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令和 5年 4月30日

 

 第300号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 300号 目次

      祝、300号です!

      即実践講座・夜間連続講座 の お知らせ

      育てる会総会、水泳教室、自閉症啓発デー、青年部 の 報告とお知らせ

      フリーマーケット、はやぶさの会、OHAの会、スポーツクラブ の 報告とお知らせ

     お母さんコラム

     ちゃーちゃん日記

     私のお薦め本コーナー
         「「発達障害発達障害かも?」という人のための 「生きづらさ」解消ライフハック

      ぐんぐんだより 

     近隣の講演会等のご案内

     寄付金、助成金、交付金 お礼と報告お願い

柔らかな日差しが降り注ぐ4月の岡山。
桜の花が散り、桃の花が散り、ふと気がつくと庭の隅のカサブランカが元気に芽を出してくれていました。
山に四方を囲まれたここ岡山県赤磐市は、今まさに新緑の季節です。
明るい太陽が大地に艶やかな緑を広げていきます。
皆さんに会報をお届けして25年と8ヶ月。
この会報の表紙をご覧ください。なんと300号の発行です。月に一度、色々な想いを、願いを書き綴ってきました。
私たちの会のスローガンは、「ないものをただ嘆くのではなく、ないなら自らの手で作ればいい」「ないものは作っていこう!!」です。
その言葉通り、これまで様々な活動や事業に取り組んできました。
この会が発足した頃は、自閉症という障害をまだご存じない方も多く、周りに理解者も殆どないような時代でした。児童発達支援も放課後等児童デイサービスもなく、養護学校の高等部に入りたければ自主通学が出来ることが条件でした。スクールバスは乗せてもらえなかったんですよ。そんな時代でした。
自閉症の子を持つ私たちは、学校からいつ呼び出しがあるか解らないので、仕事を持つことも叶いませんでした。水泳教室や学習塾も障害のある子は、お断りされるような時代でした。
休日にもどこへも連れて行くところもなく、障害児の集まりなら・・・と連れて行くと、走り回るので、他の障害を持つ子の親から迷惑がられるような自閉症児でしたっけ・・・。
そんな社会の無理解に文句を言うのではなく、同じ自閉症の子を持つ親同士、ないなら作ればいいじゃないという精神でもって、色んな活動をしてきた25年あまり・・・。
そして今、私たちの子どもの周りには、ずいぶん違った風景が広がっています。
自閉症の子を持つお母さんたちで働いておられない方は、殆どなくなりました。
よっぽど大変な状態の方以外は、放課後等デイサービスのお陰で、働きに出られるようになりました。学童保育にも軽度や中度の知的の子くらいまでなら預かってもらえるようにもなりました。
25年という歳月は、ずいぶん世の中を変えてきたようです。
でも、・・・本当にそうでしょうか?
相変わらず悲しい顔をしているお母さんがおられるのです。昔と変わらなく、泣いている母のなんと多いことでしょう。
私は、今元気に生きていますが、昔々息子が幼児期や小学校の頃、私も毎日辛いことが多くて、泣いてばかりいたように思います。
私がこの会を作りたかったのは、泣いてる母を一人でも減らしたかったから、そして幸せな子どもたちをドンドン増やしたいからでした。
今どうでしょう。昔より子育て楽になったとは思いますが、それでも世間や社会の風は冷たいままなのでしょうか。
そして、子どもの将来が心配な母は、減らないのです。
どうしたらいいのでしょうね。明るい明日は来るのでしょうか?
私ね、思うんです。信じるモノは救われる。神様が、そう言われていますよね。
私はね、息子の将来についてすごく願いました。
「就労して自立して、いつか税金の払えるような大人になって欲しい」って、、、。願い続けていると、願いは通じるんです。神様は、ちゃんと聞き届けてくださって、現在息子は就職して、グループホームでくらし、なんと所得税ばかりか、市民税まで払う納税者になりました。ほらね、信じるモノはすくわれる・・でしょ。
一生懸命生きていれば、必ず願いを叶えてくださる方がおられます。
そんな風にして生きてきました。今は幸せいっぱいの私がいます。
ここ赤磐で旗を振りだして25年と8ヶ月、長い長い年月が経ちました。
育てる会もおんなじです。ないものは作ればいい、作ってしまえ!! とばかり頑張ってきた私たちの周りには、相談支援事業所「エール1」を始め、「赤磐ぐんぐん」・「ぐんぐんぴっぴ」・「ぐんぐんキッズ」・「ぐんぐんタッチ」という療育の事業所が4カ所と、「ほっぷ1」・「すてっぷ1」というグループホームが2カ所できました。
そして、ここに武藏博文先生をお迎えしての保育所等訪問事業所「ぐんぐんアシスト」が新たに加わりました。
お母さんや子どもたちを幸せにしたいというただそのことだけで突っ走ってきた私たちです。
少し息切れしている代表の私ですが、今年からぐんぐんキッズの児発管として勤務することになりました。
71歳の児発管デビューは、珍しいのではないでしょうか?
自分なりにやりたいこともあって、頑張ってみようと思っています。スタッフに助けられながら、出来ることをできる限りやりたいと思っています。
だって、願えば叶うはずですものね。またまた願っちゃいましょうかね。
子どもたちが幸せな人生を送れるよう・・そのための手助けがしたい。その一念で頑張りたいと思います。ちょっと体力・知力・持続力にも問題ある私ですが、皆さん応援してくださいね。

