sorry,Japanese only
平成25年7月31日
第183号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
183号 目次
暑い熱い夏
即実践講座のお知らせ
18歳の春を目指す親子療育クラブ
夏休み「木工教室」のご案内
キッズルーム報告
母の想いを語る会のお知らせ
サッカークラブ・水泳教室・OHAの会・『俺ノートの会』 お知らせ
岡山ひともの探訪
「第11回 スッキリしよう!」
すすむっち report from TOTTORI
私のお薦め本コーナー
「人間関係でちょっと困った人 & 発達障害のある人のための サポートレシピ53」
ぐんぐんだより
赤磐ぐんぐん・ぐんぐんキッズ
暑い熱い夏がやってきましたね。
でも、朝晩は、過ごしやすい時間帯もあって、体も少しずつ夏に慣れてきていることを感じます。
時々、少し涼しい日があると、今日はいいなと思います。で、何度かなと思って、温度計を見てみると、何のことはない34度だったりするのです。
人間の体は、不思議です。
毎日毎日変わらず暑いようでも、風が少しあるだけで、涼しく感じたりします。
子どもを育てることでも同じではないでしょうか?
毎日まいにち大変で、「もうこんな生活イヤ!!」なんて思ってしまう時もあります。でも、ちょっと、人に優しくされたり、子どもの成長がチョコットでも見えたりすると、自閉症の子育ても案外やれるかも・・・なんて思えたりするのではないでしょうか?
私は、哲平がまだ幼児の頃、子育ても大変で、辛くて「やってらんない!」なんて思いました。でも、やってらんないけど、やらなきゃしょうがないですよね。子育てから逃げる訳にもいきません。それでそんな自分の感じ方や考え方を変えたいと思いました。無理やり自分に暗示をかけて、「おもしろい子だ、不思議な子だ」と自分に言い聞かせて、この子との暮らしを、「楽しい楽しい」と自分に言い聞かせました。すると、なんだか、根が単純なので、自分にかけた暗示にかかって・・・。いつの間にか、そんな気持ちになって、今まで育ててきてしまったという訳です。
どうですか? 暑い暑いというと、余計暑いように感じるのではないですか?
しんどいしんどいと思っていると、余計しんどくなるのではないでしょうか?
この夏は、「暑くない・・・、しんどくない・・・。涼しい・・・、楽しい・・・。」と自分で自分に暗示をかけて、過ごしてみませんか?
私も、そうやって頑張ります。一緒に頑張りましょう!
ところで我が家の中で、クーラーのない部屋は、私の寝室だけです。
クーラーの広告を見ていた哲平が、この部屋にクーラーを買ってくれると言いだしました。私は、寝るだけの部屋に必要はないと思っているので、お断りしています。
哲平は、こんな風に色々なものを買いたがります。
我が家の冷蔵庫の自動製氷機が壊れて、氷が作れなくなったのは、去年の夏でした。氷は、昔のように製氷皿で作れば問題もありません。
でも、どこか壊れていたり、古いものが嫌いな哲平には我慢がならなかったのでしょう。
去年の夏から「冷蔵庫買う!!」と再三言い続けておりました。
私は、使えるものを買い替えるのは、もったいないと思う人ですので、取りあいませんでした。
ところが、「おカネを貯めて、買う」というのです。
適当に、「はいはい、じゃあ頑張ってね」と言っていたら、今年の夏、36万円も貯めた哲平が、また言いました。
「デオデオ行く。冷蔵庫買う!!」
36万ですよ。冷蔵庫なら、いくら高いのでも、17〜18万もあれば買えるでしょう。仕方なく買い替えることにしました。
哲平は意気揚々、冷蔵庫売り場に・・・。
もちろん哲平は高いの、ゴージャスなのを物色します。でも、我が家に必要な大きさは、3人家族用の小さいものです。定価で13万円のを11万円までまけていただいて、買うことが出来ました。
買う時に私は、必ず値切ります。でも、哲平は、36万円持っているので、すぐに定価で買おうとします。でも哲平が貯めた貴重なお金です。少しでも安くしていただこうと思いますので、哲平を追い払って、交渉します。交渉していると、いつの間にか哲平は舞い戻ってきて、「お金払う!!」財布を取り出してきます。もう少し安くなったかもしれないものを、・・・、残念です。そんな訳で、冷蔵庫は、この夏新しいものに変わりました。
冷蔵庫を開けたり閉めたり、楽しそうな哲平は、新し物好きです。
昔、小学校高学年の頃だったでしょうか、我が家のトイレの改装をしたことがあります。
すると、トイレ用品を買うのに夢中になりました。トイレの便座カバーや、トイレマット、トイレットペーパーは、コツコツとお小遣いを長い間かけて貯めた哲平が買ってくれました。
トイレ用品を買う為に、お手伝いを頑張って、おカネを貯めるという感じの哲平でした。目的があることは大切なことですね。トイレの掃除も丁寧にやるようになって、あの頃は、トイレに夢中でした。
今は、冷蔵庫に夢中です。食材を入れる場所を考えたり、並べ方を工夫したりを二人でしています。ただし、冷蔵庫をしょっちゅう開けるのは,少々困ります。
もうひとつ、掃除機が、冷蔵庫を買いに行く、ちょうどその日に壊れてしまいました。
これも哲平がおカネを出して、一緒に買ってくれました。新しいものは、とても便利です。ゴミを見つけるとセンサーが、灯ります。ゴミが無くなると消えるので、とても、判りやすいようです。自閉症の哲平にとって、見えないものは、ないのも同然ですので、この掃除機は、視覚支援付きの掃除機です。世の中、自閉症の人が住みやすくなってきましたね。ありがたいことです。自閉症の人が暮らしやすいということは、お年寄りや、体の弱い人にも便利になるということでしょう。視覚支援万歳!!
