sorry,Japanese only
平成27年4月30日
第204号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
204号 目次
ヨモギの草餅
自閉症啓発セミナーの報告
即実践講座のお知らせ
平成27年度育てる会総会のお知らせ
キッズルーム・18歳の春を目指すクラブ ・つばさの会 報告とお知らせ
『俺ノート』の会・OHAの会・さをり織り教室 お知らせ
陶芸教室・木工教室 開催予告
クローバーの会・水泳教室・サッカークラブ 報告とお知らせ
私のお薦め本コーナー
「発達障害の子に「ちゃんと伝わる」言葉かけ」
ぐんぐんだより
赤磐ぐんぐん・ぐんぐんキッズ
支援センターNEWS
グループホーム建設寄付 お礼
春の暖かい日が続いています。
休耕田に住み着いた雉が、今年も賑やかな声でメスによびかけています。
田んぼの畦には、たくさんのヨモギが新芽を出しています。
ズーッと前ですが、草餅をつくってみたことがありました。
昔のヨモギと今のヨモギは、どこか香りが違うように思えました。色は同じなのですが、香りや味が淡白でヨモギ独特の風味や香りがないのです。
タンポポだって在来種は、西洋たんぽぽの脅威にさらされているとのことですから、ヨモギも昔とは違うのではないでしょうか。
5月の連休は、どこかへお出かけされたでしょうか?
我が家は、夫婦で風邪をひいてしまい、どこへも行かず、養生に明けくれました。
そんな親たち二人ともが、風邪でうんうん言っているのに、哲平だけは、元気いっぱいです。いつものように日課の6.6kmのトレーニングはするし、庭の草取りも一人黙々とやってくれました。
本当に病気に強い子です。そういえば、インフルエンザにもかかった事がありません。
昔お父さんがインフルエンザにかかって、うんうん唸っていた時、哲平は、父さんのベッドにもぐりこんで、一緒に寝ていました。誰も入れないようにこの部屋には、鍵をかけていたのに、なんとベランダを通って、この部屋のかぎの掛かっていない窓から入ったようです。私が発見した時には、父さんの横で「起きて、起きて下さ〜い!!」とお父さんを起こそうとしていました。
そんなことしても、哲平は、お父さんの風邪をもらいませんでした。この子は、特別なもので守られているのかもしれない・・・そんな風に思ったものでした。
さて、私の風邪が夫にうつり、その夫も咳を度々します。すると、なんと無慈悲な哲平君は、「お父さん、咳しません!!」と言います。今年の風邪は、咳をし始めると止まりません。
可哀想にお父さんは、咳をこらえて目を白黒です。
咳をしている人や、泣いている人など、普段と違う事が、嫌いな哲平です。一応、我慢をするように教えています。
「咳をしません!」ではなく、「大丈夫?」と言うように教えていますが、難しいです。そこで、“大丈夫”と書いた紙を用意して、わざと咳をしながら、それを見せてみるようにしました。
私が、咳をすると、「大丈夫!」と断定するようないい方で、哲平が言います。私は、すかさず「ありがとう!」と言います。これを繰り返し練習して、そして、お父さんにも試してみると、お父さんが、咳をするとそれにおっかぶせるように、「大丈夫!!」と強い口調で哲平が言います。「だいじょうぶ?」という思いや気持ちが入っていないので、しかたはないのでしょうが、 哲平にものを教えるのは、難しいですね〜。
どなたかいい方法を教えてもらえませんか?
さて、今年もいよいよ育てる会の総会の時期が近づいてまいりました。
総会は、一年のけじめです。事業報告や決算報告、そして、これから一年の育てる会の方針を語る大切な日です。
出来るだけ大勢の方にお集まりいただけたらと願います。どうしても来られない方は、同封の委任状かメールでの連絡をよろしくお願いいたします。
総会の後は、ゆっくり座談会を行いたいと思っております。日頃話せない悩みや想いを話せたらと願っております。日時、場所は以下の通りです。
日 時:平成27年5月20日(水) 10:00〜12:00
場 所:きらめきプラザ 大会議室2・3(岡山市北区南方2‐13−1)
今年の育てる会は、新しい企画目白押しです。
お父さんたちでつくるおやじの会が、やっと始動します。
いつもお酒を飲むばかりだったおやじさんたちが、重い腰をあげました。
夏休みに陶芸教室を行うそうです。玉野市在住で、とてもやさしい陶器をつくられる陶芸家の十河隆史さんを講師にお招きして、育てる会ではじめての陶芸教室です。
手づくりした器は、上手下手は関係なく命が宿って見えます。一生懸命が、形に現れるせいでしょうか。そういえば、以前哲平もたくさん手ひねりで、備前焼の器や花器を作りました。彼のつくるものは、独特の味があって、私が作るものよりも魅力的です。皆さんも、お父さんと一緒に陶芸教室、いかがですか? 詳しいことは、会員のページをご覧ください。
