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平成27年9月30日

 

 第209号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 209号 目次

     収穫の前

     自閉症啓発セミナーの報告

     即実践講座のお知らせ

     OHAの会・『俺ノート』の会・18歳の春を目指すクラブ 報告とお知らせ

     つばさの会・クローバーの会・さをり織り教室 報告とお知らせ

     水泳教室・サッカークラブ お知らせ

     私のお薦め本コーナー
          「ふしぎな ともだち」          

     近隣の講演会等のご案内

     ぐんぐんだより
        赤磐ぐんぐん・ぐんぐんキッズ・見学会のお知らせ

     支援センターNEWS

     グループホーム建設寄付 お礼

あの猛暑からやっと解放されて、すっかり涼しくなった事務局周辺。
稲穂がこうべを垂れて、収穫の時を待っています。
皆さん、いかがおすごしでしょうか?
9月26日(土)には、岡山市中区古京町の三木記念ホールで東田直樹さんとお母様の美紀さんの講演会を行いました。
「よかった」言葉も出ないくらいの感動を覚える講演会でした。
何度か、嗚咽を漏らしそうになるほど感動しました。
直樹さんが語られた言葉の数々の中で、特に私が嗚咽をこらえた瞬間のお話しをここでレジメから写してみましょう。
・暗い海の上を、小さな船で揺られているような不安を抱えながら生きている。
・パニックにならない毎日を目指すのではなく、その人らしい生き方ができるように、一緒に頑張ってあげて。
・パニックにならないくらい、満足できるならそれでいいと思うが、パニックにならないことが生きる目標だとしたら、寂し過ぎる。
・日常生活においても、簡単な指示に従うこともできず、まるで、壊れたロボットを操縦しているような状態。
・自閉症を否定するなら、僕自身が世の中に必要のない人間だと認めることになるから。
・僕たちも、望まれて生まれてきた、この地球の一員なのだ。
・本当の哀しみは、僕らしさを拒絶され、普通の人に近づくことだけを要求される社会の価値観にさらされること。
・僕は、自閉症者に必要なのは、やさしいまなざしと、ゆとりではないかと考えることがある。
・自閉症者が跳びはねる理由は何か、みなさん一人一人に考えてもらいたい。
・その答えが見えてきた時、跳びはねることでしか、自分を表現できない人の気持ちをわかってもらえるのではないか。
お母さんの美紀さんのお話しは、やわらかい優しい雰囲気からは、想像もできないくらいの苦しい戦いの日々だったことが伺えました。
・自力ポインティングまでの道のりは、脳に新しい神経回路をつくるようなものだったし、練習すれば必ずできる保証もなく、直樹にとっては、とてもつらかったのではないかと思う。
・機能的には問題はないのに、思いを打とうとすると、打てないなんて、指を1cm横に動かすにも大変な努力を必要としている直樹を見て、私も自力ポインティングなど、夢のまた夢のように感じた。
・私がひとつひとつ指示を出したり、直樹にもわかる方法で教えたりすることで、今まで全くやれなかったことが、少しずつだが、できるようになった。他の子と同じように、直樹も成長していることを実感する。
・直樹は、頑張るのが嫌だったわけではなく、どう頑張ればいいのかわからなかっただけ
・「僕はずっと、みんなみたいな良い子になりたかった」という直樹の気持ちを筆談で知ったとき、親としては胸がつぶれる思いだった。
・直樹に必要だったのは、できないことを叱ることではなく、どうすればやれるようになるのか考え、できるまで辛抱強く教え続けてくれる人の存在だった。
・努力すれば、いつかみんなに追いつくのではないかと考えていた直樹だったが、成長するにつれて、みんなとの違いは、努力だけでは、うめられないことに気づく。
・直樹は挫折を繰り返す中で、これから、何を目標に、どんな大人になればいいのか、自分の未来が見えなくなってしまった。
・ なぜ、砂を落とし続けるのか尋ねた。
「砂は、不思議だ。とても軽く浮き上がる。なぞなぞみたいな力がある。なぞなぞは、砂が煙のように消えること、そして音を出すこと」
一見理解できないような行動にも、直樹なりの理由があることを知ってからは、頭ごなしに叱ったり、自閉症だからする行為だという決めつけた見方をしたりすることは、なくなったと思う。
・私にとって、重要なのは「直樹が自閉症である」ということ以上に、直樹が毎日、何を考えて、どんなことを感じているのか、そして、どのような人生を送りたいと願っているかということ。
・可能性を信じる子育てとは、目の前にいる子供と、子供の未来を信じ、自分にできることを一生懸命やることだと思っている。
素晴らしい言葉の数々、直樹さんの、お母様の思いの深さに打ちのめされて、言葉にならない感動を覚えました。
東田さんを岡山におよびできて良かった。本当によかった。くり返しくり返しそう思いました。
私は、NHKの「君が僕の息子について教えてくれたこと」という番組を会員の方からDVDに録画したものを見せていただきました。
それまで、番組を見損ねていたのでした。
見て、すぐにこの素晴らしいお話を広く岡山の皆さんと共有したい・・・、いいえ、それだけではなく、東田さんに会いたい!!
そう思った私でした。すぐにインターネットを検索して講演会情報を探しました。
丁度ある地域での講演会が終わったばかりのようでした。
主催団体の方にお電話しました。そして連絡先をお聞きした私は、その場ですぐ電話をさせていただいたのです。
電話では、テレビのお声とおんなじ、お優しそうな美紀さんのお声がありました。
あれから、一年近くの年月が経ちやっと、東田さんにお会いできました。そして、岡山で600人以上の人たちが、共にこの素晴らしい時間を共有できたのです。
なんという素晴らしい時間だったことでしょう。
「本当にありがとうございました」と東田直樹さんに言いたいです。
よくぞここまで、まっすぐに大人になってくださいました。
直樹さんは、自閉症者の希望です。
夢です。さわやかな光です。
またお母様にもありがとうがいいたいです。
親の一人として、直樹さんが岡山に残して行かれた言葉は、どれほど大きな啓発になったかしれません。
本当にありがとうございました。これからも応援ずーっとしていきます。
セミナーの報告とアンケートの中の感想の抜粋が後のページからにあります。ご覧ください。
さて、控室でのお母さんとのお話です。
直樹さんは、育てる会の会報を読まれて、青竹ふみを始められたそうです。
哲平がやっている竹ふみを直樹さんもやっておられると思うと、なんだか身近に感じられて、嬉しくなりました。
直樹さんと直接のお話はご遠慮しましたが、お母さまとはいろんなお話しました。
子育ての事、抱っこ法のこと、手を添えて文を書くことなど、私が誤解していたことをたくさんお聴きしました。同じ時代に子育てしてきた私と美紀さん。子どものこれまでの育ちは、ずいぶん違うけれど、ともに一番良いと信じる道を、頑張ってきたんだという思いでいっぱいになりました。
もう一度、昔に帰ってやり直したら、直樹さんのように哲平がなったかしら…、それはないかな? 
不可能なことを考えるのではなく、今からを考えようと再び思う私でした。
私たちの話を直樹さんは、じーっと聴いておられました。
機嫌よくそばにいらして、全部わかっておられることを、感じました。
なんて気持ちの良い方だったことでしょう。
私は、普通にしていればいいだけと思いました。特別な配慮はなくていいし、混乱されることもなく、ごく普通の青年との静かな時間でした。
さわやかな風のような余韻を残して、お二人は去って行かれました。
吹きすぎていった一陣の風でした。
岡山のみんなの心に、優しさと、希望と、そしてこれからどうすればいいかを教えて行ってくださいました。
本当に素晴らしい時間でした。
感謝をこめて、ありがとうをもう一度言わせていただきたいと思います。
直樹さん、美紀さん、岡山へ来て下さってありがとうございました。