さて、いよいよ明石洋子さんの講演会が、近づいてきました。
明石さんの講演会は、6年ぶりの開催です。
私にとって、明石さんは、恩人のおひとりです。
初めてお会いしたのは、明石さんが初めて倉敷で講演をされた時でした。
別の会の主催の講演会でしたが、午前の講演を終わり、昼食休憩でレストランで昼食を取る為に座っていた席に、明石さんが来られました。
偶然、同じ席に座らせていただいて、お休みの間中、お話をしたのを覚えています。
同じてっちゃんと呼ぶ子どもがいること。「てっちゃんだより」「てっちゃん通信」と、名前が似たお便りを発行していることなど、お話弾んで、楽しかったです。
徹之さんにコーヒーに、ミルクとお砂糖を入れていただいたのも懐かしい思い出です。その当時老人ホームにお勤めだった徹之さんが、お年寄りにいつもして差し上げておられるからの自然な行動でした。ステキだなと思いました。
当時中学生だった息子の母として、こんな風に大人になった時、きちんと働いて、人の為にちょっとした心遣いが出来る人になって欲しい・・・と、願いました
そのことをお話すると、「大丈夫よ。きっとてっちゃんも働く大人になれますよ。」そんな風に励ましていただきました。
短い時間でしたが、あの偶然の出会いから明石さんとのお付き合いが始まりました。
徹之さんの頑張りが励みとなって、今の哲平がいるように思います。
人と人の出会いには、意味があると思います。出会いのタイミングにも意味がある。必ずその必要な時に、必要な人と出会えるように思うのです。元気でバイタリティーいっぱいの明石さんは、星のように光って私の前ずーとむこうを歩いておられます。遠いけれど、一生懸命その光を追ってあるいて行きたいと思っている私です。
先日、服巻智子先生が神戸で講演をされたのを聴かせていただきました。
その時、「私に影響を与えた人たちについて、お話します」と言われて、お父様の事やお母様の事に続いて、明石さんとの出会いについてお話されました。
服巻先生は、大学生の頃、明石徹之さんの家庭教師をされていたそうです。
明石さんの事を「ママさん」と呼ばれて、とても影響を受けたとお話くださいました。
もし、服巻先生が徹之さんの家庭教師でなかったら、今の服巻先生ではなかったのではないでしょうか?
そうすると、私たちも服巻先生から、学べなかったかもしれません。
服巻先生は岡山にもたくさんの服巻先生ファンをお持ちで、岡山では多くの保護者の方や支援者、教育関係者、保健師さんなどにも大きなに影響を与えていらっしゃいます。
そう考えると、明石さんのお蔭で、今の岡山があると言っても過言ではない・・・と言えるのではないでしょうか。
そんな明石さんが岡山へ来られます。皆さんとの明石さんとの出会いを、このチャンスを生かして下さい。この会報を読まれて、お目に留まったということは、それが今意味のある時間、意味のあるタイミングということだと思います。
どうか、大勢の方と一緒にお迎え出来たらと思います。
申し込み方法は、もう一度チラシを入れますので、よろしくお願いいたします。
さて、この夏休み恒例の木工教室の募集を行います。
1年に一度、の木工教室を8月25日(日)に生涯学習センターにて行います。
今年はお洒落なフォトフレーム(写真立て)を作ります。
フレームの上に海で拾った貝殻や、山で見つけた小石など貼るのもステキです。また、100円ショップなどで、デコレーショングッズを捜してくっつけてもいいでしょう。
それだけでも充分すてきなのですが、このフレームには、実は秘密の隠し部屋あって、宝物を隠しておけるという仕掛けがあります。
木工作家の川月清志先生(高梁市在住)が、デザインして、誰にでも作れる簡単キットに仕上げてくださいますので、安心してご参加ください。
同じキットから、ふたつとして同じものは出来ない、自分だけのオリジナル作品が生まれます。夏休みの工作はこれで決まり!
