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平成31年3月31日

 

 第251号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 251号 目次

     グループホーム 3年経ちました

     自閉症啓発セミナー 報告

     即実践講座のお知らせ

     育てる会 総会&見学会・18歳の春を目指すクラブ の お知らせ

     はやぶさの会・OHAの会・水泳教室 の お知らせ

     お母さんコラム

     私のお薦め本コーナー
         「発達障害 〜生きづらさを抱える少数派の「種族」たち〜

     近隣の講演会等のご案内

     ぐんぐんだより
        ぐんぐんぴっぴ・赤磐ぐんぐん・ぐんぐんキッズ

     寄付のお礼  

 

備前の国、古山陽道が我が家のすぐそばを走っています。
近くには、備前国分寺や国分尼寺跡もあり、ここには古の昔より続く静かで穏やかな山郷の暮らしがあります。
そんなこの地で、鳥羽家は、飛鳥時代から、脈々と続く稲作を営む農家だったらしい。
鳥羽家の先祖が眠っている墓所は、40基以上の墓石が並んでいます。
しかし、その昔、ご先祖たちが耕し続けたであろう田畑が、今は荒れ地となって窓の外に広がっています。
そんなこの地を離れて、近いとはいえ赤磐市内の市役所近くの場所へ居を移すことを決めた私たち夫婦。ご先祖様たちはなんと思われることかと、少し気が咎めるものの、自分たちのこれからの暮らしの方が、優先されるのも致し方のないことと、そこは、固く心に決めて、この地を後にしようと思っています。
東京では開花宣言があったようですが、岡山の桜はまだまだ固い蕾のままです。
でもこの会報がお手元に届く頃には、きっと桜の便りも聞かれることでしょう。

はじめに小栗セミナーの報告をさせていただきましょう。
岐阜から小栗正幸先生をお招きして、「配慮が必要な子どもたち・青年たち 大人になるための支援」という講演会を開催したのは、3月23日の事でした。
年度末で人事異動が近いということもあってか、日頃たくさん参加してくださる学校の先生方が少ない講演会でしたが、それでも保護者の皆さんが多く参加してくださいました。
医療少年院の院長をされていた小栗先生のお話でした。
不登校やいじめ、家庭内暴力などについてのお話も多く聞けるということで、いつもよりも緊張感の高い雰囲気が会場にはありました。
けれど先生のお話は、楽しく興味深くて、参加者は、小栗ワールドの中にはまり込んでいく感じで、いつの間にか深刻な雰囲気は消え、気が付けばみんな笑いながらお話の中に引き込まれているという感じの講演会になっているのでした。
小栗先生には、子どもと話をするときのコツをたくさん伝授していただきました。
後ろのページに詳しい当日の報告と、皆様から頂いたアンケートを載せていますので、ご覧下さいね。
写真は、先生と前日打ち合わせを兼ねたお食事の時の写真です。

続いての講演会は、新年度初、しかも育てる会の講演会の第101回目の講演会です。
吉田友子先生の『「その子らしさ」を生かす子育て パート2』を行います。
今回も前年に続き、赤磐市と共同主催という形で行います。正会員の方や、赤磐市の住人の方であれば、無料で入場いただけますので、なにどぞ、奮ってご参加ください。
全県的に展開している育てる会ではありますが、昨年につづき赤磐市でこのような大きな講演会を行うのは、実はこういう理由からです。
岡山県の人口は全部で190万人ほど。私たちは、この岡山県の人たちに対して自閉症の支援を20年間訴え続けてきました。けれど、なかなか多くの方の理解は進んでいきません。
そこで、私たちは考えました。対象が少し大きすぎるのではないだろうか? 
小さい所からコツコツと、変えて行って、やがては岡山県全体に波及させていくのが早いのではないだろうか。
自閉症理解の為のプロジェクトの一環として、今回の講演会を行います。
まずは赤磐から変えていく。育てる会の事務局のある赤磐は、「子育てするなら赤磐市」というスローガンを掲げて、友実市長を中心に様々な施策を行っています。
赤磐市は人口4万4千人。年間に生まれてくる子供は、300人程度だそうです。
その300人に対して丁寧な子育てをすることで、赤磐市で子育てしたいという人が増えていくこと、それが赤磐市の少子化対策とのことでした。具体的な動きもたくさん行われています。
全国的に見ても医療費が、中学生まで無料という地域は少ないことでしょう。また、幼稚園や保育園の待機児童ゼロに向けての取り組みも積極的に行われています。
今後どのような子育てに向けての提案が赤磐市で行われるのかを見守りたいと思います。
その中にぜひ、自閉症の子どもたちのこと事も入れていただきたいと思います。
自閉症は、近年増えていると言われています。
赤磐ぐんぐんやぐんぐんぴっぴを運営していて思うのは、問い合わせの多さです。
ぐんぐんを作った13年前には、定員が満杯になることはほとんどなかったものでした。はじめは高校生まで時間を変えて療育を行っていました。
でも今は、問い合わせが引きも切らず、3月末に小学生になる子が卒業した後の募集で、すぐいっぱいになってしまうという状態です。
それだけ支援を待ち望む保護者の方が、多いということでしょう。
我が子が、3歳の頃、1万人に3から4人と言われていた自閉症は、いまでは公には67人に1人と、言われます。
でも、もっと多いというのが、現場の実感ではないでしょうか?
先日来られた小栗正幸先生が、「小学校の普通クラスで、10人の子がいたとしたら、3人くらいは、発達障害の子がいるという感じです。」と言われていました。幼稚園や保育園の先生にお聞きしてもそんな返事が返ってきます。
時代が変わっています。今すぐ手を打たなければ、大変な事態が我が国を襲います。
ずーっと何とかしたいと思いながら、小さな小さなNPO法人である育てる会は、ぐんぐんグループを作り、超早期の支援から始めています。でも、どんどん増える自閉症の子どもたちの数には、ぐんぐんグループだけでは追いつきません。
それで、赤磐市を巻き込んで、色んなことをはじめて行こうと思っています。
皆さん応援くださいね。
赤磐市を変えていく、「自閉症児を育てるなら赤磐市」そんな赤磐市になったらいいなと思うのです。
障害のある人にやさしい街は、お年寄りや困難を抱えた人にも優しい赤磐市になることでしょう。みんなにやさしい街に変えていく為のプロジェクト。
その一番最初のイベントとして吉田友子先生の講演会を行っています。住民の方一人ひとりに、一石を投じたいと思います。皆さん、ぜひおいで下さい。そして、参加者一人ひとりが、自分の周りを変えていく。そうやって住みよい赤磐に変わっていくことで、岡山県全体にその波を広げていきたい。そんな風に思います。
赤磐プロジェクト第2弾は、諏訪利明先生による即実践講座の開催です。
赤磐市の支援者対象の夜の講座です。
例年岡山市で行っているこの即実践講座は、2019年度も東京より早稲田大学教授の梅永雄二先生をお迎えして、生涯学習センターにて行う予定です。
それとは別に、赤磐市の支援者に特化した形で、川崎医療福祉大学の諏訪利明先生に来ていただいて、月一回の夜間講座を行います。
今回の講座は、赤磐市で働いておられる先生や保育士さん、保健師さんや放課後等デイサービス・児童発達支援事業所などのスタッフなどを対象に、基礎からのわかりやすいお話をしていただく予定です。
多くの子どもたちの所属する現場で、どう接したらいいかわからないと言われる自閉スペクトラム児がいます。
支援者が途方に暮れておられる様子を聞くにつけ、赤磐でもぜひと思わすにはいられませんでした。
幸い、諏訪先生から快諾をいただきました。赤磐市からも共同主催の許可をいただきました。
赤磐市在住・在勤の方への講座です。多くの参加者で、盛り上げていただきたいと思いますので、各所へご挨拶に伺うつもりでおります。その折は、よろしくお願いいたします。

