sorry,Japanese only
平成28年1月31日
第213号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
213号 目次
岡山の雪
即実践講座のお知らせ
18歳の春を目指すクラブ・キッズルーム・OHAの会 お知らせ
さをり織り教室・ 『俺ノート』の会・つばさの会 報告とお知らせ
コーラスグループ・水泳教室・サッカークラブ お知らせ
私のお薦め本コーナー
「メリットの法則」
ぐんぐんだより
ぐんぐんぴっぴ・赤磐ぐんぐん・ぐんぐんキッズ
支援センターNEWS
グループホーム建設寄付 お礼
ふと気づくと雪が舞っています。
岡山の雪は、はかなく消えていきます。
今年の雪も同じで、大雪になりそう・・大寒波と天気予報は大仰に騒ぎ立てていたけれど・・やっぱり岡山の県南地方は、いつもの年と変わりがありません。
「雪が降ったら、かまくらを作ろうね」という息子との約束は、今年も果たせぬままの冬となりそうです。
それでもさすがに大寒波、家の中にいても暖房も効かないくらいの寒さに震えた3日間でした。
寒さが緩んだ一日、哲平と久しぶりの庭仕事。藤棚の剪定は、冬が最適。
二人で剪定ばさみを持ち出して、切り始めました。2年前の冬・・・、うっかり哲平一人に任せてしまった藤の木は、ツンツルテンの丸裸にされましたっけ・・・。
今年は用心して、「ここ切ってちょうだい」「ここ切って、ここ!」と脚立の上の哲平に、下から指示を出しながらの剪定作業となりました。
指示しないと、やっぱり全部切りたいらしい哲平。面倒でも一つ一つの枝を「ここよ、ここ」と棒の先で教えながら切らせていきます。切った枝は、私が庭で燃やします。今年は、すっきり上手な剪定が出来ました。
ところが・・・・、事件はやっぱり起こったのでした。藤棚の剪定が済んだ後、余力があったので、南天の木も少し切ることにしました。何年も放置していて、ほとんど切ることがなかったせいで大きく張り出してしまっていた南天の木を、しばらく二人して一緒に黙々と切りました。哲平は納屋から、のこぎりをもってきて頑張ってギコギコ切ってくれました。「ここくらいまで切ってね」と言い置いて、私はたくさんの木を燃やすために庭の東側へ移動しました。ここからは、家の影になって哲平の作業は、見えません。
私は一生懸命に木を燃やしていました。しばらくすると哲平が大量の南天の木を抱えてやってきました。「木切りました。哲平えらい!」なんだかいやに大量の木です。いや〜な予感がして見に行くと・・・、なんとあんなに茂っていた南天は、きれいさっぱりと消えてなくなっていました。
南天の木は、難を転ずるという木だそうです。
38年間この家を、難から救ってくれていたかもしれない南天の木が・・・・、根元からすっかりなくなっていました。
「お見事!!やりましたね〜」もう笑うしかない。
私の指示があいまいでした。ごめんね、哲平。そして、ごめんね南天クン。
おかげで我が家の庭は、とっても見通しがいい庭になりました。「これでいいのだ〜!」と居直っている私です。そのうち根は残っているので、2年前の藤の木と同じく、南天クンも復活してくれるような気がします。
さて、皆さん、のんきそうに県南のお話しをしましたが、会員の皆さんの中には県北の方もおられます。県北はずいぶん雪が降ったそうですね。
日本列島は、小さいようで大きいですよね。岡山も近いようで広いです。
色んな気候があって、雪が多いところ、雨の多いところ、風の強いところや、暖かいところ…、四季も豊かで素敵な国だなと思います。雪の深さにも雨の多さにもすべてのことに意味がある・・・・。そんな風に思います。今年の冬が、少し暖かいのも何か意味あるならいいなと思う私です。
さて、服巻先生をお迎えして2月6日(土)には、「自閉症・発達障害児の進路選択」と題して講演会を行います。
三木記念ホールは、600人収容という大きい会場です。
多くの皆さんの参加を、もう一度呼びかけさせてください。
当日都合がつけば、急に来ていただいても大丈夫です。どうぞ、お友達やご友人にもお声をかけていただいて、みんなで先生の熱いお話し聴きましょう。
私は、哲平が学校へ通っていた頃、担任の先生をいつも講演会にお誘いしていました。
先生に「わかってほしいな・・・理解していただけたらいいのになぁ〜」と思うけれど、自分の拙い表現力では、伝えられないことも多くありました。
同じ話を一緒に聞くことで、先生と共通の話題が出来ます。そして、あの時聴いたお話しと同じように、哲平にもこういうところがあるんですよ、というように伝えやすくなりました。
一緒に講演会に通っているうちに先生方がとても熱心な支援者になってくださった・・・、そんな想い出があります。
また、夫とも同じ話を聞くことで、分かり合えなかった子育てへの目標が明確になり、一緒に同じ方向を向いての子育てが出来てきたように思います。
どうぞ、先生やご主人お姑さんなど、ご一緒にご参加いただくことが可能なら、おいでください。何しろ育てる会の講演会は、絶対にこなきゃあ損損ですよ。育てる会でなければ呼ばないような、超すごい先生方ばかりをお呼びしています。今年も来てくださる先生方は、すごい方ばかりです。ぜひ、お誘いあわせの上おいでくださいませ。