さて、5月20日(土)、「発達障害児の自己肯定感を高める支援」の武蔵先生の講演会が、いよいよ近づいてきました。皆さん、申込はされましたか?
後日配信もありますし、事務局での後日公開もやりますので、多数の方に申し込んでいただきたいと思います。
自閉症や発達障害をもつ場合、決して劣っているわけではないのですが、周りと違っているということで、自己肯定感は低くなりがちです。特に同調圧力の強い学校などでは、空気が読めない・・・などと孤立してしまうこともあります。
子どもたちが自信をもって、「自分はこれでいいんだ」と自己肯定感を保って、楽しい学校生活を送るためには、私たちにどんな支援ができるのか、この講演会で教えていただこうと思っています。
令和5年度、今後の講演会の講師の先生への依頼はまだ企画中ですが、すごい人たちが目白押しですよ。お楽しみにお待ちくださいね。
総会が、5月24日(水)に行われます。
オンラインでの開催となって、参加者は少なくなりましたが、会の活動についてアンケートとは別に、直接発言できる機会ですのでご参加ください。また欠席される方は忘れず委任状をお願いします。

続いてのご案内です。
「ぐんぐんタッチ」と、「ぐんぐんアシスト」の開所式を行います。
日時:5月10日(水) 13時〜
場所:赤磐市上市355−2(育てる会新事務所)
参加いただいた方には、豪華記念品を差し上げますよ。
ぜひご来場ください。お待ちいたしております。
また、念願だった青年たちの会が、行われました
当日は、私は生憎と風邪で熱を出してしまい、お父さんと哲平で参加したUSJ旅行でした。
そのため私からは報告できませんので、後のページをご覧ください。

さて、ここでビッグニュースです。
会報300号の発行を記念して、希望者の方には、武蔵先生の著書を差し上げます。
これは、武藏先生の「ぐんぐんアシスト」での活動開始を祝って、スペース96社長の久保耕造様から寄贈を受けたモノです。
会員の方でご希望の方は、事務局までお越しください。
著書は、『思いっきり支援ツール』、『わくわく支援ツール』、『カンジョウレンジャー&カイケツロボ』の3種類です。
冊数に限りがありますので、先着順となりますがよろしくお願いします。

私は先週末咳の出る風邪を引いてしまい、熱も出て苦しい土日を過ごしました。
インフルエンザも流行しているとか聞きますし、コロナに感染する方も依然として多いように思います。
皆さん季節の変わり目で何かと体調に変化があるときです。お身体ご大切になさってくださいね。
ではまた次の301号でお会いしましょう。ごきげんよう、さようなら。
(鳥羽 美千子)

令和5年度 支援者対象 現場の先生のための即実践講座

講師に社会福祉法人横浜やまびこの里 相談支援部部長の志賀利一先生をお迎えしての、令和5年度の即実践講座がいよいよ始まります。
今年度は志賀先生からのご提案で、テーマごとの講義と参加された方との意見交換の二部構成で進めていただけるそうです。
令和4年度の村松陽子先生の講座でも、前半は前回のアンケートに書かれた質問に丁寧にお答えいただいていましたが、あれのリアルタイム版という風になるのでしょうか。 第1回がとても楽しみです。

  『 令和5年度第1回 現場の先生のための即実践講座 』

日 時:令和5年5月9日(火) 19:00〜21:00 
場 所:WEB開催(Zoom)
テーマ:「オリエンテーション(自己紹介)」・「自閉スペクトラム症と二次障害」
講 師:志賀 利一 先生(社会福祉法人 横浜やまびこの里 相談支援部 部長)
対 象:自閉症・発達障害に関わる支援者(保護者対象ではありません)
主 催:NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
参加費:一般 23,000円、賛助会員 20,000円 全10回分 
申込・問合せ:Tel.086-955-6758、Fax.086-955-6748
         http://sodaterukai.org/policy1.html

令和5年度 支援者向け 発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐

香川大学教育学部教授の坂井聡先生プロデュースによる、赤磐市との共催による「令和5年度 発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐」も5月18日(木)より始まります。
第1回は、坂井先生による「合理的配慮とは」のお話です。
この後、第2回からは全国の教育現場の先生方からの、それぞれの学校での合理的配慮や具体的な支援のお話が続いていくわけですが、まず最初に合理的な配慮とは何か、子どもたちの求めているもの、私たちの立ち位置など、ベクトル合わせをしておかなければいけませんね。
坂井先生のいつもながらの軽妙な、それでいて核心をズバリとついていくお話、楽しみにしています。
  『令和5年度第1回発達障害支援夜間連続講座in赤磐』
日 時:令和5年5月18日(木) 19:00〜21:00
場 所:WEB開催(Zoom)
テーマ:「合理的配慮とは」
講 師:坂井 聡 先生(香川大学教育学部 教授)
対 象:自閉症・発達障害に関わる支援者(保護者対象ではありません)
主 催:赤磐市、NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
参加費:赤磐市在住・在勤者 無料、一般 13,000円、
      賛助会員10,000円(全10回分)別途 資料代 各7000円(10回分)
申込・問合せ:Tel.086-955-6758、Fax.086-955-6748
         http://sodaterukai.org/policy1.html

令和5年度 育てる会総会 の お知らせ

【再】令和5年度の育てる会総会のご案内です。
日 時:令和5年5月24日(水) 11:00〜12:00
場 所:オンライン開催(赤磐市上市355−2 育てる会 事務局)
先月号でご案内した通り、5月24日に育てる会総会を開催します。
代表の巻頭文にもあるように、総会をオンラインに変更してから出席される会員の方が少なく、また今年は経費削減のために委任状の返信をFAX、LINE、メールなどでお願いしたため、委任状の数がまだ足りていません m(_ _)m
今月、再度正会員の方には、議事次第と出欠連絡票および委任状を及び返信用封筒も同封していますので、まだ返信されていない会員のみなさま、よろしくお願いします。