さて、今年度もついに終わりの時を迎えます。
一年一年が、矢のごとく過ぎていきます。そしていつの間にやら子どもたちは大きく成長しているのを感じる今日この頃です。
今回は、グループホームのお話を前回号に続けてさせていただきましょう。
グループホームほっぷ1は、この4月で建ててから満三年になります。
利用者のみんなが、丁寧にお掃除してくれているので、お風呂もトイレも各室もまだまだピカピカのまんまです。
ほっぷ1で丁寧な支援をすることにより、利用者である自閉症の人達が、地域で暮らしていけるようにする・・・そんな準備の為の訓練ホームです。
地域に出て行くと言っても、支援が何にもない一人暮らしをしようという訳ではありません。もちろん自閉症ですから、様々な支援はいるのは当然です。
でも、大勢の中での暮らしである施設ではなく、はたまた何人かの住人の中でのちょっぴり気を使うこともあるグループホームでもなく、一人の部屋で、お風呂もトイレも台所も付いた、若者らしいワンルームの暮らしを手に入れさせてあげたい・・・。
そのための準備をこのほっぷ1では行っています。
親元を離れ、一人ひとりこの三年間でぐんと成長しました。
また、親元では、かなわなかった自由をたくさん満喫しているように私には見えます。
親元で生涯暮らすことが、自閉症の子どもたちにとって幸せだと思いますか?
私には、そうは思えませんでした。現に我が息子は、姉や兄が我が家から出て行った19歳になった頃から、「てっぺい、何歳?(何歳になったら、アパート暮らしをさせてくれるのか?)」と聞いてきたものでした。
特に兄が大学の為一人暮らしした時期には、相当憧れを持ったようでした。
親から離れて自由になった兄のような暮らしを自分もいつかできると信じていたようでした。
一方、親の側から考えると、自分が元気なうちはできたら一緒に暮らしたい。
それに他人に迷惑かけたくないという気持ちもあって、障害のある子を抱え込むような、そんな風潮が日本には、あるように思います。
でもね、自分はいつどんなことで死んじゃうかわかりません。
そんな時、心残りのないように、早めにグループホームに入ってもらって、様子を見守りたい・・・と、そんな親の側のニーズもあって、このホームはできました。
子どもたち全員が、親元を離れたいと思っていたかどうかは、定かではありませんが、我が息子は、グループホームの暮らしが大好きです。
変化が苦手という自閉症、彼にとって、規律正しい暮らしが、毎日変わりなく続くここでの暮らしは、安心できる場所だと思えます。
決まった時間にご飯が出てきます。
お母さんの仕事の都合で、遅くなったり手抜きの料理になったりすることは、決してありません。
栄養を考えた料理が、支援員さんの手で作られて、間違いなく提供されます。
決まった時間にお風呂に入り洗濯して、それを自分で干します。
乾いたものにアイロンをかけて、収納すべきところにしまって、後は、自分で好きなことをすればいい時間です。
体操教室のメニューをこなしたり、パソコンで好きなサイトを見たり、録画したテレビを見たりして過ごしているようです。
お母さんからのうるさい口出しもない、快適な暮らしのようです。
ホームを訪ねた時、他の方の支援をして、ついでに息子の様子を見ようとドアをノックしたところ、返事がありません。
ドアには鍵もかかっています。
「あれ???どうしたのかしら・・・」と思って、支援員さんに尋ねると、「いつもは鍵かけていないんですけれど・・・」とのことでした。
この鍵は、「お母さんに入ってもらいたくない」との意思表示。「哲平なかなかやるな」と思いました。
親は子の事がいつまでも気がかりです。でもたとえ障害はあっても、子はどんどん成長して、親の元を巣立っていくんだなと、つくづく思えた出来事でした。
だって哲平は31歳ですもの・・、当然ですよね。親は子離れしなくっちゃいけません。
寂しいけれど、見守りに徹するときが、来たということです。
先日、グループホーム利用者のお母さんが来る参観日を、一人ひとり別々の日に行いました。
3年が過ぎ、中でどんな暮らしをしているかを見ていただいて、安心してもらうのが目的です。
それぞれ利用者の人が、お仕事から帰ってくる時間から、就寝するまでを見ていただきました。
「想像していた通りでした」という方もおられましたが、思っていたより頑張っていろんなことが、できるようになっていて、驚かれた方が、多かったのでした。家ではできなくても、ここでならできる・・。そんなことがたくさんありました。
それもこれもスタッフのみんなの頑張りの成果だということを、お伝えしました。
グループホームを運営することの大変さは、やってみなけりゃわかりません。
でもね、どの子もこの子もいとおしく、成長が嬉しく、うまくいかないときは、どうすればいいかを一生懸命考える。そんなスタッフのおかげで今のほっぷ1があります。
写真の数々を紹介します。
これは、楽しいことを経験しよう!ということで、一か月一回の親企画、岡山市内のバイキングに出かけた時の写真です。
全員がうまく映っていないのですが、雰囲気だけでもどうぞ。(奥までが一緒です)
グループホームの夕食後は、自由時間ですが、みんな体操教室のメニューをやる為に食堂にやってきて、それぞれ課題となっていることをやっているところです。
写真を撮っているので、いつもよりちょっとだけ頑張るみんなです。
これは別の日の様子です。
手前でギターを弾くN君。その横で体操しているI君。その向こうでご飯を食べているのが息子です。みんなそれぞれマイペースで、暮らしています。
自由な時間を楽しめる人と、自由な時間は何をしていいかわからない人もいます。一人ひとりに特化した支援をスタッフは考えながら、より彼らが幸せな時間をここで過ごせるようにと工夫してくれています。
M君がスタッフのKSさんに現金出納帳を見てもらっているところです。
お金を適切に管理できるように、ここで教えられることは教えたいと思います。
一度も間違えたことはないそうですよ。
上は、別の日のM君がもうひとりのスタッフKHさんに、何か話をしているところです。
メモなんかを見ながら、お話しています。
   