そして、ぐんぐんぴっぴ開業一か月です。
新しい場所に移った子供たちの様子は、のちほどのぐんぐんぴっぴのページでご紹介しますが、山陽新聞さんが記事に取り上げてくださったので、ご紹介したいと思います。
新しい環境に移った子供たちが、どんな反応をするかをとても気にしていました。
何しろ変化が苦手な子供たちですから、
「ここじゃな〜い!!」
と大泣きをするかもしれません。入り口から入ってくれなかったらどうしましょう・・・。
そんな心配をよそに、誰一人、泣く子もなく、とても広くなったプレイエリヤを生き生きとめぐって楽しく通ってくれているそうです。
良かったです。
また、同じく交替で移転をした「ぐんぐんキッズ」の子どもたちはというと、さすがは小学生以上のお兄さんお姉さんです。
前よりもコンパクトになった部屋ではありますが、狭さがかえって集中力を高めたり、見通しが持ちやすいようで、今回の移転はぐんぐんキッズの子どもたちにも、とても良かったようです。お台所も広くなって、お料理等の家事やお手伝いスキルが伸ばしやすくなったということです。
どちらの事業所にとっても、よい移転ということで胸なでおろしております。よかった、よかったです。
移転をするというのは、今までの支援や構造化を一気に変えることにもなります。
今まで通りで過ごすのは楽だけれど、うまく変化を活かすことで、心機一転、新たにより良い支援を考えるきっかけになったのではないかと思います。
また、引っ越しって、いらないものといるものを選別するよいきっかけにもなると思います。たくさんのものに囲まれていても、本当に必要なものがさっと取り出せないのでは、困るところです。そういう意味でも、変化を恐れないことって大切だな〜としみじみ思いました。
私事ではありますが、わたしも家の片づけをしております。
近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」という本を以前買っていました。
彼女が、米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたというので、改めてこの本読みかえす気になりました。
読んだ本にすぐに影響される私は、まずは自分の着ない服を捨てることにしました。
どんどん捨てていくんだそうです。片づけるためには、まず捨てることから始めるんだそうです。
手に取って“ときめかない”ものは、どんどん捨てていく。
なんと私のタンスにも何年も着ない服、ときめかない服がたくさんありました。
本当にこれからも着ることがないのか、試しに試着してみました。
あれ、あれ、あれ〜、ボタンが止まらない。いつか痩せるかも〜なんて、取っておいたけれど、いつまでたっても痩せないわたし・・・。もうあきらめて、捨てよう!!
そう決意して、ごみ袋に思い切って入れた服で45リットルの袋はあっという間にいっぱいになりました。
それと一緒に、タンスの中の収納の仕方を、こんまりさんが言われるように立てる収納にしてみました。すると、服の一つ一つが、見渡せて、今日はどれを着ようかしらと、ワクワクと楽しい気分になるのでした。なんでもしまい込まず見えるように収納することで、すべてのものが生き生きと自己主張するようになりました。
私は、スカーフをたくさん持っています。でもいざ出かけようと思うと、いつも同じものを使っていました。立てて収納することで、一つ一つがよく見えるようになって、選びやすくなりました。スカーフたちが、「ここにいますよ〜」と語りかけてくるようで、最近・・・といってもここ10日くらいですが、毎日いろんなスカーフでお出かけしている私です。
楽しいですね。スカーフやマフラーは、首が寒いのでただ巻いているだけという感じだったけれど、おしゃれとして身だしなみとして、私の日常を潤してくれるアイテムに昇格したみたいです。
新しく何かに取り組むと、何かしら感じ方が変わって、知らず知らずのうちに自分を変えてくれるのかもしれない・・・。そんな風に感じる今日この頃です。
ところで、事件です。
グループホームが大変なことになりました。
先日、だいぶん出来てきたので、設計士さんと現場監督さんと、入居予定の人の保護者6人と一緒に部屋を見ていてうちに、部屋の施行ミスに気が付きました。
ロフトの高さが、思っていた以上に、いやに高いのです。部屋の中にそびえたっているという感じで、はしごに上って見下ろすと怖いほどです。
施工の際の寸法ミスだったということなので、かなり工事は進んでいて申し訳なかったのですが、寸法通りに直していただくことになりました。
それにしても大変な事態。棟上げ段階から間違っていたらしいとのことでした。どうなるのでしょうか??? 設計士さんは、「納期に間に合うように、徹夜してでもやらせます!!」と言っていただけますが、正直、不安が残ります。
それでも事態を見守るしかできない、素人の私たちです。
4月5日の開所式を目標に、いろいろな準備がどんどん進んでいる中でのアクシデントです。
今後どうなるのか・・・・、3月15日の引き渡しがどうなるのか・・・・。