さて、次の講演会は、笹森理絵さんの講演会です。
「発達障害うまく活かしてポジティブライフ」〜当事者として、母として、そして支援者として〜 と題しての講演をお願いしております。
日時は11月29日(日)13時〜17時 岡山ふれあいセンター大ホールです。
NHKの「ハートをつなごう」などでもおなじみの笹森さんは、たくさんのテレビ出演や著書も多く、とても明るい演題の通り、ポジティブなご家族です。18歳を筆頭に16歳、6歳の男の子のお母さんです。ご本人も当事者という方ですので、当事者としてのお話も語ってくださることでしょう。
今年は、東田さんに続いて、自閉症の当事者の方が、お二人続きます。
自閉症といっても、お二人はまったく違うタイプの自閉症者です。
笹森さんは、アスペルガー症候群と呼ばれていた自閉スペクトラム症のかたです。言葉で話すことが苦手な東田さんと、言葉は流暢にしゃべられるけれど、生きづらさを抱えるという意味では、同じように困難さを抱えられて大人になられた笹森さん。いろんな自閉症について学んでいただける機会になるものと思います。また、3人のお子さんを上手に育てていらっしゃることでも、私たち親にとっては、参考にさせていただくことも多いお話しになることでしょう。
自閉症の不思議な世界を教えてくださる笹森さんの講演会。皆さん、ご期待ください。
大勢の方のご参加お待ちしています。
すでに、申し込みいただいた方が、たくさんあります。皆さんもお忙しいとは思いますが、お時間やりくりしておいで下さい。
お待ち申し上げます。