定員は、12名です。早めに申し込みをお願いしますね。詳しいことは後のページの案内をご覧ください。
7月9日(金)育てる会の事務所のあるおひさまハウスで、倉敷市の「このゆびと〜まれ」の代表である藤井明子さんをお招きして、母の想いを語っていただきました。
当日は、大勢の参加者の方で、のびのびサロンのソファーでは、入りきらない状態になり、急遽食堂を使っての研修会になりました。
明るくて元気なお母さんである藤井さんからは、子育ての苦労は微塵も感じられませんでした。でも、二人のお子さんが、それぞれ、知的障害のあるタイプと無いタイプの自閉症スペクトラム障害をお持ちの高校生でいらっしゃるということは、その子育てが、並大抵の苦労ではなかったことは、容易に察する事が、出来ました。
「この指と〜まれ」の代表として、二人の高校生の母として、地域でしっかり育てて、働く大人として、自立して生きて欲しいとお話くださいました。
それは、私たち育てる会の思いとも同じものでした。「この指と〜まれ」さんと「育てる会」は、共にこの岡山で手を取り合って、子育てをしていきたいと願う同胞のような会だと思います。また、機会があればお呼びしたいと思いますので、その時はぜひご参加くださいね。
今年の「母の想いを語る会」では、色々なお母さんをお呼びして、お話伺って行きたいと思っていますので、ご参加ください。当日の感想が、14ページにありますので、ご覧ください。
実は先日、2回続けて、赤磐市の市長にお会いする機会を得ました。
1度目は、「ピーチネットあかいわ」という障害者の自立を支援する会を赤磐市に発足することになった、その報告に伺いました。
私は、この会の副代表になりましたので、代表になられた方などと一緒に挨拶に行かせていただきました。
2度目は、育てる会でグループホームを作りたいという願いは前から持っていましたが、改めて赤磐市所有の土地か建物を借りることはできないかというお願いに何人かの市内在住の会員の母親とともに、お願いに行ってきました。
ご挨拶や報告に伺うだけの時の対応と、要望や陳情に行く時の対応は、こうも違うのかと、驚きました。報告に伺った折りの市長さんとは、にこやかで楽しい感じの会談でしたが、要望書を携えての訪問では、なかなか、前途は多難という感じを受けました。
でも、あきらめないで、あの子たちの為にお願いを続けたいと思います。
地元で生まれ育った子どもたちが、その地域で暮らしていくのは、自然なことです。
私たちは、成人になったら、生まれ育ったこの土地で、親と離れて暮らしていく・・・。それは、私たちが目指す、障害のある子どもの自立を形にすることでもあります。
初めての育てる会のグループホームを目指しています。
親は、この日に備えてお金を貯めてきました。大学にはいかなかった子どもたちですから、学資資金が大抵の親には丸々残っています。
土地さえあれば、周りの理解さえあればグループホームはなんとか作れます。
そのお手伝いをして欲しいとお願いに行きました。
今必要なのは、土地です。周りの方に反対をされないような場所を確保したいと思います。
例えば、赤磐市には土地はたくさんありますが、山陽団地と桜ケ丘団地以外は、市街化調整区域が大半で、自由に家を建てることができない土地ばかりです。そこで、何とか使える土地を市の方で考えていただきたいという、少々難しいお願いをしてまいりました。市長さんが即答いただけず、渋顔されるのも当然かもしれません。
皆さんも応援して下さい。出来れば自転車か徒歩で、バス停までいけるような場所で、通勤に便利なところを思っています。山奥や辺鄙なところからは、運転免許を持たない子どもたちは通勤できませんから・・。障害のある人こそ、便利なところに生活しないと、生きて行くのも難しのではないでしょうか?
育てる会はじめての試みです。皆さんのモデルケースになるような家を建てたいと考えています。夏の終わりには、横浜まのやまびこの里へ、赤磐市の保護者たちで、見学に行ってくる予定です。
また、報告は、来月号でさせていただきます。
先月号で、ボランティアの募集をさせていただいた、おひさまハウスのお部屋掃除や草取りに、会員のSさんが、来てくださって、草を取ったり、掃除機をかけたりしてくださいます。お蔭で、綺麗になってありがたい事です。
綺麗だともっときれいにしたくなります。汚いと、まぁ〜いいかと思います。いつもきれいが気持ちいいですよね。そんな訳で、すぐ伸びる草に手を焼いています。Sさんだけでなく、もっともっとお手伝いくださる方が増えて、会員がイッパイ来て下さる事務局になるといいと思うのですが、いかがでしょうか? 勿論、小さいお子さんがおられる間は、いいです。無理しないでくださいね。そんな時は、誰でも大変ですから、気にしないで、どんと私たち先輩のお母さんを頼ってくださっていいですよ。
でもね、いつか楽になったら、何か出来ることを手伝いたいって…そんな風に思っていただける方が、増えるといいなと思う私です。よろしくお願いいたします。
さて、先日ラジオに出演しました。
「自閉症児を育てる会って、どんな活動をしているのですか?」
ラジオで5分くらい話して欲しいと言われました。
「5分で話せるほど簡単に話せるような会ではないので、私が話したい事をお話しさせてくださいませんか?」と言って、「早期発見と早期療育の大切さについて、話をさせてください」と言いました。
OKいただいて、お話しさせていただきました。
7月29日と30日の朝にFM岡山で放送がありました。
緊張しながら、一生懸命お話している私の話、どこまで届いたかなぁ〜と思いつつ、ひとりでも、気づいて子どもへの対応を考えてくださる方が増えて、早期発見につながると良いなと思っています。
色々な出来事があったり、人に伝えたいことなどたくさんあります。
最近フェイスブックを始めました。書きたいことは、たくさんあるけれど、フェイスブックの書き込み方が、良く判らないので、もっぱら「いいね!」を押したり、コメントするだけの私です。
今年から、事務局スタッフの熊谷さんが、「子育てポケット」という岡山市の情報発信のホームページに記事を書いてくれています。ご覧くださいね。
育てる会のホームページは、鳥羽父さんが、管理してくれているのですが、少し古い感じで、もっとおしゃれに出来たらなんて思うのですが、誰か手伝ってもらえたら、助かります。
いかがですか??? なんでも、頼む鳥羽さんです。
そうそう、のびのびキャンプの募集もしていますが、ボランティアの集まり方しだいで、早く応募していない人は、締め切ってしまうかもしれませんので、早めに申し込んでくださいね。
ボランティさんも募集中です。知り合いの方や、親戚の子、学校の先生方の研修の場にもなりますよ。
実際の子どもたちを1日中まかせられる二日間は、将来教師や保育士、保健師や福祉職あお目指している学生さんには、想像以上の勉強になります。
どうか、よろしくお願いいたします。
さて、さっきまで降っていた雨が上がって、キリギリスかバッタの仲間の声に蝉の声が重なって、賑やかな虫の大合唱です。