これは、M君のタンスの引き出しです。
左は靴下・ハンカチ・トランクスが入っています。仕切りは牛乳パックで作られています。
引き出しにぴったりです。持ち数も適切に管理しやすい工夫です。
右は、パジャマやトレーニングウエアなどが入っています。
中の仕切りは、100円ショップで購入されたそうです。
お母さんとK君で、タンスの引き出しを持って行って、ぴったりサイズを捜して来られました。
整理整頓もしっかり枠組みがあればやりやすくなります。素敵ですね。
次の写真はK君が、最近始めたトイレそうじを支援員さんと一緒にやっているところです。
大人になった彼らには、親の力だけでは、新しいことを教えることは、なかなか出来にくいものです。彼らは大人ですから、もう親の言うことは聞きたくない状態です。そんな彼らですが、支援ツールを示すことでわかりやすいということと、信頼している支援員さんの教えは受けいれやすいということで、がんばることができます。
教え始めて一か月。段々上手になっています。
ただ、狭いトイレの中で教えるのは、大変です。
こんな感じで大きな体のK君の横で、奮闘中の支援スタッフです。
そのK君は、最近始めたトレーニングバイクを頑張って漕いでいます。
4キロくらいの距離を毎日頑張っているそうです。
日頃運動したがらないKさんですが、結構きついと思えるこの運動を、こんな風に楽しそうにやってくれます。
グループホームのみんなの様子をお伝えしました。
このグループホームに2年後に入居したいと思われる方を募集します。
これまでいっしょに自立を目指して子育てしてきた会員の方を優先させていただきますので、お早く申し込んでみてくださいね。
原則として2年後、19歳以上で、35歳未満の方を対象とさせていただきます。
2年後には次のホーム ステップ 1を建てる予定です。
ステップ1は、ワンルームマンション風の、今のほっぷ1より少し自立度の高いグループホームにしたいと思います。
現在の入居者は、ほっぷ1で身につけた生活スキルを持ってそちらに移ってもらい、また新しい人たちに、今の彼らのような支援をしていこうと思います。
親元を離れることで、彼らはずいぶん成長しました。
「可愛い子には旅をさせよ」と言いますが、よく言ったものです。
色んなことができるようになって、自信を持って暮らしている彼らの事を、知って欲しくて、時々こちらの会報にも書かせていただいています。
適切な支援さえあれば、自閉症の人達は、どこまでも成長していくのではないかと思うこの頃です。
募集の中に、会員の方優先と書いたのは、私たちが自閉症児を育てる会だからです。
小さい頃から、子どもたちが将来地域の中で暮らしていけることを目指して、いっしょに子育てしてきた仲間たちの会だからです。
自閉症以外の方は、入居していただけません。自閉症を持つ方が暮らしやすいようにと、特性に配慮したグループホームです。
他にも条件はありますが、事務局までお問い合わせください。
入居者が決まりましたら、宿泊訓練を親御さんの協力をいただきながら行っていこうと考えています。
今回は、息子の事やグループホームの事をたくさん書かせていただきました。
この会報を、小さい方をお育てになっているお母さんや支援者の方も読んでくださっています。
どんなふうに子育てすることが、この子の幸せにつながっていくのか、迷いながら一生懸命に子育てされているお母さん、そして支援者の方に、何かしら出来る事をお伝えしたい・・・。
その一念で、こんな長々と会報の巻頭文を書いている私です。
取り留めもなく、枚数制限を無視しながら書き続けております。
今回の会報は、皆様にどのように映りましたでしょうか?
「がんばる支えが、育てる会です」なんて言ってくださる会員の方がおられます。そんな方を支えに、私もがんばっていこうと思います。
今年度も一年間読んでくださってありがとうございました。
4月1日には、いよいよ新しい年号が発表されるそうですね。
5月から時代が変わることになりますが、来年度もどうかよろしくお願いいたします。
(鳥羽 美千子)

