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平成28年7月31日

 

 第219号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 219号 目次

     虫の声

     即実践講座のお知らせ

     OHAの会・キッズルーム・木工教室 お知らせと報告

      18歳の春を目指すクラブ ・サッカークラブ・水泳教室 お知らせ    

     私のお薦め本コーナー
           「はじめての療育

     近隣の講演会等のご案内

     ぐんぐんだより
        ぐんぐんぴっぴ・赤磐ぐんぐん・ぐんぐんキッズ

     支援センターNEWS

     グループホーム寄付 お礼

今は夜中の11時過ぎです。
昼間の暑さがうそのように感じられる涼しい風の中で、この会報を書いています。
遠くでジーコジーコと何かの虫が鳴いています。虫に詳しくないので、どんな虫が鳴いているのか聞き分けられないのが残念だけれど、いろんな虫の音が遠く近く聞こえています。
人の気配がすっかり消えた夜、山に近い我が家は、にぎやかな虫の声に包まれます。

夏休みですね。幼稚園や小学校、中学校など学校へ行っているお子さんのおられるご家庭では、忙しい毎日が始まっていることでしょう。
働いていらっしゃるお母さんも多いようですが、お子さんは、夏休みどうしていますか?
学童保育にいっていますか?それともおじいちゃんおばあちゃんが見てくださっていますか?もしかしたら、一人でお留守番なんていう家もあることでしょう。
その昔、私が哲平を育てていた頃には、障害がある子どもを抱えた親たちは、働くことなど考えることが出来ませんでした。
「学校へ行っている間くらいパートでお仕事できるでしょう・・。」そんな風に思われるかもしれませんね?
そうですねぇ〜、平日だけのパートタイマーのお仕事ならたぶん働ける方もいたことでしょう。けれど、長い夏休みや長期のお休みの間は、子どもがいるので休みをください・・・なんて言えませんでしたよね。
結局、子どもが学校で落ち着いてくれて、平日の昼間に時間ができるようになっても、私たち障がい児を持つ親は働きに出ることはありませんでした。
「お仕事をしたくても出来なかった・・・。」それは、私の中で沸々と発酵していく暗い思いでした。
当時、女性が社会進出することを、「跳ぶ」という言葉で表現していたのを、少し年上の方なら覚えておられるのではないでしょうか?
そう私は、跳びたかった。苦しいしんどい日常から抜け出して、跳びたかった・・・。
でも、跳べないで鬱々して過ごしたものでした。
でも今から数年前にそのことをYさんというお母さんに話したのは、同じような想いを抱えながら、子育てしていらっしゃったように見えたからなのか、それとも、そんな自分を誰かに知って欲しいと思ったからなのか・・・、定かではありません。
「代表は、跳んでますよ」
この一言で、私は我に返りました。
そういえば、私は跳んでるかもしれない。そう、今の私は、まさに跳んでいる!
昔、あこがれた女が跳ぶという事を、願い続けた社会進出をまさに、今実現させているのではないか・・・。そんな風に思えたのでした。
長い長い間、跳びたいと願い続けた私の願いは、ちゃんと今かなえられているのです。
しかも、子育てと並行させた形で、実現した“跳ぶ”です。
今、子育て中で私のように悩んでいるお母さんがいたら、私は、この言葉を送りたい。
「願い続ければ、どんなことだって叶う。」
いつの間にか、ここに立っていた。生きてきた。育てて来た。そして、ここにいた。そんな感じです。
岡山県自閉症児を育てる会の代表職は、とってもしんどいけれど、やりがいがあってしかもお母さん方から、喜んでいただける仕事です。そんな仕事をしている自分が、私は大好きです。跳んでいると言ってくれたYさんの言葉通り、跳んでいる私が好きです。
育てる会では、子育て中のスタッフの為の託児をしています。
育てる会には、事務局、療育、相談支援、グループホームそしてカフェを含めると、現在36人のスタッフが働いています。
その多くは、まだ小さな子どもさんを抱えているお母さんたちです。保育園に行ってくれている時期はいいけれど、小学校へ行くようになると、長期の休みが大変です。
子どもによっては、学童保育が嫌で、家に置いておくわけにもいかない・・・。そんなお母さんスタッフの為の託児をしているという訳です。
前述のような自分自身の経験を踏まえて、お仕事をしやすい仕事場にしたかったからです。
たとえ障がい児を持とうと、みんなが働ける職場をと、作ったのが、育てる会の託児です。
子どもたちは、学年を超え、地域を超え、一緒に遊び友達になります。
とてもいい子ども社会が出来ているように思います。
赤磐のファミリーサポートセンターのご協力をいただきながら行う育てる会の託児は、育てる会の事務局の離れで行っております。
夏休みに入ってにぎやかな子どもたちの声が、毎日離れから聞こえています。
2階は「赤磐ぐんぐん」、1階北側では「ぐんぐんキッズ」。そして離れは、スタッフの子どもたちの預かりです。にぎやかな毎日が、始まって一週間です。
子どもたちの夏が、今年も幸せであるよう祈っています。