虫の音を聴いているとなんだか懐かしい想いでが、私の中に蘇ってきます。
小学校時代、夏が好きでした。夏といえば、夏休み。勉強しなくていい、学校行かなくていい、夏休みが大好きでした。麦わら帽子をかぶって、虫籠持って、色んな虫を捕まえたり、近くの川に泳ぎに行ったり、川下りしたり・・・、疲れ果てての昼寝。目覚めた後の井戸水で冷やしたスイカのおいしかった事。
冷蔵庫なんて無かった時代でした。
夕方には、庭の床几の上でお風呂上がりの火照りを沈めたものでした。近所にも子供がたくさんいて、花火をするといえば、みんなに声かけて、大勢の子どもと一緒にやったものでした。
男の子たちは、落下傘花火なんてのが好きでしたし、ねずみ花火に火をつけて、女の子たちの足元に投げて、笑い転げたり・・・。安い駄菓子屋で買う線香花火が嬉しくて、みんなで見入っていたものでした。
夜は、暗くなれば眠り、朝は早起きしてラジオ体操に行くのが、私たちの子ども時代でした。
昭和30年代の子どもたちは、幸せな夏を送ったものです。今の子どもと幸せについての感じ方が、違うようですが、いい時代でした。
大人は良く働き、そして、子どもは1日中遊び呆けたものでした。そして、そして、夏の終わりには、たくさん怠けた結果の宿題の山との格闘が待っていましたっけ・・・。日記を夏休みの初めから書くというのは、大変でしたね。考えてみると、昔も今も変わっていない私です。こんな風に、会報の締め切り日になってこれを書いているような私です。
つらつらと昔話を書いているうちに、会報の私に許されたページ数は無くなりそうです。
最初の巻頭が無いと、他の記事が、組んで行けないとの事で、いつも遅れる私の巻頭文のお蔭で会報担当のトチタロさんには、迷惑のかけどおしです。
今月号も何とか間に合って、良かったよかった。
それでは、来月号でお目にかかりますね。元気で夏を(夏休みを??)乗り切ってくださいませ。
(育てる会 代表 鳥羽 美千子)
教師・保育士対象 即実践講座 お知らせ
8月はお休みです。
次回は ☆第4回☆ 「構造化@:自立に向けた支援について」
平成25年9月6日(金)19:00〜20:55
岡山県生涯学習センター 大研修室
対 象 : 教職員・保育士やそれを志す方、施設・福祉関係職員の方 対象。
申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)
講 師 : 重松 孝治 先生(川崎医療福祉大学 講師)
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円(賛助会費含む)
★途中からでも参加OKです(それまでの講義のDVDはお貸しします)★
申込先 : 育てる会事務局(086-955-6758)
18歳の春を目指す 親子療育クラブ
7月12日、東山公民館にて定例会をおこない、夏休みにむけ、過ごし方のポイントをおさらいしました。
・スケジュールを活用すること
・お手伝い(子どもの興味を利用する)
・生活面のスキルアップ、身辺自立の確立へ向けて
・体力作り
・宿題の割り振り(子どもだけでは計画を立てることが難しいことが多い)
・キャンプ、宿泊、祖父母宅へのお泊りなど日頃できない体験、
・地域の行事に参加 など。
その後は、休み中に子どもと一緒に買い物に行く機会が増えることを利用できないかと、買い物についてグループ学習を行いました。お母さんと一緒に商品を選んで支払いにチャレンジ、お釣りやレシートを受け取ることにチャレンジ、メニューから必要な材料を考えるところから取り組むなど、各自、子どもの様子を考えながら目標をたてました。
そして、評価についても勉強しました。できたかできなかったかではなく、子どもが何をどのように行ったかを見ることができるようになればと思います。取り組んでみて、手直しをして、また取り組んでみる。長いお休みを有効に使いたいものです。
参加者からの感想が届いておりますので、ご覧下さい。
今回は、子どもに買い物をさせる手順をグループで話し合ったのですが、空いたレジを選んだり、ポイントカードや袋の有無を答えたり…といった、気を付けるべき箇所が意外と多いということに気づきました。そして、手順書や道具を工夫することによって、評価で△になった部分を○に変えていけると分かり、前向きに取り組む気持ちになりました。
夏休みの過ごし方についてのアドバイスもあり、きちんとスケジュールを立てて、日頃なかなかできないことを経験させたいと思いました。
【次回の予定】
日 時:平成25年9月13日(金) 10:00〜13:00(受付9:50〜)
成年後見制度について「後見制度は我が家に必要か?」
(司法書士 牧沙緒里さんのお話)
この度は、正会員に限り、1000円で参加可能といたしました。
場 所:岡山市内 決定次第、参加者にご連絡差し上げます。
定 員:30名
締 切:8月23日(金)までに育てる会事務局へ、電話・FAXでお申し込みください。(正会員限定)
なお、定員に達した場合は、上記より早くに申し込みを終了することもあります。
お早めにお申し込みください。
申込先:Tel.086-955-6758、 Fax.086-955-6748
夏休み 『木工教室』 の ご案内
夏休み恒例の木工教室を、8月25日(日)に生涯学習センターにて行います。
今年も、夏休みの工作の宿題にぜひ活用してください。
成羽在住の木工作家、川月清志先生が、例年子どもたちに合わせた木工キットを作ってきてくださいますので、初めてのお子さんでも安心して取り組めます。
また、それでいて、子どもたちが自分で工夫した部分も活かせるように考えていただいているので、世界に二つとない自分だけの作品ができあがります。
今年作るのは、代表の巻頭文にあったように、秘密の宝箱付きフォトフレームです。
このナイショの宝箱に、子どもたちが何を入れるのか、楽しみですね。
でも、秘密にしたがる時には、覗かないであげてくださいね (^.^)
大勢の皆さんのご参加をお待ちします。
日時:平成25年8月25日(日)1時〜3時
場所:生涯学習センター 木工室と陶芸室
材料費:1500円
申込〆切り:8月16日(金)
なるべくお早めに、定員は、こども 12名まで。(正会員限定)
キッズルームのご報告
7月7日(日)、岡山大学清水記念体育館で、今年度第1回目のキッズルームが開催されました。
暑い中でも子どもたちは元気いっぱい、ボランティアの岡大児童文化部の学生さんと笑顔で走り回っていました。
もちろん、人形劇の時には神妙に・・・ (^.^)
それでは、当日参加されていた方から感想が届いていますので紹介します。
キッズルームには久しぶりの参加になりましたが、今回も兄弟で楽しく過ごすことができました。
最初、入口に提示されていた写真のみのスケジュールを見たとき、私の方が「え〜と・・・。」という感じだったのですが、お兄ちゃんはサラッと「これは初めの挨拶!」などと答えていました。 (こういう所はさすがです!!)