さて、お話し変わって、我が家のお話しです。
とても忙しく東田さんのセミナー準備に明け暮れる事務局を後に残して、シルバーウィークに私たち親子は、ハワイへ行ってきました。
どこのハワイかって?? 島根県の羽合温泉とは違いますよ。
オアフ島のハワイですがな〜♪
この気楽そうな親子の顔を見てください。
楽しかったのですよ。本当にハワイはいいところでした。
冷房なんていらないくらい空気がカラッとしていて、なんとホテルのロビーは、ドアがなかったのですよ。びっくりしました。(格安のホテルだったからかもしれませんが・・・(^_^.))
ワイキキの街中のホテルでしたが、私たちのホテルは、ビーチに行くには、6〜7分かかるというところにある運河沿いのホテルでした。でもね、ここがとてもよかったのですよ。
ハワイは、ホノルルマラソンの下見も兼ねての滞在でした。それゆえ、男性二人は、運河沿いをランニングコースにして滞在中毎日走りました。
私たちには、どんな豪華なホテルよりも気楽なこのホテルが、便利で一番良かったね〜と言い合いました。
次に来る時も絶対ここだよね〜と、話しました。
これは、サンセットクルーズの船上でのショットです。
南国の太陽は、沈む瞬間、緑に輝くといわれていますが、本当にその通りでした。
大きな真っ赤な太陽が、南の海にすごい速度で沈んでいきました。
あっ最後が沈んだと思った瞬間、一瞬エメラルド色に輝いてポッと、消えました。
グリーンフラッシュ、すごい光景でした。
夫と二人デッキの風に吹かれながら、感動を分かち合っていた時、哲平は、ディナーに出されたカニに夢中でデッキに出ても来ませんでした。
旅情も風情もあったもんじゃない。哲平には、食欲の方が勝っているようでした。
それはそれで、哲平には、素晴らしい時間だったのでしょう。
何度か誘いましたが、デッキには出てこないので、無理強いしないで夫婦二人でサンセットを味わいました。
飛行機の中でも、観光地の中でも全く問題なく、気楽に過ごせる哲平でした。
日本語も英語も関係ないみたいで、いつも通りの哲平でした。英語に緊張する私と違いましたね。
哲平のすごさに感動でした。
だから、どこだって平気でした。
哲平がこんなに上手に写真が撮れるようになりました。見てくださいませ。
来年のホノルルマラソンに出場したいそうです。また、お金を貯めるのでしょう。
楽しみあっていいですね。
でも、まずは岡山マラソン制覇でしょう。11月8日(日)にお父さんと二人マラソンに出ます。
哲平は、4年前の吉備総社マラソンでは、2時間48分で部門7位に入賞しました。でもそれから間もなく交通事故にあって、長くフルマラソンからは遠ざかっておりました。少しずつトレーニングを重ねて、やっとこのたび、42.195キロのマラソンに挑戦するというわけです。最後まで走りきれるか・・・、心配は尽きませんが、本人も走る気満々ですので、とにかく挑戦です。
お父さんの方は、64歳にしてまったく初めてのマラソンです。制限時間の6時間以内に帰ってくるのが目標という状態です。
とにかく二人のレースをサポートしたいと思います。
哲平の方が早く帰ってくるのは確かだと思うので、そのあとお父さんを待つのが、長すぎるな〜と思います。
映画でもみてようかな〜なんて冗談いってる私です。
皆さん、沿道で二人の応援よろしくお願いしますね。

さて、もうすぐUSJへのバス旅行の日がまいります。
今回は、参加者45人。楽しい行事にしたいと思っています。
小さい子を抱えての旅行は、気兼ねもあってなかなか億劫ですよね。でもね、皆で行けば怖くない。
色んなことがあるのが、旅行です。色んなことをみんなで乗り越えていきましょう。「せわあねぇ〜」「ケセラセラ」「なんくるないさ〜」です。
楽しい旅に皆でしましょうね。
そういう訳で、詳しい内容については、参加申し込みをされた方に、別便(10月中旬)でお知らせいたしますので、お待ちくださいね。
さて、これは哲平が草を燃やしているところです。
お父さんが草を刈ってくれたものを、哲平が熊手で集めて、草を燃やしてくれています。
素敵な二人の連携プレイできれいに片付きました。ありがとう!
         
全部燃やして、200円です。お金命の哲平です。
これでいいのか・・・。いいんじゃないの〜。

次はグループホームのお話です。
いよいよ工事が始まりました。お隣との境界に土留めをして、段差があった土地をK社さんが、整地してくださいました。
こんなに広かったかしら…と思えるほど、広やかな空間が広がっています。今まであったアスファルトもはがされ、工事しやすく平らにならされています。
10月に入ったら、今度は、基礎工事が始まることでしょう。車で近くを通るたびに、見に行く私です。なんだかワクワクします。
総工費が、いろいろあってまた増えました。お金いくらあっても足りません。
頑張って何か働きだしでもしようかとか、何か売ったりしようかと思ったりしています。決めたら、皆さんご協力くださいね。
また、10月1日に、かねてから赤磐市のほうからお願いされていた、サービス等利用計画の相談支援事業所を開設しました。
事業所の名前は、エール 1(ワン)です。場所は、おひさまハウスの離れにあります。
事務局のある部屋からは、遠く離れた一番奥まった部屋です。静かで落ち着いた場所ですので、お話しもしやすいと思いますよ。
相談スタッフは、重本喜美子さんです。これからどうぞ、よろしくお願いいたします。
そして、来年早々には、予定では「ぐんぐんぴっぴ」が、新たに「赤磐ぐんぐん」から分かれて、一つの事業所として独立する予定です。
これで今までより、たくさんのお子さんの療育ができるようになります。
「赤磐ぐんぐん」が、年長と年中1日10人、「ぐんぐんぴっぴ」が、年少と2歳児1日10人定員になります。
いつも「もう入れません、いっぱいです」とお断りしていましたが、これからは少し余裕が出来ます。
どうぞよろしくお願いいたします。
それに伴って、見学会を開催します。
ご案内は、後のページにありますので、どうぞよろしく。

先日、新聞を読んでいた主人が、こんな記事があったと手渡してくれました。
総社市長選挙で市長候補の方(後日の選挙で当選されました)が、「困っている市民に寄り添う福祉政策をさらに充実させていきたい。最も力を尽くしたいと考えているのは、発達障害のある子供たちに対する支援・・・・・」と見出し入りで大っきく掲載してありました。
現職の総社の市長さんの公約です。
この市長は、障害者千人雇用をこれまでも公約に掲げておられて、現在885人の障害のある方々が、市内の各所で働いておられるそうです。すごいなぁ〜と思いつつ、時代が変わってきたことを感じました。なんてったつて、発達障害への支援が、選挙公約の目玉になる時代ですよ。それだけ問題も大きいということでしょう。頑張ってほしいな〜と、発達障害の親として思いました。
さて、皆さん、暑い夏が去って、過ごしやすい秋になりました。でも、季節の変わり目こそ、体調の変化が大きなときです。お体ご自愛いただいて、また来月号でお目にかかりましょう。さようなら、ごきげんよう。
(育てる会 代表 鳥羽 美千子)

