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平成26年11月30日

第199号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
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199号 目次
風の冷たさに
即実践講座のお知らせ
ファミリーコンサート 報告
クローバーの会 報告
18歳の春を目指すクラブ お知らせ
つばさの会・『俺ノート』の会・OHAの会 お知らせ
サッカークラブ・水泳教室 お知らせ
私のお薦め本コーナー
「保育者が知っておきたい 発達が気になる子の 感覚統合」
ぐんぐんだより
赤磐ぐんぐん・ぐんぐんキッズ
支援センター NEWS
グループホーム建設寄付 お礼
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風が冷たく何かと気ぜわしい毎日。
いかがお過ごしでしょうか?
一年がたつのは、早いものですね。もう師走です。
忘年会シーズンで街がなんだか浮ついて見えるのは、私だけでしょうか?
さて、今月は行事や仕事が立て込んで、いつもよりも忙しい事務局でした。
まず、ファミリーコンサートがありました。11月22日土曜日、赤磐市山陽団地内にある山陽公民館のホールでのコンサートです。このホールは、天井が高く内部は、まるで教会の中みたいな いい雰囲気の会場です。
育てる会の子どもたちにコンサートを経験させてあげたい・・・そんな思いで始まったファミリーコンサートも今回で3回目を迎えました。
私たちの子どもたちは、コンサートや観劇には、なかなか連れて行ってあげることは、難しいというのが現状ではないでしょうか? じーっとしているのが苦手だったり、騒いだりしてしまう子どもたちです。親としても、入場料を払って観劇に来られている他の皆さんのご迷惑を考えると、子どもたちに色んな経験をさせてあげることにも二の足を踏んでしまいます。機会のないまま大人になってしまうというようなことが多いように思います。
練習をしなければ、本物のコンサートや演劇を見に行くことは、一生できないかもしれません。あんなに楽しい体験、時間を子どもたちの人生から奪ってよいものでしょうか?
小さい頃から、育てる会で練習をして少しずつマナーを身につけていって欲しい・・・そんな願いで開催しているコンサートです。
今年は、子どもたちにも見るだけではなく、参加してもらいたいと考えて、出演者の募集もしました。8月にオーディションを行いました。それに応えてなんと、3人の子どもたちが挑戦してくれました。このコンサートが子どもたちの自信に繋がるというようなことにもなるといいですね。
育てる会のスタッフや会員のお母さんも大勢参加している「ゴスペルクワイアーGRACE」というゴスペルグループがあります。何度か会報で紹介しているのでご存知の方も多いと思います。GRACEの皆さんも参加して、皆の前で歌やミニミュージカルのような感じで演技(??)なんかもしたのですよ〜。すごいでしょう?タップスターのASAKIさんという方も参加してくださって、それは素晴らしい公演でした。
詳しいことは、後ろのページの報告をご覧ください。
もちろん私もゴスペルの一員として参加して、楽しい時間を過ごしました。
次に今年は一足早いクリスマス会が、11月30日にありました。
岡大児童文化部さんのご協力のもと、今年も楽しいクリスマス会を開催することが出来ました。工作や人形劇の後のビンゴゲームでは、ビンゴになった子供たちから順番にクリスマスプレゼントがもらえるという設定です。まだかまだかとワクワク待っている子どもたちの表情。生き生きした子どもらしい表情は、こういう行事をしていて一番うれしいところです。
かわいい一人ひとりの顔を会報でお見せすることが出来ないのは、残念ですが、想像してくださいませ。
最後にボランティアさんと、ケーキを食べた後、育てる会からのおやつのプレゼントをもらって、みんなとっても嬉しそうに帰っていきました。
育てる会の行事は、楽しいものですが、その中にいくつかの仕掛けがあります。
少しだけ楽しいことの前に、待つ練習があります。
ケーキを出してもらったら、みんな揃って「いただきます」をします。
子どもたちは、すぐには食べない練習ができます。
ビンゴゲームでは、早くビンゴが完成できない子もあります。そんなお子さんには、「必ず上がれるよ」と励ましの声掛けが必要でしょう。ビンゴゲームは、どんな時も必ず上がれるようにできているので、最後に笑って、プレゼントをもらうことで、お母さんも「よく待てたね。偉かったね」とほめてあげられます。それに子どもにも 母さんが言うことは確かだという風にお母さんへの信頼感が育つと思います。
工作も毎年子どもたちができるような簡単なものを考えています。
また、クリスマス会の為の準備や岡大の学生さんとの打ち合わせが、大切になってきます。
学生さんたちは、将来学校の先生になるような人もいて、勉強になっているのかな〜と思います。
お互いが、支え合って生きているそんな社会の中に子どもたちの人生でもあるのです。
とにかく毎年開催しているクリスマス会が、子どもたちにとっても楽しみな会になるといいなと思っています。
今回は、少し大きくなった兄弟が、ボランティアとして手伝ってくれました。
小学5年生で、自分はクリスマス会に参加しないけれど、手伝いはしたいとの事で、初めてのボランティア体験です。S君、ありがとう!