最近、アメリカのドラマを録画してよく見ます。事件をプロファイラーが解決するというものや、少し変わったお医者さんが病名を当てていく内容のものとか、死んだ人の状態から犯人を捜し出すとか、色々あります。その主人公たちが、みんなどうも自閉症スペクトラムの人らしいのです。日本のドラマの中の自閉症は、障害者として庇護すべきもののような扱いが多いけれど、アメリカのドラマでは自閉症の人の特性を生かしたドラマ展開になっていていいな〜と思います。
自閉症って面白い思考をしながら,常人ができないことをやってのける。
そこがすごいというように描かれているように思います。
どこにも自閉症という言葉は出てこないし、個性として扱われているだけなのですが、製作者は、解っていてドラマを作っているようです。いいなぁ〜って思いながら、見ております。
自閉症の良いとことを描いているドラマは見ていて面白く、楽しめます。
私たちは、子育てをするとき、子どものいいところを着目して、そこを伸ばしていくといいとよく勉強します。こんな風に社会の中で彼らの素晴らしい記憶力や、発想力や、計算力、着眼点など、活かしていくことが出来たら、どんなにいいだろう…、思わずにはいられません。
最近読んだ本の中に、さわやかな自閉症と思われる登場人物が描かれているものがありました。吉村龍一著『真夏のバディ』です。
読後感が、すっきりでいい本でした。
あと、宇野千代さんのエッセイも面白かったですね。
もしかしたら、宇野千代さんはADHDかも・・・なんて思いながら読ませていただきました。
「いい仕事している人には、ADHDの人が多いですよ」と教えてくださった吉田友子先生が、もうすぐ岡山に来てくださいます。楽しみにお迎えしたいと思っています。
この会報がお届けできる頃には、吉田友子先生のセミナーは終わっているでしょうか?
先日、先生から素晴らしいレジュメ資料が送られてきています。来月号は、セミナー報告が主な内容になることでしょう。

今月は、カフェの事でもたくさんの報告があります。
岡山県民局の協働事業としてカフェを運営させていただいております。
何とかして、多くの方にこのカフェに足を運んでいただいて、彼らの暮らしにも触れていただきたいと願って日々奮戦中です。
カフェスタッフは、3人です。
「このカフェの為に、出来る事の全てをやりたい。」そういってくれるのは、Fさん。
地産地消を活かして岡山の桃のジュレをヨーグルトに乗せようというアイデアを考えてくれる管理栄養士のKさん。
群馬でカレー屋をしていて商売の唯一の経験者のHさん。彼女は絵や看板かくのも上手な多才な人です。
私にも彼女たちの想いが乗り移って、何でもやってやろうじゃないの〜と頑張っています。毎日の献立もどんどん改善されて、お味も当初よりうんとおいしくなりました。
場所がわかりにくいというお客さんのご意見から、看板を大きく目立つ形にすることになりました。上品に楚々という形で作りたかった私でしたが、目立たないと商売にならないことを学びました。
遠くからでも見えるこんな看板ができる予定です。
これが見えたら、そこがカフェ・スプリング・カムカムです。
ネコは、招き猫です。多くの皆さんに来ていただけるように、もりとう工芸さんが作ってくれる予定です。8月半ばに完成予定です。
人気店になって、行列ができるようなお店にしたいという壮大な願いの元、頑張っています。
お客様の意見を聞いて、どんどん、改善していくのは、育てる会の子育てのやり方と同じだなと考えています。子育てでうまくいかないとしたら、理由があるという事でしょう。
子どもが問題と思える行動をしたら、まず考えるべきは、どうしてそれをしてしまうのか、原因を考えます。原因を子どものせいにせず、私たちのやり方がまずいためと考える。
そして、原因を取り除き、私たちの対応を変えていくことで、子どもの行動の変容をはかっていこう・・・、それが、私たち育てる会のやり方です。
お客様が、まだ少ないのは何故かを、協働事業の相手の県民局の職員のみなさんと徹底的に考えています。うまくいかない原因は何か、その改善策を講じていくのは、同じやり方だなと思いながらやっています。県民局からの指摘されたところは、丁寧に受け止め、考え変えていく。面白くて楽しい作業です。
広報が大切と言われて、フェイスブックにも出しています。食べログにも登録されました。みんなで「いいね!」や「行きたいね」のボタンを押してください。そして本当に食べに来てくださいね。
日々の努力が実って、とってもおいしいランチに仕上がっています。
さすがは、主婦歴○年のスタッフが作るランチは、おいしいと好評です。食べた人にしかわからない良さをあなたも味わってください。
そして、何度も来てほしいです。育てる会で支えていただきたいです。どうかよろしく。
また、新しい取り組みも考えています。それは、なんでもPECSで注文できるようなお店です。
赤磐市では、絵カード推進事業として、PECSを導入する店を募っていましたが、なかなかうまくいきません。私たちこそ、それを発信できるのではないかと思い始めました。
準備が整い次第始めます。自閉症の人も耳の不自由な人も使えるツールとして有効なPECSです。待っていてくださいね。
そして、自閉症のお子さんとぜひいらしていただきますよう、お待ちしていますね!!
先日は、ある新聞社の方から、「自閉症の人の作品展を、グループホームを解放してやったらどうですか?」と言われました。
ぜひやって欲しいと言われました。
これはいいなと思いました。私たちのグループホームは、地域の中で孤立してしまうのではなく、誰でもが親しみをもって見ていただけるような、開かれたホームにしたいと思っています。そのためにカフェも運営しているし、見学も受け入れています。こういう取り組みが大切なのかと教えられた思いでした。
それで、作品を募集したいと思います。
子どもたちの絵や作品があったら、お寄せ下さい。織物、木工作品、絵画、焼き物など何でもいいですよ。
グループホームには、玄関ホールや階段、廊下、2階のホールなど、壁面がたくさんあります。きれいに飾って見学のお客様に見ていただきたいと思います。
自閉症の子どもの作品はその時にはへたくそに思えても、長い年月経ってからその良さを発見するようなことが多いのです。独特の感性を持った子どもたちです。
是非、作品をお寄せ下さい。お待ちしています。
開催予定は、秋。芸術の秋、文化の秋にしたいと思います。たくさん出してもらっていいです。その子のコーナー作ればOKです。
一般の方にもグループホームを見ていただくことを兼ねたらいいなと思います。
こういうホームが、地域にあっていいなぁ〜と実感していただけたら、嬉しいです。
また秋のイベントとしては、カフェの新メニュ―も始まります。秋野菜を使った野菜たっぷりの新メニューを楽しみに待っていてくださいね。
自閉症児者の作品展と合わせて、お楽しみになさっていてください。