水泳教室のお知らせ

日 時:令和5年5月21日(日)15:30〜17:30
場 所:OSKスポーツクラブ(岡山市北区絵図町1−50)
連絡先:育てる会事務局(086-955-6758)
★新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。(正会員限定)
  体験してみたい方は、2回までOKです(1回 1000円)。
  プールは正会員限定で、育てる会の貸し切りで使っていますので、安心してお越しください。
★欠席される方は5月18日(木)までに事務局に連絡してください。
(担当:I & S)

世界自閉症啓発デーの報告

毎年、4月2日は国連の定めた「世界自閉症啓発デー」です。
今年も赤磐市のマックスバリュー桜が丘店に協力をいただいて4月2日(日)の朝から啓発チラシの配布を行ないました。
会員の方や子どもたち、いつもの赤磐市の職員の方に加えて、
今年は岡山シーガルスの選手の方も応援にきてくれ、にぎやかなチラシ配布となりました。
(両端の背の高い方がシーガルスの選手の方です・・・見上げてしまいますね)
ちょうど当日は近くで行なわれた、桜が丘の「さくら祭り」と重なったため、一通りも多く、用意した啓発グッズやチラシもすぐになくなってしまいました。
声をかけていただく方や、「がんばってね」と寄付をしていただく方までいて、自閉症理解のための一助になったと思います。
ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

第1回 育てる会青年部活動の報告

  わいわい Holiday

毎年のアンケートでも希望の多かった「青年部」の活動が始まりました。
思春期を過ぎ、そろそろ親がつきそう行動よりは、同じぐらいの年代の友人(知り合い)といっしょに休日の余暇を楽しんでほしい・・・との願いから「わいわい Holiday」(仮)と名づけました。
記念すべき第1回は、「USJへ行きたい!」と言っている担当者たちの子どもの意見を聞いて、大阪ユニバーサルスタジオ(USJ)へのバス旅行に決めました。
以前、育てる会でもサン基金さんからの助成をいただいて、貸切バスを仕立てて行ったこともあるUSJ旅行ですが、青年であれば自分たちだけでも行けるように・・・・と、それぞれがバスの切符や入場券を用意しての出発です。
もちろん、自閉症に加えて知的障害もある青年達だったため、最初からいきなり「一人で」は、あるいは「子どもたちだけ」は無理なので、第1回はそれぞれ親が付き添うことにしました。
ただ、USJに入っても本人たちの希望は様々です。
「マリオカートに乗りたい」と新しくできたニンテンドーワールドに行きたいMくん、「フライングダイナソーは怖くてイヤ」とハリーポッターやジェラシックパークなど、以前乗ったことのある所に行きたいTくん。
もちろん、それぞれ楽しめる場所で好きなアトラクションに乗るのが今日の目的なので、行きのバスの時間だけ決めて、一緒にUSJに行き、中に入ったら、それぞれ好きなエリアへ・・・・という、ゆる〜い企画にしました。
と、いうわけで、今回の第1回の報告はUSJに着くまでしかなくて、あとはそれぞれの家族で楽しんだという次第です。
また今回は大阪までと、少し足を伸ばしたため、参加者も担当者の家族だけとなってしまいました(本人たちはおおいに楽しんだので、結果OKでしたが・・・)。
次回からは本人たちがもっと大勢参加できるようにと、近場でボウリングやカラオケ、食事会などを企画していきたいと思っています。ご期待ください。(正会員限定)
(担当:T & M)

第2回 育てる会 フリーマーケットの報告

2023年4月8日(土)、おひさまハウス 中庭にて育てる会の第2回フリーマーケットが開催されました!
駐車場はあっという間に満車状態で、たくさんのぐんぐんの利用者さんや、会員の方、地元の人たちが集まってくれました。
始まってすぐにポツポツと雨が降りかけたので、少し心配しましたが、すぐに晴れた空が広がり、ほっと一安心!
(みんな立派な店主です!)
来場者には啓発チラシやパンフレットを配布して、育てる会の活動内容や目的を紹介しました。
ビンゴ大会も大好評で、高級オイスターソースなど、普段は手を出さない(?)いろんな景品が揃っていました。
ビンゴになって景品選びを真剣な面持ちで楽しんでいた人たちがたくさんいました。
そして、恒例行事の「お菓子投げ」では、ナイスキャッチを決めたお父さんと、意外な特技に驚くお母さんやお子さんの家族もおられました!
そして、今年もIPU(環太平洋大学)の学生さんたちがボランティアとしてお手伝いしてくれたので、とても心強かったです。IPUの学生の皆さんには改めて感謝です!
来場者の皆さんに楽しんでいただけて、運営側も笑顔で終えることができました。
地元の人や利用者、会員の皆さんと交流する中で、育てる会についてもっと深く知ってもらえるといいなと思います。今後も、より多くの方々に育てる会の活動を知っていただくために、様々な取り組みを行っていく予定です。
今回参加できなかった方も、また機会がありましたら、育てる会のイベントにご参加いただけたらと思います。
(担当:K)