そんな5年生の子がボラをしてくれている中で、我が家の哲平は26歳ですが、今もとっても育てる会のクリスマス会を楽しみにしているのです。いつのまにか、岡大のボランティアさんの誰よりも年上になってしまった哲平ですが、心は小さい頃のまんまです。まだ小さい人たちに交じって、嬉しそうにプレゼントをもらっている息子を見て、ほのぼの幸せな気持ちになる私です。大きくなった人でも来ていいのですよ。育てる会の行事は、いろんな人の事を考えてやっています。どうぞ、どしどし参加してくださいね。
クリスマス会についての詳しい報告は次号に載せさせていただきます。
そして、もうすぐ次の行事が迫っています。
服巻智子先生の「思春期・青年期に向けて 今準備しておくこと」と題する講演会が、12月23日(火・祝)にあります。
岡山ふれあいセンターという、駐車場も広く、階段状でステージも見やすいという、願ってもない場所をお借りできました。
皆さん、高機能もそうでない人も自閉症は自閉症。同じ障害について考えるのはみんな一緒です。先生の明るく楽しいお話に引き込まれるような魔法の時間にきっとなると思います。まさに先生からの、この年の瀬のステキなクリスマスプレゼントですよ。思春期・青年期に入って苦慮されている方から、思春期前でそろそろ親子関係が不穏な様相を呈しつつある方、そして、今はいいけれどこの先不安だなぁ〜という方まで、多くの皆様の参加をお待ち申し上げています。
さて、続いてのお話は、静岡にあるグループホームの見学に行ってきた話です。(まぁ〜、よく動く人だこと〜・・・)
11月27日〜28日の一泊二日で、私たちと同じようにNPO法人で頑張っておられるクローバーさんという事業所にお邪魔させていただきました。
グループホームだけではなく児童発達支援の事業所から放課後等デイサービス、生活介護、就労継続B型の事業所、相談支援までしっかりされていて、二つ目のグループホームの基礎工事も、すでに出来ていました。
「一人一人を大切に、障害にわたるサポート」とクローバーのパンフレットには書いてありました。その通り、幼児期の療育から働くところ、そしてグループホームまでまさに生涯にわたるサービスを実現さている事業所です。
ここの理事長の津田さんは、静岡県自閉症協会の会長も務められていらっしゃいます。
子どもから大人までの支援が丁寧に行われていました。
クローバーの事業所は、私が何年か前にも見学させていただいて、就学後の子どもたちのために「ぐんぐんキッズ」を作ろうと思ったきっかっけをいただいたところでした。今回は、もっと大きな刺激をいただいて帰ってきました。
横浜の「東やまた」で見せていただいたホームは、自閉症の人たちばかりの、家庭的でみんなが家族のようなアットホームな感じのグループホームでした。
それに対して、クローバーのグループホームは、トイレや洗面台が各部屋にあって、しかも1階は男性、2階は女性という、生涯ここで一人のままでも安心して暮らせるように、という思いのグループホームでした。その為、共同生活住居というよりは、一人一人のプライバシーを大切にされている、ホテルやアパートのような感じでした。自閉症の人にとっては、お互い過度に干渉されない暮らしが、安心できるのかもしれませんね。
私たちが作ろうとするホームは、その両方のいいところ、家庭的な面とプライバシーの尊重、それを合わせたグループホームを目指したいと思いました。
クローバーさんの現在のホームは、比較的軽度の知的障害の方のホームでした。そのため、自立度の高い方が中心でした(現在建設中の2棟目には、障害の重い方も入られるそうです)。一方、私たちが作るものは、重い知的の人から軽い知的の方まで混在して入られる予定なので、トイレ掃除なんかもできる人とできない人があるように思いました。
また、プライバシーをとても大切にされていたので、ご本人がカギを持たれていて、部屋の中は他人からは全く窺い知れないようにしているという事でした。それは人権の面からは当たり前のことだとは思いますが、重度な子どもたちもいる私たちにとっては、安全面や清潔面から、どんな形でクリアしていけるのか考え込んでいるところです。
入居予定の親たちと子どもたちの意見も入れて、一緒にしっかり考えていきたいと思います。
さて、グループホームの寄付が、続々と集まっています。ありがとうございます。
お母さんとは別に、子どもさんからの寄付もしたいと言ってくださる方もあって、こういう申し出は、格別嬉しいですね。
振込みいただいた方のお名前を巻末に入れておりますので、ご覧になってください。
ご寄付いただいた方、本当にありがとうございます。寄付の方は、建物完成まで引き続き行いますので、少しずつで結構ですので、引き続きよろしくお願いいたします。
続いてのお話は、我が家の出来事です。
最近よく哲平が気になる日付を言います。
「1941年12月8日 月曜日」何の日にちか、すぐわかる人は学生時代ちゃんと勉強をしてきた人ですね。
これは、日本が真珠湾攻撃をした日です。
第二次世界大戦に日本が参戦した日本の開戦記念日です。ちなみにハワイの現地時間では12月7日は日曜日で、休日に合わせて攻撃が行われたそうです。
他にも「8月6日、広島!」とか「8月9日、長崎!」なんてことも言います。「東京大空襲3月10日」「神戸、絨毯爆撃 3月17日」とか、それぞれの都市が爆撃された日を言ったりします。どこからの情報なのか、聞いても教えてくれないので解りませんが、そんなことをよく言います。
○月◎日と言いながら、何やら「えへん」と言わんばかりな哲平の様子に、「よう知っとるな〜」と、褒めている私です。
何しろ日付に関しては、よく覚えていて、質問するとたいていの日にちは教えてくれます。
例えば、○○があったのは、いつのこと?と聞くと、しばらく考えて「○月◎日○曜日!」と教えてくれる哲平です。当たっているのかいないのか、私には解りません。
先日も高速道路を走っていて、チロリン村キャンプ ◎年◎日○曜日といいました。そのあたりは、昔そういえば哲平が小さかった頃、家族5人でキャンプしたところに近い場所でした。あの小さかった哲平が、この場所を覚えていることが、不思議でなりませんでした。
よく解りませんが、哲平の頭は不思議なことを詰め込めるようです。私の場合、昔は記憶力がもう少し優れていたと思うのですが、今では聞いた話を忘れるだけでなく、聴いた覚えすらない状態です。忘れやすいので、メモを取るのですが、そのメモをなくす・・それだけでなく、メモを見ることを忘れます。つくづく哲平のしっかりした記憶力がうらやましい私です。