当日は相当暑かったのですが、多動のお兄ちゃんはお構い無しにドタドタと走り回り、それについて行くボラさんは大変だったと思います。確信犯だっただけに本当に申し訳なかったです。
また、リトミックで手をつないで踊ったとき、弟の背に合わせてかがんだりして目線を合わせてくれたのが印象的でした。
ちなみに子供たちの感想は、「人形劇が一番楽しかった。」だそうです。
私もキッズルームのセリフのないアップテンポの人形劇は、他で見る人形劇よりも群を抜いて一番だと思っています。
帰りのときも、「次は11月だって!」と早くも楽しみにしている様でした。
またぜひ参加したいと思います。ありがとうございました(^o^)
(Sくん母)
この度は、キッズルームに参加させていただき、ありがとうございました。
暑い中、たくさんの学生さんが参加してくださったおかげで、息子たちはいつも通り楽しく過ごすことができました。
二男は、人形劇で、最後に爆発するシーンが脳裏に焼きついたようで、帰りの車中でも、大いに話が盛り上がりました。
長男は、サッカーやボールの的当てを楽しんでいました。そばでずっと見守ってくれ、働きかけをしてくれる大学生の包容力に心地よさを感じながら、息子の心に響くものがあったと思います。
帰り際に、お兄さんの名前入りのガムテープをもらい、「記念だから」と持ち帰り、大切にしまっていますよ。そのくらい、楽しませていただいたということだと思えば、参加した甲斐がありました。ありがとうございました。
(Y母)
母の想いを語る会のお知らせ
7月9日(金)、おひさまハウスで「母の想いを語る会」が開かれました。
代表が巻頭文でも紹介されていますが、今回は特別ゲストに、倉敷の「このゆびとーまれ!」代表の藤井明子さんをお招きして、母としての熱い想いを話していただきました。
当日、参加されたお母さんからも感謝の言葉が寄せられていますので、紹介します。
藤井さんのご家庭では、子どもたちのことをしっかり受けとめて、ゆるがない気持ちで、先のことも考えながら対応されているのが本当にすごいなあと思いました。お兄さんと弟さん、どちらの話もわが子に通じるものが多く、メモする手が止まりませんでした。
特に印象に残ったのは、「だめなことはだめと伝える、自分優先ではない、社会は我慢しなくちゃいけないことがたくさんある」というお話でした。こだわりがあるから…パニックになるから…と思ってしまって、できるところでは本人優先にしてしまっていました。こだわっていることでも、上手に伝えながら少しずつ我慢の練習をさせようと思いました。
他にも、中学高校のお話、チャレンジワークのお話など、本当に参考になりました。時間が過ぎるのがあっという間でした。
今回は十数名の参加だったと思いますが、もったいない!できることなら、多くの方とまたお話を聞きたいです。藤井さんありがとうございました。
(K母)
高機能自閉症と重度の知的障害のある自閉症というタイプの違う2人のお子さんの子育ての体験談を聞かせていただきました。お兄さんについては学習面でのつまずきで劣等感のかたまりだった小、中学生時代から、高校受験を親子で乗り切り自信をつけ、高校生活を楽しく過ごされている現在の様子を、弟さんについては中学2年の時から電車やバスを乗り継いでの自力通学を始められたことや、職場体験で一所懸命に仕事に取り組まれている様子などを話してくださいました。
小さい時には大変なことがありながらも、現在、おふたりが立派に成長しておられるのは
藤井さんがお子さんの特性を理解した上で、可能性を引き出せるような方法を考えて様々な取り組みをされてきたからだと思いました。また、周りの方々と良い関係を築かれていて、問題が起きた時には協力を得られる環境が整っていることも大きいと思います。
そして“自立”という将来への確固とした思いが全ての原動力になっているように感じました。
藤井さんが言われていた“あきらめない子育て”という言葉が印象に残っています。
1つ1つの問題に向き合い、丁寧な対応をしていくことで道が拓けて行くことを教えていただきました。自立を目指して、今できること、すべきことを考えて前向きに取り組んでいきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。
(T母)
サッカークラブのお知らせ
8月はお休みです。
次回は 9月22日(日) 開催予定です。(正会員限定)
水泳教室のお知らせ
8月はお休みです。
次回は 9月15日(日) 開催予定です。(正会員限定)
OHAの会のお知らせ
8月はお休みです。
次回は 9月26日(木) 開催予定です。(正会員限定)
『俺ノート』の会 お知らせ
8月はお休みです。
次回は 9月8日(日) 開催予定です。(正会員限定)
岡山ひともの探訪 |
川崎医療福祉大学 重松孝治
第11回 スッキリしよう!