自閉症啓発セミナー 報告

平成31年3月23日(土)育てる会第100回記念セミナーがライフパーク倉敷で開催されました。
今回の講師の先生は、特別支援教育ネット代表の小栗正幸先生です。
講演会のタイトルは、『配慮が必要な子どもたち・青年たち 大人になるための支援〜自閉症、被害者にも加害者にもならないために〜』でした。
はじめに、「今日の話は、ユニバーサルデザインの話です。その子どもが、発達障害かどうかを考える前に、やれることはたくさんあるんですよ!という話になります。」というお話がありました。
このはじめのお言葉の通り、ユニバーサルデザインという言葉は何度も登場し、先生の教えてくださったユニバーサルデザインな方法を知ることで、今回の講演会に参加された方々も、やってみよう!と思うことがたくさんあったのではないかと思います。
小栗先生のお話はどの話もとても興味深く、すべてを皆さんにお伝えしたいのですがそれでは長くなってしまうので、私が特に印象に残ったお話をいくつか紹介させていただきたいと思います。
まずはじめに、「社会的成熟に必要な課題」についてのお話がありました。
社会的成熟に必要な課題には、“仲良し課題”、“勝ち負け課題”、 “こだわり課題”、 “恋愛課題” 、“就労課題”があり、その中でも、“仲良し課題” 、“勝ち負け課題”、 “こだわり課題”には、自閉症スペクトラムの特性が強く関わっていて、支援が必要な子どもたちに教えるには工夫が必要です。
“仲良し課題”は、誰とでも仲良くすることを求めているわけではありません。自分と気が合う人とは仲良くし、そうではないけどクラスで一緒に過ごす必要がある人とは、適度に関わっていていればいいのです。
しかし、仲良くしなければいけない!と思い込みすぎてしまい、とても息苦しく感じてしまうようになります。
そう思い込んでしまわないように、私たちがしなければいけないことは、私たちが発する言葉をそのままに受け取ってしんどくなってしまう人がいるかもしれない・・・ということを考えながら言葉を選んで話すことだと思います。
その言葉かけは、決して誰か一人のためになるのではなく、
誰にとってもわかりやすい言葉かけになると思います。
“勝ち負け課題”についても、何が何でも一番じゃないといけない!!と思い込むことがどれほどしんどいことか・・・。
勝ち負け課題は、あそびの中で身につけていくもので、勝つか負けるかをワクワクしながら遊びに参加することができたら、勝ちにこだわることはなくなります。ここをうまく乗り越えることができるとどれだけ楽になるか。お話の中で、“勝ち負け課題については思春期前までに乗り越えておくべき”と言われていました。
私が関わっているお子さんの中にもこの勝ち負け課題でつまずいているお子さんもいます。ワクワクの中でどう教えていくかを考えていきたいと思いました。
“こだわり課題”については、上記の2つの課題にもつながるところがありますが、深い理由ではなく、卵の殻のような表面の部分でつまずいていて、たいしたことないことにこだわっている、そのこだわりへの対応の基本は、指導する人が、子どもの訴えにこだわらないこと、とお話をされました。
子どもの訴えにアドバイスする・・・。子どもの訴えを傾聴する・・・。
それだけではうまくいかない場合があります。うまくいかない場合に使う方法が、“的外し”な言葉かけです。“的外れ”な言葉かけではありません。
小栗先生の著書『支援・指導のむずかしい子を支える魔法の言葉』の中にも、この、“的外し”と“的外れ”の言葉かけについて書かれています。この本を読んだ時にも、なるほど!と思いましたが、講演会の中では先生は優しく楽しくお話をしてくださったので、なるほど!!がさらに深まりました。(詳しくはぜひ本を読んでください)
“就労課題”では、報酬・お金をもらうことの意味を教えることがとても大事だというお話でした。これは、小さいころから教える必要があり、このお話は講演会の後半のお話にもつながりがあり、非行についてのお話の中で、再犯率を下げるためには、仕事に就いているかどうかがとても重要で、仕事に就き、その仕事を長続きさせるためにジョブコーチをつけてサポートしていくことで再犯率は下がるというお話でした。このお話からも、お金をもらうことの意味を教えることの大切さがよくわかりました。
講演会のタイトルにもある“配慮が必要な青少年とは”のお話では、メタ認知についてのお話がありました。
メタ認知についても小栗先生の著書にも書かれていましたが、講演の中では、ASDとADHDのメタ認知の違いについてのお話があり、ASDの人は、メタ認知の弱さから、相手の人の考えが想像できない、ということが起こりますが、ADHDの人は、相手のことはわかるが、“何が、どうして、どうなった”の3大文法で考えるまで待てなくて、“何が”で反応してしまい、早とちりが起こり、失敗をしてしまい、それを繰り返してしまうのだという説明がありました。
ASDの人の半分以上がADHDを併せ持っているので、支援を考える上では難しさもありますが、このメカニズムがわかっていることで支援のアイディアが広がっていくと説明してくださっていました。
不登校対応についてのお話のなかでは、登校刺激についてのお話で、不登校と昆虫採集のお話があり、「昆虫を追いかけてもつかまらない、その虫が好きな花の前でじっと待っていると昆虫がやってくる。
そこにそっと網をかける」という例え話から、“追っかけていてはだめ、その子がいいなと思う刺激をちりばめることが大事(やってみたいと思うことを準備して待つ)”というお話と、不登校の対応には、情緒的密度を高めない方がいいというお話がありました。
「来てくれてうれしかったよ」という対応は、情緒的密度を高めることになるので、情緒的密度を高めない方法をとる方が良く、情緒的密度を高めない方法は、非行や家庭内暴への対応にも効果があるというお話もありました。
この、情緒的密度を高めない方法を、ユニバーサルデザインな方法、誰にでも使える方法として、“一石三鳥”な取り組みを紹介してくださりました。
それは、簡単な用を言いつけるという方法で、@ 指示に従う練習。ありがとうにしか辿り着かない指示を出す。「指示に従わないんです・・・」という声をよく聞くが、なぜ指示に従わないか、それは、指示に従ってよい経験をしていないから。
例えば、「教室を箒で掃きなさい」という指示を出されて箒で教室を掃いたとしても、掃き方が悪かったら、「もうちょっときれいにしなさい」と言われてしまう。したがって、この指示は、「ありがとう」という言葉に辿り着けない指示になっている。ここでいう指示に従う練習で出す指示は、必ず「ありがとう」にしか辿り着かない指示になっていることが大事。
それが次の A 信頼関係の練習、になる。
自分が指示を出されたことに対しての「ありがとう」なので、必然性のある「ありがとう」になる。
しかし、褒められることに慣れていない場合には、「何がすごいんですか」と言ってしまう子もいる。なので、言葉だけではなく、ジャスチャーを入れるとよい。特定の標的となる行動を増やす方法のことをプロンプトと呼ぶが、ジャスチャーはそのプロンプトになる。言葉かけではプロンプトとして弱いので、もう一つのプロンプトとしてのジャスチャーを取り入れることで伝わりやすくなる。
そして、B このやりとりはコミュニケーションの練習になる。
この方法を一石三鳥のやり方と言われていて、この方法でのやり取りをしている間その子はいい子になれているので褒める対応もできる。この方法はずっと続ける必要はないので(ずっといい人なんていないから)3日に1回でもいいからやってみてくださいと言われていました。
小学校で必要になるのは圧倒的にボトムアップ課題への受容性ですが、中学生くらいから少しずつトップダウン課題への受容性が求められるようになり、指示に従うことが求められてきて、成人になった人が大抵がここでつまずいてしまいます。
そのつまずきへの対応にも、一石三鳥の @ 指示に従う練習が活かされるのだろうと思いました。
その他にももっと紹介したい内容はたくさんあるのですがここまでにしておきます。
この感想ではわかりにくいところもたくさんあると思います。もっと詳しく知りたい方はぜひ小栗先生の著書をご覧になってください。(小栗先生の著書の紹介は、育てる会会報247号のお薦めの本のコーナーでも紹介されています。そちらもぜひ読んでみてください。)
子どもに働きかけてみて、うまくいかない場合にはあの手この手と手法を変えてみる。同じ支援を続けていることは意味がない。「様子を見ましょう・・・」という言葉を発する前に、考えなければいけないことはたくさんあると思いますが、どうすればいいのかわからない・・・そんな思いを感じながら過ごしている方も多いと思います。それは、家族の方だけではなく、支援する立場の人たちも同じだと思います。
今回の先生のお話の中からたくさんの今スグにできそうなことを教えていただき、そして、今スグにやらなければいけないことを考えるきっかけをいただいたと思いました。
関わるときの方略をたくさん知っているということが、私たち支援者に求められていることなのではないかと感じました。
小栗先生の笑いを交えながらのお話は、ともすれば重く感じてしまいそうな今回のテーマを、とてもおもしろく、そして前向きに感じながらお話をお聞きすることができました。
小栗先生、お忙しい中本当にありがとうございました。
スタッフY・K
参加されたみなさんからもアンケートをいただきましたので、その一部ですが紹介します。

大変な内容も先生のユーモアで程よくリラックスして話が聞けました。一日の講演も時間がたつのが早かったです。不登校への対応も、納得できる刺激を与える、昆虫採集のプロの例えがとても分かりやすくて納得でした。
やりとりを引き出す、的外しがなるほどなぁ、真正面からやりあうのではなく、やりとりができるコミュニケーションを学ぶことが出来ました。先生のお話がおもしろくていいお話でした。ありがとうございました。
成熟した社会になれば、ASDもADHDか・・・というお話が「そうだな」と思って嬉しくなりました。
(保護者)
今までお聞きしたことがない視点からのお話で、とても興味深く聞くことが出来ました。深刻なお話もユーモアを交えてとても分かりやすく教えていただき、大変感謝の気持ちでいっぱいです。先生の大ファンになりました。(保護者)
子どもに寄り添うことこそが大切と思っていましたが、状況によっては寄り添うことが一番にはならないのだと目からウロコのような気持になりました。世の中にはいろんな考え方、感じ方があり、わが子も例外ではない。だから私の感覚でその子の全てを分かったつもりになってはならないのだなと思いました。しかし、しっかり誉めて育てることはプラスになるのでそこは力を入れてみたいと思います。(保護者)
子どもの問題行動を考えるとき、思わず「ASDだから」と思いがちでしたが、仲良し課題、勝ち負け課題、こだわり課題などと考えるとすっきり整理して考えやすかったです。不登校のお話は、説明も対応もとても実践的で、具体的なことでわかりやすかったです。(保護者)
困った問題への対応が具体的に知れてとても勉強になりました。今まで常識的にこう対応した方がいいと思われていたことが上手くいかなかったことが、こういう理由だったのかということが分かりました。とても重く深刻な問題も、先生のユーモアのある話でとても楽しく聞くことができました。ありがとうございました。(保護者)
日々の積み重ねが何より大事だと改めて思いました。日常生活で当てはまる場面が多く、私の対応がダメな見本だったと反省しました。まとはずしや、どう切り返すかなどセリフとして覚え活用したいと思います。(保護者)