地域のみなさんも来ていただけるようにと、カフェを併設した、とても新しいタイプのグループホームです。
カフェのテーブルとイスは、木工教室でもお世話になっている木工作家の川月清志さんが作ってくださっています。
とても素敵な椅子とテーブルになることでしょう。
カフェスタッフもいろいろな方が応募してくださっています。中国銀行さんに足りないお金も借りられることになりました。
一応、3月15日が完成予定と思って、準備始めています。
事務長のトチタロさんは、分厚い書類を作って県民局へ持ち込んで書き直しの指導をしてもらっています。
私は、支援の内容を毎日考えながら、個別支援計画の準備も始めています。
田口父さんは、世話人さんになるために、会社を辞めてきてくださる予定になっています。毎週土曜日には、ヘルパーの研修にも行ってくださっています。
皆4月の開所へ向けて、一丸となって走り続けていた中での、突然の施工ミス・・・。
とは言っても、工事の遅れは私たちが心配しても仕方がありません。
一番いいようになると信じて待ちたいと思っている私です。皆さん、一緒に祈ってくださいね。
また、今月もたくさんの寄付をありがとうございました。
親戚やおじいちゃんやおばあちゃんまでもが、篤志をくださいました。ありがたいことです。
そんな皆さんの思いにも応えたいと、思います。
そして、予定通り間に合うことを信じて、現在のところでの開所式の案内をさせていただきますね。
会員の皆様への「内覧会」は、4月2日の自閉症啓発デーの日にやります。マルナカで啓発チラシをみんなで配ったあと、11時から開始の予定です。ご予定くださいね。
外部のお客様をお呼びしての、正式な開所式は、4月5日(火曜日)、大安の日の10時からを予定しています。
皆さん、楽しみにお待ちください。
カレンダーやスケジュール帳に書き込みをよろしくお願いいたします。
変更などありましたら、できる限り早くにお知らせいたします。
では、皆さん、ちょっぴり不安な話を書いてしまいましたが、まぁ〜なんとかなることでしょう。
私は、「信じて待つ」と心に念じております。
五木寛之さんが、親鸞の言葉を引用して言われていましたが、「民衆は、仏にすべてをゆだねて一心に南無阿弥陀仏と唱える―そのことだけで、極楽浄土へ行けると信じていた。」
私は、それが心を穏やかにして、幸せへと至る道なのかもしれないなぁ〜と思いました。
考えてみると、信仰とは、そういうものかもしれませんね。
人事を尽くして天命を待つ。神様を信じるということは、一生懸命に正しく生きようと努力して、それから後はあっけらかんと神様に委ねることではないでしょうか?
まずは神様の前に恥じない自分を生きたいと思っています。そして神にすべてを委ねて、何も心配をしないで、信じて生きる。
それは幸せなことでしょう。そんなことを感じています。キリスト教も仏教も信じてゆだねるという意味では、究極は同じじゃないの?と思える私です。
グループホームの完成時期にヤキモキしているぐらいで、ちょっぴり大げさかもしれませんが・・、私は神様を信じて待ってます!!
寒さも峠を越えたのでしょうか?もうそこまで春がやってきそうにも思える2月の岡山です。ではまた、来月号でお会いしましょう。
(育てる会 代表 鳥羽 美千子)
教師・保育士対象 即実践講座 お知らせ
☆ 第9回 ☆ 平成28年2月10日(水) 19:00〜20:55
テーマ :いわゆる問題行動について
場 所 : 岡山県生涯学習センター 大研修室(岡山市北区伊島町3-1-1)
講 師 : 門 眞一郎 先生(児童精神科医:京都市児童福祉センター)
対 象 : 教職員・保育士やそれを志す方、施設・福祉関係職員の方 対象。
(申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円(賛助会費含む)
欠席された回の講義については、BD(ブルーレイディスク)をお貸しします。
まだ、申込みをされていない方で、参加を希望される方は事務局までどうぞ。
入金確認後、これまで講義のBDを送らさせていただきます。
18歳の春を目指すクラブ お知らせ
18歳で花咲く春を迎えたいと願って、活動しています。
1月22日(金)に、先月に引き続き、先輩お母さんの勝浦さんとメンターの近藤さんをお迎えしました。
勝浦さんはご都合で、当日はお話を伺えませんでしたが、事前に頂いた質問に、ひとつひとつ文章で的確なアドバイスを頂きました。
近藤さんからは、質問に対して経験に裏打ちされた貴重なアドバイスを頂きました。
それ以外にも、絵本を持参頂いたり、2人ペアで描いた絵を使ってのお話等で、楽しい時間を過ごしました。
参加者の方から
「先月から、この会を待っていました。他の方からの質疑応答も、自分に当てはまるので、とても勉強になりました。
勝浦さん:主人と考えが違う時、感情に流されず「一番大切にしたいものは何かを考える」という言葉に、大きな目で考えようと思いました。
近藤さん:「10年後の自分を描いて意識してみる。子供と一緒に母も成長する。自分自身がどういう成長をするかが、子供の成長に繋がる。」というお話が印象に残りました。」