前回のコラムで自分自身のイライラした時にできることについて書きました。会報が出された後、何人もの方から、「カラオケが好きなんですね」と声をかけられるようになってしまいました。
さて今回はそのコラムの続きです。
ある保育園でクラスの子どもたち同士で言い争いになった時に、たくさんの言葉で周囲の言葉をやり込めている子どもがいました。この子どもが自閉症のある子どもなのですが、機能がとても高いために、周りの子どもよりも上手に言葉を使うことができ、相手の子どもの過去の失敗などを相手が泣くまで言い続けていたりしました。
「どうして、泣くようなことをたくさん言うの?」と担任の先生が尋ねると、子どもは「だってスッキリするもん」と答えました。
その後の担任の先生の一言が素晴らしいなって思ったんです。
「スッキリするって、大事だもんね」
そして説明を続けました。
「でも、人を泣かせてスッキリすることはよくないことだから、
他にスッキリする方法を一緒に探してみよう」。
その後、この担任の先生と子どもはたくさんの方法を実践して見たそうです。
テラスを走ってみたり、・・・
テラスから「バカヤロー」と叫んでみたり、・・・
静かな部屋で一人になってみたり(ちなみにこの方法は何をしていいか分からなくなるから、嫌だと本人が教えてくれていました。まさに想像力の障がいですよね!)、・・・
最終的に本人が「これがいい」と選んだものが、全身に圧を加える、つまりギュっとされることや、毛布に少し強めにくるまれること、でした。
テンプル・グランディンが「締め付け機」を考案するように、実際に自閉症の人の中には、このように圧を加えることを重要な方法だという人がいますよね。この子どももまさにそうでした。
そこに結びつくまでにいくつもの方法を試したその子どもと担任の先生が素晴らしいなと感じるエピソードでした。
でも今回のコラムの中で一番言いたいことは、その前の担任の先生の一言です。
「スッキリするって悪くない」
この一言がまず子どもに言えるでしょうか?
ついつい、「どんな理由があっても駄目なものはダメ」とだけ伝えて、指導を終えてしまう場面が多いのではないかと感じます。
でもこの担任の先生は、まず正しいことと、よくないことを正確に伝えてくれていました。そして想像力の障がいのある子どものために、実際に一緒に経験しながら、自分にいい方法を考えることを進めてくださっているわけです。
言葉を具体的に、正確に伝えるって、時に難しいことかもしれません。
でも自閉症の人とのお付き合いをする上で、とても重要なことでもあると思います。
自閉症であるからできないのではなく、配慮があればできることもあることを私たちは忘れないようにしておかなければならないですね。
すすむっち report from TOTTORI
こんにちは。今回は、4月に実施された2泊 3日の修学旅行について、お話します。
小学校6年の修学旅行は、みなさんにすでにお話していますが、母同伴の修学旅行でした。
今回の修学旅行は、単独参加ということで、昨年の8月から準備をしてきました。
もちろん、スケジュールの提示は必要ですが、決まったルーティンを、場所や援助者が普段と異なってもできるか?2泊 3日ということで、睡眠が十分にとれるか?という課題がありました。
行き先は、大阪/京都方面ということで、 私の実家へ年に1・2回は、行っていることもあり、何となく都会の予感を感じての参加だった(本人は説明してくれませんが)と思います。
2日目の京都市内でのエクスカーションは、金閣寺の見学のあと、本人の希望する阪急電車で梅田へ、移動することになりました。普段、私との帰省の際には、阪急電車を利用することがないので、とてもうれしかったようです。
都会なのでたくさんの外国人にも話しかけたようです。見知らぬ人への言葉かけをするなかで、自分の名前を名乗るのに、左胸の名札を示すということも覚えたようです。人に対する興味があるので、かなり刺激的になったのか、2日目の予定は一部変更し、ホテルに予定より早く帰ったようです。3日目のUSJは、初めての場所でしたが、楽しめたようでした。仲間(岸本中学校3年生という集団の一員として)と行動することは、自分の居場所がわかり、たとえ移動しても安心した様です。進にとってこの3日間は、家族以外の人と過ごす事のできた貴重な機会だったと思います。
今回の修学旅行で、予想外のスケジュールがありました(1週間前に判明し、早急に対応しました)。1日目の中学校出発予定時間です。5時30分集合でした。
多くの生徒は、朝ご飯早々に集合すると予想されましたが、進の場合は、起床時と朝食後排便があり、普段の予定(6時起床、7時30分自宅出発)を2時間以上繰り上げての調整でした。2年ほど前から、自分で、時刻の確認(寝室ではデジタル時計使用)をして起床するようになっていました。
今回の旅行のために、1週間前から3段階で、起床時間を繰り上げる練習をしました。この起床時間の繰り上げで予想されることは、寝不足と便意をいつ感じるか?ということでした。普段私たちが、帰省時に利用する高速バスは、トイレが設置されているのですが、今回のバスは一般的な観光バスで、途中でのトイレ休憩しか排泄をすることができません。
もし、失敗したら、小さなときからの経験上、パニックになることが予測され、出発前、確実に排便するように仕向けることと、あらかじめトイレ休憩の時間を知らせておくことしか、方法が思いつきませんでした。