平成30年度 即実践講座

川崎医療福祉大学教授の諏訪利明先生による、「平成30年度 現場の先生のための即実践講座」が終了しました。
諏訪先生、1年間ありがとうございました。
今年度は「自閉症支援再考! 今 改めて」のテーマで、今自分たちが行っている支援が、自閉症の特性に配慮した、本当に本人たちにとって役立つ支援となっているか、という視点で見直す講座となりました。
当初、予定していた会場が耐震工事のために長期間使えないことになり、受講生のみなさんには、会場がアチコチ変わるというジプシー状態になり、ご不便をおかけし申し訳ありませんでした。
それにも関わらず、大勢のみなさんが10回の講座に一度も休まず、諏訪先生からの修了証を授与されたことは主催者として嬉しい限りでした。みなさまお疲れ様でした。
諏訪先生には、2019年度も基礎からのレベルアップ講座として赤磐市で即実践講座をお願いしていますので、学び足りないと思われた方は来年度もご参加ください。
従来の形での即実践講座は、次に案内の通り早稲田大学教授の梅永雄二先生により開催されますので、こちらの講座にもぜひお越しください。
それでは、諏訪先生の講座のアンケート、最終回分の一部を紹介します。

○ 「できないことを支援するのは当たり前。できることは本人が自立してできるように考えるというバランスが大事」という話に、なるほどと納得しました。ASDの人が、自立して生活しているアメリカのグループホームや、アパートに住みながら働いている様子に驚きました。
○ 自閉症の方が、自分たちで生活(自立)できるよう、一歩一歩前に進んでいる。「環境に合わせて」本人が頑張っているのでは長続きしない。本人が、自分はどういう生活をしたいのかを明らかにしていくために、たっぷりと時間をかけて探っていくことが大切だと知りました。
○ ASDの人たちが自立に向けていけるよう、周りが支援することはもちろん、ASDの人たちの能力を見極めること、利用者が利用者を支えることができる環境づくりも大切なのだと感じました。
○ TTAPによる職業評価の際、「正しい仕事を探すために、幅のある時間をかける」理由(調子にムラがあるので評価期間を長くする)を知り、とても納得できました。場合によっては2年かけることもあると知り、日本でもそういった丁寧な取り組みができればいいなと思いました。
○ 幼児や成人にばかり目が行きがちですが、ASDの高齢者のグループホームがあることに感動しました。

2019年度 支援者対象 
  現場の先生のための即実践講座 
      〜大人になって幸せになるために〜

新しい年号になり(まだ発表前で、ワクワクしているところですが)最初の2019年度の即実践講座を自閉症児・者への支援では日本の第一人者である早稲田大学教授 教育・総合科学学術院 教授の梅永 雄二 先生にお願いできることになりました。
2019年度も連続10回の夜間講座です。
先月号でもご案内させていただいた通り、今回は前半では主に知的障害をあわせ持つ方への支援を中心に、年度後半はアスペルガー症候群の人への支援を中心にお話しいただくことになりました。
【 講義内容予定 】
@  5月24日(金)知的障害を伴う自閉症成人期
A  6月21日(金)ASD児者のアセスメント TTAP(フォーマルアセスメント)
B  7月12日(金)ASD児者のアセスメント TTAP(インフォーマルアセスメント)
C  9月27日(金)アセスメントに基づいたコミュニケーション支援
D 10月11日(金)アセスメントに基づいた構造化による支援
E 11月15日(金)知的障害を伴わない自閉症成人期 ― アスペルガー症候群(AS)
F 12月6日(金)アスペルガー症候群の成人期への移行プログラム ― T-STEP
      (※ 当初の案内より変更になっています)
G  1月10日(金)アスペルガー症候群に特化したライフスキルチェック
H  2月 7日(金)アスペルガー症候群に特化した就労移行支援プログラム― ESPIDD
I  3月 6日(金)大人になって幸せになるために
日 時:5月より月1回 金曜日(8月除く) 19:00〜20:55
場 所:岡山県生涯学習センター(予定)(岡山市北区伊島町3-1-1)
参加費:一般 23,000円、賛助会員 20,000円 (全10回分) 
申込・問合せ:Tel.086‐955‐6758、Fax.086-955-6748

2019年度 支援者対象 
  現場の先生のための即実践講座 in 赤磐 
      (自閉症支援技術 レベルアップ講座) 

代表の巻頭文にあったように、2019年度も諏訪利明先生による即実践講座を赤磐市で開催できることになりました。
会場の関係で、定員80名となり、また赤磐市と共同主催のため、赤磐市在住・在勤者の方を優先させていただきますが、定員までは他市の方も参加可能ですので申し込んでください。
詳しくは同封のチラシをご覧ください。
講 師:諏訪 利明 先生(川崎医療福祉大学 准教授)
参加費:赤磐市在住・在勤者 無料(資料代 7000円)
     他市の方 一般 13000円・賛助 10000円(資料代別途7000円) 全10回分

2019年度 育てる会総会&見学会

2019年度の育てる会総会および「GHほっぷ 1」見学会のご案内です。
【総会】 日 時:2019年5月30日(木) 9:30〜10:00
      場 所:グループホーム ほっぷ 1 食堂(赤磐市熊崎193‐1)
正会員の方には、出欠連絡票と委任状を同封していますので、返信をよろしくお願いします。
メールでの返信が一番ありがたいので、よろしくお願いします!
総会終了後、建設から丸3年が経過した「グループホーム ほっぷ 1」の見学会を開催いたします。
まだ一度もご覧になっていない方、また3年経って子どもたちの暮らしの様子に変化があったのか、なかったのか知りたい方など、この機会にどうぞお越しください。
また午後からは、18歳の春を目指すクラブの座談会も予定されていますので、合わせてご案内いたします。 (正会員限定)

18歳の春を目指すクラブ

18歳の春では、3月8日(金)に就労移行支援事業所リタリコへ見学に行きました。
18歳の春のメンバー以外の方も大勢来てくださり、総勢18名で伺いました。
はじめに事業の説明があり、その後様子を見ることもできました。
子供が成長していく上で、こんな支援もあるのだなと前向きになれたとの声がみなさんから届きました。感想をご紹介いたします。
就労支援について、とてもわかりやすい説明でした。取り組みの姿勢が本人や家族に寄り添ったもので熱意を感じられ、聞いていて安心できました。
「個と環境がまじわるとき障害が生じる」という言葉は、“なるほど”と、うなづくことができました。日頃の生活にも当てはまると考えさせられました。
初めから無理と諦めるのではなく、まずは本人と接して、その中でより良いと考えられる選択肢を共に考え選んでいく。少子高齢化社会から社会情勢も変わってきており、私たちの子もまた働く担い手であると、親も考え方をシフトする必要があると思いました。働きたいという意欲がなにより必要で、働くためには身辺自立と自己理解が大事というお話が印象的でした。まだまだ幼く働くとはどういうことかわかっていない子どもたちですが、それに向けて情報や知識を得ることに貪欲でありたいと思いました。元気の出るお話でした。
センター長の大島さんやスタッフさんが、熱い想いを持って障害のある若者の就労支援をして下さっていることを知り、自閉症児の母として、とても嬉しく、心強く感じました。就職先が見つかっても、職場の環境に馴染めず、離職する人もたくさんおられる中で、リタリコさんのように、医療機関や家族、職場と連携して、支援して下さるのは、大変有り難いです。
「働きたい」と息子が自分から思えるように、また、働いて、自分の人生を自分らしく楽しく生きていけるように、育てていければと思いました。
まだ子供が小学生ですが、就職に関して不安があり、参加させていただきました。
知識があまりないまま見学に参加したのですが、お話がわかりやすく、不安が和らぎました。
なんといっても、熱意をもって支援してくださっていることが、頼もしく感じました。卒業後も助けてくれる仕組みがあることがわかり、安心しました。
ゆっくり、子供と向き合いながら将来のことを考えていきたいと思います。
息子はまだ小学生で、どうしても目先の進学のことばかりに気が向いて「働く」ことに対しては、ぼんやりとしか考えていませんでした。なので、就労移行支援とはどういうものなのかも、よく分からないままでの参加でした。
しかし、リタリコさんの細やかなサポート内容等を聞いているうち、息子にも一般就労の可能性があるかもしれない、と希望が持てました。
日々の生活の中で「働きたい」という気持ちを育てていく、という新しい目標も持てました。
子どもが職場で困った時、どのようなサポートしていただけるのかなと考えていたのですが、LITALICOでは、ただ介入するだけではなく、長く付き合っていく本人と職場で解決していけるようなサポートを考えているということでした。
また、以前障害者雇用の話を聞いたときとは、法や制度が変わっていて、それによる内容の変化もあり、少し話を聞いたくらいでわかった気にならず、何度も勉強していくことが大切だなと思いました。