はやぶさの会 の お知らせ

今回のはやぶさの会は、子どもたちから「はやぶさ仲間で行きたいな」とリクエストのあった映画を観る会です♪ 
子ども自身から発信があるのが嬉しいです。
日 時  令和5年5月14日(日)
場 所  イオンシネマ岡山(映画は「マリオ」を観る予定:まだ当日の上映予定が決まっていないため“予定”です)
内 容  時間がある方は昼食もご一緒に
参加費  無料(映画代や昼食代などは各家庭で)
注 意  はやぶさの会は「友だちづくりの場」です。switchなどのゲーム機を持ってきてしまうとそれで遊ぶことに夢中になってしまうので、本人が夢中になるものは持参しないようにしましょう。
引き続きメンバー募集中!!です。
小学生以上のASD診断のある男の子・友達がほしいなと思っている子が対象です。
(兄弟で参加したいという場合、そのご兄弟もASD診断が出ている場合のみ参加可能です)。ぜひ事務局(086-955-6758)までお問合せください。(正会員限定)
(担当:M)

令和5年度 OHAの会 中止のお詫び

OHAの会は高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害で知的障害のないタイプの子どもを持つお母さんのための会です。
今年度のOHAの会は、5月13日(土)から開始する予定でしたが、前回のチラシに記載した通り、20名以上の申し込みが開催条件となっていました。
高機能な子どもたちに特化した集まりは少なく、また高機能ならではの悩みを持たれているお母さんたちも多いので、今年度も開催したかったのですが、募集締切まで20名に達しませんでした。
楽しみにして、申し込んでくださったみなさまには、誠に申し訳ないのですが、残念ながら今年度は中止とし、また来年度、新しい企画、参加できやすい曜日や内容を考えて参加者を募りたいと思います。よろしくお願いいたします。

サッカー&ドッチ スポーツクラブのお知らせ

第1回目の日にちが変更になりました。
5月27日(日) → 6月17日(土)
今後の予定 :7月22日(土)・9月23日(土)・11月12日(日)・1月27日(土)・3月16日(土)
場所 : 岡山大学 体育館
参加費 : 1,500円 (全6回分) (保険料込み)
※年度途中参加の場合、残りの回 ×300円をいただきます。
※岡大の駐車場利用の場合、別途駐車場代が500円程度かかります。
2歳から青年まで幅広くご参加いただいています。
途中から、 ドッジボール と サッカー に分かれ、小グループで活動しています。
ドッジボール は、最後に簡単な試合、サッカー はお楽しみ追いかけ玉入れをします。
その子に合わせて、できる範囲で参加できます。
参加申込・問い合わせは、育てる会事務局まで。(正会員限定)
Tel.086-955-6758、Fax.086-955-6748
E-mail acz60070@syd.odn.ne.jp

お母さんコラム

中1でASDの診断のある特別支援学級(自閉症・情緒学級)に通う息子と、小1でASDの診断のある通常学級 + 通級指導教室(自閉症・情緒)に通う娘を持つ母が、普段の我が子との日々をつれづれに書いているコーナーです。
どうぞ気軽な気持ちで読んでください。
ついに始まりました、中学校生活&小学校生活!
兄の中学校は入学式直前に本人のインフルエンザ発覚という出鼻をくじかれたスタートでしたが、遅れてスタートした分、先生たちが気にしてくださって丁寧にサポートしてくださり、部活体験なども積極的に行い、なんと支援学級の「クラス委員」にまでなったそう。
どうしたその積極性。何があった。
中学校は宿題が「週課題」というような形になるそうで、「〇曜日は国語・△曜日は数学・□曜日は英語…」といように、曜日ごとに提出日が決まっていて、その日の朝活の時に提出しないと、×がつくそうです。
早くやりすぎると持っていくのを忘れそうだし、「まだまだ余裕」と思っていると大慌てになりそう。
大丈夫かなと心配していましたが、先生たちのフォローもあり、今のところ無理なく出せているようです。
自転車でチャリチャリ張り切って学ランで出かけていく姿に成長への喜びと共になんだか寂しい母です。
また、妹の小学校は以前もここに書いた通り「特別支援学級」希望は判定が下りず、「通常学級+通級指導教室」となったため、初めての通常学級生活が親子共に始まりました。
もうドキドキです。クラスの人数も30人弱でグッドスタートの支援員さんがつかないため、担任の先生の指示をいかにキャッチしながら頑張るか!という感じです。
毎朝頑張って3キロの道のりを歩き、授業を受け、発表をし、隣の子やグループの子たちとやりとりをし、休み時間には遊び、給食や掃除をし、学童保育に行き、帰ってきたら宿題やら明日の準備やらをし、おやつを食べて晩御飯を食べたら、YouTubeを見ながら寝落ちがルーティンです。
こら起きろ!
本当に毎日頑張っている娘です。わが子ながら尊敬。
小学校に入ってから変化がいっぱいで
「え。給食って学校で食べるの?給食と言えば保育園で食べるものだと思ってたんだけど。え?」 
「え。掃除って自分たちでやるの?大掃除の時だけじゃなくて?え?」 
「え。トイレってここ?でも、これは隣のクラスの専用トイレなんじゃないの?入口が隣のクラスの前にあるんだけど・・・ここ使ってもいいの?」
などなど、毎日「そうかー、知らなかったかー」と笑いごとのようで大真面目な事件が山のように起きています。
先日の参観日では、どうしようかなと迷いながらも、「支援学級希望したのですが入れなかったんです」「分からないことやご迷惑をおかけすることも多いかもしれませんが、家庭でもしっかりサポートしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」とカミングアウト。
保育園では特に隠してはいなかったので娘のことを知っていて「うんうん」と理解してくれた人、初めまして・・・だけど察してくれた人たちも多く、帰りに少し声をかけてくれた人もおられて嬉しかったです。
「わざとじゃないんだな」「本人も困ることもあるんだな」「〇ちゃんなりに頑張っているんだな」そんな風に暖かく見守ってもらえるといいなぁとしみじみ感じた時間でした。
ここから、女子であるゆえに色々社会性の事件も起こってきそうな予感はひしひし感じます。でも、親としてサポーティブに頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします♪
(cyacya)