また、バーベキューや、山登りなど、お父さんたちの企画は、次々あるようです。
これからのおやじの会、おおいに期待しています。
次に新たに始まる企画は、さおり織り教室です。
キリン福祉財団から助成金をいただいて、織り機を購入しました。
定員を満たしましたので、5月12日(火)開講です。
講師は、津山市在住の安藤毅さんと、安東英子さんです。
安藤毅さんは、自閉症でさおり織り作家という方です。その実力は、さおり織りの創設者の城みさを氏にも、その才能を認められた方です。多くの素晴らしい作品を作られています。また、個展などもされていますので、その折は、ご案内をいたしましょうね。
参加募集を先月号のチラシでさせていただきました。ご応募いただいた方は、全員参加いただけますので、当日は、どうぞ、9時30分に遅れないようにお集まりください。
持ち物は、筆記用具だけでいいです。
第一回は、織り物をする基礎から教えていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
今年は、大きな企画としては、サン基金さんより助成をいただいて、日帰りのバス旅行を行います。
どこへ行くかって?? 楽しみに待っていてくださいね。
いつ行くかって?? それもお楽しみにです。
また保護者対象の研修会を企画しています。
詳しいことは、もう少しお待ちください。
以上4つの新たに始まる会員対象の企画です。
毎年、楽しい事、そして私たちに出来る事を考え、企画しています。
こんなに活動的な会は、他には例を見ないと、いろんな方から言われます。
その原動力はなんですかと聞かれました。
それはね、「楽しいから」です。
みんなが喜んでくれるのを見るのが、好きです。
そして、好評ならどんどんそれを続けていくばかりです。
水泳教室も、サッカー教室も、AAOも、キッズルームも、参加してくれる子どもたちやお世話してくれる人は、次々替わっていったけれど、17年、18年と続いています。
子どもの為の活動だから、子どもが楽しめたらそれが親にとっては、ご褒美なのです。
いつになっても変わらない事、それは子どもたちの喜ぶ顔を見たいという思いです。そしてその笑顔が見られるから、[楽しい]のです。楽しいから続く。楽しいから、次はもっと、と思えるのでしょう。そんな風に会をやっているから、活動的なのではないでしょうか?
育てる会は、子どもをどんな風に育てていきたいかを、常に問いかけている会です。この会に入っていると、子どもたちの将来の事を自然に考えるようになります。
大人になった時、どんな人になっていて欲しいかを考えるようになります。
18歳の春を目指す会は、それを考えて今をどう過ごしていくかを考える為の会です。
小さい時は、18歳なんて、ず〜と先の事のようでしょう? でもね、あっという間に子どもは大きくなって行きます。
18歳の時、高校や高等部を卒業する年に、どんな人になっていて欲しいですか?
自閉症は治っていて欲しい、なんていうのはなしですよ。
自閉症という障害は持っていても、その子なりの力を発揮して、働く大人になっていって欲しい。そんな風に願って、私たちは、この会を運営しています。
働く大人に育てる会です。
自閉症の人だからこそ出来るお仕事が、たくさんあります。
お仕事が、大好きな人に育てていけばいいのです。お仕事好きだから、お仕事がやれます。
小さい頃から、コツコツ取り組まないと、お仕事好きな人にはなりませんよ。
まさに小さいからこそ、今からやればいいのです。どんな風にすればお仕事好きに育てられるでしょうか?
聞いてください。先輩のお母さん達に。
そして、来年の4月には、グループホームが完成予定です。
グループホームに入るには、どんなスキルが必要か、、、、それを見える形でみなさんにも伝えたいと思っています。
身辺自立や自分の部屋の掃除、洗濯、他の人と一緒に暮らす為のルールなど、学ぶべきことは、たくさんあります。
育てる会では、これから大きくなっていく人たちの為に、自閉症の人の為のグループホームを次々と作っていく予定です。このグループホームに入りたい人は、ちゃんと子育てをしてください。そうでないといくら正会員のお子さんでも、お入りいただくことが出来ませんヨ。
皆と一緒の生活ですから、自分の事は自分で出来なければなりません。
部屋の掃除や洗濯は、自分一人でできますか?
毎日の洋服は季節やTPOに合わせて自分で選べますか?
食事は、好き嫌いなしになんでも食べられますか? どうしても食べられないものは、適切にそれを伝えられますか?
世話人さんや支援員の方の指示に従えますか?