さて、先日は、県会議員の方々をグループホームほっぷ1にお迎えしました。
県環境文化保健福祉委員会のみなさまで、地元県議の方を含めて10名ほどの県会議員の先生方に、ほっぷ1とスプリング・カムカムを視察していただきました。
はじめに、育てる会の事、グループホームを作った経緯、そして、カムカムを作った思いをパワーポイントを使って説明をさせていただいてから見学をしていただきました。
皆さん、とっても熱心に聴いてくださって、見ていただいて、ありがたい時間でした。
県の福祉行政のかなめにおられる皆さんに、自閉症の事や、グループホームの必要性をお話しできたことは、よかったです。誰も作ってくれないから、自分たちで作って来た事、運営が、大変なことなど、お話できました。自閉症への理解も少しはしていただけたかなと思います。

お話変わって、先日スペシャルオリンピックスのボーリング大会がありました。
哲平も参加して銀メダルを胸に嬉しそうでした。
アベレージ108の彼は、当日は、3ゲームで368点、1ゲーム123点平均のいいゲームでした。つい1か月ほど前にボールを変えたので、どうかなと心配していましたが、よかったよかったです。
この会場で、久しぶりにお会いするお母さんたちから、グループホームの話を次々、聞かれました。
みんなに聞かれながら、「作ればいいよ。皆で力を合わせれば作れるよ〜」と言いました。
そして作るためのノウハウは、ゆっくり伝えたいとお話しました。
でもね、本音を言えば、グループホームは、親が作るのではなく、これは行政が作っていくべきものだと、私は思っています。
でも、でも、そんなこと待っていたら、子どもたちの間に合わない。だから、育てる会は、寄付を募って始めてしまいました。
皆さん、本当に作ろうと思えばできましたよね。「願えば叶う」です。
運営は大変ですが、常に前向きに考えたいと思っています。
とにかく会員の皆さんは、将来に向けて自分の子どもをしっかり育てていってください。
身辺自立をきっちりやっておくことと、みんなで暮らすためには、ルールを守れること、他害行為のないこと、指示が入ること・・・。今、グループホームで穏やかに暮らせているのは、それらが出来るようになった人たちです。
親がなすべきことと、グループホームがやるべきことは、少し違うようにも思っています。またその辺の話は、いつかまた・・・。

そうそう、グループホームに入った I さん。
これまではB型事業所に通っていましたが、先日A型事業所のZENKOさんへ就職が決まったことを報告します。
ゆっくりだけれど、着実に自分の仕事をこなしていくIさんの良さを見てくださったZENKOの萩原所長に感謝です。
写真は実習中の様子です。
またその報告は次号でいたしましょう。
親から離れてのグループホームでの暮らしは、みんな成長がたくさん見られます。
野菜嫌いで家では、ほとんど野菜が食べられなかったKさんは、世話人の田口さんの励ましのおかげで、完食の日々です。
おかげで、便秘がなくなりました。生活リズムも整って、睡眠時間も家では、11時間も12時間も寝ていたのが、8時間になりました。
よく寝て、よく食べ、そして、よく出す。大切なことが整っています。いい感じですね。
聴覚過敏のIさんは、咳やくしゃみが苦手です。いつもイヤーマフをしている彼への取り組みも、参考にしていただきたいので、また次号で話しましょうね。
今日は、たくさん書きすぎて、紙面が足りないと言われそうなので、この辺で終わりましょう。
皆さん、それでは夏の終わりにまたお会いしましょう。ごきげんよう、さようなら。
(育てる会 代表 鳥羽 美千子)