さて、その哲平が、11月24日に川崎市で行われた「第4回 エールラン in TAMAGAWA」という大会でハーフの部で7位になりました。この大会は、有森裕子さん代表を務められている、スペシャルオリンピックス(SO)日本主催で、SOの活動の資金集めのために行われている大会です。参加者は、チャリティランに参加することで、参加費をSOに寄付することが出来るのです。
その大会で、有森さんは、走ってくるランナーにハイタッチをして迎えてくださる場面がありました。VTRにお父さんが撮ってくれていたのですが、当然ハイタッチに応えるはずの哲平君は、有森さんを完全スル―。平然とタッチせずに走り去っていくのでした。失礼な奴で申し訳ありません、有森さん。そんな感じで、マイペースで走った哲平のタイムは、いつもよりも10分近く遅いタイムでした。なにしろゆっくり楽しんで走っている10kmの後ろの方の人たちと並んで走っているコースです。本気で走っていれば優勝も狙えたのに・・・とちょっぴり残念な気もします。でも、こんなアットホームな大会に参加できたことよかったと思います。
この日、母は、育てる会のファミリーコンサートの出演があったので一緒には行けなかったのですが、哲平とお父さんは、ついでに行った(実は、こちらが哲平の一番の目的でした)秋葉原のメイドカフェや、AKBショップを満喫したようです。
「ご主人様〜、お帰りなさいませ〜」なんて呼ばれて、萌え〜となった哲平の写真をごらんあれ〜♪(笑)
ちょっと情けない!!
でも、好きなことや楽しみがあるって素敵ですよね。
まぁ〜いいか。
さて、ランと言えば11月2日に家族で参加した県北の神郷マラソン。頑張って私も走りました。
哲平は、ハーフをここでも7位。お父さんは、10キロを1時間以内で走りました。
ところが私は久しぶりのレースで練習もせずに臨んだため、とんでもなくしんどいレースになってしまいました。
はじめのうちは、下り坂で快調快調という感じでしたが、段々息が上がり、やがて足もあがらなくなって・・・、「ああ〜、もうだめ!もう歩こう」そう思いつつ、でもあの電柱までならいけるかも・・・、せめてあの電柱まで頑張ろう・・・」。
そんな風に頑張って走っていくとその電柱の近くまで来ると、お年寄りが何人か応援に出ておられて、「がんばって〜!!」と熱心に手を叩きながら応援してくださるのです。
まさかその前で歩くわけにもいかず、お年寄りの方から見えなくなるまでは、頑張ろうと思いながら行くとまた別のお年寄りが・・・・「よう頑張られよるな〜、感心じゃ〜」などと、声をかけてくださるのです。
また、走らざるを得ないという感じで、もうヘロヘロで走り続けました。
途中、親子連れのお母さんに「頑張って〜」と言われ「おおきに〜」と答えた直後、男の子が「オソ〜(遅)」と一言。
頑張っているのに〜。お母さんがあわてて、「コレ〜!!」というのに男の子続けて「だって遅いもん」
ですって・・・・。
そんなやり取りがすっかり聞き取れるくらいのゆっくりしたペースでの走りでした。でもね、いくら遅くても完走ですよ。たった3キロでしたが、妙にすがすがしい達成感がありました。
走るのと一緒に温泉に一泊というのが、いつもの我が家の定番メニューです。哲平が温泉と一泊旅行が、大好きなもので、そういうことになっています。
という訳で、11月は、マラソン二つとグループホーム見学とで3回のお出かけ&お泊りをした哲平でした。会社の有給休暇を有効に使った月でした。
そういうわけで、我が家としてもとても忙しい11月でした。
さて、そんな中東京へ転勤されたNHKの伊藤ディレクターさんが訪ねてくださいました。
二人で事務局でお話をした後、近くの両宮山古墳の堀を案内しました。
とても不思議な感じの場所です。県道のすぐそばにあるというのに、その堀の内は、古墳時代のまんま何一つ変わらない状態で保存されています。
アオサギが、獲物をとるためにじっと水面を眺めています。15メートル間隔くらいあけて別のアオサギが、同じようにいました。合計5羽ぐらいが、等間隔に並んでいるのも面白いです。きっとそれが彼らの縄張りなのでしょうね・・・。皆おんなじ姿勢でアオサギが並んでいるのも面白く、魚がつかまるかしらと思い眺めてみましたが、その時は、捕る場面は見られませんでした。水の上をすいすいと滑っていくのは、なんという鳥なんでしょう。私は鳥のことを詳しく知らないのですが、のんびりとした平和そうないい光景でした。
夕焼けがもうすぐやってくるという時間帯で、二人で見上げる空がいつもの空よりも広く感じられました。 秋の空、古墳を囲む堀とその水辺に佇むアオサギ5羽と女二人・・・。なかなかいい絵になる?? 風景だったような・・・。
小さかった頃の哲平とよく来たこの堀の周りの小道でした。あれから何年も経ちました。ついこの間のようでもあり、ずーっと昔のようでもあります。なんだか、懐かしい不思議な時間でした。
秋は、暑さがひと段落して冬の寒さがやってくるまでの間の季節ですが、一瞬一瞬が息つく暇なしに訪れる美しい季節と思いませんか?季節が一気に進んでいくように思います。日々変わるというより、時々刻々という感じで季節が変わっていくように感じます。
昨日紅葉を楽しんでいたのに、ふと見上げると木に葉っぱがなくなっていて、北風が今日は吹いている・・。今は、気づけばもう冬の真っ最中ですよ。
そして、いつの間にか師走です。今年も一年があっという間でしたよね。
なんだかこの調子で一年を過ごしてしまうと、あっという間に私にも人生の終わりがやってくるのかもしれない、なぁ〜なんて思ってしまいます。
大好きな高倉健さんが逝ってしまわれました。菅原文太さんもジョニー大倉さんも同じくの悲しい寂しい年の瀬です。いつか私もゆくんだろな〜なんて思いながら、高倉健さんの特集番組を見ました。高倉健さんのように自分の生き方を貫くって素敵だな〜と思いつつ、「でも、わたしゃ〜まだまだいけませぬぞ〜」というところです。
皆さん、風邪など召されませんように、お気をつけて・・・。次の会報は、なんと200号ですよ。記念すべき200号には、どんな記事を載せましょうか。どうぞ、お楽しみに。では、またお会いしましょう。お元気で〜♪
(育てる会 代表 鳥羽 美千子)
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教師・保育士対象 即実践講座 お知らせ
門 眞一郎 先生 による夜間連続講座です!!