身辺自立も掃除、洗濯も学校や療育機関で教えてもらうものではありません。親が、日常的に教えていくしかないのです。
解りにくい子には、その子に合わせて解るように教えていくしかありません。子どもの事を一番解っているのは、母を置いて他にいるでしょうか?子どもの将来を決定するのは、母です。一生親と暮らすのか、それとも親から離れて、自立の道を歩くのかは、小さい頃からの母の努力しだいだと思います。
だから、18歳の春を目指してコツコツ育てていくのです。のんびりしている暇はないのです。あっという間に18歳は、そこまで来ている・・・それを自覚するかしないかで、これからの子どもの人生が変わってしまいます。
少し脅かしすぎたかしら?? と思いつつ、なんだか今日は過激な私です。
グループホームの設計が進んでいます。
とても素敵な設計士さんと出会えました。とってもユニークな素敵なグループホームの設計図や模型が出来てきています。
皆さんにお見せできるのは、もう少し後になると思います。
予定では、9月着工、2月完成予定。4月入居の予定です。
グループホーム入居予定者の親と設計士さんとで、何度も会議を持っているところです。
もう少しで最終的な設計図が、出来あがってきます。
楽しみですね〜。
グループホームの為に、たくさんのご寄付をいただいております。感謝です。
けれど、まだまだ、たくさんの借入れ金が要りますので、どうぞ、ご協力いただけますようよろしくお願いいたします。
去年の春には、咲かなかった藤の木に花が咲きました。
すっかり枝を哲平君に切られた藤の花が、復活しました。
このいきさつは、会報189号をご覧ください。
この日に我が家の前の道にグーグルの車がやってきました。車の上に丸い360度カメラを乗せた車でした。
グーグルマップに偶然この時の哲平と私が写っているのを見つけました。
2014年1月撮影とあります。哲平が脚立の上に乗って、藤の枝を切っていました。
面白いですね。いい記念になるな〜と思いながら、時々見てます。
そんなこんなで、会報204号やっと発行です。
皆さん、春は、一年中で一番過ごしやすくワクワクする時期ですね。花は咲き、新緑の美しい季節です。
なんだか楽しい事が、いっぱい起こりそうなそんな予感でいっぱいになるこの季節が大好きです。
会報は連休明けになってやっと完成というような次第となりました。代表の駄文待ちで、毎度の遅れとなりました。申し訳ないことです。
次は頑張りますので、今回は風邪のせい・・・ということでお許しくださいね。では皆さん、お元気で、さようなら
(育てる会 代表 鳥羽 美千子)
自閉症啓発セミナーの報告
平成27年4月4日(日)岡山ふれあいセンター大ホールにて、世界自閉症啓発デーを記念しての「第81回 育てる会 自閉症啓発セミナー」を開催いたしました。
川崎医療短期大学講師の重松孝治先生をお招きして『今さら聞けない自閉症 基本の「き」 〜みんなで学びましょう、その基礎の基礎から、応用、実践まで〜』のテーマで、啓発デーにふさわしく、できるだけ専門用語を使わないわかりやすいお話しをしていただきました。
当日参加された保護者の方からの報告と、アンケートが届いていますので、その一部ですが紹介させていただきます。
(なお、今年度よりセミナーの名称を、従来の「自閉症児の自立を果たす為の支援者養成セミナー」から、「育てる会 自閉症啓発セミナー」に変更させていただいています)
先日、4月4日(土)川崎医療短期大学の重松孝治先生による「今さら聞けない自閉症基本の『き』」の講演会に参加しました。
これまでも、保育園に通う自閉症スペクトラムの診断の出ている息子の支援のヒントになればと、育てる会主催の色々な講演会には母親の私は参加してきましたが、夫である父親は仕事も忙しく、また専門的な本を読むことや講演会はなかなか誘いづらかったです。
普段から、息子は「パパもママも大好き!」、夫も「可愛い面白い息子」と親子の関係は良好で、休日や仕事から帰ってきてから、積極的に子育てをし、遊んでくれる夫です。
ですが、「息子のどのあたりが自閉症なのか、正直よく分からない」「子どもって普通こんなもんなんじゃない?」「わざわざ書いたりスケジュールで伝えなくても、言えば分かるんだからいいんじゃないかなぁ」と障害や特性については、可愛いわが子だからこそ、理解が難しい様子でした。
今回の講演会のテーマが「初めて自閉症児と接する方にも分かりやすく、また実践的に普段の生活にも応用できるようなお話し」と聞き、これだ!と、夫にも参加をお願いしました。
お話しは「さっすが、重松先生!」という内容で、レジメに詳しく細かい部分を書いておいてくださり、お話しの中では専門的な言葉は使わずに、具体的なエピソードをちりばめて、「なるほど」「だからこうすればいいのね」と思えるお話しをたくさんしてくださいました。
導入部分では、
「見た目で分からないからこそ、まずは『正しく知る』ことが大切」
「自閉症は『ただ違っているだけ』。その違いを尊重し、その違いを大切にすることで伸びていく」
「その子なりにゆっくり伸びていくから、家族皆でその子が伸びる方法を考えていく」
「皆でしっかり考えあって、そこで決断したことは、『そこが一番』と思って家族一丸となって考えていくことが大切」
と、力を込めてお話しくださいました。
「障害による混乱か?それとも単なる我儘か?」というよくある質問について触れられ、
「それを厳密に分けることはできない。どんなことに混乱しやすいのかを知り、我儘だとしてもただ叱ればよいというのではなく、自閉症の人の理解の仕方を知り、具体的に教えていくことで解決していけばよい」