等の感想を頂いています。
2月は、定例会はありません。
3月4日(金)に東山公民館で、来年度に向けての話し合いをしたいと思いますので、予定を空けておいて下さいね。(正会員限定)
キッズルーム お知らせ
キッズルームでは、岡山大学児童文化部のお兄さん、お姉さんが子ども一人ひとりについて一緒に遊んでくれます。
もちろんお父さん、お母さんや兄弟と一緒に遊ぶこともできます。
広い体育館で行うので、体を動かして遊んで寒さも吹き飛ばせると思います。
いつも参加して下さる方も初めての方も大歓迎です。ぜひご参加くださいね。
前回の会報でもお知らせいたしましたが、以下の期日で行います。締め切りが迫っているので、申し込みはお早めに。
日 時:平成28年2月20日(土)13時〜15時
場 所:岡山大学 清水記念体育館
持ち物 :うわぐつ、お茶、防寒具
申込締切:2月10日(水) (正会員限定)
参加希望の方でプロフィールを出していない方は提出してください。
質問等ありましたら、育てる会事務局(086−955−6758)まで。
OHAの会のお知らせ
OHAの会は高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害で知的障害のないタイプの子どもを持つお母さんのための会です。
今回の本読みでは、いじめについての章を読みました。著者であるルーク君が実際に受けたいじめについて書いてあり、読むと胸が痛くなりました。ASの子は相手の表情が読みにくく状況判断も難しい場合があり、直接体に受ける暴力以外はいじめと気づきにくいようです。ルーク君はいじめについて「他の誰かが、君がつらくなるようなこと、腹が立つようなことを言ったり、したりするなら、それはいじめだ」と説明していました。
また利守先生から、いじめっ子に囲まれた時やいやなことをされた時の対処法を教えていただきました。子どもにそれを教えるだけではなく、とっさのときに行動で示せるように、家で練習しておく方がいいと言われていました。
その後、利守先生が参加者からの相談に答えてくださり、家で取り組んでみようと思うアドバイスをいただけました。
次回から場所と時間が変わります。(正会員限定)
日時:2月26日(金) 12:30〜14:30
場所:ぐんぐんぴっぴ(赤磐市立川444−1)
3月の予定
日時:3月22日(火) 12:30〜14:30
場所:ぐんぐんぴっぴ(赤磐市立川444−1)
さをり織り教室のお知らせ
厳しい寒さの中にも、どこかしら春の息吹きを感じられる季節となりました。
やがて訪れる春の暖かい風を待ち望みながら、みんなで寒さに負けず、さをりの縦糸、横糸で一足先に春の模様を織りあげていきましょう。
日 時:平成28年2月9日(火) 9:30〜12:00
場 所:おひさまハウス 離れ和室 (赤磐市和田194‐1)(正会員限定)
『俺ノートの会』のお知らせ
『俺ノート』の会です。
参加は小学校高学年(四年生)以上の男子です。
のんびり活動してますので、ぜひ見学にいらしてください。
日 時:2月28日(日) 14:00〜16:00
場 所:おひさまハウス
持ち物:のり、はさみ、ノートや画用紙、切り抜き用雑誌など、休憩用の飲み物
参加希望の方は、事務局にご連絡下さい。Tel.086‐955‐6758(正会員限定)
つばさの会の報告とお知らせ
つばさの会は、働いていたりして、平日に活動している「18歳の春を目指すクラブ」に参加するのが難しいお母さん達が、土日に集まって勉強している会です。
先日、1月25日(土)、岡山市福浜町にある就労継続支援A型事業所ZENKOを見学させていただきました。
全国でA型事業所の立ち上げに尽力されている萩原義文さんが岡山で立ち上げ、運営に協力されている事業所で、主に病院や施設のクリーニングのお仕事をされています。
見学当日は岡山では珍しく夜中に雪が降り、ひどく冷え込んだ日だったので機械が故障してしまい、通常の仕事風景は見ることができませんでした。しかし、利用者の方がすれ違う時にきちんと挨拶をされたり、明日の仕事に備えて準備をされている姿を見て、きっちり仕事をこなされていることが見てとれました。
また、萩原さんや利用者の支援をされている宮田さんからお話をいろいろと聞かせていただき勉強になりました。萩原さんのお話の中には、障害者の就労に対する熱い想いが込められていて、保護者としてはとても嬉しい気持ちになりました。
話が盛り上がり予定していた時間を超える長時間となりましたが、あっという間に感じました。参加者にとっては、我が子を働ける大人に育てるために今、必要なことを改めて考える良い機会になったと思います。萩原さん、宮田さん、ありがとうございました。
参加者からの感想を紹介します。
ZENKOにうかがって、まず「朝礼、終礼の司会を利用者の方が順番にされている」ことと「その日の作業量の目標数を利用者さんたちで決める」ことを聞きました。利用者さんの主体性を大切にされていると感じました。
今回は機械の故障で作業の様子は見る事ができなかったのですが、萩原さんや宮田さんからたくさんお話をうかがうことができて良かったです。