 18歳の春を目指すクラブ 次回の予定

18歳の春を目指すクラブ 年度初めの座談会
   テーマ <今年度の活動内容について>
毎年参加してくださっている方に加え、今年度参加してみようかなと思われる方、今年度、どんなことをしていきたいかをみんなで話し合う場です。
こんなことを聞いてみたい!知りたい!していきたい!など、発言ができる場でもあります。是非、足を運んでみてください。昨年度も、この座談会から新規の参加者がたくさん参加してくださいました。お茶を飲みながら、ゆったりとしたスタイルでやりたいと思っています。より良い活動ができますよう、ご協力お願いいたします。
日時:2019年5月30日(木)13:00〜
場所:ほっぷ1 食堂(旧スプリングカムカム)にて
申し込みは、育てる会 事務局まで (正会員限定)
(TEL) 086-955-6758  (FAX) 086-955-6748
(MAIL)acz60070@syd.odn.ne.jp

はやぶさの会のお知らせ

自閉スペクトラム症のお友達作りの会、「はやぶさの会」です。
年度代わりは色々な変化があります。学校が変わる・学年が変わる・担任が変わる・クラスメイトが変わるなど、子どもたちにとっても落ち着かない時期かもしれません。
クラスに馴染んだり友達を作ったりすることが他の子たちほどスムーズではない子どもたちですが、「はやぶさの仲間」の存在は、とても安心できるようです。友達かどうかはまだ分からないかもしれませんが「ここに来れば皆がいる」という気持ちにお互いがなれるような場を作っていけたらいいなと担当としては思っています。
途中入会の方も、お子さんが「参加してみたい」「友達とか興味あるな」という子であれば歓迎です。ペアを作って活動する時間などもあるので、一度体験してみてください。お待ちしていますよ。
日時  2019年5月2日(木・祝)10時ごろ〜15時ごろ
場所  岡山県内のキャンプ場(場所は参加決定の方にご連絡します)
内容  皆で簡単BBQ・アスレチックで遊ぶ
対象  お友達がほしいと思う小学生以上のお子さんと保護者
      (兄弟は、診断が出ている兄弟であれば参加可能です)
持ち物 着替え・帽子・タオル・飲み物・おやつ
      暇な時間を過ごすグッズ(携帯ゲームなどは持参しないようにしてください)
参加費 必要経費を実費計算します
申込み 育てる会事務局へ4月10日(水)まで (正会員限定)
★事前に保護者同士の打ち合わせを、LINEやメールでしています。
(担当:M)

OHAの会のお知らせ

OHAの会は高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害で知的障害のないタイプの子どもを持つお母さんのための会です。
今回の読書は、「子育てプリンシプル」の中の「効果的な目標設定の技術」でした。そのあと、この一年を振り返っての話し合いを行いました。
参加されたみなさんからの感想の一部です。
○ スモールステップは日ごろから考えているつもりではいましたが、改めて色々考えさせられました。また、長男(小6)の授業に遅刻することに対して、中学生になっての不安が大きかったのですが、年間スケジュールなどで遅刻0の日に「〇」遅刻ありの日に「×」をつけて本人に見せて自覚させてみては?と言われたので、ぜひやってみたいと思います。
○ 目標は高くても、段階をつくってスモールステップ。「今はそれができればいい」「それでいい」と思って〇を増やして、いつでも褒められるようにするというところで、また褒めることが出来そうだと思えました。気持ちを改めて、上手に過ごせるようにできる沢山のアドバイスがもらえました。
○ 弟の就学について、まだ、良く分かっていない所も多いので、しっかりと伝えておかなければいけないと感じました。また、園の文化と学校の文化、先生との距離感など、今までとの違いに困り過ぎないようにしてあげたいと思います。今月も有難うございました。
※ 4月はお休みで、次回は5月となります。

水泳教室のお知らせ

日 時:平成31年4月21日(日) 15:30〜17:30
場 所:OSKスポーツクラブ(岡山市北区絵図町1−50)
連絡先:育てる会事務局(086-955-6758)(正会員限定)
水泳教室 新年度 参加者 大募集!!
※詳しくは同封のチラシをご覧ください
★新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
体験してみたい方は、1回 1000円です。(体験は2回までOKです)
プールは正会員限定で、育てる会で貸し切って使っていますので、安心してお越しください。
★欠席される方は3月14日(木)までに連絡してください。
当日のキャンセルは担当携帯まで・電話またはSMSにて連絡してください。
(担当:S&I )