☆第7回☆ 平成26年12月17日(水)19:00〜20:55
テーマ : ソーシャルスキルの支援(1)
場 所 : 岡山ふれあいセンター 大ホール
(岡山市中区桑野715‐2)
対 象 : 教職員・保育士やそれを志す方、施設・福祉関係職員の方 対象。
(申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)
講 師 : 門 眞一郎 先生(児童精神科医:京都市児童福祉センター)
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円(賛助会費含む)
欠席された回の講義については、BDをお貸しします。
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ファミリーコンサートを終えて
11月22日に、山陽公民館(赤磐市)で、ファミリーコンサートを行いました。
今年は、プロのタツプダンサーASAKIさんをお呼びして、みんなでタップを経験してみました。
また、ゴスペルクワイヤーGRACEさんに、昨年に続き参加していただいて、素敵な歌声を聞かせていただきました。
(我が家では、娘が、ASAKIさんのタップに感動して、タップを始めることを決めました。また、余暇活動が増えそうです。)
昨年から始めたチャレンジコーナーには、オーディションに合格した3人のお子さんが、挑戦をしてくれました。コンサート終了後、出演してくれた子ども達や親の方に感想を聞いてみました。
「無敵なハート」を歌った小学生の男の子 :
リハーサルは大丈夫だったけど、本番は、ちょっと会場の雰囲気にのまれてしまって声が小さくなってしまった。でも皆さんに拍手をしてもらって、とてもうれしかった。達成感を感じているように親は感じました。貴重な機会を与えてくださりありがとうございました。
帰宅後、テレビを見ながら、「次はこれを歌いたい」「またやりたい」と言っていました。
「千本桜」を電子ピアノで弾いてくれた中学生の女の子 :
最初、人の声が気になりはじめ途中で頭が真っ白になり手がとまるかも?と不安になったので、事前に司会の人に、そのことをコメントの中に言ってもらうように伝えてがんばりました。
終わってからは、いろんな人に、「ウルウルしたよ。」とか「感動したよ。」と言われて、自分に自信がつきました。
「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」を歌った高校生の女の子 :
もう少し大きな声がだせたら良かった!!
でも参加できたことが、自信に繋がりました。ありがとうございました。
3人とも、よく頑張ったね。チャレンジした姿、素敵でした。
・ 初めて参加させていただきました。出演されていた方々が、皆さんとても生き生きとした顔で、歌を歌ったり踊ったりされていて雰囲気がとても良かったです。
ASAKIさんのタップダンス、動きが素晴らしかったです。子ども達の歌やピアノは、こちらにも緊張が伝わってきましたが、練習を積んできたのがすごくよくわかりました。うちの子にも何かできたらいいのにと思ったりしました。ゴスペルクワイヤーGRACEさんはハーモニーがとても良かったです。
古川先生はぐんぐんでの姿しか見たことがなかったので、タップダンスやピアノをひかれている姿、すごく素敵でした。
・ 本日は、すばらしいコンサートに参加できる機会を与えていただきまして有難うございました。日頃は、なかなかコンサートに行きづらく、子どもをのびのびと音楽に触れさせることができず、今日は、子どもだけではなく、親自身も心から楽しめました。また、参加してみたもいと思います。
・ ファミリーコンサートでは大変お世話になりました。司会をさせて頂いきました、Iです。
今回はエンターテーメント性が高かったですね。ASAKIさん、古川先生はさすがプロのダンサー、オーラがでていて、横で観させていただいてドキドキしました。
GODAIの後、後半へ盛り上がって踊る姿と音楽は、これからつらいことがあっても、今の瞬間を思い出し、のりこえられそうな力を感じました。
きっと子ども達も感じているはずです。こちらから見ていても目が輝いていましたから・・・・
そしてチャレンジコーナーは、ただ ただ ステージに立とうと思った勇気に拍手。
必ず自信につながりますよね。みんな、本番が一番輝いていました。
ゴスペルクワイヤーGRACEさんは、確実に去年より、レベルが何倍もアップされていました。ミュージカルで皆さん女優となられた時はびっくりしました。
「本当のコンサートに行ける子どもに・・・」をテーマにすすめさせていただきましたが、今回は子ども達も集中して聴いてくれていたようで、成長を感じ、やはり育てる会のコンサートは、みんなの中で育っていっているなと感じました。