「抽象的に『仲良くしなさい』『優しくしてあげて』『お利口でね』と言うよりも、具体的に『赤ちゃんはベビーベッドの外から見ているだけにしよう。泣いたらお母さんを呼んでね』と言うように、具体的に求められている行動を伝え、それができたことをしっかり褒めていくことが大切」
と言われた部分は、普段夫と話をしていて「そこまで細かく伝えておかなくてもいいんじゃない?」「何回も確認しておかなくても、もう分かる年頃でしょう」と言う場面と重なり、夫も「あーなるほど」「だからか」と理解してくれました。
また大人になるには、どんな子育ての方針が必要なのかについても触れられ、
「幼児期には、発達の基礎を固める時期だから、本人に配慮された現場で、色々なことに取り組み、選択肢を増やしていく」
「学齢期には、本人なりに学び育つ時期だから、子どもが使える色々な支援グッズ(視覚支援やスケジュールやPECSなどのコミュニケーションツール)を使って、学習を進めていく。この時期に、色々なことを学んでおくことが優先」
「思春期には、自分らしさを見つける時期だから、得意と苦手・好きと嫌いなど、自分の特性を知り、それについての解決手段を見つけ、相手に相談したり依頼したりする力を育てておくこと」
などを大切にしていくと良いとお話しされました。
最後には、「自閉症の人にある長所・苦手を知り、長所の部分を本人の興味ある部分で伸ばしていき、短所を克服ではなく、どう補っていくかを考えていくことが、発達には大切な視点」であり、「本人に合わせた支援の手段は積極的に取り入れて。『○○があればできる』というものをたくさん持っておくことで、本人の可能性が広がっていくし、色々な状況で協力してもらえやすくなる」と言われ、「自閉症の人の違いを尊重し、本人に合うやり方を見つけることで、伸びていく力を持っていますよ!」と力強いお話しをいただきました。
初めて自閉症の講演会にいっしょに参加した夫からの感想です。
自閉症の人は、普通の人より伝える事・理解する事が苦手なだけだということを知りました。その能力が全くない訳ではなく、苦手なだけ。
どうすれば本人の伝えたいことを理解してやれるか、どうすればこちらの伝えたいことを理解してもらえるか、それが大事であるし、難しいのだろうと思いました。
自分の息子も自閉症と診断されています。専門家から見ればそうなのでしょうが、「ああ、自閉症だな」と思ったことは正直ありませんでした。ですが、セミナーに参加して、考えてみると、確かにコミュニケーションがうまくできない時もありました。
自閉症に限らず、親として当然のことかもしれませんが、何を言いたいかどうしたいのか分からない時もキチンと聞いてやり、こちらが話すときも、順序や理由やするべきことを分かるように話すようにして、理解しやすくということを意識していこうと思います。
参加してもらってから、これまで以上に「○○をしてから○○だよ」と具体的に伝えてくれたり、約束やルールを最初に伝えてから遊んでくれたり、「あと○回ね」とした約束をお互いに守ったり、本人がやりたいパズルなどにヒントを出しながら一緒に最後まで取り組んでくれたりと、自閉症の息子に合わせた関わりが今まで以上に上手になってきました。
また、これまではあまりできなかった「こういうところが自閉症な特性だけど、こうすればうまくいくよね」ということを伝えた時に「そういううまくやれる方法をたくさん増やしてやりたいね」と賛成してくれ、支援グッズを使うことにも賛成してくれることが増えてきました。
今回、重松先生の講演会に誘って一緒に同じ講演を聞けたことで、子育ての方針や関わり方の一本化もでき、本当に良かったです。重松先生、ありがとうございました。
(保護者 M)
【保護者の方からのアンケート】
● 分かりやすい言葉でいろいろな例をあげながらお話していただいたので、とても分かりやすかったです。
分かっているつもりでも、なるほどなぁと思わされることがたくさんありました。
また、初心に戻って新しい学年を頑張っていきたいと思いました。
自閉症のことももっといろんな人に伝えていきたいなと思いました。
● 昔と違い、自閉症に関することが進歩してきているなと思いました。自閉症本人たちの気持ちを分かってくれる人が増えるように願っています。
【家族(おじいちゃん・おばあちゃん)からのアンケート】
● 孫が少しききわけが悪いことなどで参加しました。発達障害について基本がよく分かり具体的な改善方法をその都度言ってくださったのでとても参考になりました。思っていた以上の収穫がありました。
● 祖母の立場で聞かせていただきました。離れて暮らしている孫が帰省するたびに成長していく姿がうれしい時もあり、戸惑うこともあり。少しでも理解を深めて息子夫婦の応援団でいてあげたいという思いです。具体的な例が実に分かりやすくて、なるほど!と思うことが多くありました。豊かな人生を送れるように励ましていきます。
【先生方からのアンケート】
● 禁止するのではなく、代わりの表現方法を教えてあげることが大切だと教えていただき、その通りだと思いました。実際に行っていきたいと思いました。(小学校教諭)
● スケジュールについて“スケジュールがないと動けなくなるとこの子が困るのではないか”と思い、使用を迷うこともあるが“使える手段を増やす”ということを聞き(学び)子どもの可能性を狭めたらいけないなぁと思った。(支援学校教諭)
【保育士の方からのアンケート】