お母さんコラム

小2・ASDの診断のある地域の小学校の特別支援学級(自閉症・情緒学級)に通う息子と、2歳・ASDの診断のある地域の保育園に通う娘を持つ母が、普段の我が子との日々をつれづれに書いているコーナーです。
どうぞ気軽な気持ちで読んでください。
先日、息子から「通学班でのことを、僕とAくん地区会で怒られたんだ」と言ってきました。何があったのかを聞いてみると、通学班で歩いているとき、Aくんと話をしていることを注意されたそうです。「他の子たちは、皆黙って歩いているの?」と聞くと、皆お喋りしているそう。でも、怒られるのは息子たちだけ。
詳しく聞いていくと、
・Aくんとは普段も休み時間に遊ぶ中で仲良し 
・A君と一緒にいるとついふざけあってしまうから、並び順は変えてある。本来は班長→A君→F君→息子→G君・・・という並び 
・班長・F君・G君は仲良しなので、A君と息子を追い越して班長と歩いてしまう 
・班長たち→A君→息子・・・となると、ついついお喋りしてしまい、そこからふざけあったり、歩くのが遅くなったりしてしまうので怒られている  とのこと。
息子は、「登校中に話しちゃダメって言うんだったら、僕以外の皆もダメなはずなのに、なんで僕たちだけ怒られるの?」「A君と一緒になったら喋っちゃうから、F君とG君に抜かさないでって言っているのに、無視されるんだよね」「あー、早く自分が班長さんになりたい」としみじみ。
「そうだねぇ。まあまだ小2だから班長さんは無理だよね。どうする?」と聞くと、「皆で話し合って、僕は副班長の前の場所に決まったんだ。そこなら、抜かされることないし、近くにA君もいない場所だから、頑張れると思う」と答えていました。
ちょっぴり切ないですが、本人なりに色々考えていることがすごいなと思いますし、少し理不尽な思いをしてもそれはそれとして対応しようと頑張れるようになっていることに成長を感じました。
息子はいつもは自閉症・情緒学級にいて、生活や音楽や図工や体育は交流学級(通常学級)で授業を受けています。先日の参観日は、交流学級での授業でした。小2は「生まれてからこれまで」についての授業で、家から持参した写真や親からのインタビューの情報を中心に、自分が感じたことを親への手紙を一人一人が発表しました。息子も本人なりの手紙を書いて読んでくれました。
「ママとパパへ
 ぼくは、ママがうんでくれて、心の中で『ありがとう』と思っていました。今も、『ママパパありがとう』と思っています。学校は給食も、体育も、年下の子が言うことを聞かないこともあります。楽しいこと、嬉しいことも色々あります。一番の幸せは、ママとパパと妹といることです。うんでくれてありがとう」
息子は、知的障害はありませんがASDは重度判定が出ているため、他の人が難なくできることでも、日々色々な苦労をしています。笑えることも楽しいこともありますが、反面、泣けることも色々あります。本人が不憫で、親が泣けてしまうこともあります。
親は子どもの人生や苦しみをすべて引き受けてやることはできません。それでも、一番の身近な味方として、息子の気持ちに寄り添いながら、一緒に考えて共感して、そして息子を分かってくださる方を増やしていけたらいいなと思います。
(cyacya)

 ぐんぐん だより 

ぐんぐんぴっぴ (就学前)

3月23日(土)24日(日)、北海道で行われた「自閉症スペクトラム トピックセミナーin 旭川」にて、ぐんぐんぴっぴの幼児期の実践報告を2名の職員で行ってきました。

「自閉症を理解した支援とは」をテーマに、学習スタイルを理解すること・一人一人の機能レベルを理解すること・自分で分かって動ける力をつけることなどを中心に、全国の高名な先生方(安倍陽子先生・寺尾孝士先生・中野伊知郎先生・小田桐早苗先生・檜尾めぐみ先生・澤月子先生など)に囲まれ、恐縮しっぱなしの2日間でした。
ぐんぐんぴっぴからは、「超早期療育」として、1歳代のお子さんへの療育について発表しました。どのような方略で支援を行っているのか、どのような目標だてをしているのか、そして実践ではどのような取り組みをしているのかをお話しました。
また、対象児の動画を見ていただき、療育開始間もない頃、1か月後、3か月後、9か月後(現在)と、成長していく様子に会場からは「おお!」と驚きの声があがりました。
対象児の笑顔が増え、大人への意識が伸びていくごとに、会場からほっこりした笑顔も増え、拍手もたくさんいただくことができました。質疑応答も多くあり、皆さん超早期の療育に対して興味を持ってくださって、私たち自身の学びになり、大変ありがたい時間となりました。
育てる会の療育では、お子さん支援に合わせて「保護者支援」を大切にしています。
ぐんぐんぴっぴでは1歳から6歳まですべてのお子さんの療育を保護者同室で行うことで、お子さんのできること・できそうなこと・少し難しいところが分かりやすくなります。
またスタッフの対応を目の前で見ていただくことで、どんな支援が有効でどんなものが家庭でも使えそうかを一緒に確認していただくことができます。
幼児期は家庭で過ごす時間が長い分、保護者が療育にしっかり参加することで、保護者がお子さんの学習スタイルを理解し、お子さんに分かりやすい関わりをしやすくなるのではと期待しています。一方的に教えてもらったり相談したりするのではなく、一緒に考えお母さんのそばで伴走していく存在こそが私たち療育スタッフの役目だとも感じる時間でした。
先生方からは2日間を通して「幼児期から成人期はブツ切れではなく、繋がっているんだ」「人生80年として、成人期は人生の中でとても長い。だからこそ、小さい時からの積み重ねが大切」「人生の最初に出会った支援者が誰か、事業所がどこか、どんな支援を受けたかで、その人の人生が変わるんだ」というお話がありました。
そして、「成人の人が手遅れということではないです。何歳の人であっても、アセスメントと学習スタイルの理解に基づいた支援が大切。どの年齢からでも始められます。決して手遅れではないんです」とお話してくださいました。
今回の発表を通じて、改めて自分たちの普段の支援を振り返る機会をいただきました。「スタッフは、自分が今できる、最高の支援をする」という育てる会の目標を大切に、これからもしっかりぴっぴチーム、スタッフ同士、そして保護者の方とも協力しあって、お子さんの成長を目指し、頑張っていきたいと思います。
     (旭川で諸先生方とご一緒に記念撮影)
余談ですが、旭川にせっかく行く機会を頂いたので、「旭川動物園」にも足を運びました。
TVなどで有名な『ペンギンのお散歩』を見るのが一番の目的です。
『ペンギンのお散歩』は雪がない日は行われていないそうです。前日は、雪がなく中止だったそうです。
願いが通じたのか、その日はものすごい雪で、無事に『ペンギンのお散歩』を見ることが出来ました。
ペンギンたちが飼育員さんと共に、一列で登場しお散歩を見せてくれました。先頭を歩いている赤ちゃんペンギンの一羽がこけると、横にいたペンギンが心配そうに覗き込む姿が見られ、『あっこのペンギンちゃんは、相手への意識が育っているな』と、ほっこりした気持ちになりました(#^.^#)
今年一年、ぐんぐんぴっぴを応援していただき、ありがとうございました。
来年度もよろしくお願いします。
(ぐんぐんぴっぴスタッフ M&M)

赤磐ぐんぐん (就学前)