自閉症啓発セミナーの報告

平成27年9月26日(土)三木記念ホールにて、「平成27年度 第3回目(第83回)育てる会 自閉症啓発セミナー」を開催いたしました。
千葉県より自閉症当事者で作家・エッセイストの東田直樹さんとお母さまの東田美紀さんをお招きして『自閉症の僕が跳びはねる理由』(直樹さん)、『わが子の可能性を信じる子育て』(美紀さん)と題してお話しいただきました。
当日はこれまでの育てる会のセミナーで最高の600名を超す参加者があり、大勢のみなさまと一緒にお話をうかがうことができ、とても有意義な時間となりました。
それでは参加された学生の方からの報告を頂戴いたしましたので、新聞記事やいただいたアンケートとともに紹介します。

9月26日(土)、三木記念ホールで開催された東田直樹さん・東田美紀さんのセミナーに参加させていただきました。
重度の自閉症という診断を受けながら、文字盤ポインティングによって自分の考えを表現できるようになった直樹さん。私は直樹さんのことをNHKの番組「君が僕の息子について教えてくれたこと」を見て知りました。また、大学の講義で直樹さんの本が話題に出たこともあります。初めて直樹さんのことを知ったときは、ただただ「驚き」でした。自分が見ている世界や思いを、こんなに素敵な言葉で表現できる人がいる。それはそれまで私が思っていた自閉症とはどこか結びつかなかったのです。直樹さんという存在に魅力を感じる一方で、なにかしっくりとしないもやもやとした思いも抱いていました。
 しかしセミナーで直接直樹さんにお会いしてお話を聞く中で、直樹さんの言葉がストンと自分の中に入ってきました。
「僕は、人間だけを意識し、関わることが難しい。それは、自然だけでなく、全ての物が同時に僕に話しかけてくるから。」
「パニックにならない毎日を目指すのではなく、その人らしい生き方ができるように、一緒にがんばってあげて。パニックにならないくらい、満足できるならそれでいいと思うが、パニックにならないことが生きる目標だとしたら、寂しすぎる。」
「言葉にできなくても、人を思いやる気持ちや、何かを思い描く力をもっている自閉症者もいるのではないか。」
たくさんの言葉が、まぎれもなく今私の目の前にいる直樹さんの思いなのだと感じることができました。自閉症のこと、世の中のこと、辛いこと、うれしいこと……なんとたくさんの思いや考えをもっていることかと驚き感動しました。そして直樹さんが語る自閉症の世界は、「そんな風に感じているんだ」「なるほどな」と発見の連続でした。
 続く美紀さんのお話では、「我が子の可能性を信じる子育て」というテーマで様々な実践を紹介していただきました。手作りのアルバム、抱っこ法、筆談、ポインティングなど、直樹さんの成長する姿とともにお話を聞くことができました。
美紀さんのお話を通して感じたのは、直樹さんの成長を信じる熱い思いです。お話の最後に直樹さんの詩を一つ紹介してくださいました。
自分のことを「大好き」だといってくれる人がいる。
かけがえのない人間だと思ってくれる人がいる。
希望というのは、将来の夢や目標だと思っている人が? いるけれど、それだけではない。
明日の自分を待っていてくれる人がいる。
そう思えることが希望のない人の「希望」になる
この言葉には、涙がこぼれそうになりました。直樹さんのこの言葉が、美紀さんの子育てのすべてのように感じました。
私は今大学4年生です。今まで育てる会さんのイベントにボランティアとして参加させていただく中で、多くの子どもたちに出会いました。講演後、今まで出会ったみんなの顔が一人一人ふと浮かんできました。子どもたちの行動を「自閉症だから」と一方的に見ていた部分はないだろうか。その行動の裏でどんなことを考え、どのように世界を見ているのか、深く考えたことはあっただろうか。……思い始めるときりがありません。相手の思いを考えていたつもりでも、考えが足りていなかったり私の一方的な見方で見ていたりしていたのではないかと考えさせられました。
「周りの人が自閉症の人を理解するにはどうしたらいいですか。」という質問に「難しいです。僕もどうすれば理解が広がるか考えていきたいです。」と答えた直樹さん。誰かの心を理解するということは、自閉症であるかどうかに関わらず、なかなかできるものではないと思います。それでも、直樹さんの思いを、そしてこれから出会い関わる子どもたちそれぞれの思いを、もっともっと知りたいし理解したいと思いました。
(岡山大学 4回生 水無瀬 晴香)