ちゃーちゃん日記 (あるASDの女の子のお話)

ASDの子ども二人を育てる母親であり、AS当事者でもある私のこれまでの日々や現在の様子を紹介するコラムです。
脈絡ない話や時系列が昔だったり今だったりで、分かりづらいかもしれません。思い出したままをお伝えしていくので、整理されていませんが、お気軽な気持ちで読んでいただき、良ければ「おもろいな!」「不思議!」と皆様の身近にいるASDの人たちの感じ方や暮らし方を知ることに少しでも繋がればと思っています。
今回のテーマは、「新年度の変化への適応って難しい」です。
息子や娘の就学などの変化もあり、バタバタ忙しい毎日です。
普段と違うパターンや新しいルーティンに慣れていくために、新しいスケジュールを検討したり忘れ物せずに持っていく工夫などを考えたりしています。
子どもたちはてんやわんやしながら、毎日楽しく学校に通っています。
自分自身も、年度が替わり、新しい職員への対応や仕事内容の多少の変化など色々あり、先日大いに体調を崩しました。
まさかインフルエンザ? それともコロナ? と思い受診してあれこれ検査をしていただいたところ、「ただの風邪」+「季節の変わり目での疲れ」と診断でした。
そういえば、毎年この時期体調を崩しがち。
4月一発目に体調を崩すというよりも、スタートして少し経ったゴールデンウィーク前後が鬼門といか、ちょっと気が緩むんでしょうかね。
スタートダッシュで気が張っていた分、どっと疲れが出たようです。
それにしても、例年よりもちょっとしんどさがきついなぁと思い、これまた分析魔の私は例年と今年の違いをあれこれ考えてみました。
「アレルギー性鼻炎(花粉症)に加え、昨年後半に副鼻腔炎にもなって鼻が弱っていたところに、今年は黄砂もひどくて、目にも来ている感じがする」
「気温の変化や湿度の上下が大きく、気管支系をはじめ、身体のバランスが崩れている」
「仕事のレポートなどに追われ、睡眠がいつもよりちょっと少なかった」
「不規則な時間に食事をすることが少し続いた」
「そういえば生理不順にもなっていたな」などなど考えれば考えるだけあれこれ理由が見えてきて、「あ、こりゃ身体が休めサイン出していてもおかしくないわ」という結論に至りました。
元々疲れやしんどさをあまり自覚せず、いきなりバタンキューとなるタイプなASの私。
自分の体調不良にはどうしても気づきづらいんですよね。
そんな私が今回「あ、やばいかも」と思えるようになったのは、わが子たちの体調チェックをまめにしているからなんだろうなぁと思います。わが子が二人ともASDな分、自分から「しんどい」「疲れた」と言わないので、「鼻は詰まっていないか」「喉は痛くないか」「腹痛や便意はどうか」「爪の色はどうか」などなど見ていくとき、「あ。私が一番体調悪いやん」と気づけるんです(笑)
毎回「人の振り見て我が振り直せ」といおうか「情けは人の為ならず」といおうか。
おかげで早めに自分自身の体調不良に気づけたので、わが子様様であります。
この年になってもまだまだ新しい「自分マニュアル」が見つかります。奥深いことですね。
(ちゃーちゃん)

 ぐんぐん だより 

ぐんぐんぴっぴ (就学前)  

満開の桜が散り、新芽がひょっこり顔をのぞかせています。
来年もきっときれいな桜を咲かせてくれることでしょう。今から楽しみです。
2023年度の療育がスタートしました。お部屋の中の模様替えをし、大きな扉の取っ払い、以前よりも見通しのよい療育室となりました。
先生たちもぐんぐんキッズから一人、赤磐ぐんぐんより二人迎えて、新しい先生がいっぱいです。
子どもたちもこの4月より利用開始されたお子さんがたくさんおられます。
色々と新しいこといっぱいのぐんぐんぴっぴです。
2023年度のぐんぐんぴっぴでの療育で大切にしたいかをスタッフ間で話し合い、
・利用してくださる親子が楽しく安心して通える療育の場にできるように
・お子さんの可愛いところや成長を保護者の方と一緒に共感したり喜び合えるように
・保護者とのコミュニケーションを大切にし、お子さんにとってベストな関わりや有効な支援について一緒に考えられるように
といった点を特に大切にしていきたいということになりました。
目標としたことが達成できるようにスタッフ一同、努力していきたいと思います。
ぐんぐんぴっぴへの療育に初めて通ってくるお子さんたちの中には、初めての場所に初めての先生に緊張してお父さんやお母さんに側にぴったりとくっついてなかなかお家のように元気な姿を発揮できないといった感じのお子さんもいらっしゃいます。
子ども目線で考えたら、目の前でニコニコ笑っている先生がいったいどんな人なのか、安心して関わって大丈夫なのか知らないわけですから、より一層用心深くなってしまいますよね。
まずは私たちスタッフが『お子さんにとって安心できる存在になる』ということを目標に、お子さんの側でお子さんの興味がありそうな遊びをしてみます。お子さんが私たちの関わりを安心して受け入れてくれるまではちょっとの間、我慢・・・・。先生のしている遊びを見ながらお子さんから笑みがこぼれたり、笑い声が上がったら遊びに誘ってみます。ゆっくりゆっくりお子さんの安心できる存在になれるよう心がけながら療育をしていきます。
ぐんぐんぴっぴの療育では人との関わりを通して、コミュニケーションや社会性(人と関わる力)の土台を作ることを支援の柱にしています。
コミュニケーションも社会性(人と関わる力)も育むには、安心で信頼できる関係性(相手)が最も大切だと思います。
安心で信頼できる関係性があるからこそ、この先生なら伝えたら叶えてくれる、困ったら絶対助けてくれる、この先生と遊ぶと楽しいといったように、お子さんの「伝えたい」「関わりたい」といった意欲が芽生えていくのではないでしょうか。
お子さんのコミュニケーションや社会性の芽に優しくお水と栄養をあげ、きれいな花が咲くように丁寧な支援をしていきたいなと思います。
療育の回数が増えるごとにお子さんの緊張が和らぎ、療育室から楽しい笑い声が響くようにようになってきました。
ぐんぐんぴっぴがお子さんにとって少しずつ安心できる場になってきているのかなと嬉しく思います。これからどんな楽しい遊びを一緒に楽しめるかなとワクワクしています。
2023年度もぐんぐんぴっぴをどうぞよろしくお願いします。
(ぐんぐんぴっぴ スタッフ:M)