つたない司会でしたが、また参加させて下さい。ありがとうございました。 (I.Y)
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クローバーの会の活動報告
〜神戸に高速バスで行く!〜
11月15日(土)に、神戸に日帰りで行ってきました。4家族の参加で、楽しんできました。
以下、参加者からの感想です。
・交通機関での移動に大半を占めてしまったのですが、皆ぐずる事なく行動できましたね。我が子には、もう少し目的地での具体的な行動計画が必要かなと思う場面がありました。参加された皆さんお疲れ様でした。
・神戸のバス旅行は、ゆっくり買い物ができて楽しかったです。今度は、皆で、USJに行きたいです。
・みんなと王子動物園に行って、いろんな動物をみて、メチャ楽しかった。いい思い出になったよ。(子どもの感想))バスの中で、友達と話をしている会話を聞いていると、お友達の話をいい感じで聞けていて、娘の成長を感じました。(母の感想)
・バスに乗っていく旅行、とても楽しかったです。動物園では、たくさん写真を撮ることができたし、バスの中やランチの時、みんなとおしゃべりできたし、またバス旅行に行きたいです。
【 次回クローバーの会のご案内 】
〜おしゃれしてランチに行く!〜
クローバーの会の12月の活動で、毎年恒例になっている「ランチに行く」です。今年は、お店を変えてみました。
日 時 平成26年12月21日(日) 12:00〜
集合場所(時間) クレド岡山1階 入り口前 (11:45頃)
お 店 クレド岡山20階 ブッフェ グランチャイナ★クローバーの会に、新たに参加されたい方は、事務局までお問い合わせください。(正会員 限定)
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18歳の春を目指すクラブ
11月13日、香川大学の武藏博文先生をお迎えして、『感情の理解とコントロールの支援』をテーマに、ワークを使ってわかりやすくお話をしていただきました。
まずは、快感情の理解からということで、『うれしい気持ち』や『リラックスの気分』をワークを使って取り組みました。
うれしい気持ちを表す「わくわく」や「幸せな」という言葉でも、その言葉から感じるうれしいレベルが人によって違っていたり、リラックスした時の、話し方や呼吸、姿勢など体の変化を考えることで、子供たちにわかりにくく伝わりにくい『リラックス』という状態を具体的に理解できました。
また実際に、リラックス状態を目で確認できる機械を使ってみたりもしました。
さらに『カンジョウレンジャー』という6人のキャラクターを使うことで、気持ちのコントロールをとても楽しく学べ、3体の『カイケツロボ』を使うことでトラブル解決を順序立てて学ぶことか出来ました。
どちらも子供(特に男子)がはまるキャラクターで、その奥深いキャラ設定は感動ものです。
そして、なんとこのキャラクターですごろくもあるということで、参加者で実際にやってみました。
すごろくの中でカードをめくり、そこに数々の感情の起こる出来事が書いてあり、そこでカンジョウレンジャーの技を使うことで、無理なく気持ちのコントロールを学べ、何度でも取り組めるというすばらしいものです!!
大人である参加者でも大盛り上がりでした。是非商品化していただきたいお勧めツールです!!
また今回も、支援ツールなどをたくさん持ってきて下さったので、わが子に使えるツールの見本がそれぞれに探せたと思います。
それでは参加者の方からの感想です。
まず感情を知る、リラックス状態を知る(特にここは意識してませんでした!)ことが大切だと気付きました。 レンジャーたち、イライラマン、ふあんちゃんなどイラストが親しみやすいので、うちでも書いて説明するときに使ってみたいと思いました。
カンジョウマスター、カンジョウレンジャー、カイケツロボ、と感情をコントロールする上で、順序立ててお話して下さりとてもわかりやすかったです。
ワークもたくさん盛り込んで頂き、具体的に考えることができたり、人の考えも知り、楽しく勉強できました。
うれしい日記、大好きずかん、カンジョウレンジャー活動記録など、感情を表現したりコントロールする上での練習になるので、試してみようと思いました。
カンジョウレンジャーとカイケツロボのすごろくは、子供たちに導入しやすく、わかりやすく楽しく練習できると思いました。実際に体験してみて、とても楽しく勉強できました。
【次回の予定】
次回は二回連続講座で、おかやま発達障害支援センターの森千夏先生(臨床心理士・認定行動療法士)に『サポートブック』についての講義をして頂く予定です。
一回目の内容としては以下を予定しております。
・サポートブックって何?