私は当事者ですが、創造力や心や愛情は分かると言っていた。私もそう思っていたが、正直自信がなかった。でも、確信に変わった。これからも私もいろいろ挑戦して成長したいと思った。失敗は怖くない、私らしく頑張って生きていきたい。勇気をありがとう。(当事者・教諭)
直樹さんの叫びが伝わり感動しました。質問へのお答えにもあったように教員として、人として「その人の生き方を尊重する」ことを忘れず、内面を見つめる努力を続けたいと思います。直樹さんは「希望」ですよね。美紀さんのお子さんの力を信じ、様々な取り組みや工夫を重ねられた姿にも感動しました。お二人と育てる会の皆様に心より御礼申し上げます。(特別支援学校教頭)
今年小学生になった軽度知的障害の自閉症の息子がいます。今年に入ってようやく息子の思いを文字として見ることができるようになってきて、息子にも感情があると今までわかっていたつもりだけど、はっきりと感じることが出来るようになりました。講演内容に自分と重なる部分や息子と重なる部分があり、幼児期を思い出したり、これからの希望となりました。(保護者)
直樹さんのお話の様子にも衝撃を受けたが、マイク片手に時折汗を拭かれながら一生懸命講演されるお姿に心を打たれた。また、母:美紀さんの愛情の深さと様々な局面を乗り越えてこられた姿勢に同じ母親としても感動し尊敬できる女性でした。今までご苦労も多かったでしょうが、美声で明るいお話にとても感銘しました。(福祉施設支援員)
会場いっぱいのお客さんを前に堂々と発言する直樹さんの姿にとても感動しました。
時々ハンカチを噛みしめたり、自分の気持ちを切りかえながら最後まで頑張っていらしたのが、とてもよく伝わってきました。お母様の美紀さんも明るくハツラツとした発言で苦労を感じさせない物言いでしたが、やっぱりいろいろ苦労されたことと思います。何より家族の絆が深いのだと思いました。(保護者)
直樹さんの内面の豊かさと周囲を見る目の透明さ、洞察力の深さに本当に感銘した。自閉の方への理解が自分の中で本当に進んだような気がする。彼の発言にあった「相手の立場に立って」はよく使われる言葉だが、社会でまさに必要な姿勢だと改めて思った。(保護者・教諭)
ご本人の気持ち、言葉を聞いてみたくて参加しました。こんな機会に恵まれるということを本当に嬉しく思いました。表現のできない息子の気持ちを少しでも分かるように、直樹さんの本や文章で理解していけたらと思います。大変ありがたく、嬉しい事です。(保護者)
美紀さんと直樹さんの心が一つとなった姿に感動しました。直樹さんの本当に尊い活動の原動力はまさに母子(家族)の愛情であったのだと感じました。直樹さんの作家活動と講演活動は世界の自閉症者と家族のみならず、人々全てに救いの言葉でもあり、真実の姿であり希望です。(保護者)
うまく表現できませんが、お話を聞いて涙ぐんでしまう場面がありました。心が動いたのだと思います。今日、この場に来てよかったです。(臨床心理士)
日々の忙しさを言い訳にして目に見えることばかりに気をとられていたなと反省しています。
気持ちをしっかり受け止められるよう、ゆとりを持っていきたいです。明日からまた頑張れそうです。(小学校特別支援学級教諭)
見かけは重度の自閉症・知的障害に見えても、表出の方法さえ獲得できれば、頭の中には思いや考えがたくさん詰まっていることがよく分かりました。見かけにとらわれず言葉の獲得を諦めず、教え続けたお母様の努力が直樹さんの中にどんどん蓄積されたのでしょう。ありのままの直樹さんを受け止め、できることを見つけ、伸ばして来られたお母様の理解が今の直樹さんを支えていることもよく分かりました。
きっと他にも表出できないだけで様々な思いを持っている自閉症の方もおられると思います。周囲の理解と支援があれば、自分の力を表現できることを教えていただきました。教員としてできることは何か、大きな課題ですが、どんな人でもその人の生き方を尊重できる教員でありたいと思います。(小学校教諭)
普通の人に近づくことだけを要求される社会の価値観にさらされることが本当の哀しみであるということが印象に残りました。本人らしさを大事にすることの大切さ、これからも考えていきたいと思いました。(保育士・相談員)

教師・保育士対象 即実践講座 お知らせ

  ☆ 第5回 ☆ 平成27年10月14日(水) 19:00〜20:55

テーマ :理解コミュニケーションの支援(1) 補助代替コミュニケーション(構造化を中心に@)
場 所 : 岡山県生涯学習センター 大研修室 (岡山市北区伊島町3-1-1)
講 師 : 門 眞一郎 先生(児童精神科医:京都市児童福祉センター)
対 象 : 教職員・保育士やそれを志す方、施設・福祉関係職員の方 対象。
          (申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)  
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円(賛助会費含む)
        欠席された回の講義については、BD(ブルーレイディスク)をお貸しします。
まだ、申込みをされていない方で、参加を希望される方は事務局までどうぞ。
入金確認後、これまで講義のBDを送らさせていただきます。
【予告】 第6回までは生涯学習センター 大研修室ですが、第7回(12月)
      第8回(1月)は会場が、生涯学習センター 視聴覚室 に変更になります。

OHAの会 報告とお知らせ

OHAの会は高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害で知的障害のないタイプの子どもを持つお母さんのための会です。
OHAの会では最近、幼稚園児のお母さんが2名、新しく参加されるようになりました。
お子さんの最近の様子や困ったことをお話されるときに思わず涙を流されることもあります。子どもが小、中学生になった、今までのメンバーにとっては、自分も通ってきた道なので、その気持ちがよく分かります。告知を受けて間もなく、子どもが小さくて手がかかる時が一番つらい時期です。対応に困ったり、将来への不安も大きいと思います。
OHAの会では、そんな方々が同じ立場のお母さんたちと話すことで気持ちが軽くなればいいなと思っています。また臨床心理士の利守先生が専門家の立場からアドバイスもして下さいます。
子どもさんの年齢に制限はありませんので、迷っている方がおられたら、ぜひ一度参加してくださいね。
それでは、参加された方からの感想を紹介します。