赤磐ぐんぐん (就学前)

4月になり、2023年度がスタートしました。
いつも年度替わりはバタバタ気忙しく、そして最高に楽しくてワクワクします。
今年はぐんぐんぴっぴから12名が異動し、年中14名・年長さん27名の計41名でのスタートです。
継続のお子さんたちも新しい曜日や時間帯に変わり、ドキドキしていたのではと思います。
だからこそ、「いつもと同じ」部屋の使い方・「いつもと同じ」スケジュールやワークシステム・「いつもと同じ」自分専用のコミュニケーショングッズがあることで、ドキドキしながらもいつも通り過ごせる姿がありました。こういう変化の場面でこそ、視覚的支援の強さを感じる松田です。
新しいメンバーになったため、今年度最初の保護者座談会は
「自己紹介&わが子紹介」をお話する時間を作りました。
「うちの子ってこういう性格なんです」
「ちょっと誤解されがちなところがあってー」
「こういうのにハマっていて、こんな話をしてくれます」
「遊び場面でもし、こういう風に関わってきたことがあったら…」などなど、色々具体的なエピソードを交えながら話すことができて、笑いや頷きがいっぱいある時間となりました。
参加者からの感想の一部を紹介します。
座談会は、保護者の方とお話するのが初めてで、貴重な機会でした。お子さんの性格や好きなことなどお話を聞く中で、同じ特性をもつお子さんのご家庭を垣間見ることができました。
また自分の子どもの話をすることで、我が子の我が子らしさを再確認するとともに、自分を解放するような機会にもなったと思います。友人や園のママ友と子どもの話をする機会は多くありますが、それとは違った、大切な機会であると思いました。ありがとうございました。
初めての座談会の参加でした。他の方の話を聞くことがあまりないので参考になりましたし、納得や共感する部分がたくさんありました。今日のような座談会を定期的に開いていただけたら情報交換しやすいと感じました。貴重な話が聞けました。
お互いの子どもの特性を知る機会があることで、こちらもどう関わったらいいのか分かるし、知ってもらえることで少し気が楽になりました。子どもに、「〇〇くん〇〇が好きなんだって!」と話すと「え!〇〇と一緒じゃー!!」と同じものが好きなことを知り喜んでいました。
今年度は定期利用になるので、毎週会うお友達と少しずつ関わっていけたらいいなと思います。
とても楽しい時間を過ごせました。そして悩んでることも「あー、一緒だ!分かる、分かる!」と共感できることが多々でした。やっぱり保育園のママ達とは、相談できないことや言えないことも、ここではぶっちゃけれるのでありがたい場所です。そして松田先生の話はいつも面白い!また次回の座談会も楽しみにしてます。ありがとうございました!
同室のお子さんが、どんな子で、長所や短所などよく知れたので、我が家と似ているところもあったり共感もできたり、新発見もあったりと、少し他の親御さんとの距離も縮まったように思います。
悩んでいるのもうちだけではないんだなぁ・・・.頑張っているんだなぁ・・・.と少し安心だったり、うちも頑張っていこう!といった前向きな気持ちにもなれました。
座談会に出席させてもらい、改めて父親の立場について考えることができました。仕事をしつつ合間に育児をするスタイルは変わらないですが、その上で決して受身にならない、積極的な育児をしていきたいと思います。
他の療育ではこういう座談会はなかったし、他の保護者の方とも話をする機会もなかったのでとても新鮮でした。
その子その子で個性も違うから悩む内容や気になるところも違っていたり、松田先生のお子さんも一緒だからこそ、実体験や共感もあり、こういうこにはどうしたら良いかも考えて行動できたりもできるのかなと思いました。こういう場で色々話を聞けて共感できたり一人で抱え込まなくていい気持ちにもなりました。これからも前向きな考えで一緒にぐんぐんへ行って学んでいこうと思います。ありがとうございました!
「自閉症である」ということが前提で話をできるので、「こんなこと話しても大丈夫かな」と気にやむことなく何でも話せる環境はとてもありがたいと思いました。松田先生のお話が印象に残っていてなんだかとても共感してしまいました。ありがとうございました。
我が子の性格や好きなこと等を改めて親自身が考えてみて、前とこういう風に変わったな、相変わらず〇〇が好きだな、と気付くきっかけになりました。また、松田先生や同室のお子様のお母さんのお話やエピソードを聞ける貴重な時間で、いつも勉強になります♪
今回はお母さんたちだけでなく、お父さんの参加もあり、父親視点ならではの家族への思いなども語っていただくことができ、「なるほど」「そっか」とお互いに感じ合うこともできました。
毎回保護者座談会を企画して思うのは、ご家族同士の繋がりってすごく素敵だなということ。
支援させていただくスタッフたちも一生懸命ご家族に説明したり一緒に考えたりしていますが、やはり同じ立場であるご家族同士だからこそ、分かり合えたり話せたりすることも多いなぁと思うんです。
今年度も定期的に企画していきたいなぁと思います(今回参加できなかった方も、次回是非ご参加くださいね)。
また、今年度の赤磐ぐんぐんの療育の方針を、今年も4月最初のミーティングで話し合いました。
・親子が楽しい・通いたいと感じられるような「ハートフル療育」をしていきたい
・ASDのお子さん本人やご家族をリスペクトした支援の実施していきたい
・根拠ある支援を実施できるよう、スタッフ皆で刺激しあいながら支援の均一化を目指したい
・スタッフ全員が、ポジティブに元気に働ける環境を皆で作りたい
・チームワーク良く気持ち良く働くための「報告・連絡・相談」の実施していきたい
今回、話をしていて面白いなぁと思ったのは「何のために」という視点がスタッフ皆から積極的に出てきたことです。
たとえば「報告・連絡・相談の実施」の話では、「社会人として働くなら、そうするものだから」ではなく、「チームとして皆で一緒に考え合いながら支援に向かいたい。そのためには、具体的な情報がないと難しい。だからこそ、自分から積極的に報告したり相談したりすることを皆で意識し合えるよう目標にしたい」など、「チーム」として考えてそれぞれが能動的に動ける組織になってきたんだなと驚きと喜びも感じたりしています。
そして、この「チーム」をスタッフたちだけで作るのではなく、お子さん自身を支える「チーム」として、ご家族や園や学校など支え合いの輪を広げ手をつなぎ合いながら取り組むような、そんな療育をしていきたいなと思います。
今年度も、どうぞよろしくお願いします。
(赤磐ぐんぐんスタッフ:松田)