平成28年度 教師・保育士対象 即実践講座 お知らせ

☆ 第4回 ☆ 平成28年9月9日(金)19:00〜20:55
  テーマ  :コミュニケーション B コミュニケーションの評価と文脈
  場 所 : 岡山県生涯学習センター  大研修室(岡山市北区伊島町3-1-1)
  講 師 :坂井 聡 先生(香川大学教育学部特別支援教育 教授)
☆ 第5回 ☆ 平成28年10月14日(金)も同じ会場です。
学校の先生方には、夏休みを挟んでいよいよ中盤の胸突き八丁です。
例年ですと、ここらあたりで出席者も減り気味となるのですが、今年は坂井先生の楽しい講義のおかげで、みなさんまだまだ余裕です。
途中参加もOKですので、申し込んで下さい。
参加費:一般 20,000円、賛助会員 17,000円 全10回分 
申込・問合せ:Tel.086‐955‐6758、Fax.086-955-6748 
http://ww3.tiki.ne.jp/~teppey/2016sokujissen.pdf

OHAの会のお知らせ

OHAの会は高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害で知的障害のないタイプの子どもを持つお母さんのための会です。
8月はお休みします。

 《 次回のOHAの会 》

日 時:平成28年9月15日(木) 9:30〜11:30
場 所:おひさまハウス 食堂
申込み:Tel.086-955-6758(事務局)
9月からの読書「あたし研究」事務局に入荷しましたので、
まだお持ちでない方は声をかけてください。

キッズルームの報告

7月17日(日)に岡大体育館にてキッズルームを開催しました。
初参加4人を含む13人のお子さんが参加しました。
子どもたちは担当のお兄さんやお姉さんと顔合わせをしたらすぐに遊びのコーナーへ駆け寄っていました。
体育館の中を走りまわる子もいて、汗びっしょりになりながら楽しく過ごしました。
今回は初めて紙芝居を披露してもらいました。
  
参加者の感想を紹介します。
〇今回初めて参加させていただきました。走り回る2歳の息子に一生懸命ついて走ってくれたお兄さんお姉さんに感謝しています。普段公園などへ行っても付いてまわるのに必死で息子の表情を見られないのですが、今日は客観的に見ることができました。また、走り回っても積み木をこわしてもOKな環境で思う存分遊ばせてあげることができて良かったです。
5歳の姉も一緒に遊べて本当に楽しそうな表情をしていました。ぜひまた参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。
〇紙芝居は、じっとして見ないだろう、ウロウロするだろう・・と思っていましたが、じっと座って真剣にみていることにびっくりしました。
途中みんなで声を合わせて掛け声をいう場面もあり、楽しく見れたのだと思います。
〇見通しのあるスケジュールで、途中で逃げ出すこともなく活動を楽しめたようです。
子どもにボランティアさんがついてくださり、安心して見守ることができて嬉しく思いました。紙芝居もよく聞いていたようで、家に帰って内容を聞くとちゃんと答えてくれました。バルーンが一番おもしろかったようで「またしたいなあ。また行こうね」と子どもたちに頼まれました。

木工教室のお知らせ

先月号でご案内をした木工教室の、今年のサンプルができあがりました。
作品名『マイポスト』です。
子ども達には目と口をデザインして、切り抜いてもらいます。下書きをしておきたい方には、先にパーツを郵送しますので、おっしゃってください。
また前面はホワイトボードになっているので、お部屋の中で伝言板やメモにも使える便利なポストです。
日 時:平成28年8月28日(日) 13:00〜15:00
場 所:岡山県生涯学習センター 木工教室(岡山市北区伊島町3-1-1)
講 師:川月 清志 先生(成羽在住 木工作家)
定 員:子ども12人(きょうだい児を含む)
参加費:一人 1,800円(材料代)

18歳の春を目指すクラブ お知らせ

18歳で花咲く春を迎えたいと願って、活動しています。
7月8日(金)に東山公民館で、岡山市発達障害支援センター「ひか☆りんく」の方に、利用の仕方や事業内容について、お話頂きました。
「ひか☆りんく」とは、障害の有無に関わらず、人にはきらっと光る(ひかり)個性や特長があり、それを生かしていける、多様なつながり(りんく)をもてる場所です。
岡山市在住の発達障害のある方、その疑いのある方、または、そのご家族、関係機関の相談支援、発達支援、就労支援、機関連携、普及啓発・研修をしています。
参加者の中には、岡山市以外の方もいらっしゃいましたが、該当地域の機関に紹介もして頂けるということでしたので、「まずはお電話ください!」とのことでした。
参加された方からは
○「ひか☆りんく」につながってから、母子ともに落ち着きを取り戻しました。
○ 今まで存在は知っていましたが、利用したことがなかったので、将来に向けて、相談してみたい
○ 「本人にとって利益になるような支援がしたい。」という言葉に職員の方の熱意を感じました
○ 今秋の講演会も聞きに行きたいと思いました。
等の感想が寄せられました。