寝不足についても、多くの生徒は、途中で仮眠をとったりしますが、高速道路の標示なども覚えている進にとって、京阪神へ近づけば近づくほど、テンションが高くなり、仮眠なんてとっている場合ではないという状態だと予測しました。バスの座席は、少々おしゃべりをしても、眠気を感じて うとっと仮眠をとれる配慮のために、一人にしてもらいました。行程や日常生活に関することについては、何か月も前から準備していましたが、早朝出発については、少し慌てたことは事実でした。
障がいを伴う人の生活も(一昔前の)施設から、地域社会へと変化しています。進も家族や決まった援助者以外の支援を受け入れるように成長することが望まれています。
自閉症の特性の一つ『こだわり』も、上手く利用すれば、長所となります。また、経験の積み重ねは、短期間ではできません。長期的そして根気を必要とします。
しかし一度身につくと、毎回確実にできます。その積み重ねが増えると、自ら行動できることにつながります。この経験をより多く獲得する事で、地域で働き暮すことができると思います。今回の修学旅行は、その可能性を私たちに教えてくれたものでした。
さて、8月末に私たちの住んでいる町の障害者家族会が、県外研修(特例子会社の視察を目的)として、岡山市のベネッセビジネスメイトと備前市のNTNテクニカルサービス夢工房へ行くことになりました。事前の打ち合わせのため、岡山県下暴風雨警報で高速道路50キロ規制の中、私は久しぶりに岡山に来ることができました。県外研修という時間設定のため(片道2時間以上を想定)、太陽の家作業所を視察場所と設定することができませんが、この日は、利用者1名でしたが、見学した感想をお話したいと思います。
私は、2000年から2003年まで、岡山市の精神障害者の作業所で指導員として勤めていた経験上、また自閉症をもつ息子の母親として、生活基盤を地域で過ごす障害を伴う人にとっての、余暇活動はどのような意味があるのか?その意味を持つための普段の生活は、何が必要か?ということを、いつも課題としている私は、とても興味をもって訪問させてもらいました。
太陽の家作業所は、旧幼稚園園舎をお借りしての作業所で、天井が高く、広い旧保育室もうまく仕切りをつかって、物理的な構造化をされていました。なんとなく懐かしい感じがしたのは、進たちが通っていたアメリカの小学校(1970年代に流行した建築らしく、教室間を仕切る壁は最少となっており、同じ学年間は仕切り区切られていた。)と同じ構造だったからでしょう。訪問した日は、あいにくの雨でしたが、明るく感じられたのは、大きな窓や天窓のおかげだったのでしょう。
自分が作業所指導員経験の時に一番に感じたのが、作業内容でした。太陽の家作業所では、いろいろな作業(下請け作業が多かったですが)に、指導員さんの工夫で、カラフルな爪楊枝が、決められた型や色ごと並べられ、さらに袋詰めをするようにされていました。数量確認も、衛生的に正確にされ、納品をされているのには、驚きました。地域に根付く作業所は、地域の企業や住民の方の理解と協力のもとに、発展することは、痛切していましたが、現在、太陽の家作業所は、まさに、実践と実績蓄積中であり、これから発展することを確信しました。
とてもさりげないことですが、大切だと思った点は、各メンバーさんが作業の後、自分の行った作業報告書にハンコを押すことです。作業所も一つの職場です。自分の業務内容に責任をもつことを、実感できる行動だと思いました。
次回は、来年4月に入学する予定の特別支援学校高等部への通学方法についての検討会議について、お話したいと思います。
(すすむっち mom)
赤磐ぐんぐん
毎日、暑い暑い暑い日々が続きますね。みなさん体調を崩されたりはしていませんか?赤磐ぐんぐんは、自閉症児を育てる会事務局の2階にあるのですが、日当たりがとってもよいので、夏場はとんでもなく暑くなってしまいます。周りが田んぼのとてものどかなところにあるので、風が吹いている日はとてもいい風が入るのですが・・・連日の猛暑。いい風を感じる日は少ないです。夕方になると少しは・・・と思うのですが、なかなかそんな日はないです。朝から汗が噴き出るような暑い日が続く毎日ですが、そんな暑さの中で、毎朝、「クローバーの会」の皆さんが植えてくださった、事務局の前の花壇に元気に咲く花たちに癒されています。ひまわりもずいぶんと背が高くなってきました。暑さの中でも元気に咲く花たちを見ながら玄関を開けて、「今日も一日がんばるぞ!」と意気込んでいます♪クローバーの会の皆さん、ありがとうございます。
さて、今回は、先日行われた、赤磐ぐんぐん座談会のことを紹介します。
7月27日(土)第1回赤磐ぐんぐん座談会を行いました。
今回のテーマは、「自閉症スペクトラムの特性の確認・お子さんの特性について考える」です。
座談会、というより、ミニ勉強会、といった感じでしょうか。今年度、個別支援計画の中に、「お子さんの特性についての理解を深める」という項目をあげています。この項目をあげているからには、みんなで特性の理解について深めていかないと!!というおもいで座談会を計画しました。
特性、といえば「3つ組」@社会性の特性Aコミュニケーションの特性B想像力の特性 そして、3つ組以外の特性。資料を読み進めながらお母さんたちにお話ししました。特性についての話。やっぱり難しい・・・と感じたお母さんもいらっしゃったかもしれません。
今回のテーマは「自閉症スペクトラムの特性の確認・・・」確認です。理解を深めていくのはこれからです。座談会に参加してくださったお母さんたちに一番感じて欲しかったこと。それは、自閉症スペクトラムを脳のタイプとしてとらえて考え、脳のタイプの違いからきているつまずき、難しさ、などに気付いて、自閉症スペクトラムの脳のタイプの子どもたちにわかりやすい伝え方や関わり方を考えることが大切だということです。