萩原さんが「“障害があるから、できない”のではなく、みんな働く力を持っている、むしろ発達の人の方がまじめに働く人たちだ」と言われました。「だから彼らが働けるように私達が“どうしたら仕事ができるか”を考えて、働ける仕組みを作っていくことが大事だ」と言われました。そういう視点で、彼らの得意を活かした作業内容を組まれていたり、仕事場には手順書や気を付けるべきポイントが書かれたメモが貼られているのだなと思いました。とても分かりやすく環境が整えてありました。
萩原さんの言葉の端々に利用者の方や発達障害者の方への愛が感じられて、こんな風に思って下さる方のもとで子どもを働かせたいと思いました。
また、子どもを働ける人に育てるために、私達が今しておくべきこととして「家事をきちんと教えること」が大事だと教えていただきました。
「一度に多くのことをしなくてもいい。1年に1つ、じっくり取り組んで出来るようになれば、10年で10個のことができるようになる。家事がきちんとこなせることが仕事をすることの基礎となる」と聞いて、私も今まで子どもに取り組んできたことを再度確認したり、新たなことにも挑戦していこうと思いました。
それから、もう1つ萩原さんの言葉で印象に残ったのは「事業所はたくさんあるから1つの所にとどまる必要はない、子どもに合わないと思ったら場所を変わればいい」という言葉です。1度入ったらずっとそこでと考えていましたがいろいろな所で経験を積むこともいいかもしれないと思いました。
親自身が柔軟な考え方を持ち、子どもの様子も見ながら、職業の選択をしていけばいいんだなと思いました。
今は「子どもを働ける人に育てる」ことを大切にしていこうと思います。
今回は萩原さんと宮田さんから、障害者の就労に携わる方の生の声を聞かせていただき、とても勉強になりました。今後のことを考える上で参考にさせていただこうと思います。大変、貴重な1日でした。本当にありがとうございました。
みなさんが働いておられる姿を高校1年の我が子に見せたいので、春休みにまたお邪魔させていただこうと思います。よろしくお願いいたします。
T母
メール(注:メーリングリスト)でのお知らせとてもありがたったです。
参加してとてもよかったです。萩原さんのお話は、自分自身の勉強にもなりました。卒業した先のことどんな生活をしていったら良いかを教えていただいたような気がします。私は先生って学校にいると思っていたのですが、人生の先生は学校以外にもいらっしゃるのだなあと、そんな風に感じました。とても実のある勉強会、ご一緒させて頂きありがとうございました。
成長を思って、こんな風にしてもらえる所に子どもが通えたら、幸せだなあと思いました。
S母
《 次回のつばさの会》
日 時:平成28年2月13日(土) 10:00〜12:00
場 所:おひさまハウス 食堂(赤磐市和田194‐1)
内 容:座談会 見学会の感想やこれからの活動について
申込先:事務局 (Tel.086‐955‐6758)(正会員限定)
今後の活動についてみなさんの希望や意見を話し合いますので、はじめての方も
気軽に参加してください。
コーラスグループのお知らせ
先月号でもお知らせした、おやじの会主催のコーラスグループの練習日の場所と時間が決定しました。
育てる会としても、はじめての試みなので、まずは気軽に集まって発声練習あたりから始めたいと思っています。のどに自信のある方も、そうでない方も、どなたでも歓迎です。
キッズルームの後になるので、お子さんを誘ってぜひお越しください。
場所は、巻頭文の新聞記事にもあった「ぐんぐんぴっぴ」で、歌の指導もぐんぐんぴっぴの古川先生です。楽しい会になると思いますので、大勢のみなさんの参加をお待ちしています。
日 時:平成28年2月20日(土) 16:00〜17:30
場 所:ぐんぐんぴっぴ(赤磐市立川444‐1)
練習曲:「Let It Go 〜ありのままで」「ふるさと」
指 導:古川 恭子 先生(元 ミュージカル劇団員)
参加費: 一人 300円(きょうだい、お母さんの参加歓迎)
申込み:事務局(Tel.086‐955‐6758)(正会員限定)
水泳教室のお知らせ
日 時 :平成28年2月28日(日) 14:00〜15:30
場 所 :OSKスポーツクラブ (岡山市北区絵図町1−50)
連絡先 :育てる会事務局(Tel.086−955−6758)
当日のキャンセル(は水泳教室担当携帯まで電話、または、SNSにて連絡してください。
★今回、日時が当初の予定と異なっています。
また、時間もいつもと変更になっています。
当日、2月28日はOSKに於いて、一般のスイミングクラブのインストラクターの方に向けて、「障害者水泳指導者研修会」(主催:一般社団法人 日本スイミングクラブ協会)が開催されます。(詳しくは、「近隣の講演会等のご案内」をご覧ください)
特に自閉症の方々のための水泳指導の研修会ということで、私たち育てる会の水泳教室に参加し、実際の子どもたちの様子や指導の様子を見たいとの申し出があり、お受けすることにいたしました。