  8月の活動はお休みです。

次回は、9月29日(木)に武蔵先生をお呼びします。
正会員の方は、1000円で参加できますので、興味のある方は、予定を空けておいて下さいね。詳細については、次号でお知らせします。

サッカークラブのお知らせ

8月はお休みします。

  《 次回のサッカークラブ 》

日時:平成28年9月11日(日)10:00〜12:00(9:45集合)
場所:岡山市内グラウンド
持ち物: マイボール、ゼッケン、ハチマキ、お茶(ボラさんの分も)、個人ノート、出席カード、親リーダーはグループノート
体験、見学の申し込み、お問い合わせは、事務局(Tel.086-955-6758)まで

水泳教室のお知らせ

8月はお休みします。

  《 次回の水泳教室 》

日 時:平成28年9月18日(日) 15:30〜17:30
場 所:OSKスポーツクラブ(岡山市北区絵図町1−50)
連絡先:育てる会事務局(086-955-6758)

 ぐんぐん だより 

ぐんぐんぴっぴ 

ぐんぐんぴっぴでは、遊びの時間を大切にしています。
ぐんぐんぴっぴに来ているお子さんたちに教えてあげたいこととして、「コミュニケーション」「共感性」「人との関わり」などがあります。
では、どうやって教えていけばいいでしょう。
1歳代から3歳代の小さなお子さんたちに、「相手がこうしてきた時には、このように相手に共感するんですよ」と説明したらわかるでしょうか。これらは、いわゆる「机でのお勉強」では教えられない部分です。
遊びの場面には、コミュニケーションや共感、人との関わりの機会がたくさん詰まっています。一人ではできないことだけど、楽しいことだからもっとしたくて相手にお願いしたくなる。リラックスしている場面だからこそ、自然に声が出てしまう。相手が自分と同じものを見ていること、一緒に笑っていることに気づく。この人と遊ぶと面白い、ということから人への興味が生まれる。大好きな相手だから、信じられる。大好きな相手がしているやり方だから、きっと面白いと思って真似てみる。………こうやって、お子さんたちは遊んでいるうちに大切なことを学んでいくのです。
しかし、お子さんたちがただ自由に遊んでいるだけでは療育とは言えません。ぴっぴでは、私たちスタッフがお子さんの興味のある遊びを見つけ、今のお子さんが無理なく身に付けられそうで暮らしの役に立つスキルを見つけ、それを、今日たまたまお子さんが興味を持って手に取ったおもちゃや遊びの中で、お子さんたちに「何かを教えられている」と気づかせないで、楽しくて自然な形で大切なことを教えていこうとしています。
自閉症のあるお子さんたちは、雑然とした集団や暮らしの中から適切な行動だけをお手本として学び、身に付けていくことが苦手なところがあります。
だから、ただ集団に入って、移り変わる自然発生的な場面で、やり取りを学べというのはお子さんたちにとって大変な荒行ともいえるでしょう。
私たちは設定した遊びの場面はもちろん、自然な、お子さんが興味を持って自分でしている遊びを通して、「かして」「見せて」「とって」「ありがとう」「どうやってするの?」「わからん」「もっとやりたい」「やめて」「嫌だ」「ごめんね」「入れて」「一緒にやろう」「せーの!」「見て見て!すご〜い!」「終わりたくない!」等々、今この瞬間、その現場でお子さんたちの行動からお子さんの伝えたいことを読み取り、その子のできそうな適切なやり取りや関わり方を探し、教えています。
スタッフがお子さんとの遊びに本気になりすぎて、お家の方に説明ができず、「先生、遊ぶの本当に好きなんだなあ」「ぴっぴ、遊んでばっかりだなあ」とお家の方に勘違いされてしまったらいけない、と思い、今回は遊びの大切さについて書かせていただきました。
お子さんたちと遊ぶのは大好きですが、自然な中で瞬間を拾って何かを教えようとするのは、短距離走並みに脳みそはハードに動いているのですよ〜(笑)。
ぐんぐんぴっぴ 療育スタッフ