・サポートブックの書き方について
・サポートブックを書くために、お子さんのことを見直してみよう
以前にサポートブックを作成されたことがある方は、可能なら自分の子供さん分を持ってきて下さい。
日 時:平成26年12月12日(金) 10:00〜13:00
参加費:正会員に限り、1000円で参加可能です。(18春会員は無料)(正会員 限定)
場 所:東山公民館 第1.2講座室
申込先:育てる会事務局 Tel:086-955-6758 18歳の春を目指すクラブです。
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つばさの会のお知らせ
つばさの会は、平日に行われる「18歳の春を目指すクラブ」にはなかなか参加できないから、土日に集まって勉強会をしようという思いで作った会です。
今回も、各自が勉強会や職場体験を通して学んだこと、気づいたことを報告したり、我が子の成長した点やうまくいかない点を話しあったりしました。
話を聞く方だけではなく、話をする方も頭の中で再整理をしながら話すので勉強になります。誰かが悩んでいることについて解決法を一緒に考え、話し合うのも、いろんなアイディアが出てきて、学ぶことの多い会です。毎回2時間があっという間です。
18歳の春を目指すクラブに入ることを検討している方もそうでない方も、お気軽に参加してください!一緒に勉強しましょう(^^)/
【次回の予定】
12月20日(土) 10時〜12時
おひさまハウス 食堂 (事務局や赤磐ぐんぐんがある建物です)
参加費 200円(正会員 限定)
申込みは育てる会事務局(tel:086-955-6758 fax:086-955-6748)まで
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『俺ノートの会』のお知らせ
『俺ノート』の会です。
参加は小学校高学年(四年生)以上の男子です。
今月も参加されている方から感想が届いています。
会では、最年長で高校生の我が子ですが、毎回マイペースに、黙々と一人で切り貼りしています。全く他の子と話さないので、心配になりますが、「俺ノート行くよ〜」と声をかけると、すっと車に乗るので、居心地が悪いわけではないようです。
家でも「俺ノートで貼ろう」と、気になったページを保管したりして、『俺ノート』が生活の中に溶け込んでます。
作品発表の時に、必ずほめ合うのですが、普段無口な我が子も、良く考えて優しくほめ言葉を言ってくれます。少しは癒しになってるのかなと、参加を続けてます。
さて今回は、クリスマスが近いので、活動の後、ケーキをデコして食べる予定です。
日 時:12月20日(土曜日) 14:00〜16:00
場 所:おひさまハウス
持ち物:のり、はさみ、ノートや画用紙、切り抜き用雑誌など、休憩用の飲み物
ケーキは会で用意します(実費)。
参加希望の方は、事務局(086‐955‐6758)にご連絡下さい。(正会員 限定)
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OHAの会のお知らせ
OHAの会は高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害で知的障害のないタイプの子どもを持つお母さんのための会です。
日時:平成26年12月15日(月) 10:00〜12:00
場所:北ふれあいセンター 第3研修室 (岡山市北区谷万成2‐6‐33)
いつもと会場が違います。 ご注意ください。
アドバイザー:利守 愛子 先生 (臨床心理士)
持ち物:「青年期のアスペルガー症候群 仲間たちへ まわりの人へ」
ルーク・ジャクソン:著(スペクトラム出版社)
今年度の参考書籍です。お持ちでない方は事務局で手配します。
参加費:1000円(書籍購入希望の方は、別途1900円・・書店よりお買い得です)
申込み:育てる会 事務局 (п@086−955-6758) (正会員 限定)
前回参加された方からの感想が届いていますので紹介します。
● ASであることを誰にどう打ち明けるか、というテーマでした。うちはまだ告知をしていないので、これから近い将来参考になる話だなと思いながら参加していました。
しかし、本を読んでいると、告知に関係なく、今の生活にすぐ参考になることも多かったです。
利守先生のお話の中では、実際の日常生活の中でよくある場面での子どもへの接し方、声かけの仕方が教えていただけて、納得しながらお聞きしていました。具体的に、「幼小中学校までは学区という集団の中での仲間作りで、しんどいと感じる人間関係があるかもしれないが、上に進むにつれて興味などで似通った仲間が寄った場になってくる」「今は、しんどくても無理をしなくてもいい」「他に気の合う友を探したらいい」というような話もあり、子どもに何と声をかけたらよいのかと迷いそうな時のヒントもいただけました。まだ数回の参加ですが、毎回通して、会に参加した後に優しい気持ちで家に向かえることがとてもありがたいです。
● 本人が診断の告知を受けた後、「誰に障害のことを話したらよいか」という内容でした。本人は「誰になら話してもOK」「誰には話さない方がいい」が分からないので、親が判断していく方が良いなど、具体的な話ができました。うちの場合は、告知もしているし、状態の説明もしているし、「誰にでも言ったらいじめられることもあるから、自分で大丈夫!と思った人にしか言ったらダメよ」と言ってありました。すると、一番仲良しの子に言って「その子には年の離れた発達障害のお兄ちゃんがいた」と言っていました。「それ以上の子に言うと、からかわれるかもしれないから言わない」と、本人もどこまでならOKか気づいているようでした。個別の話もすることができ、すっきりしました。いつもの生活ではなかなかできない話なので、ありがたいです。
● みんなで本を読み、定型の人でも熱中はするが、ASの人は熱中が激しいのと、なかなかやめられないという違いがあるということが分かりました。特に途中で止めるのはイライラどころか怒りに変わる、というところを読んで、本人も辛いのだからスムーズにやめられるように工夫が必要なのだと感じました。そして、こだわりを楽しく生活していくことに変えていければいいと思いました。
● 利守先生、いつもありがとうございます。
以前、不安が強い息子にソーシャルストーリーがいいと教えていただき早速作ってみると、すんなりと聞き入れてくれて、不安な気持ちを口にしなくなりました。ほぼ毎日続いていたので、とても驚きました。
今回は、息子が先生へ自分からのアプローチがなかなかできない事を相談させていただきました。
手紙を渡すなどのミッションがあればできるかもしれない・・
まったく思いつかなかったアドバイスをいただき、目から鱗でした。学校側にも協力していただき、やっていきたいと思います。
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水泳教室のお知らせ