今日の本読みは「学校って大変」の章でした。
「ゲームのルールが分からないまま始まっている」とか、学校生活をたとえていましたが、その通りだなと思いました。「ヤル気スイッチ」が入ると急にできるようになったという例もありましたが、うちも急に長文が読めるようになって小説が好きになっているので納得でした。時々、うちの子とダブった話もあって「そう、そう!」と納得しながら本読みをしています。
学校は勉強以外にもやることがあったり、変更が多かったりというのはASの子にとって負担が大きいということがよく分かりました。困っている時は、はっきり説明してもらえることが必要だと感じました。
読字障害でもいろいろな道具が出ているようだし、ある日突然読めるようになるパターンもあるとのことなので、補助具を使いつつ、好きな本に触れるチャンスを作ることが大切だと思いました。
利守先生、今日はありがとうございました。
本読みでは学校生活のしんどさというものを改めて感じました。家ではリラックスさせて、おいしいご飯を食べさせて、学校へ送り出してあげたいと思いました。
後半では、宿泊研修でルールを守らなかった友達への我が子の行動について相談させていただきました。色々アドバイスをしていただき、来年度の宿泊につなげていけたらと思います。

  【 次回の予定 】

日時:平成27年10月16日(金) 10:00〜12:00
場所:きらめきプラザ 小会議室 3 
アドバイザー:利守 愛子 先生(臨床心理士)
持ち物:「青年期のアスペルガー症候群 仲間たちへ まわりの人へ」
        ルーク・ジャクソン:著(スペクトラム出版社)
    今年度の参考書籍です。お持ちでない方は事務局で手配します。
参加費:1000円(書籍購入希望の方は、別途1900円・・書店よりお買い得です)
申込み:育てる会 事務局 (п@086‐955‐6758) (正会員限定)

『俺ノートの会』のお知らせ

『俺ノート』の会です。
参加は小学校高学年(四年生)以上の男子です。
のんびり活動していますので、ぜひ見学にいらしてください。
日 時:10月4日(日曜日) 14:00〜16:00
場 所:おひさまハウス
持ち物:のり、はさみ、ノートや画用紙、切り抜き用雑誌など、休憩用のお菓子や飲み物
参加希望の方は、事務局にご連絡下さい。Tel.086‐955‐6758(正会員限定)

18歳の春を目指すクラブ お知らせ

18歳の春を目指すクラブです。
10月はお休みします。

  【 次回の予定 】

11月には、二回開催いたします。
@ 岡山障害者職業センター 見学会 11月13日(金)(18歳の春を目指すクラブ限定)
A 武藏先生の会 11月20日(金)(正会員限定)
Aの武藏先生の会は、正会員なら参加できますので、今から予定をあけておいて下さいね。
詳しくは次号でお知らせします。

つばさの会のお知らせ

つばさの会は、働いていたりして、平日に活動している「18歳の春を目指すクラブ」に参加するのが難しいお母さん達が、土日に集まって勉強している会です。 
前回は9月12日(日)に行いました。
就労が目前の高校生の保護者から、事業所見学を希望する声があがりました。
今回は事業所を調べてピックアップしました。
次回は、事業所見学に向けて、具体的なことを決めていく予定です。

  【 次回の予定 】

日 時:10月10日(土)10:00〜12:00
場 所:おひさまハウス(育てる会事務局)
参加希望の方は、事務局(Tel.086‐955‐6758)にご連絡ください。(正会員限定)

クローバーの会の報告

女の子の会、クローバーの会メンバー4家族で、去る8月23日〜24日にレオマワールドへ行きました。
すでに定番になりつつある活動で、毎年みんなとても楽しみにしています。
今年は事前の打ち合わせは最低限にして現場でその都度話し合いながらの行動でしたが、トラブルもなく和気あいあいと過ごせました。以前は、宿泊はなかなかハードルの高い活動でしたが、回数を重ねるごとに年々心配ごとも減り余裕も生まれ、親も十分楽しめる旅行になってきました。
今では子どもたちの成長を確認できる良い機会となっています。
参加者の保護者の方から以下の感想をいただきました。

久しぶりの一泊旅行でゆっくりメンバーと過ごすことができ楽しめました。仕事から解放され、親子共々、明日に繋がるエネルギーとなりました。
友達との会話、遊園地にプール、温泉・・・ちょっと欲張りすぎでしょうか?
母は、個人的に初高速道路運転での参加だった為、一生の思い出になりました。娘にも「お母さん、良く頑張ったね」と誉めてもらいました。メンバーのみなさんありがとう。      (Sママ)

さをり織り教室のお知らせ

秋もしだいに深まり、さをり織りの色が山の裾模様に映える季節になってきました。
先日、さをり織り教室に助成をいただいたキリン福祉財団の担当者の方が、わざわざ東京からお越しになり、織り機を囲んで楽しく談笑させていただきました。ありがとうございました。
日 時:平成27年10月13日(火) 9:30〜12:00
場 所:おひさまハウス 離れ和室 (赤磐市和田194‐1)(正会員限定)