ぐんぐんキッズ (小1〜) 

春は急ぎ足でやってきます。そしていつの間にか去ってしまいます。
季節の移ろいは、私たちの考える範疇ではなく、神様の領域なのでしょう。
どんどん季節は移っていきます。
私がぐんぐんキッズの児童発達支援管理責任者(児発管)となって一か月。なんとかかんとか、必死でやっております。
齢70歳を超えて、まさかこんなに頭を使う仕事に就くなどとは思いもよらないことでした。
でも、頑張りたいと思います。
ぐんぐんキッズは、放課後等デイサービスという事業で、放課後の時間に小学生以上の子どもたちが通ってくる場所です。
赤磐市には、何か所も放課後等デイサービスがあります。私たちの事業所以外は、大抵学校までお迎えに来てくれて、終わればちゃんと家まで送ってくれます。
そういう中で、私たちの事業所は、送迎サービスはしません。それは毎回、保護者の方とスタッフが相対してお話をしたいからです。今日のお子さんの様子や私どもの対応を、しっかりお伝えしたいからです。
また、お母さんのご家庭での取り組みへの相談も短い時間ですが、対応させていただいております。
送迎がないということで利用を断念される方もありますが、そんな中、頑張ってきてくださる保護者の方は、とても熱心な保護者さんたちです。ご家庭でも頑張ってさまざまに取り組んでくださる方も多くいらっしゃいますのでそんな皆さんのために、勉強の機会を提供することになりました。
実は今年から香川大学を定年で退官された武蔵博文先生が、キッズの保護者さんがお子さんを待たれている時間を使って勉強会や相談会をしてくださることになりました。
待ち時間の内の約一時間、テーマを決めての連続の勉強会になります。ぐんぐんキッズのすぐ隣の体育館を使っての学びの時間です。
先生がお忙しい時期には、こういう勉強会はできなくなると思います。今は大丈夫。
皆さん、今のうちにできるだけ参加してくださいね。
さて、私がキッズの児発管になって取り組んだことの一つは療育室の構造化です。
狭かったPLAYルームを広くしたこと、前にはドアで仕切っていたところもドアを外して行き来をしやすくしました。
療育室のわかりやすさやすっきり見やすくしたこと、入り口の靴を脱ぐところを視覚的に表示したりしました。
いろいろ工夫することが楽しくて、子供たちが変わったことへの抵抗があるかと思ったけれど、そうでもなくて、「すごい、広くなっ
たなー」とか、「これって桃のマークかなー」とか反応が面白くて、うれしくなります。
    