● 専門用語を使わず話をしてくださるのは大変だと思うのですが、本当に分かりやすく話してくださってとてもよかったです。今日の話をそのまま新しく加わった障害児担当の職員に話して分かってもらえると思います。園内の職員に少しずつでも自閉症の子どもの理解をしてもらえるように頑張る力が湧きました。
● 現場の支援員、園の先生、保護者、学校の先生、子どもに関わるあらゆる人に聞いてほしいと思う講義でした。例がいつも分かりやすいです。
【支援員の方からのアンケート】
● 何年たっても基本は何度でも聞きたい。1つでも自分の仕事にいかしていきます。
● 支援者として“声掛けは刺激になる”ということを頭に入れ、なるべく“喋らない”という支援を行っていました。しかし、それはコミュニケーションとして不自然であることを理解することが出来ました。知識を増やすことで間違った情報もあるため日々勉強したいと思いました。
教師・保育士対象 即実践講座 お知らせ
☆ 第1回 ☆ 平成27年5月13日(水)19:00〜20:55
テーマ : 自閉症スペクトラムとは(1)
場 所 :岡山国際交流センター 国際会議場 (岡山市北区奉還町2-2-1)
第1回に限り国際交流センターです。
第2回以降は 原則、県生涯学習センターで開催の予定です。
対 象 : 教職員・保育士やそれを志す方、施設・福祉関係職員の方 対象。
(申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)
講 師 : 門 眞一郎 先生(児童精神科医:京都市児童福祉センター)
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円(賛助会費含む)
欠席された回の講義については、BDをお貸しします。
今年度の即実践講座がいよいよ始まります。
今年も門先生が京都から毎月講演に来ていただけることになりました。貴重な機会ですので、ぜひ多くのみなさんの参加をお待ちしています。
途中からの参加でも、それまでのビデオ(ブルーレイ)はお貸しいたしますが、出来れば最初から参加されて、熱い想いの大勢の支援者の方といっしょの講義をお勧めします (^_^)
平成27年度育てる会総会のお知らせ
平成27年度 特定非営利活動法人岡山県自閉症児を育てる会の通常総会を下記の通り開催いたします。
正会員の方は、同封の案内状・委任状をご覧ください。
日 時:平成27年5月20日(水)10:00〜10:30
場 所:きらめきプラザ 大会議室2・3(岡山市北区南方2‐13‐1)
議 事:1.平成26年度収支報告
2.平成26年度事業報告
3.平成27年度役員選任
4.平成27年度収支予算
5.平成27年度事業計画
(総会終了後、10:30〜12:00の時間で座談会を行う予定です) (正会員 限定)
キッズルームのお知らせ
キッズルームでは、岡山大学児童文化部のお兄さん、お姉さんが子ども一人ひとりについて一緒に遊んでくれます。
もちろんお父さん、お母さんや兄弟と一緒に遊ぶこともできます!
ビッグボール、パズル、ストラックアウト、トンネルなどなど、いろんなおもちゃで遊んだり、人形劇(影絵劇の場合もあります)を見たりして楽しい時間を過ごすことができます♪
小さいお子さんでも参加しやすいイベントですよ!
日 時:6月21日(日)13時〜15時
場 所:岡山大学 第二体育館
持ち物 :うわぐつ、お茶
申込締切:6月10日(水) (正会員 限定)
参加を希望される方には、プロフィールを出していただくことになっています。
まだプロフィールを出していないという方は、申し込みの際に事務局まで送って下さい。
申し込みや質問などは、育てる会事務局(086−955−6758)まで。
18歳の春を目指すクラブ お知らせ
5月より今年度の活動が始まります。ぜひご参加ください。
日 時:平成27年5月8日(金) 10:00〜12:00(受付9:50〜)
場 所:東山公民館 美術工芸室((岡山市中区平井4丁目13−33)
内 容:顔合わせ、IEPの作成
持ち物:IEP作成用の資料「指導目標サンプル一覧」(継続会員の方)
資料がない方はこちらで用意します。 (正会員 限定)
つばさの会の報告とお知らせ
つばさの会は平日に活動している「18歳の春を目指すクラブ」に参加するのが難しいお母さん達が、土日に集まって勉強している会です。
今回も2名の方が新しく参加して下さいました。
新1年生のお子さんと来年度1年生になるお子さんのお母さんだったので今現在の悩みや進路についての話が出ました。
その時期を経験した他のお母さんたちが体験談などを語る中で、いろいろな話が出て盛り上がりました。
子どもの年齢層が幅広くなってきたので、今後の方向性は参加者のニーズにあわせて変わっていくと思いますが、さまざまな意見を取り入れて進めていきたいと思っています。ぜひ、ご参加くださいね。
次回は引き続きサポートブックの作成に取り組む予定です。
日 時:5月24日(日)10:00〜12:00
場 所:おひさまハウス(育てる会事務局)
参加希望の方は、事務局(Tel.086‐955‐6758)にご連絡ください。 (正会員 限定)
『俺ノートの会』のお知らせ
『俺ノート』の会です。
参加は小学校高学年(四年生)以上の男子です。興味のある方、ぜひ見学にいらしてください。
それでは今回も作品を紹介します。
S君の今回の作品テーマは、『にくぅ〜っ!!!!(肉)』です。
きれいな赤色のお肉やウィンナー、こんがり炭火焼き肉など、美味しそうものがいっぱい貼ってあります。
色々な雑誌から集めた美しい(?!)お肉たちが ぎっちり並んでます
なんてお肉ってきれいなんでしょう♪O(≧∇≦)O !!