一般のスイミングクラブのコーチの方々に自閉症の子どもたちの実情を知っていただき、指導に生かしてもらい、一般のスイミングクラブでも障害のある子どもたちが水泳を楽しむことができる体制づくりへのお手伝いができたらと思っています。
当日はいつもと同じ志水コーチにより、いつもと同じメニューで水泳教室は運営いたしますが、プールにインストラクターの方が10数名いらっしゃいます。その点をご理解ください。また、更衣室がいつもの時間より少し混雑する可能性もあります。
環境がいつもと少し異なりますが、ご理解ご協力よろしくお願いします。
また、今回は育てる会の水泳教室が協力する形ですので、プールも無償でお借りできることになりました。
そのため、体験の方も、今回に限り無料で参加できます。
一度体験してみたいと思われている方は、ぜひこの機会をご利用ください。
申し込みはお早めにお願いします。(正会員限定)
サッカークラブのお知らせ
日時:平成28年2月14日(日)10:00〜12:00(9:45集合)
場所:岡山市内グラウンド
持ち物: マイボール、ゼッケン、ハチマキ、お茶(ボラさんの分も)、個人ノート、出席カード、親リーダーはグループノート
体験、見学の申し込み、お問い合わせは、事務局(Tel.086-955-6758)まで(正会員限定)
ぐんぐん だより |
ぐんぐんぴっぴ
「赤磐ぐんぐん」から生まれた「ぐんぐんぴっぴ」がついに独り立ちして一か月が過ぎました。
慣れ親しんだおひさまハウスからのお引っ越し。
スタッフたちはお子さんたちがどんな反応を示すんだろうとドキドキして待っていましたが、お子さんたちはみんなお友達の家に遊びに来たかのように楽しそう。「初めての場所」でも、今まで使っていた視覚的支援があちこちにあるので、どのお子さんも安心していつも通りに活動することができていました。
何より、以前の療育室よりずっと広々して開放的になったのでお子さんたちの遊び方がダイナミックになり、イキイキした様子が見られます。南側は全てが窓なので、寒い日でも太陽が出ていればぽかぽかと温かい陽が差し込んできて、お家の方たちもリラックスして和んでおられるようです。
あるお母さんが、「ここに来ると、私が癒されて、一週間のリセットができるんです」と言ってくださいました。
どのお母さんもお家では子育てと家事で大忙し、お仕事をされていたらなおのこと、「お子さんとしっかり向き合って遊ぶ時間」を確保することは大変なことですが、ぐんぐんぴっぴにいる間はお家の方とスタッフとが一緒にお子さんを見つめ、一緒に味わい、一緒にとことん遊ぶことができます。
お家であったことを話してもらい、スタッフと一緒に考えることができます。お話した後、「やってみます!」と言って帰られ、翌週「やってみました!」と報告してくださるお母さん方もたくさんおられ、スタッフもやりがいを感じさせていただいています。
スタッフ一同これからどんどん勉強して、お子さんやご家族にとってより良い療育を目指してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ぐんぐんぴっぴ 療育スタッフ
赤磐ぐんぐん
2016年を迎えて、1か月が経ちました。今年の冬はそこまで寒くないかと思っていたら、雪も降って寒くなってきましたね。皆さん体調に気を付けて下さいね。
療育中の様子をお話します。
最近遊びの時間のときに子どもたちがよく要求してくれる遊びがあります。それは、アイロンビーズです。
アイロンビーズは、パイプ状のビーズを専用プレートの上で並べて平面な絵柄を作り、アイロンの熱で溶かして接着し、モチーフを作っていく遊びです。
ビーズを並べて絵柄を完成させる工程を子どもたちが取り組み、やけどをしたら危ないのでアイロンをかけるのは、先生がしています。
手でビーズをつかんで並べているお子さんもいれば、ピンセットを使って並べていっているお子さんもいます。アイロンビーズをやりたいと思ってもらえるように新幹線が好きなお子さんには新幹線の絵柄を用意しています。絵柄は、マスを色鉛筆で塗って手作りしています。
小さいビーズなので扱いにくくて崩れてしまうこともあるのですが、自分の好きな絵柄を選んで取り組んで、「完成させたい!!」意欲が高いので、何度もやり直しながら完成を目指して取り組んでいます。
完成したとき「先生できた。」とすごく嬉しそうに報告しています。達成感を味わった子どもたちの顔は、とてもいきいきしています。大人のやりとりがないと遊べなかったお子さんも、アイロンビーズをすることで、一人で過ごすことができています。
余暇スキルは、とっても大切なスキルです。お子さんの興味関心を活かしながら、余暇スキルの幅を広げるための取り組みを考えていきたいと思います。
赤磐ぐんぐん 療育スタッフ
ぐんぐんキッズ
「暖冬」と言っていたのがウソのような寒さ厳しい1月末となりました。
ぐんぐんキッズでは、急な気温の変化に体がついてこないのかお休みの子・体温調節や暑い寒いなどの自己判断が難しい子・「冬服にセーターは着ません!」「カイロや手袋は持っていきません!」と上着一枚で登校する子など、様々です。臨機応変が苦手な子どもたち。例えば、天気や気温に合わせた服装を決めておく・室温が○度の時にはエアコンは○度にセットする、など臨機応変を文字化・見える化をしておくことも大人になった時の柔軟性のためにはいいかもしれませんね。