日 時 : 平成26年12月21日(日)15:30〜17:30
場 所 : OSKスポーツクラブ岡山 3階ロビー(岡山市北区絵図町1-50)
※プールは育てる会水泳教室 貸切で行っています。
連絡先 :育てる会事務局(Tel.086‐955‐6758)
当日のキャンセルは水泳担当まで連絡してください
★新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。(正会員 限定)
★欠席される方は必ず12月17日(水)までに連絡してください。
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サッカークラブのお知らせ
日 時: 平成26年12月7日(日)10:00〜12:00(9:45集合)
場 所: 岡山市内グラウンド
持ち物: マイボール、ゼッケン、ハチマキ、お茶(ボラさんの分も)、
個人ノート、出席カード、親リーダーはグループノート
体験、見学の申し込み、お問い合わせは、サッカークラブ担当までご連絡ください。(正会員 限定)
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| ぐんぐん だより |
赤磐ぐんぐん
少し暖かい日が続いていましたが、急に寒くなってきましたね。風邪をひかないように、体調管理に気を付けていきたいですね。
今回は、見学会についてのご案内です。見学会では、療育で使っているお部屋の紹介や、療育の内容についての説明を行っています。また、療育で使っている支援グッズなどの紹介もしています。療育で使っている支援グッズなどを紹介することで、見学会の内容が、家庭での支援にも役立てていただけるものにしたいと考えています。
来年度4月からスタートの新しいお子さんの募集は親子での療育を行っているグループの募集になります。親子での療育は、現在、対象年齢は1歳から3歳までのお子さんを対象にしていますが、今回の見学会では、家庭での支援に役立てることができることなどの紹介も行いたいと考えていますので、見学会への参加の対象年齢は、就学前までのお子さんにしたいと考えています。興味がある方は、下記の案内を読んでいただき、申し込みをお願いいたします。
来年度、療育希望の方を対象の見学会についてのご案内です
平成27年度4月から新規の方の募集は、親子での療育を対象のお子さんです。
当日は、親子での療育のお部屋と、個別の療育のお部屋も見学していただく予定にしています。見学会への参加を希望の方は事前申し込みが必要ですので必ず申し込みをお願いいたしす。
日時: 平成27年1月28日(水)13時〜
場所: NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会 内
「児童発達支援事業 赤磐ぐんぐん」(住所・岡山県赤磐市和田194−1)
参加申し込み先: 岡山県自閉症児を育てる会事務局 TEL 086−955−6758
☆見学会への参加は大人の方のみです。お子さん連れでの参加はできません。
☆見学会についてのお問い合わせも、岡山県自閉症児を育てる会事務局まで
お願いいたします。
ぐんぐんキッズ
近所の銀杏の木が鮮やかな黄色に色づき、今日の雨で一度に葉を落としています。
公民館祭りに生活発表会に、育てる会のファミリーコンサートと週末ごとの行事に追われる11月でした。
私はほっとして体調を崩してしまいましたが、皆さんは風邪など引いていませんか?キッズでも「生活発表会を無事に終えたよ。」「立派に台詞が言えたよ。」と一年の成長をうかがわせるうれしい報告を耳にします。その陰には先生方や保護者の皆さんの細やかな支援や工夫があったことと思います。
さて、今回皆さんにお伝えしたいのは「小さな芽を見逃さない!!」ことです。
キッズで気がついた子供たちの様子については、お迎えに来られたわずかな時間ではありますが、できるだけ保護者の方のお耳に入れるよう心がけています。
その中には聞いて辛くなるような内容や、今初めて言われましたと驚かれる内容のものもあると思います。お母さんが辛いから言わないでおくのではなく、療育スタッフだからこの子のために勇気を持ってお伝えしています。言われる意味がよくわからないとか、いやな思いをしたというときには是非、納得いくまで質問してくださいね。今ある我が子の状態に気づくことから、その子に合った支援が始まります。
今この年齢だから許されることだけど、大人になったら“ペケ”なことってあると思います。その行動、何歳までOKにしますか?私たちの子どもには大人になったら“ペケ”な行動は今も“ペケ”だと教える必要があります。
10円拾ってポケットにいれることが人の財布からお金を盗むことになるかもしれません。トイレ以外の場所で放尿することが、大人になっても続けばどうでしょうか?泣いて暴れるから欲しがるものをあげることは、その場を納める一番楽で早い方法かもしれません。はじめはあめ玉1個でも、やがてとうてい買えないような高価なものになり暴力を振るうようになる可能性があります。
ある中学校の校長先生がいじめを防ぐには、最初の小さな芽を見逃さないことが大切だと行っておられました。発達凸凹の子が起こすちょっとズレた言動やちょっと行き過ぎてしまう行動を、周囲の子どもたちは我慢する。この日常よくある我慢がたまってくると、もう許しておけないという思いになりいじめとなって表れる。だから最初の小さな我慢に気づき、ほうっておかないことが有効なのだそうです。
かわいい子だからついつい見逃してきた行動ってありませんか?大きくなったときどうかなぁという目でもう一度考えてみてくださいね。
*最後にお知らせです。
12月5日(金)にぐんぐんキッズの見学会を行います。
ぐんぐんで療育を受けている年長さんの保護者が主な対象です。
どうぞご参加ください。
ぐんぐんキッズ療育スタッフ 政田 亮子
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☆支援センターNEWS☆
今年の秋は一時期一気に冷え込んだこともあり、例年より紅葉が美しかったように思います。先日雨上がりに散歩をしておりますと、黒いアスファルトに真っ赤なもみじが散って天然のレッドカーペットが出来上がっていました。艶やかな黒と赤のコントラストがとても素敵だったので、最近手に入れた一眼レフカメラ(デジタルですが…)をもって再び出かけました。今までは撮ったことで満足してしまい、パソコンに入れっぱなしでおりましたが、今回は色味を確かめるために、写真用紙にプリントアウトしてみました。すると、なかなかのよい出来ではありませんか。これを機会に、データを写真にしていつでも見えるようにしておこうと思い、お気に入りの何枚かも一緒にプリントアウトしました。写真もデジタル化してきて、私と同じようにお宝をパソコンに眠らせている方も多いのではないでしょうか?年賀はがきと一緒に、写真プリントにも、ぜひ挑戦してみてください。おススメですよ!