会報では色がお見せできないのが残念です。
お腹が空いた時にみると、悲鳴がでそうな作品です。
それでは次回予定です。
日 時:5月23日(土曜日) 14:00〜16:00
場 所:おひさまハウス
持ち物:のり、はさみ、ノートや画用紙、切り抜き用雑誌など、休憩用のお菓子や飲み物
参加希望の方は、事務局にご連絡下さい。 (正会員 限定)
OHAの会のお知らせ
OHAの会は高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害で知的障害のないタイプの子どもを持つお母さんのための会です。
今月もお母さんからの感想が寄せられているので紹介します。
本読みは睡眠についてでしたが、睡眠薬の取り扱いで大変なことになったエピソードには驚きました。我が家は救急箱を少し高い所に置いていて、子どもも説明書きを読むのが好きなので油断していましたが、これからはどんな薬も大人に相談してから扱うことを徹底しようと思いました。
後半は、進級してからの様子などを話し合いましたが、初めての宿泊行事について色々なアドバイスをもらえて、とても参考になりました (F)
息子は生まれたときからなかなか寝てくれず、おまけに寝たと思っても、4〜5回は朝までに起きる・・・こんな生活をしていたのを思い出しました。
本当に苦労しました。
今でも、心配事や不安があると寝つきが悪いので、音楽を聴いたりして気持ちを切りかえられる様な事を試してみたいと思います。 (T)
【次回の OHAの会】
日時:平成27年5月29日(金) 10:00〜12:00
場所:きらめきプラザ 小会議室 3
アドバイザー:利守 愛子 先生 (臨床心理士)
持ち物:「青年期のアスペルガー症候群 仲間たちへ まわりの人へ」 ルーク・ジャクソン:著(スペクトラム出版社)
今年度の参考書籍です。お持ちでない方は事務局で手配します。
参加費:1000円 (書籍購入希望の方は、別途1900円・・書店よりお買い得です)
申込み:育てる会 事務局 (п@086‐955‐6758) (正会員 限定)
さをり織り教室開校 のお知らせ
先月号のチラシで募集させていただいた通り、キリン福祉財団より助成をいただいての「さをり織り」教室が開校します。
代表の巻頭文にあった通り、津山より安東英子さんと、息子さんのさをり織り作家の安東毅さんを講師にお迎えしての教室です。
まずは、お母さんたちに、さをり織りの糸の取り方や織り方を学んでいただいて、家庭や子ども達と一緒に織っていただこうという教室です。
基礎から教えていただきますので、安心してご参加ください。織り機や糸は、準備いたしますので、持ち物は筆記用具だけで結構です。
それでは、楽しい「育てる会 さをり織り教室」の始まりです。
【 第1回 さをり織り教室 】
日 時:平成27年5月12日(火) 9:30〜12:00
場 所:おひさまハウス 離れ和室 (赤磐市和田194‐1) (正会員 限定)
おやじの会主催 陶芸教室 予告!
今年の夏休みに、おやじの会の主催で子どもたちのための陶芸教室を企画しています。
講師は、陶芸作家の 十河 隆史 さんです。
作った作品を、十河さんの窯で焼きあげてもらうという本格的な教室です!!
詳細は決まりしだい改めて会報でお知らせいたしますが、とりあえず予定だけをお知らせしますので、カレンダーに書きこんでおいてください (^_^)
日 時:平成27年8月8日(土) 14:00〜16:00(予定)
場 所:岡山市東公民館 美術工芸室(岡山市中区高屋344‐1) (正会員 限定)
主催はおやじの会ですが、子どもたち優先なので、お父さんの都合のつかない方はお母さんとの参加でもOKです。また、簡単なアシスタントも2人ほどお願いしたいので、
一人でも大丈夫なお子さんや、ご両親で来られる方がいらっしゃいましたら、手を挙げていただければ助かります。
夕方からは、お父さん方にもう一度集まっていただいて、打ち上げ&懇親会も行いたいと企画していますので、こちらの方もぜひご参加ください。もちろん、陶芸教室・懇親会、どちらかの参加でも歓迎です!! よろしくお願いします。
木工教室 予告!
続いて、同じく夏休みの予告です。
今年も木工作家の川月清志先生に教えていただく、恒例の木工教室があります・
日 時:平成27年7月26日(日)
場 所:岡山県生涯学習センター 木工教室(岡山市北区伊島町3‐1‐1)
作品(キット)案や時間など詳しい事は、次号の会報でお知らせします。 (正会員 限定)
こちらもカレンダーに書いておいてください。
クローバーの会 報告
3月8日にはガトーショコラ作り、4月18日にはバーベキューをしました。
今年度は、日程を再調整することも多くご迷惑おかけしましたが、少しでもメンバーに楽しんでいただけたでしょうか?