今回のミニ勉強会の資料を、今後、療育のお話をする時に活用していきたいと考えています。その日の療育で見られた様子から、この特性からきていることだから、こんなふうに支援していこうね!自閉症スペクトラムの脳のタイプだからこそこんないいところがみられたよ!そんなことを伝えていけたらと思っています。特性の理解を深めながら、お子さんのいいところをたくさんみつけましょう。こうすればうまくいくかも!を、たくさん見つけていきましょう。
ミニ勉強会の後は、療育部屋の見学会を行いました。
いつも、モニター越しに見ていただいている療育部屋。
療育開始前の見学会でお部屋の中は直接見ていただいていますが、療育でお子さんたちが実際に使っている支援グッズが整っている状態で見ていただくことははじめてのことです。
ただ単に見ていただくだけではなく、配慮しているポイントについてもお伝えしました。
「はじめはこうだったけど、こんな風に変更しました。」なぜそのように変更したのか・・・どうゆうことに配慮した変更なのか、実はこの変更はとても小さなことだったりするのですが、子どもたちにとってはとても重要なことが多いいんです。実際に見ていただくことで、その小さな配慮の大切さも感じていただけたかと思います。
今年度、赤磐ぐんぐんでは今後もいろいろなテーマで座談会を数回行う予定です。より多くの方に参加していただいて、お子さんの支援について一緒に考えていく時間を作っていきたいと思っています。
お子さんたちにとって、いちばん身近にいる家族が、自分にとっていちばんの理解者になってくれることが、なによりもうれしいことです。
私たち赤磐ぐんぐんスタッフは、ご家族の方々がお子さんのよき支援者になれるようにサポートしていきます♪
次回の会報でもきっと冒頭は、「まだまだ暑い日が・・・」とはじまるのでしょうね。まだまだ暑い日は続きます。スタッフも体調管理には十分気を付けて、毎日の療育、パワー全開で頑張っていきたいと思っています!!ご家族の方も、お子さんたちのパワーに負けないように、体力付けて毎日を過ごしましょう!!
(赤磐ぐんぐん療育スタッフ 河野友紀)
ぐんぐんキッズ
夏休みになりました!長〜いお休みを喜んでいる子ども、長〜いお休みをどのように過ごそうかと悩んでいる母・・・。私もその1人です。学校ってありがたいですよね!
徒歩での登下校、勉強、運動、遊びに宿題・・・、4月当初小学校に通い始めた頃は疲れた顔でぐんぐんキッズに来ていた子ども達も、数か月の間に体力がつき、幼児さんの頃とは顔つきも変わりたくましくなっています。日々の繰り返しの成果ですね。また、変更や中止などに対しても柔軟に受け入れができることも増えてきたなぁと感じます。これも学校での成果?!でしょうか。
最近(夏休み1週目)の連絡帳で目にするのが、夏休み中の1日のスケジュールをどのようにしようか、また夏休み用のスケジュールを立ててみたものの大雑把すぎて伝わらなかったりと、ここにも悩みがあるようです。
学校に通っている時の方が家で過ごす時間が短いので、1日の流れ(スケジュール)が立てやすかったり、子どもも毎日繰り返しているうちに大体の流れがわかって生活できていたのではないでしょうか。長期休暇に入り、何をしたらいいのか、いつしたらいいのか、いつ遊べるのか、など混乱している子も多いようです。幼児さんの頃よりできることも増え、ついつい多くを望んでしまっていませんか?言わなくてもわかるだろうではなくて、1日の流れのベースを整えてあげるといいですね。それから、約束事など(例えば、友達と遊んでいい時間帯やゲームをしてもいい時間など)も含めて、子どもと確認しておくといいと思います。夏休みは長いので、取り組めば終わる頃にはきっと家での成果を感じるものがあるはずです。
さて、ぐんぐんキッズでは夏休みということで学校がない分、療育の開始時間を早めることができました。
1単位2時間弱です。キッズタイムの時間もゆったりとれます。子ども達が楽しんで活動できるよう、外遊びや工作、ゲーム、簡単なおやつ作り、お店屋さんごっこ、買い物ごっこなどなど企画しています。
ただ参加するのではなくて、お子さんひとりひとりにあった目標やめあてを決め、楽しんで取り組みながら、「できた!」という体験や達成感をいっぱい感じてもらいたいと思います。
夏休み最初のキッズタイムは、“かき氷パフェ”でした。
かき氷にアイスクリームやくだものをトッピングしただけなのに・・・子ども達の喜ぶ姿・満足な顔、企画して良かったなと感じる瞬間です。いつもと違う、ちょっとしたアレンジが良かったみたいです。(キッズタイムの前が外遊びだったことも、さらに満足度UPにつながったのでしょう。スタッフはそれを見ながら我慢ですが。)
作ることが楽しいと思った子は、また作りたい!と思うでしょうから、お母さんの分も作ってもらうよう、子どもにお願いしてみてはどうでしょうか。作ることよりも食べることが嬉しいと感じた子は、また食べたい!と思うでしょうから、量の調節を。
おまけ→キッズではかき氷のみつは1人分が容器に入ったものを使っています。1回分使い切りなので、入れすぎることもなく、用意も便利です。色々な使いやすいものが販売されていますね。
ぐんぐんキッズ2年目の夏休みです。夏休みが終わる頃にはきっとぐんぐんキッズの取り組みの成果を実感できるよう、スタッフも頑張ります。
暑さに負けず、長〜い夏休みをのりきりましょう。
(ぐんぐんキッズ スタッフ:秋山慶子)
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。