さて、今月は地域の小児科のお話。
赤磐市には発達障害の診断ができる専門医がなく、相談窓口においても近隣地域の医院をご紹介しています。しかし、子どものことでお医者さまへの相談となると一般的に思い浮かぶのは、地域のかかりつけの小児科医です。地域の小児科の先生と協力できることがないかとかつてより考えていましたが、なかなかきっかけになるものがありませんでした。
そんな中、ある小児科の事務の方から「(患者さまのニーズに合わせて)支援センターへの相談をご案内してよいか?」という問い合わせをいただきました。子どもが在籍している幼稚園や保育園から病院受診をすすめられて来院されるケースも時々あるようで、専門相談にのれないこの医院でできることはなにかと考えてご連絡いただいたようでした。
ありがたい申し入れだったため、鳥羽代表にも相談し、代表と相談員2名で早速その小児科へご挨拶にいってきました。昼の時間を利用したっぷり面会時間を設けていただいたので、診察室や待合室もぐるりと一周見学させていただくことができました。なぜ一周なのかといいますと、中央の診察室と受付を取り囲むように個別にカーテンで仕切られた待合や個室の処置室などが並んでいます。患者さんのプライバシーや、感染症への配慮がしっかりできていると同時に、待合の時間が共有スペースでうまく過ごせない子どもにも嬉しい配慮だと思いました。小児科らしいポップでかわいい柄の壁紙やソファーも素敵で、好んで利用されている患者さまも多いようでした。
そして、我々からも先生と窓口になってくださった事務スタッフの方に発達障害支援センターの活動内容や地域での役割について説明させていただきました。受診待機の現状や福祉サービスの利用における医師の役割などについてもお話することができ、ご理解いただけたため、パンフレットを置かせていただくことになりました。勇気を出して相談した方が相談先で、専門ではないということからあいまいな見立てを伝えられたり、診られないと断られたりしてつらい思いをすることがないように考えて対応していこうという双方の考えが一致したように感じました。
またその後日、面会にうかがった際に少し話題になった受診の手順書についての問い合わせをいただきました。スタッフ会議でその話題に触れてくださり、使用方法や使用対象者について質問が出たものをとりまとめて相談してくださったのです。面会の後日も小児科としてできる支援を考えてくださったんだと思うと、とても嬉しく思いました。
・ 診察券用のラミネーターがあるので、そのサイズの絵カードを作ってみようかな
・ 小児科の場合は保護者が必ずついてくるので、保護者が子どもに良さそうと思ったらいつでも誰でも試してみられるように、受付の目に付きやすいところにおいてみてはどうかな
・ こんなときに使うとおススメ!というポップも作って飾ってみてもいいな
・ 子ども達が受診を不安がったり、拒んだりしている様子が受付からうかがえたら、先生と診察の手順を確認してから手順書として並び替えて、事務スタッフから子どもに説明してあげてもいいな
・ どんな先生かわかるように、先生の顔写真があってもいいかな
など、現場でのニーズを聞きながら話をしていると様々なアイデアが浮かんできました。
医療、診療の業務に加えての準備になりますが、ぜひ用意してみたいといって帰っていかれました。絵カードの設置や相談先などの情報提供は、発達障害への支援というより、患者さまが安心して診察することができるための工夫だと改めて感じました。
今回、こうして繋がる機会を提供してくださった小児科の先生・スタッフのみなさま、そして先生に支援センターの存在をご紹介してくださったお母さまに感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
これをいいきっかけに、もっと地域の小児科へも当センターのご案内ができたらいいな、そして気になる子どもたちも利用しやすい病院が増えるといいなと思いました。ぜひうちの(赤磐市内の)かかりつけにもご紹介したいわ…という方がおられましたら、お声かけください。お話をしにパンフレットを持って足を運びたいと思います。
あっという間に2014年も最後の月となりました。
みなさまにおかれましても、一年のよい締めくくりができますように…
(あかいわ発達障害支援センター 相談員:原 未春)
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グループホーム建設寄付 御礼
今月も温かいご寄付、ありがとうございます。
子ども達の夢を現実の形にするため、大切に使わさせていただきます。
【ご寄附をいただいた方】 (2014.11.30:現在)
● S.F 様(西脇市) ● A.O 様(岡山市) ● M.S 様(瀬戸内市)
● オレ・カナー 様(草津市) ● K.T 様(枚方市) ● K.Y 様(岡山市)
● 匿名希望 I 様(赤磐市) ● H.M 様(赤磐市) ● 匿名希望 T様 様(岡山市) ● 匿名希望 N 様(東京都)
ありがとうございました。今後とも、応援よろしくお願いいたします。
寄付金振込口座 中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽美智代
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以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。
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