みなさんから一年間の感想を頂きました。
バーベキュー、久しぶりのクローバーの会、楽しかったです。今回は、買い物から皆で行ったので良かったです。皆中学生以上になったので、今まで、親が準備していたことを少しずつ、子供達がしてくれたらいいなと思います。 (Rママ)
神戸バス旅行やバーベキューの活動がとても楽しかったです。皆違う学年学校、職場にいるけど、会って色々な話をすると楽しいし、ほっとします。一緒に活動するのが楽しみです。 (Yちゃん)
この一年間、なかなか参加することができず、都合の良い日だけ参加するかたちになりました。いつ行っても変わらず接してもらえる空間は子供にとってまた親の私にとってもありがたいことでした。クローバーの会っていいなと思います。
ずっと続けていきたいと思います。 (Sママ)
この会を通して、メンバーと会話する中で自分にとって興味のない話でも、きちんと
聞いてる姿に成長を感じました。一方で、自分の好きな話を一方的に相手にしている姿が見られ、支援の必要性発見でき、この会に参加して良かったと改めて感じました。
少しずつメンバーについて理解を深めている様子がみられ、親としてとても嬉しいです。(Hママ)
26年度は、日程調整が困難となり参加人数的には、ちょっと寂しい活動となりました。
しかし、少人数の活動は、ゆっくり相手の話を聞くことができたり、お互いを深く理解するチャンスだった様に思います。これからも、細く長く継続し、メンバーの拠り所になってくれれば何よりです。バーベキューへの参加ありがとう。また会いましょう!(Mママ)
水泳教室のお知らせ
日 時 : 平成27年5月17日(日)15:30〜17:30
場 所 : OSKスポーツクラブ岡山 3階ロビー(岡山市北区絵図町1-50)
連絡先 :育てる会事務局(Tel.086‐955‐6758)
当日のキャンセルは担当まで・電話またはSMSにて連絡してください。
★新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
★欠席される方は5月14日(木)までに連絡してください。
暖かくなってきて、特に泳ぐのが楽しい季節になってきました。
体験してみたい方は、1回 1000円ですので、気軽に参加してください。 (正会員 限定)
プールは正会員限定で、育てる会で貸し切っていますので、安心してお越しください。
サッカークラブのお知らせ
5月はお休みです。
ぐんぐん だより |
赤磐ぐんぐん
今回は新年度になって、療育部屋で変わったところを紹介します♪
子どもたちが遊ぶ部屋のレイアウトを変えました。
一人一人の遊ぶところをパーテーションで区切りました。
左側がままごとスペース、右側はプラレールなどを広げて遊ぶスペース
左側は相手が必要なオセロなどのゲーム、右側は絵本やにぬり絵などのコーナー
PECSを使っているお子さんは、個人用のPECSボードを使って、遊びの選択と要求
子どもたちの反応は「なんかちがーう。」「これなんだー。」との反応が。
遊ぶスペースが区切られていることで、他の子どもたちが遊んでいるものが目に入らずに集中して遊ぶことができています。
区切られていて、自分と遊んでいるスペースと他の子が遊んでいるスペースがわかりやすいため、以前より「一緒に遊ぼう。」「貸して。」と自発で伝えることができています。環境を整えることで子どもたちの姿が変わってきました♪
環境を整えることの大切さを改めて感じました。また次回も療育の様子などを紹介します。
赤磐ぐんぐん 療育スタッフ☆
ぐんぐんキッズ
ぐんぐんキッズ4年目がスタートしました。新たにあかいわぐんぐんから新規さん十数名を迎えてのスタートです。今年はどんな成長を見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです。
ぐんぐんキッズのお部屋の中をリニューアルしました。スタッフみんなで図面とにらめっこ。実際に家具を動かしたり、子どもになったつもりで机についてみたりして、アイディアを出し合いながら『子どもたちの過ごしやすい』療育部屋を考えていきました♪
一部ですがご紹介しますね。
先生とワークのコーナー 一人でワークのコーナー
リニューアルしたキッズを見た後の鳥羽代表の「いいんじゃな〜い。なんだかワクワクするわね!」の一言に手ごたえを感じたスタッフです(笑)子どもたちからも「あんまり変えてほしくなかったけど使いやすい」となかなかの評判です(*^_^*)良い変化は柔軟に受け入れられる様です。
継続の子どもたちも新規の子どもたちも今まで使っていたツール(スケジュールやリマインダーなど)があることで、新しい環境でも落ち着いて過ごすことができています。自分に合ったツールの大切さを改めて感じています。
ぐんぐんキッズ 療育スタッフ☆
支援センターNEWS
今年はゴールデンウィーク、シルバーウィークと暦に恵まれているらしく、センターでもずいぶん前から休みの計画を語ってくださっていた方がいます。
各々にすてきな休日が過ごせているといいな〜♪と思いながらこの会報を書いています。
例年にならって、今年度も自閉症啓発デーで幕開けをした当センターです。今年は天候にも恵まれたので、春休み中の子どもたちも育てる会からお手伝いいただきました。みなさん働き者で大変助かりました。「自閉症啓発デーはブルーライトで啓発」というのも近年メジャーになってきたので、来年度は(重松先生にならって)ブルーのドレスコードで集まりましょう!ありがとうございました。
いよいよ、支援センターも6年目に突入!