さて、ぐんぐんキッズは以前お知らせした通り、12月末に育てる会事務局や赤磐ぐんぐんと同じ建物に引っ越しました(療育のお休みなど、ご迷惑をおかけしました)。
保護者の方・子どもたちそれぞれに、引っ越しについて写真やスライドを使って予告し、迎えた初回。どの子も大きな混乱はなく「新しいキッズだ!」「きれいじゃん!」「使いやすそうだね」とまずまずの反応でした。
(※引っ越しについての説明スライドの一部。
変わらないこと・変わることを対比させることで、理解しやすいようでした)
キッズでの取り組みの一部を紹介します。
保護者の方から、「『今日学校で何があったの?』と聞いても『別に』『普通』と言いがちで」「宿題の日記が全然書けないんです」というご相談が時々あります。
それはもしかしたら、「思い出す」「考える」「文章に整理する」「書く」「綺麗な字で書く」「他に気をそらさずに取り組む」などが一度にはできないからかもしれません。
キッズでは、活動の後にふりかえりの時間を作っている単位があります。
「聞く時間を事前に示す」
「選択肢を出す」
「子どもの発言を拾っておきヒントを出す」
「取り組んでいる様子の写真や説明の紙など体験を思い出しやすいものを見せる」
「書き込む欄を作っておく」
「ブースに分かれて書く」
などの工夫で、できることがあります。
また、実は話題の設定も大切です。「学校で嫌なことがある?」「困ったことない?」と言われても、言いたがらないお子さんもいますよね。ご家庭でも食に興味がある子なら、給食について献立を見ながら聞くなど、好きなことから始めると、子ども自身が楽しみながらお話することができるかもしれません。
キッズの連絡帳にも、以前は学校のことを聞いても「めんどくせえ」「今聞かないで」と言っていたお子さんが、設定や聞き方・話題を変えたことで、聞けば答えてくれることが増えてきたと言う嬉しい変化も寄せられました。お話以外でも、その子に合う方法・設定・工夫を考えて、実施してみて、うまくいかなかったらまたリトライし、うまくいったらさらにどういう風にしていくか考える・・・その繰り返しで、少しずつ色々な力が育っていくとステキですね。
私たちも、ご家庭と連携してお子さんに色々な力を育てていきたいと思いますので、ご相談ください。
ぐんぐんキッズ 療育スタッフ
赤磐ぐんぐん 見学会のお知らせ
療育希望者対象の見学会を開催いたします。
募集する対象年齢は、平成22年4月〜平成24年3月生まれまでのお子さんです。
(24年4月以降お生まれのお子さんは「ぐんぐんぴっぴ」にお申し込み下さい)
日時: 平成28年 2月 18日(木) 10時00分〜11時30分
(終了時間は、申し込みをされる方の人数によって多少前後いたします)
場所:岡山県赤磐市和田194−1
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会 内
「児童発達支援事業 赤磐ぐんぐん」
事務局TEL 086−955−6758. FAX 086−955−6748
★見学会は、保護者の方のみでお越しください。
★全体の説明後、来年度、赤磐ぐんぐんでの療育を希望される方は、おひとりづつ10分程度の面談を行います。
《当日の流れ》
10:00〜10:45 療育室内部の紹介と療育の流れの説明
説明終了後、質問にお答えします
※ここでは、療育室の説明などで分かりにくかった点など全体的なことについての質問をお願いします。
10:45〜 個別面談
※来年度、赤磐ぐんぐんでの療育を希望される方は、お一人ずつ10分程度の面談を行います。
個別の質問はここでお願いします。
見学会への参加を希望される方は、申し込みが必要です
育てる会事務局 TEL086−955−6758 までご連絡ください
ぐんぐんぴっぴ 見学会のお知らせ
1月に開所した、3才までの母子同室での超早期療育の「ぐんぐんぴっぴ」です。
「ぐんぐんぴっぴ」では、見学、説明は、通所を検討されている保護者の方を対象に、個別に行いたいと思っています。
できるだけご希望の日時にそいたいと思いますので、希望される方は、まずはご連絡ください。(見学は平日の午後に行う予定です)
支援センターNEWS
大寒波が到来しても、そこそこに暖かい岡山の冬。
とはいっても、長袖を着て防寒着を羽織って出かける我らですが、ある日「暑いからといって孫が半袖しか着てくれない。用意をしてやってないんかと思われても嫌だし、風邪を引いたら困るからな・・・」という相談のお電話が入りました。お婆さまにしてみれば不思議な光景なのだと思いましたが、担任にも様子を伺ってみると、給食着なども手首を締め付けるようなものが苦手とのこと。お婆さまには感覚の違いを説明し、体調を崩していなければ許してやって(服の形も検討してみて)とお話ししました。(ちょっとしたことですが、気になったことを尋ねて下さることは本人理解に繋がります。お電話いただいたお婆さま、ありがとうございました♪)食べなくても、着なくても体調に大きく影響しない彼らの感覚の不思議さを改めて実感した冬でした。