水泳教室のお知らせ

日 時 : 平成27年10月18日(日)15:30〜17:30
場 所 : OSKスポーツクラブ岡山 3階ロビー(岡山市北区絵図町1-50)
連絡先 :育てる会事務局(Tel.086‐955‐6758)
        当日のキャンセルは水泳担当まで、電話またはSMSにて連絡してください。
★新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
  体験してみたい方は、1回 1000円ですので、気軽に参加してください。(正会員限定)
  ロビーからの見学はいつでもOKですので、興味のある方は覗いてみてください。
★欠席される方は10月17日(木)までに連絡してください。

サッカークラブのお知らせ

日時:平成27年10月11日(日)10:00〜12:00(9:45集合)
場所:岡山市内グラウンド
持ち物: マイボール、ゼッケン、ハチマキ、お茶(ボラさんの分も)、個人ノート、出席カード、親リーダーはグループノート
体験、見学の申し込み、お問い合わせは、事務局(Tel.086-955-6758)まで(正会員限定)

 ぐんぐん だより 

赤磐ぐんぐん  

日増しに秋の深まりを感じる季節になってきました。過ごしやすい気候になり、食べ物もおいしい季節になりましたね^^
今回のぐんぐん便りは、保護者の方に向けた掲示物についての紹介をしたいと思います。
赤磐ぐんぐんでは、保護者の方に向けた勉強会を年に何回か開催しています。
その勉強の一環として、自閉症特性かるた【監修・文:水野敦之 絵:宗貞由貴子】をこんなふうに掲示してみました。
この自閉症特性かるたは、6月28日(日)に講演をして下さった水野敦之先生がご自身のインターネットサイトで紹介されているものです。イラスト入りで解説のコメントも入っていてとてもわかりやすいので、保護者の方にも紹介したいと思い、こんな掲示物を作ってみました。せっかくなので、紹介するだけではなく、『お母さん・お父さんたちが選ぶこの一句!!』と題しまして、印象に残った一句の人気(!?)投票をやってみることにしました。あ行から順番に紹介していきます。各行から、印象に残った一句を選んでもらって皆さんに投票していただきます。そして、投票結果を集計して、どの句が1番だったかだけではなくて、この句を選んだ理由やこの句にまつわるエピソードも皆さんの投票からいくつか選んで紹介しています。
今回は、先月まで掲示していました『あ行』の投票結果の一部をご紹介します。

  ☆自閉症特性カルタ『あ行』投票結果発表☆

第1位
  『あれ これ それ って どれ?』
☆「あれとって!」と言ったら、「どこ〜?」と言いながら全く違うところを見ていることがありました
☆母「そこのカバン取って」 →子ども「・・・・・」
  母「そこのカバン取って!」→子ども キョロ キョロ・・・
  母「もっとあっち!!右!!」→子ども オド オド・・・
  母「そこの下にあるやつ!!!」→子ども オロ オロ・・・→母「もういいよ!!」
 「こ・そ・あ・ど」言葉を具体的なわかりやすい言葉に変えようと思ってもなかなか思いついて言えず、次々に使ってしまいます・・・
☆あれとって!と近くにある物を言ってもキョロキョロしているだけ・・・。
  でも、一所懸命探している姿を見て、具体的に言ってあげようと思いました。
☆「そこそこ!」をよく使ってしまいます。子どもが戸惑っている姿がよくあります。
第2位
  『「おはようございます」 朝一番のハードル 「おはよう」の嵐』
☆毎日、交通安全のおじさんたちの前を通ることが苦手なのは、挨拶ができないからかな?
☆いつ、どんな時、どんな順番で誰から「おはようございます」と言われるか・・・。
  社会・学校でも戸惑うよなぁ・・・と、改めて思いました。
その他の句にまつわるエピソードも一部紹介します♪
『「遠慮せずに言ってと」と言ったでしょう。』
☆言葉通りに受け止めるので、旦那が私に、「ママを山に捨てるぞ〜!!」と言ったら本気で号泣して「ママを捨てないで〜!!」と言ってくれました^^;
『いつもと同じは得意 いつも違うは苦手』
☆この場所で食べる、道を渡る時はここを渡る、と決めているようで少しのことでも違うと怒ってます。
  場所が決まっていると落ち着くようです・・・。
☆ぐんぐんに来るはずの曜日に保育園の行事等で保育園に行くことになると嫌がります^^;
『あ行』の投票結果、いかがだったでしょうか?
この自閉症かるたを通じて、お子さんの日ごろの行動について、「これはこういう特性からきているんだな・・・と考えることができ、関わり方のヒントになりました!」という声もいただいています。
今後も順次紹介していって自閉症の特性の理解を深め、お子さんへの支援に役立ててもらえたらと思っています。
赤磐ぐんぐん療育スタッフ☆