赤磐ぐんぐん

毎日暑い日が続いていますね。ぐんぐんに通ってきてくれる子ども達も汗をかきかき、元気に階段を上ってきてくれます。
今日は、「絵本」についてお話ししたいと思います。ぐんぐんでは、「みんなの会」というのをしています。入室して自分の荷物をロッカーに片付けた人から、みんなの会のエリアに行き、自分の椅子に座ります。
そこではいつも絵本の読み聞かせをスケジュールにいれています。
今日のお勉強が始まるにあたり、子ども達が楽しい気分になるような本を選ぶように心掛けています。
曜日によって好みが違うので毎週5冊くらいの絵本を準備します。本を選ぶときは「これは○○ちゃんすきやろうな」とか考えながら選びますが、自分の予想通りに絵本が子どもにヒットした時は心の中でガッツポーズをします。(余談ですが、療育中も提示のやり方を変えてその子にこちらの意図が伝わった時と同じ気持ちです^^)
大体1分~2分くらいで読み終える事のできる短い内容で、同じ言葉の繰り返しや、動物がでてきたり、食べ物が出てきたりするものは子ども達も喜んでくれます。活き活きした目で絵本を見つめてくれる姿をみると絵本はどの年齢の子にもその年齢に応じて楽しめるのだなあ。。。と思います。
私は娘が通っている中学校にも読み聞かせのボランティアに参加する事があります。
支援学級の情緒クラスに入ることが多いです。中学生ですので絵本でも10分くらいのちょっと長いものを選びます。読んでいる時は、集中して聞けていないように見えるお子さんでも、後で先生から感想を求められると、私が伝えたかった事が伝わっていたりしてビックリしたこともあります。
私は活字が苦手な子どもでした。だから本を読むのも好きではありませんでした。
でも、自分に子どもができた時、絵本の読み聞かせを勧めてくださった方が、「絵本は子どもの心の奥の奥の奥に静かにたくわえられていくんだよ」と話してくださった事がきっかけで絵本をたくさん読んであげるように心がけてきました。現在反抗期真っ只中の中2の娘をみていると、「育て方まちがえてるやろ〜」とツッコミたくなりますが、きっと彼女の心の中にもたくさんの絵本のお話が蓄えられ、いつか彼女らしく芽をだすと信じています。ん?もう芽はでてるかな?
まだまだ続く暑い夏です。クーラーの効いた涼しい部屋で好きな本をながめながらゆっくり過ごしたいものですね。 
赤磐ぐんぐん療育スタッフ