さて今回は、支援者養成夜間講座の4回シリーズの最終回の報告をします。
最後の回は、参加者からも要望の多かった「子どもの様子を保護者に伝えるコミュニケーション術」と題して、対応方法についてみんなで考える時間にしました。ペアレントメンターの延江さんをお招きして、子育ての体験談を話していただきました。個人の立場からで良いので、保護者として嬉しかった対応や、傷ついた対応をお話してくださいとお願いしていました。そうした生の声が、支援者にとっては今後の保護者対応に役立つと考えたからです。メンターさんの話を聞いて参加者が感じたことを、その場でお返ししたい思いもあり、グループワークをして感想を共有してまとめて発表していただきました。
その中で出た意見を幾つかご紹介します。
・障害を受容していくには、個人差はあれど、時間がかかるのだということが分りました。
・「すぐには動けなくても(受容できなくても)親の心には残る」というメッセージが印象に残りました。誰かが気づきの種まきをしなくてはならないのだから、今していること(子どもの気になることを伝えて共有すること)が無駄ではない、頑張っていける!と思いました。
・保護者の立場からの意見を聞き、自分たちが何を期待されているのかが分り参考になりました。伝え方や保護者との信頼関係は、伝わり方に影響してくると感じました。
・(保育士から促され何度も園の様子を見に足を運んだという話から)家の中では我が子とまわりとの違いには気づきにくいのだということが分かりました。
・子どもへの理解や対応が分かってくると将来への不安が出てくる、といったように親の気持ちも変化していくことが分かりました。(周りが共感してくれることが心強いと言う話から)一緒に対応していく、理解していく姿勢を示すことが大切だと感じました。
・今でも歴代関わってもらった先生たちとの繋がりがあると聞いて、私もそんな先生になりたいと思い勇気をもらいました。
・(「お母さんが神経質だから」と言われて悩んだという話などから)15年前の発達障害児を取り巻く環境や実態を知り、驚きました。そうした見方も近年少しずつ変化しているように感じました。
といったようにここで出た意見や感想は、最後に講義で確認していただこうと思って準備していた内容ばかりでした。
センターで相談を受けていて、
・「発達障害かもしれないので専門に相談するように」と言われたが私は気にならない。
・先生にはダメなところばかり指摘されて辛い。先生に会いたくない。
・「診断をもらってくるように」と言われたが、診断がないと園ではみてもらえないのか、支援もできないのか。
などといった訴えがあり、先生方が保護者と子どもの様子を共有する上で、コミュニケーション不足や認識の違いによって、信頼関係が崩れかけている、考え方がすれ違っていると感じることがあります。
今回は、支援者のための講座でしたので、先生方にこうした実態を知っていただくと同時に自分たちの思いが受け手には違った形で届くことがあるということに気づいていただければと思っていました。早期療育の重要性も先生方の耳に届き、早く診断や療育に繋がると子どもにとって良いという風潮が後押ししたことが、子どもの実態の把握・共有より早期受容と診断に結びつくことの方に向けてしまっていたのかもしれません。
「保護者と一緒に!」というところに改めて気づいて下さり、教えられるという形ではなく、メンターさんの体験談から自分たちの力で保護者対応のポイントを見つけ出していったことで確実に理解が深まったのではないかと感じました。
連続して参加できた方、できなかった方、様々におられたかと思いますが、アンケートでは次回開催への期待や希望の声もいただきました。次年度の事業計画で、方法や内容についてしっかりと検討していきたいと思います。
発達障害について学びあう仲間が一人でも増えたことを喜びながら、アンケートで寄せられる励ましの声に後押しされながら、講座をすすめて参りました。台風で警報が出たり、大寒波が来たりと開催が危ぶまれるハプニングの多い夜間講座でしたが参加していただきました先生方、本当にありがとうございました!
あかいわ発達障害支援センター 相談員 原 未春
グループホーム建設寄付 御礼
今月も温かいご寄付、ありがとうございます。
子ども達の夢を現実の形にするため、大切に使わさせていただきます。
【 ご寄附をいただいたみなさま 】 (1.1〜1.31)
○ M.M 様(徳島県) ○ M 様(兵庫県)
○ K.K 様(岡山市) ○ O.A 様(岡山市)
平成28年1月31日現在 寄付金合計 25,236,568円となりました。
ありがとうございました。
完成まで、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
寄付金振込口座 中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽美智代
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。