早咲きの桜が咲き始めていますね。
ぐんぐんではおやつパーティー用のチョコレート菓子が窓越しの日差しに溶けてしまうという事件?が起きるほど、暖かい日が増えてきました。
春ですね〜、別れと出会いの季節がやって来ました。日々あわただしく療育の準備に追われるぐんぐんです。
部署を変わってゆくスタッフに、卒業する子どもたちにゆっくりと別れを惜しんでいる暇もなく、新しい仲間を迎える準備をしています。こうして次のことに向かっているから、別れの寂しさも紛れていくのでしょうね。
ぐんぐんを卒業する子どもたちは就学先もそれぞれ、支援学校を選んだ人、支援クラスを選んだ人、普通クラスを選んだ人。これからの療育もぐんぐんキッズを利用する人、別の放課後等デイサービスを利用する人、家庭で頑張る人。100人100通りの生き方があり、道があるのだと感じます。
ぐんぐんでは次に新しく出会う人達に、保護者の皆さんが我が子のことをうまく伝えられるように、精一杯お手伝いしてきたつもりです。どうぞしっかりコミュニケーションを取っていってくださいね。
最後の療育の日、卒業証書を渡して涙ぐむスタッフに、実感のわかない彼らはあまり表情も変えずバイバイとあっさりしたものです。いつもと同じ背中を見送りながら、この先もたくさんの愛に恵まれますようにと祈っています。
がんばった保護者の皆さんにもささやかですが卒業証書を贈らせていただきました。
遠い方は1間以上かけてぐんぐんに通ってきてくれています。
機嫌よく連れてくるために、本人のタイミングに合わせて家を出て時間調節のために車でぐるぐる走ったり、兄弟児の預け先を悩んだり、仕事の休みを調整するのだって楽ではなかったと思います。様々な苦労と工夫をされている保護者の皆さん。私にはとてもまねできないなぁとよく思います。
本当に良く頑張ってこられましたね。『ご卒園おめでとうございます!』
さて今年度は、母子同室のスタイルで療育実施を行ったはじめての年。より実りあるものにするべく、スタッフも悩み、話し合いを続けてきました。
子どものことにしっかり集中して療育をしたい。
保護者のお話も聞かせていただきたい。
もっと特性についてお伝えしたい。
子どもに笑顔で過ごしてほしい。
保護者の気持ちを楽にしたい。・・・など
欲張りたい気持ちはいっぱいでありながら、子どもの成長発達もぐんぐん進んでいく実情とに板挟みになりながらも、前を向いて走ってきました。皆さんにとってはどんな一年でしたか? 
年度まとめの懇談時に、様々な声をお聞きすることができました。
・昨年までは、モニターで見ていたつもりになっていたけれど、実はあまり見ていなかった自分に気付きました。
・同じ境遇の親同士だからこそできる話を今年はゆっくりできなくなったのは少し残念でした。
・子どもが先生にどんなふうに声をかけてもらっているか、間近で聞けて参考になりました。先生に教えてもらったことを母にも言うことがあります。
「イライラした時は深呼吸をするといいよ」・・・あ、これはぐんぐんで教えてもらった話だと私も分かるので、きちんと覚えているのだなと実感します(笑)
・ぐんぐんでやっているように、ゲームの前に「こうなることもあるかもしれないよ」「そんなときはこうした方がカッコイイよ」と話をしてみました。家でも我慢ができるようになりました。家でもできたことが嬉しかったです。
・子どもが私に怒りをぶつけてきたとき、親子のやり取りを見て「こうしてみて」とその場でアドバイスをもらいながら、落ち着くまで付き合ってもらいました。落ち着かせるのに親の関わり方やタイミングも関係しているなんて。実戦形式で教えてもらえたのは良かったです。
・「〜したのはどうしてだと思いますか?」「お母さんはどうしたいと思っていますか?」など聞かれ、答えるのに緊張したこともありますが、改めて考えるきっかけをもらいました。
皆さんもそれぞれに思いを抱えながら、初めての親子療育にトライして下さったのだなと分かり、またそれを直接お話下さり、嬉しかったです。
また新年度からは、新たに加わる仲間も交えて分かり合え、少し肩の力を抜いて話ができる時間ももう少し確保したいと思っています。ぐんぐんで出会った仲間が保護者同士も子ども同士もずっとつながって、励まし合っていける友達になれたら素敵ですね。
おうちの人が大好きで、一緒にいるとつい甘えてしまう子どもたち。おうちの人がいない時の姿は違っていて当たり前だと思っています。同室にいると活動にならないと嘆く必要はありません。そんな親子の様子を見て、なぜ子どもが離れようとしないのか、何がそうさせるのかを考えていくきっかけになるのです。こうしたことも、どうぞ不安に思わずにぐんぐんの療育に飛び込んできてください。
今後も、皆さんのご意見も取り入れながら、より良いぐんぐんを目指していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
ぐんぐんスタッフ M

ぐんぐんキッズ (小1〜)

今回は大きく3つの話題に分けて書いていきます。
1つ目は、ホワイトデーのクッキー作りをしていて感じた物理的構造化と視覚的構造化の効果についてです。
ぐんぐんキッズに通う子どもたちは皆一人ひとり違っています。とっても素直で真面目だけど、周りの刺激に引っ張られて注意が逸れてしまうことのあるK君もその中の1人です。彼がクッキーを作る時に、どうやったら活動に集中して取り組めるだろうかと考えて、構造化を考えました。
まず、物理的な環境設定ですが、同じテーブルに他の子どもがいると、どうしても刺激になってしまうので、K君用のテーブルを1つ用意して、テーブルとテーブルは間を開けました。
次に視覚的な構造化を考えました。今回のクッキー作りは、型抜きをして、焼きあがるまで本を読んで待ち、焼きあがったクッキーをタッパー・プレゼント用の紙コップ、お皿に入れて、お皿のクッキーを食べることまでしました。これだけの工程を1つのテーブルで行うと、色々な道具と自分のすることがゴチャゴチャになってしまうことが予想されました。そこで、写真のようにテーブルを「つくるばしょ」「ほんをよむばしょ」「たべるばしょ」の3つのエリアにそれぞれ色テープで分けました。
    
実際のクッキー作りは、他のテーブルにいる子どもの言動を気にすることなく、自分の作業に取り組むことができていました。構造化の効果、そして構造化した環境でのK君の力を改めて思い知らされました。
最初にも述べたように、ぐんぐんキッズに通う子どもたちは皆一人ひとりが違っています。ですから、全員にこのような構造化をしたわけではありません。あくまで、周りに気を取られやすいK君に対する支援として取り入れました。療育だからこそできる個別の支援を今後も取り組んでいけたらと思います。
2つ目は、トークンシステムの効果についてです。
トークンシステムとは、課題を達成するともらえるご褒美システムのことです。
何も難しいことをさせる訳ではありません。子どもたちにも当たり前にできること、できるスキルを持っていることをしてもらいます。来たら連絡帳を出す、おやつの前は正しく手を洗う、おやつを食べる時は座って食べる、食べ終わったら机をふく等です。
トークンシステムを導入する前は、何度も注意を促す必要がありました。しかし、今は積極的に取り組もうとする姿勢が見られます。
最後は、3月19日にぐんぐんキッズのスタッフは、小田桐早苗先生によるコンサルテーションがあり、勉強させて頂きました。
4月から新しい個別支援計画になります。何を支援の目標にするかを決めていくことが大切になります。
今までぐんぐんキッズでは、普段の子どもたちの様子をアセスメントして個別の目標を立ててきましたが、アセスメントから見えたことを支援に活かすところに力量不足を感じてきました。そこで今回から小田桐先生のお力添えをいただき、どのようにアセスメントを取っていくか、そしてどのようにアセスメントから得られた情報を本人の情報として整理し、目標を立てていくかという一連の流れを決めていきました。
フォーマルなアセスメントを行い、そこから支援目標を立てていくことは、スタッフ一同まだまだ経験不足ではありますが、より一層子どもたち一人ひとりに合った支援を根拠を持って行っていけるように、精進していけたらと思います。
ぐんぐんキッズ療育スタッフ I

グループホーム寄付 御礼

いつも温かいご寄付、ありがとうございます。

  【 ご寄附をいただいたみなさま 】

○ パンづくりの会 有志 様    ○ 鳥羽代表
平成31年3月25日現在 寄付金合計 27,675,214円となりました。
今後ともご支援のほどよろしくお願いします。
寄付金振込口座  中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
             岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽美智代

以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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