今年はなんと赤磐市の広報誌に、発達障害の特集ページを組んで下さることも決定しています。伝えたいことが多く、大容量になってしましましたが、福祉課も広報担当者とかけあって下さり、前代未聞のトップ記事となりそうです。(皆さんのご協力が、大変ありがたいです。)
今までも、コーナーに少し紹介を載せていただいたこともあり、そちらを見て相談に来られた方もいらっしゃいました。市内の方の目に入りやすい情報源だということは分かっていましたが、載せられる情報が限られていたので、(この4月にも幼稚園の支援員や市内の図書館のスタッフなどに、発達障害に関する研修をさせていただきましたが、そういった方々の中にも)当センターの活動や活用の方法について知らない方がまだまだいらっしゃいました。
相談に来られた保護者の方にも、
「自分たちと同じように、発達障害を正しく理解していないために、発達障害に対するマイナスイメージを持っている人は多い世の中だと思う。地域に向けた啓発もしっかりしてほしい」
と要望をいただいたことがあったので、今回の記事を読んで、一人でも多くの方が身近にあることとして受け止めてくれたらいいなと思っています。
またここでは、今年度からスタートします「絵カード推進事業」についても触れています。
以前も会報で進捗を報告してきましたが、いよいよ実施されます。療育で練習した絵カードを使用してのコミュニケーションが、地域の店舗で使える、つまり「こんな子でして・・・こういうことを練習していまして・・・」などの細かい説明なしに(絵カードを見て、店員さんにどんな対応をして欲しいか分かるように作ってあるだけで)買い物ができるというものです。
ただし、使用する絵カードについては、必ず子どもも見て理解できるもので、かつ事前に家庭などで練習した上でご利用下さい。
絵カードを使ったコミュニケーションを療育の場面だけでなく、地域に活用の場を増やし子どもたちに汎化の機会を作ろうということから始まりました。
買い物に協力して下さる店舗のみならず、同じお店を利用して買い物をしている地域の皆さんにも理解していただくことが必要なので、広報誌の活用で広く一般に知っていただくと効果的であると思います。全国的にみてもユニークで先駆的な取組みですが、地域の方には特別な意識ではなく、ごく自然に買い物風景の一つとして受け入れられていくといいなと思っています。
※市外にお住まいの方でご興味のある方は、赤磐市ホームページから
「広報あかいわ 平成27年6月号」をご覧下さい。
中堅の先生方が産休に入られたり、公立の幼稚園と保育園間では異動があったりと、若い先生方の活躍が求められつつある赤磐市。子育て支援課や学校教育課からも、職員育成に係る場の提供や協力依頼をいただいたことがきっかけで、今年度はセンター主催の赤磐市内支援者のための夜間連続講座を企画してみることにしました。
やはり、現場に入ってみて思うのは、単発の勉強会に代表者の方が参加されてそれを現場に持ち帰って、共通認識を持つことはなかなか困難であるということ。そして、現場で日々子どもと向き合っている先生方は身近に相談しあえる相手を求めているということ。また非常勤の先生はそうした研修の機会や相談の機会が少ないが、個別対応を必要とする子に接する機会が多いということ。
それらから、自己啓発という形にはなりますが必要性を感じる方は誰でも参加ができて、しかも(市の事業なので)無料で、日常感じている課題を共有したり学びあったりできる場になれば良いと考えました。どこかの町の障害児指定園がやっている特別な対応ではなく、「明日園でできること」とうい感覚を持ってくれたらいいなと思います。それに向けても早速、これから準備をして行かねばなりません。
そして、今年は年度スタートして間がない内から、PTA向けの講演依頼も入ってきています。園や学校が保護者も積極的に協力者に位置づけたいという動きが活発になってきたためと感じます。保護者対象に、「専門用語を使わず分かりやすい言葉で伝える」という重松先生ばりのオーダーに対し、頭を悩ませながらもちょっとしたアイデアを思いつきました!こちらも「発達障害」という言葉やイメージに対し垣根を低くしてとらえてもらおうというもの。地域のボランティア団体や、療育スタッフに協力していただきながら、講演の内容を工夫していけたらいいなと考えています。
さまざま、今年も新たな活動を計画しています。
ただ、ここに来て少し5年分の活動の地固め(必要な支援をどう効率よく、かつ公平にまんべんなく提供していく手法の検討)もしていきたいとも思っています。
27年度も、あかいわ発達障害支援センターをよろしくお願いいたします!
グループホーム建設寄付 御礼
今月も温かいご寄付、ありがとうございます。
子ども達の夢を現実の形にするため、大切に使わさせていただきます。
【 ご寄附をいただいたみなさま 】 (4.1〜4.30)
○ I .T 様(赤磐市) ○ N.K 様(赤磐市)
○ N.Y 様(美作市) ○ Y.Y 様
○ O.N 様(浅口市) ○ F.K 様(和気町)
平成27年4月30日現在 寄付金合計 18,565,195円となりました。
ありがとうございました。 今後とも、応援よろしくお願いいたします。
寄付金振込口座 中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽美智代
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。