ぐんぐんキッズ

夏休みが始まりました。
ぐんぐんキッズでは、いつもより長い時間、開所して療育を行っています。
長時間だからこそ、いつもはできない制作や調理や外出などを行っています。
たとえばSSTなども、机上で「例えば」と事例を考えて学ぶよりも、実際に色々と体験して現場でスタッフと一緒に考える方が、子ども達も考えたりイメージしたりしやすいようで、成長を見せてくれます。やはり「百閧ヘ一見にしかず」です。子どもたちは楽しい活動を、スタッフは様々な課題を見つけながら取り組む夏休みです。どんな活動をしたか、どんな発見があったかは、来月の会報で詳しく紹介しようと思うのでお楽しみに(^▽^)
さて、ぐんぐんキッズでは、6月21日(木)・7月14日(木)と2回連続で保護者対象の勉強会を開催しました。
「仕事ができる大人になる」ためには、身辺自立(基本的な生活習慣)の確立が重要です。
また、身辺自立は、ご家庭で保護者が毎日取り組める+日常的に褒めることができるため、家庭で取り組みやすい課題でもあります。「保護者が家庭で取り組んで、子どもの成長を実感し、工夫を自分で考えられるようになる」ことを目指して開催しました。
初回の6月は、「発達障害の子のライフスキル・トレーニング」(梅永雄二先生著)を読み、「将来を意識して、今日から始められるものを一つ一つ取り組んでいこう」などの話をし、とある親子の歯磨きシーンをDVDで見て、グループごとに「どこができていなかったか」「お母さんが工夫するとしたらどんなことができそうか」を考えて発表しあいました。
その後個人の生活スキルチェックリストを見て、取り組みたい身辺自立課題(△がついているところ)から一つ課題を選び、家庭で評価をし、工夫を考えてみて、その工夫を用いて一度以上挑戦することを宿題としました。我が子がどこで躓いているかを考える時間にしていただければと願っての取り組みです。
第二回の7月は、「発達障害の子ものびのび暮らせる生活サポートブック」を紹介。自閉症の子への関わり方のポイントをいくつかと、事例があることを伝え、支援ツールややり方・ステップなどは色々あること・「これが正解」というのではなく、子どもに合わせて考えたらいいのだということを共通理解していただきました。
また、朝日新聞厚生文化事業団が出している「評価(生活スキル)」についてのDVDを使いながら、実際にどういう風に子どもの姿を捉えて、またどういう風な課題設定をしたらいいか、またうまくいかない時どういう風にしたらいいかなどの事例を紹介。
その後、それぞれの家庭で取り組んできた内容を、グループで発表しあい、見せあい、取り組みについてスタッフだけでなく保護者同士でも褒めたり、アドバイスをしあう時間をつくりました。
どちらの会にも20名を超える参加者があり、熱心に学びあう時間になりました。特に第二回の方は、各家庭で実践してきたことを話しあう場だったため、活発に意見交換がなされ、保護者からも「とても勉強になった」などのご意見をいただきました。
一部アンケートをご紹介します。
「身辺自立は親の責任」という言葉にドキッといました。
いつかできるようになるだろうじゃなくて、今できることをやっていこうと思いました。
歯磨きなど、実際にDVDで見て、「こうしたらいい」とか気づかされることが多く、客観的に見ていると「あのお母さんこうしたらいいのにー」と思えるのですが、ふと今朝「同じようになっているのでは!」と思いました。
もっと時間がほしかったです。支援グッズの情報交換も、もっとしたかったです。支援グッズ作りを学んでいきたいです。今回も勉強になることがたくさんあり、他のお母さんのパワーをもらい、参加して本当に良かったです。ありがとうございました。
将来の目標を立てることで、現在どのように過ごしていくかが変わり、ライフスキルを身につけていくことができるというお話が分かりやすかったです。
現在だけでなく将来を見据えてやっていこうと思いました。
代表のお話も良かったです。他のお母さんの意見を参考にしてみたら、とてもうまくいったので。準備など、ありがとうございました。とても参考になりました。中学まであと2年あまり。身辺自立をもっともっと頑張ります。最近子どもも発達してきて、以前できなかったことや、興味がなかったこともできるようになってきたりしたので、またツールを作り直してみようと思います。
具体的な例を映像で見たことが分かりやすかったです。自立するとはどういうことか、今まではざっくりしか考えられませんでしたが、今回の勉強会で、身近なことで少しずつ進めていけば良いことが分かりました。私たち親が「普通にできて当たり前」「見ていたら分かるはず」と考えていたことは、この子にとっては、全く分かりづらいことだと気づき、どうすれば分かるのか考えた結果、見て分かる支援がとても大切だと感じました。大きくとらえるのではなく、小さなことから少しずつ自立していけるように手助けしていけたらと思います。
各テーブルに先生がいてくれたので、質問もしやすかった。今まで着目できていなかった部分なので、とても参考になった。テキストのレジメが分かりやすかった。今まで、赤磐ぐんぐんでの勉強会では座って聞くだけ、というスタイルが多かったですが、ぐんぐんキッズではグループで意見を出し合えて、先生も配置されていて、とても良かったです。
他の保護者の意見や先生方の意見を聞けたこと。プリントを使い、子どもに合わせたライフスキルにすれば良いのだと思えたことが良かったです!
我が子が取り組む身辺自立のテーマを選ぶところが難しかったです。
本人があと少しでできそうなこと(△)の中で、何を選べば良いのか、迷いました。今回のように「将来子どもにこうなってほしい」ということを思いながら勉強会をしてもらえると、目の前の問題に囚われないで良いと思います。
グループワークが良かったです。意見を言うのに勇気がいる方ですが、息子のため、自分も困っているので、意見を言ってみると、他のお母さん方の意見が聞けたり、先生からも意見をもらえて参考になったし、頑張ろうという気持ちを持つことができました。
前半の話しでの「ライフスキル」のとらえ方の話しや、歯磨きのDVDを見てからのグループワークも良かったです。
特にグループワークでは、参加者の誰もが「あのお母さんのやり方は間違っているよね」ということに気づける内容で良かったです。改善策などの他の皆さんの意見も参考になりました。
今まで何回か生活スキルチェックリストを書いていましたが、「促してからできた」というものも「○」にしていたので、新たな課題が増えました。我が子に合ったスケジュールや指示書作りを考えてみようと思いました。
DVDで実際の事例を見たのが、分かりやすかったです。見ながら自分でも考えることができ、その後再構造化された場面で確認することができたのが良かったです。他のお母さんたちがどんな取り組みをし、またそのことについて一緒に考えることで、とても良い刺激になりました。自分に足りていないところにも気づくことができました。
DVDでは、取り組む課題の設定や実行した時の振り返りのポイントが分かりやすく説明されていて、とても参考になりました。身辺自立の皆さんの発表もゆっくり聞けて、とても参考になり、良かったです。
皆さんとても工夫されていて、私も頑張ろうと思えました。
夏休み前に勉強会に参加できて、良かったです。本人もやる気を持って取り組めています。違う目標も立てて頑張ろうと思います。夏休み前に達成できたこともあって、良かったです。今後は、構造化についても学んでみたいです
多くの課題と気づきと実りのあった勉強会となったようで、企画したスタッフとしても嬉しかったです。曜日や時間の関係で残念ながら欠席となった保護者の方も、大勢が「ビデオを見せてほしい!」と言ってくださり、たくさんの方が見に来てくださいました。勉強熱心なぐんぐんキッズのお母さんたちで、キッズの子どもたちは本当に幸せだなと感じます。療育はいつか卒業があります。
でも、幸いにも育てる会はたくさんのセミナーがあり、たくさんの本があり、こういう勉強会でともに学びあう保護者の方々がいます。
学び考え、関わり方をわが子の分かり方に合わせて工夫していくことで、お子さんたちにとって分かりやすく、そして達成感のある課題を見つけていくことも可能だと思います。
一足飛びにいかなくても、一歩ずつ進むことで、子どもの将来は自立に向けて明るくなっていくことと思います。
今後も、ぐんぐんキッズは頑張る親子を応援していきたいと思います。
次回は、秋ごろに3事業所合同で「サポートブックの作り方」を開催します。皆さん、お楽しみに!!
ぐんぐんキッズ 療育スタッフ