ぐんぐんキッズ

2学期がスタートして1か月。心地よい風が秋の訪れを感じさせてくれます。
キッズに通っている子どもたちの中には、毎日の運動会の練習で疲れている
お子さんもいるようです。
運動会の練習が嫌だ!というお子さんに理由を尋ねてみると、「行進や体操を先生がOKっていうまでやらんといけん。いったいどんだけするん!って思うから」と返ってきました。
確かに、先生がOKって言うまではいつまで?何回したら終わり?と思ってしまいます。終わりが明確でないと誰でも不安だし、やる気が損なわれてしまいます。自閉症支援でも「終わりを明確に分かりやすく」とよく言われます。
最近、キッズでお手伝いの草とりをしてもらう時に、草を入れるケースにテープでぐるり一周ラインをつけ、「ここまで取ったらおしまい。」と示してみました。
するとどうでしょう!!タイマーで終わりを告げていたころよりもやる気に溢れている子どもたち。
どんなに時間が経ってもラインまで草を入れないと終わることはできません。
カエルや外の景色に気を引かれている場合ではない!といった感じで草を取る姿はかっこよかったです。
終わり(ゴール)が明確だからこそ、子どもたちのやる気を引き立てることができたのでしょう。
子どもたちの丁寧な仕事ぶりに驚かされました。
ちょっとした工夫で子どものやる気スイッチが押せるんだなと改めて感じた出来事でした(*^_^*)
ぐんぐんキッズ療育スタッフ

 赤磐ぐんぐん 見学会のお知らせ

療育希望者対象の見学会を開催いたします。
募集する対象年齢は、平成22年4月〜平成24年3月生まれまでのお子さんです。
    (24年4月以降のお子さんは下の「ぐんぐんぴっぴ」の見学会にお申し込み下さい)
日時: 11月12日(木)10時00分〜11時30分
     (終了時間は、申し込みをされる方の人数によって多少前後いたします)
場所:岡山県赤磐市和田194−1
    NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会 内 「児童発達支援事業 赤磐ぐんぐん」
    事務局TEL 086−955−6758. FAX 086−955−6748
★見学会は、保護者の方のみでお越しください。お子さんを連れての参加はできません。
★全体の説明後、赤磐ぐんぐんでの療育を希望される方は、おひとりづつ10分程度の面談を行います。 
見学会への参加を希望される方は、申し込みが必要です。
育てる会事務局 TEL086−955−6758 までご連絡ください。

 ぐんぐんぴっぴ 見学会のお知らせ

「赤磐ぐんぐん」の中でも、3才までの母子同室での超早期療育を行っている「ぐんぐんぴっぴ」の見学会です。
     日 時:平成27年11月10日(火) 13:00〜
            (申込等は、「赤磐ぐんぐん」見学会 と 同じです)

支援センターNEWS

備前国分寺跡に隣接するセンター周辺を赤く染めていた彼岸花もすっかり色あせてしまいました。
秋の訪れが早いのか、朝のまどろみが心地よく感じられます。
さて、あかいわ発達障害支援センターでは、市社会福祉課の働きかけを受け、増加する発達障害児の支援体制の強化を図るため、9月から、中学校と連携した新たな取組を始めています。
この取組は、発達障害支援センターや市に寄せられる相談のうち青年期、成人期の相談が増加傾向にあり、ケースの中には、さまざまな二次的な障害のため解決の糸口を見いだすことが難しいものも少なくないことから、子どもの将来を見据えた支援を行っていく上で、義務教育が終了する中学校段階を対象にし、教育委員会や保健福祉部の関係各課、機関が中学校と連携して、発達障害のある子どもへの支援体制を整えていくことを目指しています。
当面は、対象校を定め、当センターを中心に関係機関が週1回程度、定期的に短時間の学校訪問、授業参観などを行い相互に理解を深めることにしています。
センター相談員は、保・幼・小学校の訪問を多く行っていますが、中学校を訪問する機会は少なく、とても勉強になっています。頻繁に訪問し、授業中や休み時間の生徒の様子、複数の先生が支援に入っている授業の様子、廊下などでも生徒に関わっておられ、休む間もない先生の姿を間近に見せていただいています。
放課後には、さらに部活動の指導があり、その他生徒指導など抱えきれないほどの業務に取り組んでおられる姿に、改めて大変さを感じました。また、本来の学力向上に取り組まれ、成果を上げておられます。
訪問している中学校は、地域の支援を積極的に受け入れ、地域とともに生徒の成長を促し支援していく姿勢で、開かれた学校運営を心がけておられ、さらに一層の地域からの効果的な支援を期待しておられます。
具体的な支援はまだ始まっていませんが、先般、2回目の訪問の際、新任の学級担任の先生が、校長室まで訪ねてきて、訪問した相談員に質問を投げかけてくださいました。
授業中の立ち歩きや授業の妨害、学習意欲がないように見えてしまうことなど、さまざまな行動の背景・原因、その理解に立った予防的な関わりの方策、福祉の観点から卒業後を見据えて「身につけておくべきこと」などについて、先生方と共に考え、発達障害支援の専門機関の一つとして、社会福祉の分野と協働しながら、しっかりした取組をしていきたいと考えています。
あかいわ発達障害支援センター 岡本 啓

グループホーム建設寄付 御礼

今月も温かいご寄付、ありがとうございます。
子ども達の夢を現実の形にするため、大切に使わさせていただきます。

  【 ご寄附をいただいたみなさま 】 (9.1〜9.30)

○ I .M 様(岡山市)      ○ Y.M 様(岡山市)
○ I .M 様(倉敷市)      ○ Y.Y 様(東京都・医師)    
○ T.M 様(岡山市)       ○ T.M 様(岡山市)
○ 匿名希望 様         ○ T .N 様(岡山市)
○ A.M 様(今治市)      ○ I.J 様(備前市)
平成27年9月30日現在 寄付金合計 24,662,993円となりました。
ありがとうございました。 今後とも、応援よろしくお願いいたします。
寄付金振込口座  中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
              岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽美智代

以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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