スタッフの内でぐんぐんぴっぴから来たK先生や、ほかの事業所の様子も知っている私が次々アイデアを出して構造化を進めています。
来るたびに片付く部屋の様子を見ながら、私思うのです。そもそも構造化は、より分かりやすくすることだと思うので、すっきり片付いてきたり、わかりやすくなったりすることだから、本人たちにとっては、変化を受け入れやすいのだと思います。
よく言う「自閉症児は変化を嫌う」というのは、違うと思うのです。
きれいになったり、使いやすくなったりすることが、頭の整理につながるように、必要な支援だと思うのです。整理整頓をしていこうというのも、一種の構造化ですね。
私の家の構造化、いろいろ取り組む食器のスペースやカトラリーの整理など、よく言われる断捨離もその一つ。片づけや、物が少なくなることで、より分かりやすく使いやすくなるように思うのです。
子どもも一緒です。
みなさんのおうちは片付いているでしょうか? 物の位置は、いつも決まっていますか?
物の位置さえ決まっていれば、元の場所に戻すだけでいいので、片づけやすくなると思います。
我が家では夫が食洗器から食器を取り出し片づけてくれるようになりました。ありがたいなーとほめて育てているところ。大人も子供もほめて育てるは、大切ですね。
なんでもごほうびがあるとがんばれるということです。 私の誉め言葉がわが夫には強化子として働いているようで、ご機嫌でお手伝いが出来ています。
写真は今のぐんぐんキッズの部屋の様子です。
   
前がどんなだったか知らない方にはわからないと思いますが、ずいぶんすっきりしたんですよ。
色々変わっていくぐんぐんキッズに、皆さんどうぞ乞うご期待でございます。
(ぐんぐんキッズ :鳥羽)

グループホーム寄付のお礼とお願い

みなさま方から温かいご支援をいただき、「ほっぷ1」と「すてっぷ1」で、みんな楽しそうに暮らしています。
ご支援、本当にありがとうございます。

  【グループホームへご寄付をいただいた皆様】(R5.3.25-R5.4.25)

〇 I 様(赤磐市)
○ K 様(自閉症啓発デー 街頭寄付)
これからもよろしくお願いいたします。
寄付金 受付口座  中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
              岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽 美智代

グループホーム助成 お礼

岡山県共同募金会様より、令和4年度 「NHK歳末たすけあい」の配分として、グループホーム スプリング カムカムへ、洗濯機の更新のための助成金をいただきました。
「ほっぷ 1」に設置している洗濯機 2台、平成28年の開所より、よく働いてくれました。
「ステップ 1」はバス・トイレ付きのワンルーム形式のため、各部屋に自分の冷蔵庫や洗濯機を持ち込んでいます。一方で「ほっぷ 1」の方は、初めて経験する一人での暮らしのため、風呂やトイレは共同で、洗濯機も共用で使っています。
ここでしっかり掃除や洗濯のスキルを世話人や生活支援員の方から学んで、将来の一人ぐらしを目指すわけです。・・・・ということで、「ほっぷ 1」の洗濯機2台、利用者の方が帰宅してから就寝までの間、交替で休む間もなくフル回転で働いてくれました。
開所してから7年間、さすがに2台とも息切れが感じられます。大切に使われてきたとはいえ、時折あえぎ声も聞こえるようになってきました。
そこで、昨年度共同募金へ申請していたところ、購入費用の一部を助成いただけることになりました。
ありがとうございます。大切に使わさせていただきます。

水泳教室助成 お礼

育てる会ができてから、ず〜〜と続けている水泳教室、5月で257回目を数えます。
コロナ禍で緊急事態宣言が発令された際には中止となったこともありますが、ようやく予定通り開催できるようになってきました。
この水泳教室、民間のOSKプールを育てる会会員の貸切で行っているため、他の行事に比べどうしても経費がかさみ、1回あたり3万円ほどかかっています。
育てる会の行事は原則参加者の負担で行っているため(令和5年度のOHAの会が中止となったのもそのためです)、現在の参加者数ではかなり厳しいのが現状です。
そこで、実情をお話して、毎年「公益法人 梶谷福祉基金」様と、「岡山県障害児(者)社会参加促進事業」より助成をいただき運営できています。
令和4年度も助成をいただくことができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

サッカー&ドッジ スポーツクラブ助成 お礼

このたび、「公益財団法人 マルセンスポーツ・文化振興財団」様より、スポーツクラブへの助成をいただけることになりました。
現在は岡山大学児童文化部さんの協力をいただき、岡山大学の体育館をお借りして活動しているのですが、いただいた助成金で室内用サッカーゴール(移動運搬できるもの)などを購入したいと選定中です。
参加している子どもたちの歓声がより大きくなるよう、大切に使いたいと思っています。
ありがとうございました。

赤磐市委託事業 報告とお礼

令和4年に赤磐市との共同主催で開催していました、村松陽子先生の「発達障害支援夜間連続講座 〜今、支援者の方に伝えておきたいこと〜」全10回が無事終了しました。
赤磐市に委託事業実施報告書を提出し、委託料をいただくことができました。
引き続き、令和5年度も坂井聡先生プロデュースによる連続講座が始まります。この講座により、赤磐市での発達障害・自閉症への理解が、教育・医療・行政関係の先生方に広がっていくことを願っています。
今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。

岡山県・赤磐市 支援金交付受領の報告

公共料金をはじめとして、値上げの波が押し寄せています。家計にとっても苦しいのですが、育てる会が運営している福祉施設にも、もろに、それこそ頭からズブ濡れという印象です。
一般の事業であれば、インフレには自社製品の値上げという手段も残されているのですが(値上げされるから、インフレが加速するのですが・・・・)、単価が国によって決められている福祉業界はその手段がありません。
コロナ禍の際には、国による「処遇改善特例給付金」もあったのですが・・・・辛いですね。
困っていたところ、今回は地方自治体より「岡山県医療・福祉施設等物価高騰対策支援金」と「赤磐市医療・福祉サービス事業所等原油価格等高騰対策支援金」をいただくことができました。
ありがたく受領いたしました。感謝をこめて皆様にも報告させていただきます。

以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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