと有意義な時間が過ごせたのではないかと思います。軍手で折り紙をして不器用さを体験したり、頑張っているのにうるさく言われる側の気持ちになってみたり、絵本「おこだでませんように」を読んで涙したり、心に響くものを持ち帰って、新たな気持ちでわが子たちと向き合ってくださっていることと思います。ご協力いただいた、ペアレントメンターの皆さんありがとうございました。こうした座談会をもっと開いて欲しいというお声もありましたので、また次回を企画したいと思っております。
絵本「おこだでませんように」に登場する、いつも怒られてばかりの「ぼく」は、小学校で覚えたばかりのひらがなで一生懸命短冊を書きます。七夕様に一番お願いしたいのは「おこられませんように」。ぼくがしてしまう行動にはぼくなりの理由があります。ぼくに向けるお母さんや先生の顔はいつも怒った顔ばかりです。結果しか見ないで怒ってはいませんか?
せつないぼくの気持ちに私たちはちゃんと気づいているよとメッセージを送りましょう。教えよう伝えようという気持ちが先立って、一方通行のコミュニケーションになってはいませんか?ぼくの言葉に、気持ちに耳を傾ける時間を意識してとってみましょう。私も子どもにとって話しやすい母でいるだろうか、いつも他のことに気を取られて、子どもの目を見ることを忘れてはいなかっただろうかと、我が身を反省しました。
さて最近、大人になった当事者と出会う機会がたくさんありました。
優しい家族に大事にされて育ってきたのだなと感じる方がほとんどです。でも、大事にし方を間違っていませんか? と問いかけたくなることがあります。ここでは本人が特定されてはいけませんので詳しくは書けませんが、エッと思うような行動をご家族が許してしまっているというようなことがあります。
それらの行動を、本人がパニックを起こすから止めることができないというのです。小さい頃からそれを許してきた、そして今はそれに慣れてしまって、問題だと感じずに過ごしている家族の姿があります。
今はまだ小さいからと許されている、この行動は5年後10年後問題ではないだろうか? 今教えるべきことは何だろうか? という視点に立って、もう一度一つ一つの行動を整理してみてください。
どうか、あきらめないでください。
障害があるから、その子中心に家族が回っている、みんなが我慢して生きている、そんなのおかしいと思いませんか?この子には分からないと、教えることを諦めてしまったら、そこで成長は止まります。分からないことももちろんあるでしょう。それでも人間はいくつになっても成長します。私たちの子どもは、学ぶことができます。いろいろな方法を試してみて上手くいかないとき、私たちは絶望にも似た気持ちを覚えます。それでもどうか、あきらめないでください。
もちろん、時には休んでかまいません。家族がバランスを失ってはいませんか?障害のある子を中心に回ってしまいがちな家族ですが、ひとりひとりの主役の時間があっていいのです。自分や家族の心のバランスをもう一度見直しながら進んで欲しいと思います。
まずは我が子を理解するところからですね。
微力ながらみなさんの理解のお手伝いをしたいと思っています。
一緒に歩んでいきましょうね。
(あかいわ発達障害支援センター 相談員:政田 亮子)
新聞記事の紹介
代表の巻頭文で「スタッフ募集」のあった「ぐんぐんぴっぴ」の紹介記事です。
可愛い子どもたちが、朝一番の療育に取り組んでいます。
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。