支援センターNEWS

今年は暑い夏になると、予報が出ていましたが、これからが夏本番なのだと思うとぞっとしてしまいますね。
赤磐市内の小中学校の特別支援クラスに次々にクーラーが設置されて、体温調節が難しく情緒面に影響してくる子どもたちへの配慮・環境整備がなされている実情があります。ありがたいね〜と子どもたちのみならず保護者のみなさんも大変喜んでおられます。
実際にはプールと同じく外気や湿度等の条件をみて、使用を決定するのだそうです。
少し前までは、プールの使用についても教員間でのルールが子どもたちには明確に知らされておらず、混乱する子どもたちの話も聞いていましたが、最近ではそれを「見える化(本日の外気温+水温=何℃、光化学スモッグ・雷予報なしのため入水可の表記)」して下さっていることもあり、さほど聞かなくなりました。
ですから、クーラーの使用についても同じくわかりやすく条件提示してもらうと、子どもたちも理解しやすいはずなのです。ところが、そこには目が届きにくいのか「ついて(設置されて)いてもなぁ、今日は雨が降っていて涼しいからって言って使わせてもらえんのんよ。」という子どもの愚痴を、最近聞いたりします。このままでは、先生のさじ加減でクーラーの使用可否が決まると、子どもたちが誤認識してしまいます。
どうか、もう一歩足を踏み込んでいただいて、子どもたちへわかる形で使用のルールをお知らせいただきますよう、お願いいたします。

さて、今回は支援者養成夜間講座のお話です。昨年の反響がよかったため、今年も続いて企画することにしました。昨年度末、「もっといろんな人に聞いてもらえたらいいなと思いました。」というお声をいただいていたので、今年は小学校にも(特にセンターが訪問をよくさせてもらっているところには)声をかけてご案内しました。すると何校か「今年は行かせていただきます」とお返事くださり、参加してくださっています。今後グループワークなどしていただく中でも、学校の情報などが共有できてありがたいなと思っています。
第1回目は、東備支援学校の成沢真介先生をお呼びして、発達障害の理解と支援〜その考え方〜と題してお話しいただきました。
支援学校の中で、個別の力に合わせて丁寧に支援されている実情を構造化やABA、コミュニケーションの切り口で写真等織り交ぜながらお話しいただきました。また、「考えてみる」という時間を設けてくださり、「あなたは何を学びたいのか」「なぜ生きているのか」など参加者全員で考えました。
 参加者アンケートにも、
・毎日に流されて、そんなことは考えずに生きていた、保育をしていたけれど、改めて聞かれて立ち止まって考える時間が新鮮だった。
という声が多く寄せられました。
うちのスタッフの中には触発されて、帰って我が子に「なんで生きてるの?」と質問した者がいました。
「え、大人になるために生きとんじゃろ?」と子どもは答えたそうです。子どもの方がとてもシンプルな考えで、なるほどねと思えたそうです。そんな当たり前の様なことを問うてみて、立ち止まって考える時間、また自分の中に「発達障害だから」とか「こうあるべき」とか思っているものは偏ったものさしでで見たものになっていないか考える時間になり、有意義な回となりました。

そして第2回目は、発達障害の特性に関する復習と、同じ事例を通していろんなものさしで見る(考察・評価する)体験をしていただきました。グループワークで氷山モデルを使いながら話しをすすめていったので、水面下の問題の方が大きいことも実感しながら話をすることができたように思います。
 参加者アンケートにも
・グループワークが楽しかった。(様々な現場の人の意見を聞くことができて新鮮だった。)
・ありがちなNG対応をあえて教えてもらえたことで、NG対応をしてしまっている自分に気づけたことが良かった。
・普段身の回りで起こっていることが事例にあげられたことで、話しやすかった。
・困難事例を見るときに、子どもが困っていること、教員や周囲の子どもたちが困っていることと両面で見ないといけないことが分かった。(どちらかに偏って考える傾向があるため。)
・氷山モデルを使用した話し合いを現場にも持ち帰って実践してみたい。
と意見をよせて下さいました。

第3回目は、「定型発達をベースにとらえながら、凸凹児のつまづきをみる」ことにテーマをおいてみようと考えています。特に発達障害の支援に長く携わっている方から、ニーズが高かったテーマです。
そして私が最近園や事業所のコンサルをする中で必要に感じていた視点です。
8月26日(金)に向けて準備を進めていこうと思っています。
ぜひ、次回もお誘い合わせの上ご参加下さい。
そしてみなさん、楽しい夏休みを安全にお過ごし下さ〜い♪
支援センター 相談員:原 未春

 

グループホーム寄付 御礼

今月も温かいご寄付、ありがとうございます。

  【 ご寄附をいただいたみなさま 】 (7.1〜7.25)

○ T.A 様(岡山市)   ○ K.S 様 (赤磐市)  ○ M・K 様 (赤磐市)
平成28年7月25日現在 寄付金合計 26,353,936円となりました。
今後ともご支援のほどよろしくお願いします。
寄付金振込口座  中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽美智代

以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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